Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法

Windows10は最新バージョンではないものの20H2にアップデートできないという事例も報告されています。この記事では、Windows10で20H2にアップデートできない場合の対処法を、20H2へアップデートすべきかどうかを含め解説していきます。

Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法のイメージ

目次

  1. 1Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法
  2. Windows10 バージョン20H2へのアップデートが失敗する際のエラーコード
  3. Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法
  4. それでもダメなときは
  5. 最後に

Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法

2022年8月現在、21H2ですが、まだ20H2にアップデートしていない、すべきか迷ってズルズルと今に至っているという人もいるでしょう。

しかし、2022年5月に20H2のサポートが終了しているため、早急に21H2にする必要があり、その前段階としてまだ20H2へのアップデートをしていない場合はしておいた方がいいです。

Windows10 バージョン20H2へのアップデートが失敗する際のエラーコード

しかしWindows10のバージョン20H2にアップデートしようとしても、アップデートに失敗することも少なくありません。

エラーコード一覧

Windows10を20H2へアップデートする際に失敗した場合表示される主なエラーコードは次のとおりです。

エラーコード 内容
0x80243FFF
0x8024A000
0x8024A002
0x8024A003
0x8024A004
0x8024A005
0x8024AFFF
自動更新に関するエラー
0x80243001
0x80243002
0x80243003
0x80243004
0x80243FFD
0x80243FFE
0x80243FFF
0x8024043D
Windows UpdateのUIエラー
0x80249001
0x80249002
0x80249003
0x80249004
0x80249005
インベントリに関するエラー
0x8024E001
0x8024E002
0x8024E003
0x8024E004
0x8024E005
0x8024E006
0x8024E007
0x8024EFFF
式エバリュエーターのエラー
0x80245001
0x80245002
0x80245003
0x80245FFF
リダイレクターのエラー
0x80247001
0x80247002
0x80247FFF
0x8024F001
0x8024F002
0x8024F003
0x8024F004
0x8024FFFF
レポーターのエラー

Windows10 バージョン20H2にアップデートできない/インストール失敗する時の対処法

前述したエラーコードの中には、自分で対処して解決できるものも少なくありません。Windows10のバージョンを20H2にアップデートできない/インストールに失敗する場合の対処法の説明に移ります。

PCを再起動

Shiftキーを押しながら「シャットダウン」をクリック

まずはWindows10のパソコンの再起動を実行してみてください。軽微なエラーなどでWindows10のバージョンを20H2にできないという場合はこの方法で改善する可能性が高いです。

通常の再起動でも大丈夫ですが、キャッシュなどのエラーをしっかり削除したいという場合は完全シャットダウンをおこないましょう。完全シャットダウンはShiftキーを押しながら「シャットダウン」ボタンを押せば可能です。

Windows Updateを実行

Windows10の20h2へのアップデート以外のアップデートが原因で、Windows10を20H2にバージョンアップできないこともあります。

歯車マークをクリック

そのため、Windows10のシステムアップデートを実行してみましょう。Windows10のスタートボタン(Windowsボタン)をクリックして歯車マーク(設定)を開きます。

「更新とセキュリティ」をクリック

「更新とセキュリティ」をクリックしてください。

更新プログラムの有無をチェックする

「更新プログラムのチェック」をクリックします。更新プログラムが見つかった場合はアップデートを実行しておきましょう。

ドライバーを最新にアップデート

無線LANのやBluetoothなど、Windows10はいろいろなドライバーによって動作しています。そのドライバーが古いとWindows10を20H2にアップグレードできない原因となることもありますので、そちらも最新のドライバーに更新しておきましょう。

「デバイスマネージャー」をクリック

ドライバーのアップデートはデバイスマネージャーからおこないます。Windowsマークで右クリックもしくは[Windows]+[X]キーで開いたメニューから開くことできます。

