2022年04月24日更新
非通知電話を調べる・特定する方法を調査!
スマホなどに非通知でかかってきた電話を調べる/特定することができるのかと言うのは気になっている人も多いと思います。その非通知の電話番号は調べることができるのか、スマホなどから特定するためにはどうすればいいのかということについてこの記事でお教えします。
非通知電話を調べる・特定する方法
突然スマホなどにかかってくるとびっくりしたり怖いと思ったりする非通知設定でかかってくる電話。電話番号が分からないぶん、感じる不安も大きいですよね。
非通知電話からの着信を調べる/特定することはできる?
非通知電話からの着信があった場合、それが誰なのか電話番号を調べる方法があるならしたい、と思う人のほうが多いと思います。では、非通知電話の着信相手を調べる/特定することはできるのでしょうか。
基本的にはできない
残念なことに、基本的に非通知電話の相手を調べることはできません。発信したスマホなどから接続局向けには当然電話番号は知らせられるのですが、そこから先には電話番号が伝わらないようにされているかけ方に当たります。
セキュリティ管理も厳重なので、一般市民がそこから情報を得ることはかなり困難です。
事件性がある場合のみ警察などに相談して特定
しかし、絶対に調べる方法が全くない、というわけでもありません。その非通知の電話がストーカー、詐欺、脅迫などと言った事件性が考えられる事案である場合は、警察からその相手の特定をすることができます。
事件性がある場合は警察等に相談したほうが身の安全のためにもなるため、もしその可能性があると思われる場合は最寄りの警察署・交番などに相談しに行くなどしてください。
アプリで調べることも不可
非通知の電話の相手を調べる方法としてアプリの話を聞いたことがある人もいると思いますが、前述したように接続局から発される番号が非通知となっている以上、システム的にもアプリなどで非通知の電話番号を調べることはできません。
そういったことを謳ったアプリや商用サービスなどがあっても、何かしら別の目的がある可能性があるため、アプリなどで非通知電話の相手を調べる方法はないことを認識し、逆に怪しいアプリなのではと疑うなどしてください。
184の非通知電話も特定はできない
ちなみに、非通知の電話は基本的に「184」を頭に入れた上で電話番号を入力してかけることができます。あえて電話をかける際に「184」を頭に入れた電話がかかってきた場合も非通知として表示されます。
アプリや設定などから相手に番号を通知しないよう設定した非通知電話だけでなく、自分で「184」と入力した非通知電話についても前述したとおり調べることはできませんので注意してください。
非通知電話の番号を調べられない理由
さて、「184」をつけてかかってきた非通知の電話番号ですが、それこそ警察沙汰にならないと調べることができないのかというと、そこの根本にあるのは「個人情報の保護」という観点です。
システム面・セキュリティ面でこちらから調べる方法がないなら接続局に問い合わせれば分かるのでは、と思うかもしれませんが、そこで壁となるのが「個人情報保護」なのです。
そもそも「184」をつけて非通知で電話を掛けるというのは、相手に電話番号を知られたくないという理由の現れです。徹底して番号を伏せるシステム・セキュリティに関してもここが根本にあります。
何かしらの理由でどうしても調べなくてはならない、という場合はそれこそ警察沙汰になる、もしくは裁判所からの許しを得るといった公的な許可が必要です。
非通知設定の電話からかかってきた場合の対処法
さて、かかってきた非通知電話の相手はそれこそ警察に相談するレベルでないと特定できないということになれば、自分はどのような対処をすればいいのかということで悩む人もいるでしょう。
非通知設定の電話がかかってきた場合どう対応すればいいのかという点の解説に移ります。
非通知拒否設定
非通知設定された電話をそもそも受けたくないという場合は、非通知電話の拒否をしてください。非通知拒否設定については各キャリアなどで設定することができます。
ドコモの場合、「番号通知お願いサービス」を利用します。ダイヤル操作画面で「148」と押して通話を開始し、ガイダンスが流れたら「1」を押しましょう。
auの場合は「番号通知リクエストサービス」があります。auの場合は「1481」にダイヤル画面から電話をかけてください。それでauの場合の非通知の着信拒否設定が完了します。なお、ドコモ・auとも利用は無料です。
ソフトバンクや固定電話の場合、これらは有料サービスとなります。ソフトバンクの場合は「ナンバーブロック」というサービスが月額110円で利用できます。
ただし、ソフトバンクの場合は登録した電話番号を拒否するだけですので、非通知の電話すべてを拒否できるわけではないためその点注意が必要です。
