2022年10月07日更新
Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法
Windows10は最新バージョンではないものの20H2にアップデートできないという事例も報告されています。この記事では、Windows10で20H2にアップデートできない場合の対処法を、20H2へアップデートすべきかどうかを含め解説していきます。
目次
Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法
2022年8月現在、21H2ですが、まだ20H2にアップデートしていない、すべきか迷ってズルズルと今に至っているという人もいるでしょう。
しかし、2022年5月に20H2のサポートが終了しているため、早急に21H2にする必要があり、その前段階としてまだ20H2へのアップデートをしていない場合はしておいた方がいいです。
Windows10 バージョン20H2へのアップデートが失敗する際のエラーコード
しかしWindows10のバージョン20H2にアップデートしようとしても、アップデートに失敗することも少なくありません。
エラーコード一覧
Windows10を20H2へアップデートする際に失敗した場合表示される主なエラーコードは次のとおりです。
エラーコード | 内容 |
---|---|
0x80243FFF 0x8024A000 0x8024A002 0x8024A003 0x8024A004 0x8024A005 0x8024AFFF |
自動更新に関するエラー |
0x80243001 0x80243002 0x80243003 0x80243004 0x80243FFD 0x80243FFE 0x80243FFF 0x8024043D |
Windows UpdateのUIエラー |
0x80249001 0x80249002 0x80249003 0x80249004 0x80249005 |
インベントリに関するエラー |
0x8024E001 0x8024E002 0x8024E003 0x8024E004 0x8024E005 0x8024E006 0x8024E007 0x8024EFFF |
式エバリュエーターのエラー |
0x80245001 0x80245002 0x80245003 0x80245FFF |
リダイレクターのエラー |
0x80247001 0x80247002 0x80247FFF 0x8024F001 0x8024F002 0x8024F003 0x8024F004 0x8024FFFF |
レポーターのエラー |
Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法
前述したエラーコードの中には、自分で対処して解決できるものも少なくありません。Windows10のバージョンを20H2にアップデートできない/インストールに失敗する場合の対処法の説明に移ります。
PCを再起動
まずはWindows10のパソコンの再起動を実行してみてください。軽微なエラーなどでWindows10のバージョンを20H2にできないという場合はこの方法で改善する可能性が高いです。
通常の再起動でも大丈夫ですが、キャッシュなどのエラーをしっかり削除したいという場合は完全シャットダウンをおこないましょう。完全シャットダウンはShiftキーを押しながら「シャットダウン」ボタンを押せば可能です。
Windows Updateを実行
Windows10の20h2へのアップデート以外のアップデートが原因で、Windows10を20H2にバージョンアップできないこともあります。
そのため、Windows10のシステムアップデートを実行してみましょう。Windows10のスタートボタン(Windowsボタン)をクリックして歯車マーク(設定)を開きます。
「更新とセキュリティ」をクリックしてください。
「更新プログラムのチェック」をクリックします。更新プログラムが見つかった場合はアップデートを実行しておきましょう。
ドライバーを最新にアップデート
無線LANのやBluetoothなど、Windows10はいろいろなドライバーによって動作しています。そのドライバーが古いとWindows10を20H2にアップグレードできない原因となることもありますので、そちらも最新のドライバーに更新しておきましょう。
ドライバーのアップデートはデバイスマネージャーからおこないます。Windowsマークで右クリックもしくは[Windows]+[X]キーで開いたメニューから開くことできます。
最新のものにアップデートしたいドライバーで右クリックして「ドライバーの更新」をクリックしましょう。
「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。最新のバージョンがあれば更新するよう求められますので、画面の指示に沿ってアップデートのダウンロードを行い、最新のドライバーにアップデートしてください。
ドライブの空き容量を増やす
Windows10を20H2にアップデートする場合、ダウンロードするファイルやインストールするためのスペースとしてドライブには空き容量が必要です。容量不足だとダウンロードやインストールに失敗する可能性が高くなります。
ギリギリのドライブ容量だとWindows10の20H2のアップデートプログラムのダウンロードやインストールができないことにもなりますので、ドライブの空き容量を増やしましょう。
ドライブの空き容量は不要なダウンロードファイルやアプリを削除したり、外部ストレージに移動したりすることで可能です。5~8GB程は空き容量が必要ですのでそれを目安にダウンロード/インストール可能な容量まで調整してみてください。
空き容量についてはエクスプローラーを開いて、Cドライブの現在の容量を見て、5~8GB以上の空き容量があるかチェックしてみてください。
周辺機器を取り外す
プリンタやスキャナ、USBメモリや外付けのHDD/SSDなどの周辺機器を取り付けてWindows10のアップデートをおこなおうとしているのであれば、一度Windows10パソコンの電源を切って接続している周辺機器を取り外しましょう。
その後、再度パソコンの電源をつけてWindows10を20H2にアップデートできないかどうか試してみてください。
セキュリティソフトを一時的に停止
セキュリティソフトがWindows10のアップデートを妨げていることも考えられます。そのため、Windows10を20H2にアップデートする間だけでいいので、セキュリティソフトを一時的に停止して、Windows10のアップデートをしてみましょう。
「Windows関連情報」の動作確認情報を確認
利用しているのが富士通のパソコンなのであれば、下記リンク先の「Windows関連情報」の動作確認情報を確認してみましょう。
アップデートに必要な情報や事前にしておく必要がある事項も記載されているため、富士通のパソコンを利用していない人も参考にしてみてください。
Microsoft公式のホームページから手動でアップデート/Windows10更新アシスタントを実行
どうしてもWindows10を20H2にアップデートできない場合、Microsoft公式のホームページから20H2のアップデートファイルをダウンロードして手動でのアップデートを実行してみてください。
「今すぐアップデート」をクリックしてファイルをダウンロードし、ダウンロードしたそれを実行してWindows10更新アシスタントを起動して更新をおこなってください。
なお、ここで可能なのは最新のWindows10へのアップデートですので、現在公開されているのは20H2のさらにあとの21H2ですので注意が必要です。
それでもダメなときは
前述した方法でもアップデートできない場合もまれにあります。
Microsoftに連絡
その場合、Microsoftの方に連絡してみましょう。リモートで対応してくれますので、下記リンク先から問い合わせをおこなってみてください。
Windows10 バージョン20H2をインストールすべきか?
Windows10を20H2をインストールすべきかどうか悩んでいる人もいると思います。すでにWindows10のバージョンが20H2がサポート対象外となっている以上、最新の21H2にするためにも20H2はインストールすべきです。
また、Microsoftのサポートを受けるために21H2へのアップデートもすべきかですが、こちらもすべきです。最新のバージョンへの更新をすべきかは迷う人も少なくありませんが、現状Windows10のサポート対象は21H2だけです。
それ以外はサポート対象となりませんので、現在20H2以降のバージョンで21H2にアップデートすべきか悩んでいる人も、サポート対象である21H2へのアップデートはおこなっておきましょう。
最後に
Windows10のバージョンを20H2にできない/失敗する場合の対処法について解説してきました。20H2は現状の最新バージョンではなく、すでにサポートから外れているものですので、早急にアップデート後、21H2へのアップデートも実行しておいてください。