2019年02月10日更新
【Mac】メールアプリの受信メールが文字化けで読めない時の対処法
Macでメールを使用している方でしたら一度は文字化けを経験したことがあるのではないでしょうか?そこで本記事では文字化けで読めないようなISO-2022-JPのメールがMacに受信された時などの理由や対処法などをスクリーンショットを用いながらご紹介します。
目次
【Mac】受信メールの文字化けが起こる理由
皆さんはMacで「送っていただいたメールが文字化けで読めないです」と連絡を受けた経験はありますでしょうか?その理由はさまざまで、ここではその"文字化けメール"が起こる理由をご紹介していきます。
文字コードの問題
文字化けが発生する理由はのほとんどは「文字コードの相違」で、Macでの送信者からは文字コードをUTF-8で送信したが相手のMacでのメールアプリでは他の文字コード(たとえばシフトJIS)と認識された場合には、全体的に文字化けします。
なお、Macの文字コードの認識に問題がない場合であっても、本文中に機種依存文字を1文字にした省略記号などが含まれる場合には、その部分が化けて表示される可能性が高いです。
補足として、MacのMail.appの送受信に関するルールはインターネット標準の技術仕様を定めた文書群「RFC(Request for Comments)」で定義されています。
そして、Macのメールを送受信するアプリはRFCに沿った動作が任されていますが、メールアプリによってはRFCに忠実でなかったり、不具合により本来使用すべきでない文字コードで送信しているケースが多々あります。
JIS (ISO-2022-JP) にエンコードされたメール
一般的にMacの日本語メールで使用されている JIS (ISO-2022-JP) には半角カタカナのコードが含まれません。しかし、ISO-2022-JP に JIS X 0201 でデコードされているシーケンスを追加する実装がメーラーにされている場合があります。
その場合には、MacのASCII 文字から半角カタカナへの移行を表すシフトアウト エンコード (0xE) と半角カタカナから ASCII 文字へのエンコードを表示するシフトイン エンコード (0xF) を挿入して、半角カタカナのデコードとして確認させます。
具体例を出すと、MacでのOutlookはこのような実装に対応しているので受信したメールの本文をデコードする際に、デコード前の本文中にシフトアウトが出現すると、それ以降の ASCII 文字を半角カタカナに変換するフラグをオンにします。
その以降、Macのシフトインが出てくるには文字を ASCII エンコードから半角カタカナのエンコードに変換する作業が続きますが、デコード前の本文中にMacのシフトアウトが含まれているにもかかわらず、対応するシフトインが存在しなかった場合があります。
その際は半角カタカナに変換するフラグがオンになったままの状態となって、それ以降受信したメールの ASCII コードも半角カタカナに変換してしまうので文字化けが発生するのです。
送信側の機種依存文字がある
Macのメールアプリは現時点でもたくさんの種類が存在しますし、動作を認定/保証する団体が存在することがないので結局のところ送信者が適切な文字コードを使用して機種依存文字を避けるよう心掛けることが重要です。
また、受信者も本来あるべき正しい内容で表示するようアプリを設定しておく対処法がおすすめです。
なお、状況によっては、相手のパソコン(Mac)やスマートフォンで確実に読める文字コードで送信するという風に考慮することも大切です。
【Mac】受信メールの文字化け対処法
Macなどのパソコンで受信したメールの文字が、意味不明な記号やアルファベットに文字化けしていて解読不能な文字が文章中に存在して読めないことがあるでしょうか?
それはもしかしたら、Macのメールが読めない文字化けであるかもしれません。以下ではMacにおける受信メールの文字化けの対処法をご紹介します。
メール全体が文字化けしている場合
Macのメール全体が文字化けしてしまっている場合には「文字コード(エンコード)」が理由である可能性が高いです。
「文字コードのエンコード」が原因
Macのメールの送信や受信をする場合に「送信する側で設定した文字コード」と「受信する側で設定している文字コード」が違うものであると、送信側で意図した文字を受信側で正しく表示することができません。
そうすると、「Macのメールの文字化けが起こる」という現象が起こってしまうことがあり、パソコンでの日本語入力は多くの場合「UTF-8」で行われています。
しかしながら、ISO-2022-JPのメールを受信する側のパソコンが「UTF-8」を変換できない設定になっている場合だと文字の表示がうまくいかずに文字化けになるケースがみられます。
メールの一部が文字化けしている場合
Macなどのパソコンで受信したISO-2022-JPのメールの一部分に「=」や「?」の記号が入り、意味が通じない文章になってしまっているのを見た経験はありますでしょうか?
