【iPhone】特定アプリのモバイル通信(オン/オフ)設定方法！

iPhoneのモバイルデータ通信のオン／オフの設定方法を説明する前に、まずはモバイルデータ通信について説明をしていきます。

モバイルデータ通信とは、キャリア（携帯電話会社）のネットワークを使用したデータ通信です。例えば、契約しているキャリアがdocomoの方の場合は、docomo回線を使用したデータ通信がモバイルデータ通信です。

通信量３GBが付いているプランを契約している場合は、モバイルデータ通信での通信量が３GBまで使えるということになります。

モバイルデータ通信はいつでも使用されるわけではありません。カフェや自宅などでWi-Fiと接続している場合には、Wi-Fi通信が使用されます。一方、外出時にWi-Fiスポットとつながっていないときにはモバイル通信が使用されます。

プラン毎に決まっている通信量は、モバイルデータ通信での通信量です。プランにもよりますが、契約しているプランについている通信量を超過すると、モバイルデータ通信に速度制限がかかったり、月額料金が上がったりといったことが起こります。

一方で、Wi-Fi通信はキャリアから提供されるものではないため、キャリアと契約しているプランによる上限はありません。ですから、できるだけWi-Fi通信を使った方がオトクということになります。

ただし、モバイルWi-Fiルータなど、通信量に上限があるWi-Fiと接続する場合は必ずしもWi-Fi通信の方がオトクにはならないのでご注意ください。

アプリ毎の通信量は、iPhoneの設定メニューからモバイル通信の項目を選択することで確認できます。詳しい操作方法は、画像を使って次章で説明します。

次に、iPhoneの特定のアプリについてモバイルデータ通信のオン／オフの設定方法を詳しく説明します。

まず、iPhoneのホーム画面から「設定」を開きましょう。

少しスクロールして「モバイル通信」をタップして開きます。

インストールしているアプリの一覧が表示されます。右側のバーが緑色だと、モバイルデータ通信がオンに設定されている状態です。

バーをタップするとモバイルデータ通信のオン（緑色）／オフ（白色）を切り替えることができます。オフにするとバーが白色に切り替わります。

アプリの名前の下に表示されている数字（○○GB,○○MB)がそのアプリで使用した通信量です。この数字を参考にオン（緑色）／オフ（白色）を設定しましょう。

アプリの一覧は、通信量が多い順に並んでいます。通信量が多いアプリのほうが、モバイルデータ通信をオフに設定したときの効果が大きいので、上から順にモバイルデータ通信をオフにできないか考えていくのが効率的です。

アプリの一覧画面で表示される通信量は、前回リセットしたタイミング以降の通信量の合計量です。統計情報のリセットを行うことで、今までカウントしていた通信量をリセットし、計測を再スタートさせることができます。

アプリ一覧表示をスクロールしていくと、一番下に「統計情報をリセット」がありますので、これをタップします。

確認画面がでますので、もう一度タップすると統計情報のリセットを行うことができます。例えば、キャリアのデータ締め日に統計情報のリセットを行うことで、「今月の通信量をひっ迫させているアプリ」を見つけることができます。

毎週統計情報のリセットを行い、今週の自分のデータ通信量をチェックしてみるのも面白いです。統計情報のリセットを上手に使うことで、自分が使っている通信量の傾向を掴むことができます。

iPhoneでは、モバイル通信をオン／オフするだけでなく、アプリが特定の動作をする際のモバイル通信を制限することもできます。

iPhoneにプリセットされている、「ミュージック」のモバイル通信を制限する場合を例に具体的に説明します。

ホーム画面から「設定」を開き、モバイル通信を制限したいアプリを選択します。

ミュージックの「モバイルデータ通信」を開きます。

「ストリーミング再生」と、「ダウンロード」の動作について、それぞれ、モバイル通信のオン／オフを切り替えることができます。両方とも通信をオフにしても、端末内のミュージックは再生できます。

apple社製以外のアプリでは、アプリの設定画面からオン／オフを切り替えることができるものもあります。「アマゾンプライムビデオ」のモバイル通信を制限する方法について説明します。

アマゾンプライムビデオのアプリを開いて、「設定」を開いたら、「ストリーミング再生・ダウンロード」を開きます。

モバイル通信でストリーミング再生をしたくない場合は①を、ビデオのダウンロードをしたくない場合は②をタップします。

ストリーミング通信する際やアプリのデータのダウンロードする際のように、通信量が大きくなる動作の際にはモバイル通信を使用しないことで、モバイルデータ通信の通信量を大きく節約することができます。

モバイル通信をオフにすると、設定した動作をする際にはWi-Fi接続が必要になりますので、ご注意ください。

この機能は、すべてのアプリに実装されているわけではありません。apple以外が提供しているアプリの中には、切り替えができないアプリもありますのでご注意ください。

気が付かないうちに、iPhoneがモバイルデータ通信をしていることがあります。このモバイルデータ通信を制限することで、更に通信量を節約することができますので、方法を２つ説明していきます。

アプリのバックグラウンド更新を制限することで、通信量を節約することができます。ここでは、「マップ」のバックグラウンド更新を制限する方法について説明します。

ホーム画面から「設定」を開き、下にスクロールします。アプリの一覧が表示されますので、「マップ」を選択して開きます。

「Appのバックグラウンド更新」の右側のバーが緑色だとバックグラウンド更新が「オン」、白色だと「オフ」に設定されている状態です。このバーをタップすることで、バックグラウンド更新のオン／オフを切り替えることができます。

緑色（オン）の状態でタップするとバーが白色に切り替わり、バックグラウンド更新を「オフ」に設定できます。

バックグラウンド更新とは、画面に表示されていないアプリが、アプリのデータを最新の情報に更新するために裏側でデータ通信していることを指します。

バックグラウンド更新をオフにすると、アプリが表示されていない際にはデータの更新がされず、古いデータを最新の情報として扱います。ですので、アプリを表示させたときにデータの整合性が取れなくなることがあります。

例えば、地図アプリを表示させたとき、過去の位置を現在位置として表示してしまうようなことが生じます。ただ、時間が経てばアプリ内の現在位置も実際の現在位置に更新されますのでご安心ください。

iPhoneは、アプリがアップデートされると自動でその情報を取得し、アップデートします。便利な機能である反面、知らないところでモバイルデータ通信がされてしまうことにもつながりますので、自動アップデートをオフにして通信量を節約しましょう。

設定画面から、「iTunes StoreとApp Store」を開きます。

自動ダウンロードのバーが緑色になっている場合は、自動ダウンロードがオンに設定されていますので、タップしてオフ（白色）にしましょう。

自動ダウンロードをオフに設定した場合、手動で更新しないとアプリがアップデートされません。古いバージョンだと動かないアプリもありますので、Wi-Fiに接続したときに手動でアップデートするようにしましょう。