2022年12月06日更新
Apple Watch(アップルウォッチ)の機能/できること25選!便利な使い方・設定を解説
Apple Watch(アップルウォッチ)はiPhoneと一緒に使うことでより便利に利用できますが、どんな機能があるかはご存知ですか? Apple Watch(アップルウォッチ)の機能/できることのうち主なものを25個紹介しますので参考にしてみてください。
目次
Apple Watch(アップルウォッチ)とは
Apple社は、iPhoneやMacパソコンなど、いろいろなものを開発・販売しています。そんなiPhoneやiPad、Macパソコンとペアリングして利用できる機器も色々開発・販売されています。
Appleが開発したスマートウォッチ
そんなApple社が開発したスマートウォッチがApple Watch(アップルウォッチ)です。
iPhoneと連携して電話やメールなどさまざまな機能を使用できる腕時計型のデバイス
Apple社が開発したスマートウォッチであるApple Watchとは、iPhoneと連携して、電話やメールと言った基本機能から、心拍数の計測などといった特徴的な機能まで利用可能な腕時計型のデバイスです。
スマートウォッチという名称通り、時間の確認にももちろん利用できます。
便利な使い方や設定が豊富にある
そのApple Watchは、前述したように様々な機能があり、iPhoneと合わせて利用することでより便利に活用することができます。
2017年に発売されたApple Watch3はセルラーに対応したため、セルラーモデルだとより利用できる幅が広がっています。セルラーはiPhoneがなくても通信が可能なもので、従来のGPS方式はiPhoneなしではネット接続できませんでした。
もちろんセルラー方式でも初期設定時にはiPhoneは必要なものの、設定してしまえばApple Watch単体でネット接続できます。
そういったセルラーつきのApple Watchを含め、豊富にあるスマートウォッチとしての機能の詳細は、後述するApple Watchの機能/できること25選にて紹介します。
Apple Watchの基本の使い方
Apple社のスマートウォッチであるApple Watchの機能/できることの説明の前に、Apple Watchの基本的な使い方を説明します。
操作方法
まずはApple Watchの基本的な操作方法を説明します。Apple Watchには右側にボタンが付いており、上側がDigital Crownと呼ばれるもので、ホームボタンとして機能することもあるものです。その下にサイドボタンがあります。
Digital Crownはアナログ時計のリューズのように回転します。ここを回すとApple Watchの画面をスクロールできます。普通に押すと文字盤とホーム画面との切り替えができるホームボタンとしての機能も持っています。
なお、このDigital Crownを長押しするとSiriの起動、2回押す(ダブルクリック)では最後に使用したAppを表示できます。
また、Apple Watchは画面が液晶になっており、ここもタッチパネルとして操作可能です。普通にタップするとアプリの起動などができ、長押しでは文字盤やホーム画面の変更が可能です。
長押ししたまま動かすドラッグ操作では画面上に表示されるスライダーの調整ができます。スワイプするとコントロールセンターを開くことができたり、文字盤を切り替えたりすることもできます。基本的に操作はiPhoneと同じだと考えてもらっていいです。
なお、サイドボタンは普通に押すとDockの表示/非表示が切り替えられます。長押しではApple Watchの電源のオン/オフ切り替え、緊急SOSの送信などをすることができます。ダブルクリックではApple Payが利用可能です。
iPhoneとのペアリング/初期設定
Apple Watchの利用にはiPhoneとのペアリングが欠かせません。
Apple WatchとiPhoneをペアリングできるのは、iOS15以上で、かつiPhone6以降の端末です。ペアリングを含めた初期設定の手順については次を確認してください。
- サイドボタンを長押ししてApple Watchの電源をオン
- Apple Watchが手首に密着するよう腕に装着
- iPhoneでWatchアプリを開く
- iPhoneで「ペアリングを開始」→「自分用に設定」をタップ
- ペアリング後Apple Watchに表示されるメッセージを確認しながら操作
- Apple Watchの画面のアニメーションをiPhoneのカメラで読み取る
- 「Apple Watchを設定」をタップして各種項目を設定(パスコードはApple Payを利用する場合は必要)
文字盤の変更
