【Slack】料金の移行方法!有料にするタイミングも解説!

Slackはビジネスチャットツールとして世界中で使われています。Slackは料金のかからないプランでも十分使えますが、Slackならではの便利さを求めるなら有料プランへの移行がおすすめです。今回は料金の移行方法や有料プランに移行するタイミングなどを解説します。

【Slack】料金の移行方法!有料にするタイミングも解説!のイメージ

目次

  1. 1Slackとは
  2. ビジネスに特化したチャットツール
  3. 2Slackの料金プラン
  4. Slackの料金プランと機能の違い
  5. 3【Slack】有料プランを使うメリットは?
  6. 他社との協業
  7. ワークスペースにアプリを追加する
  8. Slack コールでつながる
  9. サポート体制が充実
  10. 4 【Slack】有料プランに料金移行する前にお得に使う方法
  11. フリープラン向け無料トライアル
  12. 5【Slack】料金のプランを移行するのはどんな時?
  13. 移行するタイミングで多いのは
  14. 様々なコンテンツが利用可能
  15. 6【Slack】料金プランの移行方法~アップグレード~
  16. 有料プランのアップグレード
  17. 7【Slack】料金プランの移行方法~ダウングレード~
  18. 有料プランのダウングレード
  19. 8【Slack】料金をプランをアップグレードする際の注意点
  20. チーム全体が有料版に集める必要がある
  21. ダイレクトメッセージの移行は不可
  22. 余計な費用がかかる場合がある
  23. 合わせて読みたい!Slackに関する記事一覧

Slackとは

「Slack(スラック)」とは2013年に公開され、その直後から24時間で約8000ユーザーの登録数を獲得したアメリカ発のコミュニケーションツールです。急速に世界中で普及し、利用者を増やし続けています。

ビジネスに特化したチャットツール

Slackはビジネス向けのコミュニケーションツールの一つです。Slackではワークスペースという大きなグループの中に、チャンネルという小さなグループを作ることができます。

大きなプロジェクトの際はプロジェクトのワークスペースを作成し、チームごとにチャンネルで連携をとるということもできます。

Slackは数あるビジネスチャットツールの中でも無料で利用開始できる上に高機能ということで、現在では世界中で広く使われています。

Slackは色々と便利なビジネスチャットツールですが有料版と無料版があります。料金が無料であればやはり一部の機能に制限が付いていて、有料プランの上位版であればSlackの機能をフルで使えるようになります。

Slackの料金プランとそれぞれの機能の違いを理解した上で、自分にとってメリットのある料金プランを選ぶことをおすすめします。今回は有料プラン、無料プランの料金や機能の違いと有料プランに移行するメリットや移行時の注意点などを詳しく解説します。

その仕事、Slack で。 | Slack
ThumbSlackの使い方!始め方・登録方法から基本操作まで完全ガイド!
Slack(スラック)をご存知でしょうか?Slack(スラック)とはビジネスにおいてとても心...

Slackの料金プラン

Slackには大規模な複数のワークスペースを持つ「Slack Enterprise Grid」とワークスペースが1つだけで、中小企業や企業内の一部署など中小規模のチーム向けの「Slack For Teams」の2つがあります。

「Slack Enterprise Grid」は複数のワークスペースを運用したい場合など比較的大規模な利用を考えている企業向けとなっていて、料金は要相談でSlackに問い合わせる必要があります。ここでは「Slack For Teams」の料金プランと機能の違いを解説します。

Slackの料金プランと機能の違い

「Slack For Teams」の料金プランは無料版と有料版2種類の合計3種類あります。それぞれのプランについて機能の違いは以下のようになっています。まずは基本の無料版から試してみるのがおすすめです。

 

  無料版 有料版
スタンダード
有料版
プラス
料金(月額) 0円 850円 1,600円
検索可能
メッセージ数
直近のメッセージ 10,000 件 無制限 無制限
アプリとサービス サードパーティ製アプリとカスタムアプリ 10 件 無制限 無制限
外部アクセス   共有チャンネル(ベータ版)
シングルチャンネルゲスト
マルチチャンネルゲスト
共有チャンネル(ベータ版)
シングルチャンネルゲスト
マルチチャンネルゲスト
ユーザー認証   Google経由のOAuth
2要素認証
Google経由のOAuth
2要素認証
シングルサインオン(SSO)が使える
音声通話と
ビデオ通話
一対一のみ 参加者最大15名 参加者最大15名
ファイルストレージ ワークスペースあたり 5GB メンバーごとに 10GB メンバーごとに 20GB

Slackを利用する場面によっては無料版の制限内でも十分だと考えられ、場合によってはSlackである必要がない可能性もあるでしょう。

まずフリープランを利用して制限に不満がでるようになれば、月額料金を支払ってスタンダードプランにアップグレードするのがおすすめです。

さらにより手厚いサポートと信頼性を求めるのであれば、プラスプランがおすすめです。データの継続性やSlackに問題が生じたときの注意点を考えると、ある程度の大企業においてはプラスプランが友好的な場合もあります。

Thumb【Slack】月額料金の違いとは?無料/有料での制限は?
Slackの月額料金の違いについて説明をしてきます。Slackの無料・有料プランで月額料金が...

