2021年10月11日更新
Joulemeterの使い方！PCの電力消費電力を測定できるソフトを紹介
PCがどのくらいの電力を消費しているのか確認したいときにはJoulemeterを使ってみるといいでしょう。この記事では、JoulemeterをWindows10にダウンロードして、電力測定をするまでの使い方について詳しく解説します。
Joulemeterの使い方
PCがどのくらいの電力を消費しているのか気になるという方も多いことでしょう。今回は、Windows10の消費電力を測定できるJoulemeterというソフトについて解説します。
Joulemeterとは
Joulemeterとはどのようなソフトなのでしょうか。
PCの消費電力をデバイスごとに測定/確認できる
Joulemeterとは、もともとはMicrosoftが公式で配布していたWindows PC用の消費電力測定ソフトです。Joulemeterが登場する以前は、PCの消費電力を確認するためには、USB接続の測定用の機器を利用しなければ確認できませんでした。一方、Joulemeterは特別な機器なしでも消費電力のワット数を簡単に測定できるソフトです。
Windows10でも使用できる？
JoulemeterはMicrosoftからの公式の配布はすでに終了しています。対応OSも公式ではWindows7までとなっています。しかし、Windows10でも問題なく動作するので利用できます。ただし、ストレージの消費電力の計測はHDDしかできません。SSD搭載のPCではSSDの消費電力の計測はできないので注意しましょう。
Joulemeterの使い方
Joulemeterの使い方を具体的に見ていきましょう。Windows10にダウンロードとインストールしてから、電力消費量を測定するまでの手順を順番に解説します。
ダウンロード/インストール手順
まずはJoulemeterをWindows10へダウンロードしてからインストールしましょう。
上記のリンクへアクセスします。
「Download Now」をクリックします。
すると上記の画面が表示されます。赤い枠で囲った「Softpedia Secure Download(US)」をクリックします。次のページへ入ると自動でJoulemeterのダウンロードが始まります。
インストール用ファイルのダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
「Next」をクリックします。
次のページも「Next」をクリックします。
「I Agree」にチェックを入れて「Next」をクリックします。
Joulemeterを利用できるユーザーを設定します。「Everyone」か「Just me」のどちらかにチェックを入れて「Next」をクリックします。
「Next」をクリックするとインストールが始まります。
インストールが完了したら「Close」をクリックします。これでインストールが完了です。
インストール後は、Windows10の「スタート」をクリックして、アプリの一覧からJoulemeterを開きます。
パソコンの消費電力を測定
Joulemeterを開いて、PCの消費電力量を計測してみましょう。まずは初期設定を行います。
「Calibration」のタブを開いて「Select Calibration setup」のプルダウンをクリックし、PCの環境を選択します。環境を選択したら「Power Calibration」をクリックします。しばらく待つと計測が終了して自動で結果を表示する「Power Usage」のタブが開きます。
PCの環境でどれを選べばいいのかわからないときには「Manyual Entry」をクリックします。
「Model type」のプルダウンをクリックします。PCの環境を選択します。アイドル状態、プロセッサーのピーク電力のワット数がわかればその下に数値を入力します。「Save Manual Power Model」をクリックします。
元の画面に戻ったら、「Power Usage」のタブを開きます。すると、PCで消費している電力のワット数が表示されています。
CPU:CPUの消費電力
Monitor：モニタの消費電力
Disk：ハードディスクの消費電力
Base：PCを起動する上で必要な最低限の消費電力
Total:上記の合計
ソフト/アプリケーションの消費電力を測定
次に、PCで起動中のアプリケーションごとの消費電力を測定してみましょう。まずはアプリケーション名を正しく入力するために調べます。タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」をクリックします。
「プロセス」のタブを開き、電力消費量を調べたいアプリケーションの名前を調べます。
Joulemeterに戻り「Power Usage」タブを開きます。タスクマネージャーのプロセスタブに表示されていた名前を「Application Power」に正しく入力して「Start」をクリックします。計測が始まるので終了するまで待ちましょう。
計測結果をCSVで出力しファイルに保存
Joulemeterで計測した消費電力の結果はCSVファイルで保存できます。
測定後に「Power Usage」のタブの「Browse」をクリックします。すると名前を付けて保存の画面になります。ファイル名を付けて「保存」をクリックします。
Joulemeterに戻ったら「Start Saving」をクリックします。するとその時点からの消費電力の変化が数値として記録されます。
計測を終了したら「Stop Saving」をクリックします。すると消費電力の変化がCSVファイルに記録されて保存されます。
表計算ソフトで保存したCSVフィルを開いてみると、計測された消費電力のワット数が記録されています。
