2019年08月26日更新
【Mac】VMware FusionをダウンロードしてMacに仮想環境をインストールする方法
MacでWindowsを動かすため仮想マシンソフトウェアVMware(Vmware)Fusionをご存知ですか。今回はVMware(Vmware) Fusionを使って、Macに仮想マシンを作成する方法をご紹介します。
目次
- 1VMware Fusionとは?
- ・デスクトップ仮想化ソフト
- ・一般向けと上級者向けのバージョンがある
- 2仮想環境/仮想マシンとは?
- ・仮想化の技術を用いてPCを動かすこと
- ・同時に複数のOSを動かす
- 3MacでVMware Fusionを使って仮想環境をインストールする方法
- ・下記リンクよりVMware Fusionをダウンロード
- ・ダウンロード手順
- ・インストーラーを起動
- ・VMware Fusionのインストール手順
- 4MacでVMware Fusionを使って仮想環境をインストールする方法〜Windowsインストール〜
- ・Windows10のISOイメージ作成
- ・VMwareを使った仮想マシンの作成手順
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!Macに関する記事一覧
VMware Fusionとは?
VMware (Vmware)Fusionの使用方法等をご説明する前に、まずはMac専用ソフトウェア「VMware (Vmware)Fusion」の概要からご説明いたします。
VMware (Vmware)Fusionを開発・販売しているのは、VMware (Vmware) というアメリカに本社を置くIT企業で、業界の仮想化市場において世界一のシェアをもっている大きな会社です。
そんなVMware(Vmware)社のVMware (Vmware) Fusionとは、上記に示したVMware (Vmware) 社が提供するMac用仮想マシンソフトです。
仮想マシンというキーワードにピンときていない方は引き続き下記の説明をご参照ください。
デスクトップ仮想化ソフト
VMware (Vmware)Fusionでの仮想化とは、いま使用しているMacの中に新たに仮想でパソコンを構築するということを言います。
はじめは仮想で作るということが理解に苦しむ事があるかもしれませんが、この記事を最後まで読んでいただき、実際にインストール・実行・作業を行うことで自然とご理解いただけると思います。
一般向けと上級者向けのバージョンがある
VMware (Vmware) Fusionはインストール段階でもご紹介しますが、Mac版の個人・一般向けのエディションと企業などの上級者向けであるProエディションがあります。
今回はMacで個人での使用を想定した一般向けのエディションを使用してご説明いたします。
仮想環境/仮想マシンとは?
仮想マシンとは、上記でも同じことを記述しましたが、今お持ちまたは使用しているコンピュータ(VMware (Vmware) FusionはMac専用アプリケーション)上で別のコンピュータを起動することです。
つまり一台のMacで複数のパソコンと同じ操作をする事を言います。仕組みは複雑そうな雰囲気ですが、実際に触れてみることで理解することができます。
仮想化の技術を用いてPCを動かすこと
VMware (Vmware) Fusion上で構築することで、PCの台数を増やすことなく、今使っているMacの持て余しているスペックを有効活用して、複数のタスクやジョブをこなす事ができます。
複数のアプリを使う感覚と同じようにMacとWindowsを使える部分も仮想マシンソフトウェアの魅力です。
同時に複数のOSを動かす
またWindowsでしか動かないソフトウェアやMacでしか利用できないコンテンツを扱うとき、VMware (Vmware) Fusionなどの仮想マシンソフトを活用することで、複数の端末を買うことなく、1台のMacなどのPCで作業をすることができます。
普段使いやPCゲームなどではWindowsで、音楽制作や映像処理などのビジュアル系ソフトウェアはMacを使うなど、1台のMacを有効に活用できます。
また、Macのもつスペックを有効に活用できるのも魅力です。
Linuxも起動可能
VMware FusionではWindowsだけでなくUbuntuやCent OSなどのLinux系のOSも起動可能です。
サーバー構築などのテストのために一度利用してみたい、どんなOSか試したいという方にもおすすめです。
MacでVMware Fusionを使って仮想環境をインストールする方法
ここからはMacにVMware (Vmware) Fusionをインストールする方法をご紹介します。
下記リンクよりVMware Fusionをダウンロード
下記のVMware (Vmware) FusionのダウンロードリンクにアクセスしてVMware Fusion (Vmware Fusion) のインストーラーをダウンロードします。
再度記入しますが、VMware (Vmware)FusionはMac専用アプリケーションですので、Windowsの方は同じVMware (Vmware)社の「VMware Workstation player」を使用します。操作方法はほぼ同じです。
ダウンロード手順
リンクからダウンロードページにアクセスすると、上記のようなサイトに辿り着きますので、表示されたページ下部のダウンロード項目からご希望のエディションを選択してダウンロードします。
執筆日現在では最新Ver.は11で、通常版とPro版の2つのエディションがあり、Pro版は企業などの上級者向けのエディションとなります。
インストーラーを起動
ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックすると展開が開始します。
ダウンロードが完了すると上のようなVMware Fusion (Vmware Fusion) ポップアップが表示されますので、中央のアイコンをダブルクリックして、Macへのインストールを実行します。