Apple Watchは文字盤を変更することもできます。Apple Watchの文字盤の変更はペアリングしたiPhoneのWatchアプリの文字盤ギャラリーから選べるほか、写真や画像で好きな文字盤にすることもできます。外部アプリにはおしゃれなものも多いです。
アプリの使い方
スマートウォッチであるApple Watchですが、ペアリングしているiPhoneのアプリの利用も制限付きですができます。アプリは「グリッド表示」(画面上に丸が敷き詰められている)と「リスト表示」の2つの表示方法を利用できます。
アプリのアイコンのタップで機能を利用できますし、よく利用するものはDockに登録しておくとサイドボタンから素早く起動できます。Dockには最近のAppもしくはよく使うAppを設定でき、いずれも最大10個まで表示可能です。
Siriの使い方
Apple Watchにはマイクやスピーカーもあるため、Siriを起動してリクエストしたり応答を聞いたりということが可能です。Siriの起動はApple Watchの設定アプリから設定可能です。
「Hey,Siri!」での起動の他、手首を上げたタイミング、Digital Crownの長押しが設定できます。文字盤に設定してあればその文字盤のSiriアイコンからも起動できます。
Apple Watch(アップルウォッチ)の機能/できること25選
具体的にApple Watch(アップルウォッチ)の機能/できることとしてはどういった物があるかApple Watchの機能の中から主だったものを25個紹介していきます。
ジャンルごとに分類していますので、利用してみたい機能/できることのジャンルを中心に目を通してみてください。
時計機能
スマートウォッチ、Apple Watchと言うだけあって、当然ながら時計機能があります。スマートウォッチという名称そのものの時計機能は主なものは次のとおりです。
- 文字盤の変更
- 多機能なストップウォッチ
- 振動アラームの利用
- 複数のタイマーの管理
- 声でのタイマー操作
文字盤の変更は、前述したようにWatchアプリなどから可能です。できるものです。好きなように文字盤をカスタマイズできるため、自分だけのApple Watchとして利用することができます。
また、ストップウォッチの機能もアナログやデジタルなどいろいろな表示がありラップタイムの記録も可能ですし、音を鳴らさず自分だけにタイマーを適用したいというような場合には振動でタイマーを鳴らせる機能が便利です。
Apple WatchのOSであるwotchOS 8では複数のタイマーをApple Watchで管理できるようになり、より便利な使い方ができるようになりました。
Siriでのタイマー操作もできるため、時計としての機能に声も加わることでより便利に活用できます。
通知や情報の確認
また、ペアリングしているiPhoneに表示された通知の確認などもApple Watchの便利な機能/できることに含まれます。
- 各種アプリの通知の確認
- リマインダー・カレンダーの予定を振動で通知
- マップの確認
iPhone内のアプリからの通知もApple Watchには表示され、そこからその通知の内容を確認できます。表示させる通知も選択可能で、重要なものだけはApple Watchで確認することも可能です。
その通知にはリマインダーやカレンダーの予定なども含まれ、これらについては手首への振動で通知を示してくれます。
また、iPhoneでマップを利用しての移動時にApple Watchで簡単に確認できます。Apple Watchでは画面が小さいため、徒歩での目的地までのざっくりしたルートを確認する程度の利用に留めましょう。
電話
Apple Watchはスマートウォッチですので、基本的に時計のような機能を中心に想定している人が多いでしょうが、実は電話関係の機能の利用もできます。
- 連絡先の管理
- Apple Watchだけで通話(セルラーモデルのみ)
watchOS 8以降にアップデート済みのApple Watchは、同じApple IDに保存されている連絡先を表示できるという機能/できることが増えました。追加や削除などの管理も可能です。
そして、自身だけで通信ができるセルラーモデルの場合は単体で電話できます。セルラーモデルがApple Watch単体で電話できると言うだけで、GPSモデルの場合はiPhoneが通信範囲圏内にあればセルラーモデル同様Apple Watchだけで通話できます。
セルラーモデルはiPhoneを持ち歩いていなくても通話でき、GPSモデルはiPhoneを持ち歩いていればApple Watchで通話できる、というわけです。
SNS連携
また、Apple Watchの機能/できることにはSNS連携関係もあります。