これは「機種依存文字」や「携帯電話の絵文字」が文字化けしたもので、これらの読めない文字はパソコン(Mac)用のメールソフトでは正しく表示されません。
メールソフトの設定では解決できない
上記でも簡単にご紹介しましたが「半角カタカナ」もパソコン(Mac)のメールソフトでは表示できない場合が多くて、半角のカタカナを使用したメールでは、エラーが発生します。
それだけではなくサーバーにも大きな負担がかかる可能性があり、Macの「機種依存文字」や「携帯電話の絵文字」、「半角カタカナ」などによる文字化けは、メールソフトの設定では解決できません。
したがって、パソコン(Mac)でメールのやりとりをする場合はこれらの文字を使わないで送るようにして、ご自身のホームページをお持ちの方は、お問い合わせフォームなどでお客様からのメールを受け付ける場合があります。
そのような可能であれば「Macの絵文字、機種依存文字、半角カタカナはご利用いただけません。」などの前もってお知らせしておくと良いかもしれません。
【Mac】受信メールが文字化けで読めない時に直す方法
Macの文字化け対処法には、文字コードを解読する必要があり、通常これは使用しているメールソフトが自動的にやってくれるのです。
しかしながら、それができていないため文字化けが起こっているわけですのでこれを手動で行う必要があり、MacのMail.appも以前は手動で文字コードを指定することができます。
しかし、現在はMacのバージョン7以降はこの機能が廃止になっているのでこの作業をすることができません。
Mail.appのバージョン確認方法
MacのMail.appを開くにはまず、Launchadをクリックします。
そして、MacのメールのアイコンをLaunchad内で探して、クリックします。
次にMacの画面左上のメールから「メールについて」を選択してクリックします。
そうすると、バージョン11.5と表示されているMacのページが表示され確認できます。
オンラインデコードサービスを利用
デコードというのは、エンコードされた文字を元の状態に戻すということを意味しています。これどういうことかと言いますとPC(Mac)インストール型のアプリなどでもできることです。
しかしながら、あらゆる手順があり、ほとんどの方が少々面倒だと感じると思いますので、この点ではオンラインサービスの方が効率よく素早く出来と思いますので以下の方を選択して利用します。
1つ目は「URLエンコード・デコード」です。サンプルはこのサイトを利用してご紹介します。
もう一つは「TAG index Web制作リファレンス」というサイトです。
上の画像のサンプルを使ってデコードします。
このサイトの下の方に「変換する」という表示がありますのでクリックします。
結果は上の画像を見ると分かるようにしっかりと一字一句読める状態に変換されています。
【Mac】受信メールの文字化けを防ぐ方法
専用の無料のアドオンソフトで「LetterFix for Mac OS X Mail.app」というソフトがありますが、ご存知でしょうか?これで、高い確率で文字化けは完全に解消されます。
プラグインをインストールする
ここでご紹介するプラグインはMac OS X の Mail.app を用いたメールの送信時に,Unicode文字のチェックする日本国内で一般にメールのやり取りに使用されているISO 2022-JP エンコーディングで送信できる設定するプラグインです。
なお、このMacのプラグインには,受け取った文字化けしたISO-2022-JPのメールを閲覧時に修正するための機能はありませんのでご理解ください。
用途としては送信メールのテキストエンコーディングをISO 2022-JP に設定するためのプラグインです。
まとめ
今回ご紹介してきた「文字化け」とは、本来あるべき文字列として表示されていない状態を指します。
日本語で書いたMacのメールが相手に送信された時には意味不明な文字のら列になっていて文章の一部だけ文脈にあわない奇妙な記号で表示されているなどの問題のことです。
そんなMacの「文字化け」が発生する理由や対処法を詳しくご紹介してきました。是非この記事を読んで以後「文字化け」に悩まされずにメールをご使用ください。