「note」と「ブログ」を比較!違い/使い分けなどくわしく解説!
noteとブログにはそれぞれ別々のよい点があります。用途によって使い分ける人もいますが、価格や広告設定、サイドバーなどのデザインを含めると自分にはどちらの方があっているのか気になります。ここではnoteとブログを比較して違いをまとめました。
目次
「note」と「ブログ」の違いを比較〜機能〜
noteはブログよりも更に手っ取り早く、かつ簡単に写真や文章による投稿ができるサービスです。そういった意味ではTwitterやInstagramのようなSNSよりもブログという媒体に近いサービスと言えます。
しかし一方でnoteとブログを一緒くたにしてしまうのはいささか乱暴で価格や広告、デザインの設定やエディタ機能、サイドバーなど様々な要素に違いが見られるため、noteとブログは使い分けが肝心です。
このページではnoteというサービスの概要説明とブログとの比較、アクセスの稼ぎ方の違いなどについてまとめています。
デザイン
まずnoteはデザインの面でもブログとは違いが見られます。デザインの面はライティングを生業にしている人にとってとても重要なものです。
noteではデザインやサイドバーにおいてブログとは決定的な違いが見られます。ブログの方がデザインにおいては優れているとみることもできます。
「note」にはデザイン変更/サイドバー機能がない
ブログとは違いnoteにはデザインの変更設定やサイドバー機能がありません。そのためnoteのどのページを見ても悪く言えば代わり映えのないデザインとなってしまいます。サイドバーに関しても設定変更できないのは同じで、使いづらいと感じる人もいます。
「ブログ」では自分好みのカスタマイズが可能
noteと違い、ブログではサイドバーやブログデザインにおいて自分好みでカスタマイズすることが可能です。自分の好きなページをつくり、かつ個性を出すこともできるためブログの方が機能的と考えることもできるかもしれません。
しかし逆にブログでは、デザインやサイドバーなどにもこだわらなければならないというジレンマが出てきます。こだわれることが必ずしもブログのよい点とは限らないのも事実です。
エディタ機能
noteとブログではサイドバーなどの比較に加えて、エディタ機能にも違いが見られます。エディタ機能とは文字の大きさや装飾、右揃えなど文章をより賑やかに飾り立ててくれる機能です。
ブログの場合、エディタ機能にも一日の長があります。一方でnoteはエディタ機能においてもシンプルです。
「note」でできるのはシンプルな変更のみ
noteのエディタ機能はブログに比べて非常に可能な設定が限られています。シンプルなエディタ機能の変更のみであり、文字の大きさなども1段階しか変えることができません。
「~ができない」という面がサイドバーやエディタ機能など、この時点でnoteには目立つ気もしますがこれらはブログにあるものを求める、ブログで書くという視点に立つかどうかによって評価が変わってくるところと言えます。
「note」と「ブログ」の違いを比較〜アクセス〜
続いての違いはnoteとブログによるアクセスの稼ぎ方の違いについてです。アクセス源はnoteとブログで大きく異なります。
主なアクセス源
書き物をする人にとって、アクセス源の特定は大切です。どんな経緯で自分の記事を読んでくれる人が多いのか、知ることで特化することができます。
「note」のメインはフォロワーからのアクセス
noteのアクセスのうち、メインはフォロワーからのアクセスになります。横の繋がりがある人同士のアクセスが多く、検索から辿り着く人はあまりいません。
「ブログ」は検索からの流入
一方のブログは検索から辿り着く人が多くいます。検索で上位にあがってくるような対策をする必要も出てきます。
「note」と「ブログ」の違いを比較〜収益化〜
次にnoteとブログの収益化に関する違いを見てみます。どんな媒体であれ、継続して物を書く人にとって収益化は大切な課題です。
公開設定
まずは公開設定の違いについてです。noteとブログでは公開設定にも違いが見られ、広告などの収益化にも大きな影響を及ぼしています。
「note」では自由に価格設定ができる
noteの特徴の1つとして、公開する記事に自由な価格設定ができます。1記事1,000円など自分が考えた記事に対する正当だと思う価格を自分でつけられるため、アクセスを稼げる人や自分の実力を試したいと思う人にも向いています。
