スマホを操作していると勝手に電源が落ちて再起動がかかった経験、誰しもあるでしょう。急いでいる時や文章を作っていた時になるとイラッとしますよね。そもそもスマホの電源が勝手に落ちる・再起動するのは不具合なのか?対処法はあるのか?を見ていきましょう。
スマホを操作していると電源が勝手に落ちるのには、非常にイライラさせられますよね。少し待つと再起動はしてきますが、その数分間がとても長く感じられるものです。
スマホの電源が勝手に落ちる・再起動してしまう現象にはいくつか原因があり、一概にスマホの不具合が原因とは言えません。ユーザ側で取れる対処法もいくつかありますので、原因とそれに対する対処法について見ていきましょう。
まず、スマホの電源が勝手に落ちる・再起動する原因の一つとして挙げられるのが「スマホ内に熱がこもって危険な状態になっている」ことです。スマホが負荷に耐えられず電源が落ちるのです。
そもそもスマホには、PCのように中の熱を逃がすための換気ファンがありません。しかもスマホ本体をできるだけ小さく薄くするために、様々な部品が触れ合うようにぎっしり詰まっていますので、どうしてもスマホの中に熱がこもってしまいがちです。
そのためにスマホ自体が身の危険を感じると、メモリやCPUを守るために自動的に電源を落とし再起動する機能が備わっていることもあります。
スマホで動画を長時間撮影することも、スマホ内に熱がこもり勝手に電源が落ちる・再起動する原因になります。
InstagramやTik Tokに投稿するレベルの短時間撮影なら問題ありませんが、ビデオカメラ代わりとしてしっかり録画したり、ドライブレコーダー代わりに車につけてドライブを楽しむなどしていると、スマホに非常に大きな負担がかかり続けます。
スマホで長めの動画を撮影するのがNGと言うわけではありませんが、撮影後はスマホを自然冷却して休ませたり、ある程度時間を区切って小分けに録画するなど、熱くならない対処法を取るようにしましょう。
スマホ内に熱がこもる原因でもう一つしてしまいがちなのが、充電しながらスマホを操作すること。家に帰ってきて、充電しながらゆっくりスマホを見たくなったりすることもあるでしょう。
しかし、これは充電と放電を常に繰り返す状態になり、バッテリーに大きな負担がかかるため結果としてスマホが熱をもってしまいます。バッテリーの寿命を縮めたりスマホに不具合をもたらす大きな原因にもなりますので、可能な限り控えましょう。
スマホを操作するときは操作だけして、充電するときは触らないようにするのが、スマホの寿命を延ばすことにもなりますし、熱くなり思わぬ再起動が起きるのを防ぐための対処法にもなります。
スマホの電波の入りが良くないところでは、電波を捕まえて何とか通信しようとスマホが頑張ってしまうため熱くなりがちです。バッテリーの消費量も多くなりますが不具合ではありません。特に位置情報を常にONにしていると、スマホが頻繁に勝手に通信を行うためその傾向が高くなります。スマホの位置情報は必要な時だけONにするのがよいでしょう。
スマホの電波が悪いのは不具合ではなく、ユーザ側で何とかなるものでもないのである程度は仕方ないですが、せめて不要な通信は減らすのが対処法と言えるでしょう。
スマホの電源が勝手に落ちる・再起動する原因の2つ目が「アプリを立ち上げすぎている」ことです。これもスマホにとって好ましい状態ではありません。
スマホでアプリを立ち上げすぎていると、当たり前ですがメモリやCPUに負担がかかります。スマホの操作自体が遅くなりますし、メモリ不足やCPUの処理能力を超えるなどして電源が落ちる・再起動することにつながります。元々の不具合ではなく、いわば自分から不具合な現象を呼び寄せているようなものです。
アプリを立ち上げて使用した後、ホームボタンなどを押してアプリを終了させたつもりになっていないでしょうか?ホームボタンは単にホーム画面に切り替えるだけなので、それまで起動させていた各アプリは起動したままになっています。放置するとどんどんメモリやCPUに負担をかけます。
これを防ぐには、こまめにアプリを終了させてメモリの使用量を減らしましょう。
スマホの機種によって方法は異なりますが、Androidスマホであればホームボタンの横にアプリ履歴ボタンがあったり、ホームボタン長押しなどで現在起動しているアプリの一覧を確認できます。
ここで、もう使わないアプリを1つずつ「×」で終了させることもできますし「全て終了」ボタンで全アプリを終了させることもできます。これでメモリがある程度クリアされますので、スマホが安定し勝手に電源が落ちる・再起動するのも減らせます。
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