【Slack】有料プランを使うメリットは?

Slackの無料版はその名の通り料金が無料で基本的な機能が利用できますが、2つの大きな制限があります。

1つは検索可能なコミュニケーションが直近の1万件に限られているということ、もう1つが追加できるアプリとサービスが10個に限られているということです。有料プランを使うメリットはどのようなものがあるか見ていきましょう。

有料プランで Slack を使うメリット – Slack
Slack 料金請求ガイド – Slack

他社との協業

ワークスペース招待

有料プランのメリットとして、共有チャンネルやゲストアカウントを通じて他社とのシームレスな協業を実現することができる点が挙げられます。

もしSlackを使っている他の会社とやり取りがある場合、有料プランでは社外のチームとコミュニケーションを取るための共有チャンネルを作成することができます。

また社外のメンバーをワークスペースに招待しながらもアクセスを特定のチャンネルのみに制限することができるので、アクセスする必要がある場合のみ招待し迅速に協業ができる点が大きなメリットでしょう。

ワークスペースにアプリを追加する

アプリ追加

Slackの有料プランではワークスペースに一箇所にチームのメンバー、ツールや業務を集めることができます。

App ディレクトリには Slackと連携できるあらゆるアプリが掲載されていますが、ワークスペースにアプリやインテグレーションを無制限で追加することができます。メンバーは毎日使っているツールを連携させて、Slackでの業務に集中することができます。

App ディレクトリではファイル管理、コミュニケーション、プロジェクトマネジメントなどに使えるツールやサービスが見つかりタスクの効率化が得られる点はメリットとして大きいです。

Slack コールでつながる

Slackコール

最近は在宅勤務などのフレキシブルな働き方が一般的になりつつあり、そのような中でメンバー全員が集まることは難しくなってきています。Slackの有料プランでは、画面共有をはじめ音声やビデオ通話機能を活用して対面で話す時間を作り出すことできます。

「Slack コール」ではSlackで通話やビデオ会議をすることができます。一対一のダイレクトメッセージで通話を開始することも、グループDMやチャンネルを利用してチームメイト同士でグループとして繋がることも可能です。

通話中にボタンをクリックすると自分の画面を共有できる点もメリットでしょう。画面を見せ画面のコントロールを共有し、他の参加者に書き込みをして貰うこともできます。まるで同じ部屋で働いているみたいな感覚で利用できるでしょう。

サポート体制が充実

無料のフリープランではサポート態勢が「スタンダードサポート」なのに対し、スタンダードプランでは「プライオリティサポート」にアップグレードし、プラスプランは「年中無休・24時間体制でのサポート」が提供される点もメリットです。

プラスプランではSlackの稼働を保証する99.99%のアップタイム保証まで付随します。もしSlackを企業の基幹サービスに利用するのであればプラスプランはとても魅力的でしょう。

【Slack】有料プランに料金移行する前にお得に使う方法

Slackの無料プランでは、ファイル共有や検索機能、音声通話を使うことができます。ビジネスチャットツールの導入に悩んでいる企業は、手始めに料金が無料のSlackのフリープランを使って他のビジネスチャットと比較してみるのがいいかもしれません。

フリープラン向け無料トライアル

フリープラン

まず無料で使えるフリープランから始めてみましょう。料金が無料なので多少の機能制限は付いていますが、基本的な機能は全て使うことができるので割と問題なく使用可能です。

利用方法

Slack利用方法

Slackに登録するとき、必ず最低1つの「チーム」に所属する必要があります。Slackは「アカウントを作る」と「(最初の)チームに参加する」が同時ですので、Slackに新規登録する際には「チームを新しく作る」か「招待されたチームに参加する」を行います。

まずSlackのサイトにアクセスします。管理者になる人のメールアドレスを入力し、Slackを始めるをクリックしましょう。

入力したメールアドレス宛に6桁のコードが届いているので、「Your confirmation code」に入力します。次に新規作成するチームに入るときのユーザー名とプロフィールに表示されるフルネームを入力して「Continue to Password」をクリックします。

チーム作成

パスワードを設定して、「Continue to Team Info」をクリックします。次に今回作成するチームの概要を入力しましょう。次の画面で、チーム名を入力して「Continue to Team Domain」をクリックします。

次の「What web domain do you want for your Slack team?」画面で、Slackチームのドメイン名を設定して、「Create Team」をクリックしてください。これで、新しいチームの作成作業が完成し、Slackのメイン画面が表示されます。

【Slack】料金のプランを移行するのはどんな時?

