2020年06月09日更新
マスクをつけたまま「Face ID」でロック解除する方法!
新型コロナウイルスの流行により、常にマスクをつける日々ですが、そうすると困るのがiPhoneの顔認証システムFace IDが効かないこと。この記事では、マスクをつけたままFace IDが有効になり、顔認証をクリアできる方法を解説します。
目次
「Face ID」とは
新型コロナウイルスの流行により、常にマスクをつける日々ですが、そうすると困るのがiPhoneの顔認証システムFace IDが効かないこと。この記事では、マスクをつけたままFace IDが有効になり、顔認証をクリアできる方法を解説します。
iPhoneにある機能の一つ
Face IDとはiPhoneで使える顔認証システムのこと。従来のようにわざわざパスコードや解除パターンを入力するために画面に触れる必要がなく、iPhone画面に顔を向けるだけで認証が可能な便利な機能です。
ロック解除や認証が可能
Face IDでは、端末のロック解除のほか、Apple Payやクレジットカードで購入する時の認証や、Face IDに対応したアプリへのサインインなども可能です。パスワードと違って他人が推測するのは困難で、複製も難しいため、セキュリティの高いシステムと言えます。
基本的に顔は覆わない
Face IDでは、基本的に顔を覆った状態では使用が出来ません。ロック解除する時に、顔のパーツである口や鼻がマスクなどで覆われていると、Face IDは認証が出来ないため、一旦マスクを外して認証をし直さなければなりません。
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除するメリット
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除するメリットはいくつありますが、一番大きいメリットは衛生面です。詳しく下で解説します。
つけたままロック解除するメリット
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除するメリットは以下の通りです。
感染症対策になる
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除すると、感染症対策になります。新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症の流行時に、外出先であってもマスクを常時着用した状態でロック解除が可能になります。
花粉症対策になる
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除すると、花粉症対策にもなります。アレルギー疾患がある方が花粉症の時期でもマスクを外さずにロック解除が可能になります。
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除する方法~登録~
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除する方法について解説します。
マスクをつけたまま登録する方法
Face IDにマスクをつけたままで顔を登録する方法は以下の通りです。
「Face IDとパスコード」を選択
設定から「Face IDとパスコード」を選択します。ホーム画面の「設定」から選択するとパスコード入力を要求されますので、その場合はパスコードを入力して進んで下さい。
「もう一つの容姿をセットアップ」を選択
「もう一つの容姿をセットアップ」をタップします。既に登録している場合は一度Face IDをリセットし、マスクを付けない状態で顔を登録してからタップします。
半分に折ったマスクを顔に当てて登録
半分に折ったマスクを顔に当てて登録します。
登録/ロック解除する時のコツ
登録/ロック解除する時のコツですが、まず耳ひもは重ねて耳にかけた状態で登録します。また、「顔の認証が妨げられています」と表示されてしまう場合には、マスクを顔の中心からOKになるまで少しずつ離します。
マスクにしわを作らない
マスクにしわを作らないのも登録のコツです。なるべくマスクにしわが寄らないように顔に近づけて登録します。折り目のあるプリーツ型のマスクは認証率が低いため、なるべく避けた方が無難です。
鼻先をマスクの上端で覆う
上部にワイヤーが入ったワイヤー入りのマスクの場合、上の端を鼻先に沿って折ってから覆うと認証率が上がります。
鼻先と唇の半分を覆う
鼻先を隠し過ぎないようになるべく顔半分を覆って登録するのがコツです。また、マスクを固定しにくい場合は裏側からテープで固定して登録するのもおすすめです。
複数回試す
なかなか解除されない場合はマスクで半分覆った状態で複数回試すことで認証率が上がります。
マスクをつけたままロック解除する時の注意点
マスクをつけたままロック解除する時の注意点は以下の通りです。
正規の解除方法ではない
Face IDは、本来は顔を覆わずに解除する必要があります。マスクをつけた顔を登録するのは正規の解除方法ではありません。
マスクをつけたままだと、顔の大部分が登録されないため、セキュリティが大幅に下がってしまうためリスクを理解した上で登録する必要があります。
種類や素材が異なる時は再登録が必要
正規の方法ではないので、マスクの種類を臨機応変に見分けるようには対応していません。ロックの解除時にマスクの種類や素材が登録時と異なる場合は認証されないため、よく使用するマスクで再登録する必要があります。
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除する方法~パスコード~
「Face ID」でマスクをつけたままロック解除する方法のパスコードについて解説します。
パスコードでロック解除する方法
Face IDを使わず、パスコードでロック解除する方法は以下の通りです。
端末をiOS 13.5にアップデート
まず、iPhoneをiOS 13.5にアップデートします。iOS 13.5は新型コロナ対策で普及したマスク着用により使いにくくなったFace IDの仕様が改善され、パスコードの入力までがスムーズになっています。
つけたままロック画面を上へスワイプ
マスクをつけたまま、ロック画面を上へスワイプすることにより、今まで表示されていた認証失敗時の画面表示が省略されており、すぐにパスコードの入力画面が表示されます。
サインイン時にも対応
Face ID対応のアプリで認証してサインインする際にも、瞬時にパスコード入力画面が表示されるよう改善されています。iPhoneをiOS 13.5にアップデートされているか確認するのがおすすめです。
まとめ
この解除方法は正規の方法ではありませんが、この方法を使えばiPhoneのFace IDの度にマスクを下げたり、パスコード画面へ推移させたりといった煩わしさから解放されます。
Face IDに複数の顔を登録している場合は一旦リセットして再登録が必要なので注意が必要です。頻繁に使用する種類のマスクで顔認証を再登録するのがおすすめです。この記事が参考になれば幸いです。