固定電話の場合、NTTには「ナンバー・リクエスト」というサービスを利用します。番号を通知してかけ直すように電話相手にアナウンスするサービスがあります。こちらは工事費2200円の他に月額220円~440円の使用料が必要です。
電話番号を変更
あまりに非通知での電話がかかってくる頻度が高いようであれば。電話番号自体の変更も検討しましょう。電話番号を変えれば相手はそれを知るすべがないこともあり、身を守る手段となることもあります。
非通知の電話が嫌がらせなどを原因とすると考えられる場合は、電話番号を変えたことを知らせるタイミングを知り合いそれぞれでずらし、誰がその相手なのか特定する材料とすることができる可能性もありますので参考にしてみてください。
知らない電話番号からかかってきた時の対処法
さて、非通知の電話番号でなくても、スマホには知らない人から着信があることもあります。知らない電話番号の場合は非通知の場合と違い、相手の電話番号が分かって入るものの、やはり知らない相手であるというのは怖いですよね。
かといって何かしらの大事な電話だったかもしれないため、折り返したほうがいいのか、という点の不安も残るでしょう。
非通知の電話の話ではないので余談という形になりますが、ここからはもし知らない電話番号から電話がかかってきた場合の対処法についても解説していきます。
電話には出ない
まずは、基本的に知らない電話番号からの着信は出ずに無視するというのが一番です。これは非通知の場合と同じ対処法ですね。折り返しの電話の判断に関しては後述していますのでここでは省きます。
最近では知らない電話番号からの電話がスマホにかかるというのは仕事上などでなければさほど無いでしょう。それこそ非通知の電話と同じく怪しい相手であるということもあります。
最近では相手の電話番号がどこのものか教えてくれるようなものもあるため、それらではっきりしない相手は特に出ないほうが得策です。「+」から始まる国際電話の場合は特に出ないでください。
Whoscallを利用
非通知電話の対策として利用している人もいますが、Whoscallというアプリも知らない人からの着信時があった際に便利です。
Whoscallでは迷惑電話業者の電話番号がデータベースに記録されているため、知らない人からの発信があった場合はWhoscallアプリでどこからの電話かが簡単に確認できます。着信時もどこからの電話なのかすぐ分かります。
クレジットカード会社など必要な電話だとそこで判断すれば折り返し電話をしても問題ないと判断できますよね。
逆に迷惑電話のたぐいだった場合は折り返ししないほうがいいと判断できるため、迷惑電話かどうか判断して出たい・折り返したいという場合にはWhoscallなどのアプリの利用も検討してみましょう。
ネットで番号を検索
また、アプリでなくてもネット上で迷惑電話かどうかの検索方法が簡単なので、そちらも試してみましょう。
「ジャンクコール」やGoogle検索などで電話番号をそのまま入力してください。ハイフンの有無は大きく影響しませんのであってもなくても大丈夫です。
ヒットした電話番号が迷惑電話だという評価がついているようなものであれば、基本的に折り返しなどもなく無視してしまって大丈夫です。折り返すと逆にトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ヒットしなくても、0120から始まるものや0800から始まるものは営業電話の可能性が高いと判断しましょう。
全くヒットしない、どこかの大きな会社だった、というような場合もありますので、その場合はご自身でどうするべきか判断してください。
安全であろう相手だったり、心当たりがある相手、それこそ知人であれば折り返しても問題ありません。誰か分からない場合は、基本的には折り返しはしないほうが無難です。重要な連絡であればまたかかってくるはずですしね。
すぐには絶対折り返さない
なお、折り返すことにした場合も注意が必要です。安全だと判断できる相手であれば特に気にする必要はないので、ここで注意するべきなのは安全かわからないけれど折り返す判断をした場合です。
電話の折り返しのタイミングによっては仮に「184」をつけて非通知で折り返したとしても先程電話した番号だとバレるおそれがあります。
あくまで非通知なので「184」をつけた番号がそれだと判断され無いとはいえ、状況から限りなく把握できる材料にはなります。知らない電話番号からの着信かつ安全性が不透明な相手の場合は絶対にすぐに折り返さないようにしてください。
最後に
非通知電話の相手は、システムやセキュリティ、個人情報語などの理由から基本的に調べる/特定することはできません。
相手が誰かわからない電話と言うのは基本的に出ない・折り返さない法が良いですので、この記事を参考にしてその判断の材料としてみてください。