Slackを無料プランで利用していて問題がなければそのままでいいのですが、もし不満が出て不便に感じるようになれば有料プランに移行ことをおすすめします。いつ移行すると良いか、そのタイミングについて解説します。

移行するタイミングで多いのは

Slackを無料版から有料版にアップグレードしたくなるタイミングは、「メッセージが1万件を超えた場合」や「連携したいサービスが10以上になった場合」が多いと考えられます。その他の移行のタイミングも合わせて解説していきます。

メッセージが1万件を超えた

Slackの無料版では検索できる過去のメッセージの上限が1万件に制限されています。基本的にメッセージ入力領域に文章を打ち込んで送信したものが1メッセージとなります。botのメッセージであっても1メッセージにカウントされます。
 
1万メッセージというとかなり余裕があると感じるかもしれませんが、20人が毎日1人当たり20メッセージを発信したとすると1日400メッセージになり25日でメッセージは1万件に到達します。

ビジネスで使うとメールと同じように過去のやり取りを確認したいことは多々ありますが、その時に探せないメッセージがあるのはとても不便です。
 
無料のフリープランでは1万メッセージを超えてもサーバー内にメッセージは蓄積され続けていて、検索できないように制限しているだけです。有料版に切り替えたタイミングで検索できなくなっていたメッセージも検索できるようになります。

移行するタイミングとしてメッセージが1万件を超える直前から有料化する必要はなく、どうしてもそれ以前のコミュニケーションを確認しなければならなくなってからで良いでしょう。

連携したいサービスが10以上

Slackの魅力は外部サービスとの連携が柔軟に行える点です。TwitterなどSNSやGoogleカレンダー、GoogleDrive、Dropboxなど、多数の便利なサービスと連携することができます。

Slackを使っているうちに仕事をしやすくするためにいろいろな外部サービスと連携させていくと10サービスを超えてしまうのはそう遠くなく訪れますので、このタイミングでフリープランからアップグレードすると良いでしょう。

共有ファイルの保存容量が合計5GBを超える

さらにSlackをアップグレードしたくなるタイミングとして、共有ファイルの保存容量がオーバーした時です。料金が無料のフリープランでは、共有ファイルの保存容量は合計で5GBしかありません。

有料版のスタンダート版にアップグレードするとメンバー1人当たり10GB確保され、プラス版にアップグレードするとメンバーごとに 20GB確保されることになります。

様々なコンテンツが利用可能

有料版に移行するとグループでの音声通話とビデオ通話が可能となり画面共有機能も使えるようになるのは大きなメリットです。さらにSlackの正式ユーザーではないゲストを交えてのチャンネルを作れる点もメリットでしょう。

社外スタッフを交えてのチャットが必須になれば、ゲスト機能の有無も有料版へのアップグレードのタイミングと言って良いでしょう。

大抵の場合Slackをビジネスで利用していると、タイミング上メッセージ検索件数や連携アプリ個数制限のせいでメリットの大きい有料版のアップグレードに踏み切ることになるでしょう。

Thumb【Slack】外部連携ツール・アプリのおすすめ7選!
「Slack」とは多くの企業で取り入れられているビジネス版コミュニケーションツールです。Sl...

【Slack】料金プランの移行方法~アップグレード~

有料プランアップグレード

ではSlackの料金プランをアップグレードする方法を解説します。

スタンダードプランまたはプラスプランのワークスペースのオーナー 、またはワークスペースをアップグレードしたメンバー)であれば、ワークスペースの料金プランをアップグレードすることができます。

有料プランのアップグレード

フリープランからアップグレード

まずSlackを無料プランから有料プランへアップグレードするには、自分のアカウントをクリックしてプルダウンメニューから「その他管理項目」をクリックして「ワークスペースの設定」を選択します。

左側の列の「その他管理項目」から「料金・お支払い」をクリックしましょう。アップグレードのタブが開きますのでそこからスタンダードにアップグレードするを選び、会社情報などを入力してアップグレードすることができます。

