2022年06月01日更新
黒歴史クリーナーでツイートが消えない原因と代わりの一括削除ツールを紹介
Twitterのツイートを一括で削除/全消ししたい場合に便利な黒歴史クリーナーですが、使っても消えないことがあります。Twitterで黒歴史クリーナーを利用してもツイートが消えない/一括削除できない原因と、代わりに利用できるツイート全消しツールを紹介します。
黒歴史クリーナーでツイートが消えない原因
黒歴史クリーナーを使ってTwitterのツイートを一括で削除/全消ししたいと思って実行しても、なぜかツイートが消えない、ということがあります。
黒歴史クリーナーでツイートが消えない原因
黒歴史クリーナーを利用してもツイートが消えない原因としては次のことが考えられます。
タイムラグがある
黒歴史クリーナーでは今までのツイートを全消しすることができるツールとはいえ、ツイートの量が多ければ多いほど削除のリクエストを黒歴史クリーナーからTwitter側に送る必要があるため、どうしても処理に時間がかかります。
自身が手動で削除したいものをツールに任せているとはいえ、黒歴史クリーナーからやっている事が「ツイート」の削除」であることに変わりありません。
黒歴史クリーナーから削除をするという命令を送ってもすぐにTwitter側で反映されるとは限りませんので、それを消えないと判断するのは時期尚早です。
黒歴史クリーナーを利用するからと言ってすべてのツイートを一瞬ですべて消すということができるわけではないため、どうしてもタイムラグが生じるわけです。
黒歴史クリーナーを利用してすぐに確認してツイートが消えないと感じている場合は、まだその処理に時間がかかっているという可能性が高いため、時間を置いてから再度確認してみましょう。
それでも消えない場合はそれ以外にも原因があるため、それに該当するかどうか確認してみましょう。
削除対象は指定できるものと指定できないものがある
黒歴史クリーナーでは、一括削除/全消しの対象からはずす事ができるツイートとできないツイートがあります。
黒歴史クリーナーを実行しても消えないように設定できるのは「ふぁぼられ」他ツイート(いいねを他のユーザーに押されたツイート)もしくは「リプライ」のみです。
つまり、黒歴史クリーナーで消えないように指定をしても、それ以外のツイートは削除されます。日付での削除範囲指定はできるため、それを代用するということはできないわけではありません。
黒歴史クリーナーでは「ふぁぼられ」や」リプライ」以外のツイートは消えないようにすることはできないため、ふぁぼられ・リプライ以外で削除したくないツイートがある場合は、そのツイートの日付を除外して黒歴史クリーナーを実行してください。
一度に削除できるのは3200ツイートまで
なお、黒歴史クリーナーはツイートの全消し/一括削除ができるツールではありますが、一括で削除できるツイート数には3200までという制限があります。
これはTwitterAPI上での制限になるため、黒歴史クリーナーに限らず一括で消えないと文句を言ったところでどうしようもありません。
以前であれば黒歴史クリーナーでも、Twitter公式からツイート履歴データを取得し、それをアップロードすることですべてのツイートを一括削除することはできました。
現在の黒歴史クリーナーにはその機能がないため、一括で削除しようと思っても黒歴史クリーナーでは消えない状態です。
その範囲から外れてしまっているツイートについては黒歴史クリーナー実行では消えないようになっているため、黒歴史クリーナーで3200以上のツイートを削除するのであれば何回かに分けて黒歴史クリーナーを実行してください。
アクセスが集中している
また、黒歴史クリーナーを利用してツイートの削除をしようとしている人が多いと、黒歴史クリーナーのサーバー側に大きな負担がかかります。
黒歴史クリーナーにアクセスが集中している状態だと、黒歴史クリーナーでツイートの全消しを実行しても正常に削除できない/消えないことがあります。
この場合は黒歴史クリーナーで削除を実行してもTwitterのツイート数が3200以下であっても消えない事が多いですので、黒歴史クリーナーのサーバー側が応答できるようになるのを待ちましょう。
どうしても黒歴史クリーナーを利用しても消えない場合は時間を置いてから再度実行しましょう。
何度も連続して削除している
なお、黒歴史クリーナーでの複数回に渡るツイートの一括削除/全消しをしている場合も消えない原因となりえます。
黒歴史クリーナーを複数回利用すること自体は問題ないのですが、黒歴史クリーナーを実行してから時間を置いての利用をしましょう。目安としては14~30日、だいたい半月から1ヶ月といったくらいでしょうか。