更新したいドライバーで右クリックして「ドライバーの更新」をクリック

最新のものにアップデートしたいドライバーで右クリックして「ドライバーの更新」をクリックしましょう。

「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリック

「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。最新のバージョンがあれば更新するよう求められますので、画面の指示に沿ってアップデートのダウンロードを行い、最新のドライバーにアップデートしてください。

ドライブの空き容量を増やす

Windows10を20H2にアップデートする場合、ダウンロードするファイルやインストールするためのスペースとしてドライブには空き容量が必要です。容量不足だとダウンロードやインストールに失敗する可能性が高くなります。

ギリギリのドライブ容量だとWindows10の20H2のアップデートプログラムのダウンロードやインストールができないことにもなりますので、ドライブの空き容量を増やしましょう。

ドライブの空き容量は不要なダウンロードファイルやアプリを削除したり、外部ストレージに移動したりすることで可能です。5~8GB程は空き容量が必要ですのでそれを目安にダウンロード/インストール可能な容量まで調整してみてください。

空き容量を確認

空き容量についてはエクスプローラーを開いて、Cドライブの現在の容量を見て、5~8GB以上の空き容量があるかチェックしてみてください。

周辺機器を取り外す

プリンタやスキャナ、USBメモリや外付けのHDD/SSDなどの周辺機器を取り付けてWindows10のアップデートをおこなおうとしているのであれば、一度Windows10パソコンの電源を切って接続している周辺機器を取り外しましょう。

その後、再度パソコンの電源をつけてWindows10を20H2にアップデートできないかどうか試してみてください。

セキュリティソフトを一時的に停止

セキュリティソフトがWindows10のアップデートを妨げていることも考えられます。そのため、Windows10を20H2にアップデートする間だけでいいので、セキュリティソフトを一時的に停止して、Windows10のアップデートをしてみましょう。

「Windows関連情報」の動作確認情報を確認

利用しているのが富士通のパソコンなのであれば、下記リンク先の「Windows関連情報」の動作確認情報を確認してみましょう。

アップデートに必要な情報や事前にしておく必要がある事項も記載されているため、富士通のパソコンを利用していない人も参考にしてみてください。

「Windows関連情報」の動作確認情報

Microsoft公式のホームページから手動でアップデート/Windows10更新アシスタントを実行

アップデートプログラムをダウンロードして実行

どうしてもWindows10を20H2にアップデートできない場合、Microsoft公式のホームページから20H2のアップデートファイルをダウンロードして手動でのアップデートを実行してみてください。

「今すぐアップデート」をクリックしてファイルをダウンロードし、ダウンロードしたそれを実行してWindows10更新アシスタントを起動して更新をおこなってください。

なお、ここで可能なのは最新のWindows10へのアップデートですので、現在公開されているのは20H2のさらにあとの21H2ですので注意が必要です。

Windows 10 のダウンロード

それでもダメなときは

前述した方法でもアップデートできない場合もまれにあります。

Microsoftに連絡

その場合、Microsoftの方に連絡してみましょう。リモートで対応してくれますので、下記リンク先から問い合わせをおこなってみてください。

Contact Us - Microsoft Support

Windows10 バージョン20H2をインストールすべきか?

Windows10を20H2をインストールすべきかどうか悩んでいる人もいると思います。すでにWindows10のバージョンが20H2がサポート対象外となっている以上、最新の21H2にするためにも20H2はインストールすべきです。

また、Microsoftのサポートを受けるために21H2へのアップデートもすべきかですが、こちらもすべきです。最新のバージョンへの更新をすべきかは迷う人も少なくありませんが、現状Windows10のサポート対象は21H2だけです。

それ以外はサポート対象となりませんので、現在20H2以降のバージョンで21H2にアップデートすべきか悩んでいる人も、サポート対象である21H2へのアップデートはおこなっておきましょう。

最後に

Windows10のバージョンを20H2にできない/失敗する場合の対処法について解説してきました。20H2は現状の最新バージョンではなく、すでにサポートから外れているものですので、早急にアップデート後、21H2へのアップデートも実行しておいてください。

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この記事のライター
八千草 蛍
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