スタンダードプランからプラスプランへ移行する方法

アップグレード方法

スタンダードプランからプラスプランへアップグレードする方法は、まずデスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。メニューから「その他管理項目」をクリックして「ワークスペースの設定」を選択します。

左側の列の「その他管理項目」から「料金・お支払い」をクリックしましょう。「概要」タブで「プランの変更」を選択します。

「プラスプランへアップグレード」を選択し「この変更の詳細を表示」をクリックします。「この変更を確定する」を選択するとアップグレードできます。

有料プランのアップグレードとダウングレード – Slack

【Slack】料金プランの移行方法~ダウングレード~

次にSlackの料金プランをダウングレードする方法を解説します。

有料プランのダウングレード

有料プランをキャンセルしてSlackを使い続けたい場合は無料のフリープランへダウングレードすることができます。有料プランの支払いをすぐに停止するには、以下の方法で「すぐにフリープランに切り替える」を選択しましょう。

プラスプランからスタンダードプランへ移行する方法

料金お支払い画面

プラスプランからスタンダードプランへ移行する方法は、まずデスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックしましょう。メニューから「その他管理項目」>「ワークスペースの設定」を選択します。

左側の列の「その他管理項目」>「料金・お支払い」をクリックします。「概要」タブで「プランの変更」を選択します。「スタンダードプランへ変更」を選択しましょう。「この変更の詳細を表示」をクリックし「この変更を確定する」を選択します。

フリープランへ移行する方法

有料プランから無料のフリープランに移行する方法も、メニューの「その他管理項目」から進みます。「料金・お支払い」をクリックし「概要」タブで「プランの変更」を選択しましょう。

 「すぐにフリープランに切り替える」または「更新時にフリープランに切り替える」のいずれかを選択します。「この変更の詳細を表示」をクリックし「この変更を確定する」を選択しましょう。

【Slack】料金をプランをアップグレードする際の注意点

Slackを無料版から有料版にアップグレードする際にはいくつか注意点があります。以下の注意点を考慮してアップグレードするようにしましょう。

チーム全体が有料版に集める必要がある

1つのワークスペースを有料プランへアップグレードする場合は注意点はないのですが、有料プランへの移行を機会に無料で利用していた複数のチームのワークスペースを1つに統合する場合いくつかの注意点があります。

別々のチームが各自無料版のSlackを使っている場合は、チーム全体を有料版に集める必要があるという点です。

複数のチームを1つに集めるためにインポートする際は、命名規則を作って名前の被っているチャンネルをあらかじめ名前変更しておきましょう。名前変更しておかないと自動的に変更され分かりづらくなることが注意点です。

ダイレクトメッセージの移行は不可

さらに1つに集める際の注意点として、統合されるワークスペースからデータを書き出してインポートすることはできますが、この時移行できるのはパブリックチャンネルのメッセージとファイルのみとなっている点です。

注意点としてそれ以外のメッセージは捨て去るか無料のままのアーカイブとして残しておくしかないことを頭に入れましょう。対策としては有料版のプラスプランの上のSlack Enterprise Gridを利用し、複数のワークスペースを持てるようにするしかありません。

一度プラスプランへ移行してダイレクトメッセージ以外の全てのコミュニケーションを書き出して移行することも可能です。

余計な費用がかかる場合がある

アップグレードする際の注意点として、プライベートチャンネルの他チームへの移行には余計な費用がかかる点が挙げられます。つまりプラスプランへ一度移行する必要があるため余計な料金がかかることも大きな注意点でしょう。
 
ただこれらの注意点は、Slack Enterprise Gridへ移行する際には解決できる注意点でもあります。大規模企業の場合は無料版から有料版へのアップグレード時に、思い切ってSlack Enterprise Gridへの移行を検討してみても良いでしょう。

合わせて読みたい!Slackに関する記事一覧

Thumb【Slack】スタンプ/絵文字の活用方法を解説!
Slackのスタンプ/絵文字の使い方をマスターすれば、ビジネス上での依頼がスムーズにいったり...
ThumbSlackとLINEとの違いは?ビジネスチャット機能を比較!
世界中で広く使われているビジネスチャット、それが「Slack」です。日本で主流なチャットアプ...
Thumb【Slack/Chatwork】機能を比較!どっちを導入するべき?
SlackとChatwork、これからどちらかを導入しようと考えていませんか?そんなSlac...
Thumb 【Slack】文字の装飾の仕方/書き方を詳しく解説!
Slackをお使いの皆さんは、文字の装飾のやり方はご存知ですか?文字の装飾を覚えると、メッセ...

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
usagifwfw

人気の記事

人気のあるまとめランキング