注意しなければならない点として、noteで有料の記事を売り上げた場合、売上価格の15%をnoteにバックしなければなりません。noteでの記事に対する価格設定のシステムはブログとnoteを使い分ける大きな分岐点となりそうです。
読者に求められる記事を書かなければならないのは同じ
有料記事の販売、定期購読など収入を得る形態こそブログと違えど、読者が求めている記事を書けなければ誰も記事を買ってくれないのもnoteの特徴です。
自分が書きたい記事ではなく、読者が読みたい記事を書かなければ収入が入ってこない点はブログと一緒です。
広告掲載
noteとブログでは価格に平行して広告掲載においても違いが見られます。noteでは広告を自分でつけることはできません。広告収入を得られないため、上記の有料記事を自分で価格設定した上で売り上げることが収入源となります。
逆に記事の中身が本当に面白いと読者に感じさせられれば、noteでは広告による影響やSEOを気にすることがないということでもあります。この点もブログと比較すべき点であり、使い分ける際のポイントになります。
「ブログ」では広告掲載で収益化が可能
一方でブログでは広告掲載による収益化が可能です。ブログでの広告掲載は昔から知られており、スタンダードな収入源となっています。
読者が増えれば広告収入が入るという分かりやすいシステムであるかわりに、noteのように記事に対する価格を自分で設定することはできません。書き物一本で勝負したい人にとってはブログは気にするべき点が他にも多く、厄介に感じる人もいます。
「note」と「ブログ」の違いを比較〜メリット〜
noteとブログの違いを比較してきたところで、次は具体的なメリットについてです。noteとブログには差異がいくつもあり、一見似たように思えるものでも中身は全然違うものであることが分かります。
特徴を知った上でnoteの方が気に入ったという人はnoteを使うのがベストですし、ブログの場合もそれは同じです。中には両方を目的に応じて使い分けるという選択肢もあります。
「note」のメリット
noteとブログのどちらを使うべきか、自分にとってどちらがより合うか悩んでいる人のために、まずはnoteのメリットを羅列していきます。今までの情報をもとに、少しでもnoteについて分かれば用途に合わせることも難しくありません。
無料で簡単に始められる
エディタ機能やサイドバーにおいていじれる箇所の少ないnoteですが、それは裏返してみると手軽に始められることにもなります。
自分でいちいち設定せずともある程度の環境が始めから用意されているため、「書く」という作業への移行はブログよりもスムーズです。
記事の公開に関しても記事を書き、価格を設定して売るというシンプルかつ力強いテーマと言えます。ブログと違い、収益化までの道のりが分かりやすいとも言えます。
有料化の機能が充実している
noteは有料化の機能が充実しており、ブログよりも更に文章に特化しています。有料記事で自分の価値を試したいと思う人にもおすすめですし、まずは無料記事で自分のリスナーをかためてその上で質の高い有料記事を売るという方法も可能です。
SNS機能(スキ/フォロー)がある
noteにはスキやフォローと言った、SNS機能も存在します。検索で入ってくるブログとは違う点であるため、noteのSNS機能を気に入る人にとってはメリットとなります。
「ブログ」のメリット
noteのメリットに引き続き、次はブログのメリットです。ブログの特徴は簡単に言うならば「手間がかかる分、できることも多い」ということです。
noteのようにスパっと全ての物事が運ぶわけではありませんが、その分じっくり時間をかけてディテールにこだわることができるのがブログのメリットです。
カスタマイズ性が高い
文章の装飾、最適なレイアウト、広告設定などブログはnoteに比べてカスタマイズ性が高いです。これはnoteでいくら文章を書いても追いつけない、ブログだけの特権とも言えます。
「もっとここをこうしたい」という明確なビジョンを持っている人にとっては、ブログの方が適していることが多くあります。
サービス会社に依存せずに運営することもできる
知識があればブログはサービス会社に依存せずに、完全に自分の出費や労力のみで運営することも可能です。noteは運営会社がサービス終了した時点で、全ての記事は破棄されてしまいます。
将来的に長く運営していくことを決めたのであれば、ブログの方が外部要因に妨げられる危険性は少なくなります。