以上のようなネットワークからMacにVMware Fusion (Vmware Fusion) をダウンロードしてもよいかというポップアップが出ますので、「開く」をクリックします。
ここでMacへVMware Fusion (Vmware Fusion) をインストールする前にMacのアカウント制御がでますので、表示されたユーザ名のパスワードを入力します。
VMware Fusionのインストール手順
VMware (Vmware) Fusionのインストーラが起動し利用規約が表示されますので、よく読んで「同意する」をクリックします。
VMware (Vmware) Fusionのライセンスキーを購入した方は上にライセンスを入力します。30日以上継続してVMware (Vmware) Fusionを使用したい場合はライセンスキーを購入する必要があります。ライセンスキーを入力したら「続ける」をクリックします。
ここでエディションの選択をします。VMware (Vmware) Fusionはホームユーザー向きの通常版、開発者等向けのPro版の2つから選択できます。今回は個人での使用を想定していますので、左側のVMware Fudionの通常版を選択します。
VMware (Vmware) FusionがMacのシステムにアクセスすることを許可するため、「OK」を選択します。
先ほどVMware (Vmware) Fusionのアクセス許可をしましたが、システム環境設定でロックが掛かっていると、上のようなVMware Fusion (Vmware Fusion) がアクセス出来ないというポップアップが出ますので「OK」をクリックします。
VMware Fusion (Vmware Fusion) でMacシステムへのアクセスを許可するため「システム環境設定を開く」をクリックします。
Macの設定の変更を許可するため、左下の鍵のマークをクリックします。
設定変更の際にMacのパスワードを問われますので、入力します。
Macのシステムへのアクセスを許可するため、VMware (Vmware) Fusionにチェックを入れます。
MacでVMware Fusionを使って仮想環境をインストールする方法〜Windowsインストール〜
ここからはVMware (Vmware) Fusionの仮想マシンにWindows10をインストールする方法をご紹介します。
Windows10のISOイメージ作成
VMware (Vmware) Fusionだけでなくほとんどの仮想マシンソフトでもほぼ同様の作業なので、覚えておくと良いかと思います。
下記のWindows10公式サイトのリンクから、Windows10のディスクイメージファイル(isoファイル)のダウンロードサイトにアクセスし、Windows10をダウンロードします。
次に言語を選択します。
エディションを選択した後、32bitと64bitで選択できますので、お好きな方をダウンロードします。よくわからない方は、64bitをダウンロードしてください。
VMwareを使った仮想マシンの作成手順
まずはVMware (Vmware) Fusionを起動して上図の赤枠で示した「ディスクまたはイメージファイルからインストール」を選択します。
インストールするOSを選択します。今回はWindows10の64bitをインストールしますので「Windows10 x64」を選択します。もし32bitをインストールする方はx64ではなく無記(もしくはx86)を選択します。
そして先ほどダウンロードしたWindows10を赤枠の部分にドラッグします。ダウンロードしたWindowsのISOファイルはMacのFinder内から検索できます。
イメージファイル(isoファイル)をドラッグすると上記のようになりますので「続ける」をクリックします。
ここからはインストールした先の設定をします。Windowsでのアカウント名、パスワード、プロダクトキー、Windowsのバージョン選択などを入力します。
もしプロダクトキーを入力しなかった場合、上記のようなポップがでますので、どちらかを選択します。その際、「キーなしで続行」を選択する場合、インストールが完了したあとにプロダクトキーの入力をしてください。
「さらにシームレス」を選択するとWindows-Mac間でデータのやり取りをできるようになります。「さらに分離」を選択すると、Windows-Mac間でデータのやり取りはコピー&ペーストなどで行います。
ここでVMware Fusion (Vmware Fusion) での大抵の設定項目が完了しました。仮想マシンの概要を確認して、設定を変更したい場合は「設定のカスタマイズ」を選択します。
すべてが完了しましたら「終了」を選択します。
仮想マシンが起動しますので、赤枠の再生ボタンのようなマークをクリックします。
そこから暫く経つと、何度か再起動を繰り返して、自動的に設定が完了します。はじめはドライバのダウンロードやインストールなどで挙動が重いことはありますが、しばらく経てば使用できるようになります。
これでVMware Fusion (Vmware Fusion) を使用して、MacとWindowsを同時にブート(起動)することができました。
まとめ
今回はVMware (Vmware) Fusionとはなにか、WindowsをMacにインストール方法から実際の使い方をご説明いたしました。
MacにはBootCampなどの仮想マシンがありますが、VMware (Vmware) FusionであればLinuxなどでも同様に作成する事ができるのでおすすめです。
今回はMacでの作業をご紹介しましたが、Windows10でも同じくVMware社がリリースしている「VMware Workstation player」などの仮想マシンソフトをインストールすることでLinuxなどの仮想マシンを作成することができますので、お試しください。