- LINEの新着メッセージの確認と返信
- Twitterのリアクションの確認
LINEメッセージへの簡単に返信ならApple Watchがあれば可能です。LINEの返信は、文字入力はできないものの音声入力や音声メッセージを入れることは可能です。
一部のスタンプや定型文の入力もできるため、簡単な返信であればApple Watchからできます。また、Twitterのリアクション(いいねやリツイート、フォローやDMなど)の確認も可能です。
電子決済
Apple Watchでできることとして注目されることが多いのが電子決済です。
- 電子決済
- PayPayのQRコード決済
- Suica・PASMOなどでの改札通過
Apple Watchでは、iDやLINE Pay、WAONやVISAのタッチ決済などの電子決済に対応しています。使い方も電子決済画面を開いてリーダーにかざすだけです。また、QRコード決済は現状PayPayであればApple Watchから可能です。
もう1つ便利な使い方としてSuicaとPASMOなどの交通系ICカードとの連携があります。Apple Watchで改札を通ることができるのです。
健康管理
実はApple Watchでは健康管理という使い方もできます。
- 運動時間の記録
- 睡眠時間の記録
- マインドフルネス瞑想の実践
- 心拍数の計測
- 血中酸素濃度の測定
Apple Watchでは、ワークアウト画面で運動時間や走行距離、消費エネルギーなどを計測してくれます。watchOS 5以降は運動を自動検知して記録の開始の確認画面の表示もしてくれます。
また、Apple Watchをしたまま寝れば、睡眠中の呼吸数や睡眠時間の記録もしてくれます。「マインドフルネス」アプリの利用で集中力を高めたりリラックスしたりすることも可能です。
スマートウォッチとしてApple Watchを手首に密着させることで心拍数の計測もでき、不規則な心拍数があれば通知してくれます。新型コロナウイルスの関係で注目された血中酸素濃度もApple Watchで計測できます。
なお、Apple Watchでは血圧の測定はできません。それは血圧測定には血圧を測るための圧迫が必要であるからとされます。今後血圧測定にも対応するのでは、という話もありますが、現状は血圧は測定対象外です。
とは言え、血圧測定に対応できれば、高血圧や低血圧などの判断ができてより健康管理ができる範囲は増えます。どうやら2024年~2025年には高血圧を感知するセンサーを感知するセンサーなどを開発中のようです。
血圧の判定の精度面で苦戦しつつ鋭意開発中のようですので、予定しているその時期には血圧の測定ができるようになることを期待しましょう。
Siri
マイクがあるので、Apple WatchにはSiriの利用もできること/機能にあります。Siriは前述したタイマーの操作のほか、電話やカレンダーの操作、Siriへの質問など、いつもSiriでしているようなことが可能です。
Apple製品との連携
Apple WatchはApple社の製品ですので、iPhoneなど他のApple製品との連携も可能です。
- iPhoneを探す
- iPhoneのカメラ操作
- Macのロック解除
- AirPods/AirPods Proの操作ができる
iPhoneを紛失した際、Apple Watchから部屋の中などでiPhoneを探すことができます。使い方も簡単で、Apple Watchの設定画面でiPhoneアイコンをタップして音を出す、というものです。
また、iPhoneのカメラでセルフタイマーなどを利用する場合などにも、Apple Watchでカメラの遠隔操作できるため便利です。
そして、Apple Watchをつけた状態でMacのパソコンに近づくと自動的にロックを解除してログインすることができます。管理者パスワードが必要な場合にもApple Watchのサイドボタンでパスワード入力を省略できます。
ワイヤレスイヤホンであるAirPodsやAirPods Proですが、Apple WatchではこのAirPodsやAirPods Proの操作ができます。
AirPodsやAirPods Proで再生している音楽の再生や停止もできますし、AirPodsやAirPods Proの音量調整、曲送り/戻しなどの簡単な操作も可能です。
最後に
Apple Watchでは、セルラーモデルの場合限定などもありますが、様々な機能があり使い方を知っていればより便利に利用することができます。
ペアリングしたiPhone以外にも、AirPodsなどの操作もできるなど、より便利にiPhoneなどのApple製品を活用する方法となるため、利用を検討していたのであれば購入や利用を検討してみると良いでしょう。