「note」と「ブログ」の違いを比較〜デメリット〜
続いてnoteとブログの違いをデメリットの観点から比較しました。使い分けるときにも双方のデメリットを考えることは非常にためになるはずです。
「note」のデメリット
noteを使う上でのデメリットの特徴として「制限がある」ことが見受けられます。noteでできないサービス内容を整理して見ていきます。
広告掲載ができない
noteではまず広告掲載ができません。収入化を計るには有料記事の執筆となるため、記事が売れなければ一銭も稼げないのがデメリットと言えます。
デザインは全ユーザー共通
また、noteのデメリットの中でも気にしておきたいのがデザインについてです。デザインは全ユーザー共通のため、余程自分の記事を読み込んでくれている人や知り合いでない場合、新規で継続的な読者を見つけることが難しいです。
見た目の印象は大きいため、デザインに凝るのが得意な人にとっては特に不利な点と言えます。いじれる箇所が少ない分、こだわれるブログと比べて必然的に不便なことも増えてきます。
サービスが停止すると投稿が消える可能性がある
noteはサービスが停止した場合、これまでの自分の投稿が全て消える可能性が高いです。何らかの方法で自分でバックアップを取っているならまだしも、培ってきた経験や書いてきた記事も役に立たなくなってしまうかもしれません。
「ブログ」のデメリット
次はブログのデメリットについてです。noteと使い分けるときに、ブログは手間がかかることがデメリットの特徴になっています。
こだわらないのであればnoteでよいともいえるため、その場合ブログをつくるメリットが薄くなってしまうのも争点になります。
ブログ作成/カスタマイズに時間がかかる
ブログの大きなデメリットとして土壌を固めるのに時間がかかることがあげられます。既にブロガーとして大成している先駆者が多くおり、既に完成しているその人達に0から始めて追いつくことは至難の業です。
エディタ機能やレイアウト作成などのブログデザインもしっかり勉強する必要があり、肝心の記事作成以外に取られる時間はnoteに比べて膨大です。記事作成以外の作業にも時間を費やしたにも関わらず、読者も着かないというケースはよくあります。
始めはアクセスが少ない
ブログは新規で始めた場合、始めは特にアクセスが少ないです。プロブロガーなどの話はよくネットにもありますが、実際はブログを立ち上げたもののうまく収益化できずに諦めるということがほとんどです。アクセスは大切な指標になります。
「note」と「ブログ」のおすすめの使い分け方
noteとブログをうまく使い分けるにはどうしたらよいか、迷っている人は以下のようなポイントに則って考えてみることをおすすめします。
「note」がおすすめの人
まずnoteがおすすめの人に共通することとして、早さと簡単さを重視していることです。「書いて収益化」という主題をストレートに達成したいという人にとってはブログよりも便利と言えます。
書きたいテーマが明確にある
自分の書きたいテーマが明確にある人はnoteの方が向いています。「自分のこういう記事が読者に求められている」などがあらかじめ分かっている人は、アウトプットもスムーズにいきます。
元々はブログから入って、有料記事だけnoteを使うという使い分け方も有効になってきます。特に元から固定ユーザーが複数いるブロガーであるならなおさらです。
有料販売/有料購読に挑戦したい
noteは有料記事の作成に意欲的に取り組みたい人にも向いています。ブログにはnoteのような機能がないため、記事の有料販売に特にメリットを感じている人にとってはよいマーケットとなります。
「ブログ」がおすすめの人
続いては使い分ける上でブログの方がおすすめだと思われる人です。概してものを書く、ブログを運営していくことに注力できる人と言えます。
デザインにこだわりたい
ブログはデザインにこだわりたい人にはうってつけのコンテンツと言えます。ブログを訪れる人は必ずしも長い文章を読みたいと思ってきているわけではありません。初めて訪れる読者であればなおのことです。
ぱっと見てかわいいデザイン、読みやすいレイアウト、分かりやすい文章表現の強調などは読者の目を引きます。
長く運営を続けていきたい
ブログはnoteに比べて、長く運営を続けていきたいと思う人により向いています。過去のアーカイブが膨大であったり、記事を楽しみにしてくれる読者数が多い場合はブログの方が安定した広告収入を得ることができるケースもよくあります。