次回黒歴史クリーナーを利用できる目安としてはそんな感じですので、黒歴史クリーナーで3200ツイート以上のツイートを削除したい場合は日数を置いて再度実行するようにすれば消えない原因は解消されます。
そもそも黒歴史クリーナーは非公式のサービスツール
黒歴史クリーナーでTwitterのツイートを削除することができるといっても、非公式のツールであることに変わりありません。Twitter公式のツールでない以上、黒歴史クリーナーを利用しても全て完全に消えない場合も当然あります。
黒歴史クリーナーを実行しても消えないツイートは出ると思ってツールを利用するようにし、黒歴史クリーナーで消えないツイートに関しては手動で消すなどしておくほうが無難です。
黒歴史クリーナーに代わるTwitter一括削除ツール
なお、黒歴史クリーナーでは消えない、黒歴史クリーナーは使いづらいなど、黒歴史クリーナー以外の方法を利用したいという人もいるかと思います。
黒歴史クリーナー以外の方法でもTwitterのツイート一括削除ができますので、黒歴史クリーナーの代わりとなる方法もここで紹介します。
なお、黒歴史クリーナーでは以前使えていて、下記に紹介するツールで利用することになるツイートデータはTwitterの「設定」→「アカウント」の「データのアーカイブをダウンロード」から取得できます。
ツイート数によってはかなりの時間を要する可能性があるため、黒歴史クリーナー以外のツールで一括削除したい場合は、早めにアーカイブの取得をして、有効期限内にZipファイルのダウンロードをおこなっておきましょう。
ツイートの一括削除ツール!
黒歴史クリーナーより削除対象を指定できる種類が多いのが「ツイートの一括削除ツール!」です。名前の通りTwitterのツイートの一括削除ができるツールです。
「ツイートの一括削除ツール!」では、削除方法としてWeb上での削除と、ツイートデータ自体の削除とが選択できます。前者は黒歴史クリーナーと同じで、3200以上のツイートは消えないようになっています。
後者はTwitterからツイートデータをダウンロードして、ツールにアップロードし、過去のすべてのツイートを削除することができます。黒歴史クリーナーでは過去に可能だった方法がこのツールでは利用できます。
また、一括削除の対象としては、すべてのツイートの指定ができるほか、
- ツイートの画像の有無での区別
- 指定した文字列を含む/含まないツイートでの区別(リツイートやリプライもここで指定)
- リツイート回数(以上/以下)での区別
- お気に入り(いいね)の回数(以上/以下)での区別
- 日付(~以降/以前)での区別
といった削除対象の指定もできます。条件自体は1つしか選択できないものの、特定のツイートだけを削除し、それ以外のツイートはは消えないようにしたいという場合であれば黒歴史クリーナーより便利な点も多いです。
TweetEraser
TweetEraserは「FREE Eraser」「Standard Eraser」「Premium Eraser」の3つのプランがあります。無料で利用できるのが「FREE Eraser」です。
無料版の場合は削除のための条件指定は3つまでしかできず、ツイートも3200件を超える場合は消えないため、細かく条件指定したい場合は有料版の利用などをおこなってください。
なお、Twitter側からツイートの読み込みをしてくれるため、そこで削除する対象のツイートを選択するという方法を取ることも可能です。
Tweet Deleter
Tweet Deleteも無料で利用する方法と有料で利用する方法があるツールです。こちらの場合、無料版だと1ヶ月で5件までの削除、5回まで無料でキーワード検索ができます。無料で利用するだけだと黒歴史クリーナーのほうが削除できます。
そんなTweetDeleterでは無料版で一括削除できる範囲がかなり狭く消えないツイートのほうが多いため、黒歴史クリーナーの代わりに利用するのであれば有料版の選択になるでしょう。
TweetDeleterでも、一括でツイートを削除したい場合はTwitterからツイート情報をダウンロードしておく必要があります。それらをアップロードして、ツイートの取得ができたら削除するツイートを選択する方法で削除可能です。
最後に
黒歴史クリーナーは、Twitterのツイートの削除をすることができますが、TwitterAPIの兼ね合いから黒歴史クリーナーで消えない範囲のツイートもあります。
黒歴史クリーナー自体の不具合などが原因で消えないこともありますので、黒歴史クリーナー以外の代替ソフトなども併用しながら使ってみましょう。