「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法をくわしく解説!
PhotoDirectorには様々な特殊加工機能が備わっています。有ったものを消す、コンテンツ解析除去やオブジェクト除去と言う言葉だけ聞くと、とても難しく響きますね。今回はPhotoDirectorの特殊加工で画像を編集・修正する方法を詳しくご紹介します。
目次
- 1PhotoDirectorとは?
- ・パソコン用の写真の加工/修正ソフト
- 2「PhotoDirector」で編集する事前準備
- ・ライブラリーから画像を読み込む手順
- 3「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~コンテンツ解析除去~
- ・コンテンツ解析除去とはどんな機能?
- ・オブジェクト除去の操作手順
- ・オブジェクト除去のポイント
- 4「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~画像追加/合成~
- ・背景除去の手順
- ・画像追加/合成の手順
- 5「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~360 度写真の加工/修正~
- ・360度パノラマ画像~用意しておく物:全体の流れ~
- ・360度パノラマ画像の作成手順
- ・リトルプラネットの作成手順
- 6「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~GIFアニメ~
- ・GIFアニメの作成手順
- ・おわりに
- ・合わせて読みたい!画像編集に関する記事一覧
PhotoDirectorとは?
PhotoDirectorとは、いったいどんなことができるのでしょうか?PhotoDirectorの機能をご紹介します。
パソコン用の写真の加工/修正ソフト
PhotoDirectorは、快適な動作と高度な編集機能を兼ね備えた初心者から上級者まで幅広い層に人気があるパソコン用の写真の加工/修正ソフトです。
同じような写真の加工/修正ソフトには、編集機能が豊富でも難しくて使いこなせない写真の加工/修正ソフトも多くありますがPhotoDirectorは一味違います。
PhotoDirecorは、初心者にも優しい簡単で直感的な操作性と、嬉しいマニュアルもあるので安心して使える写真の加工/修正ソフトです。
PhotoDirecorは、はじめは分かりやすいマニュアルを見ながら、私たち初心者でもすぐに写真の修正や編集機能を使いこなすことができます。
今回はPhotoDirectorの豊富な機能の中から特殊加工の方法をポイントも含めてご紹介したいと思います。
「PhotoDirector」で編集する事前準備
PhotoDirectorの機能を使って画像を編集するために必要な事前準備をしましょう。どんな場合にも画像を編集するためには、編集する画像が必要です。PhotoDirectorに画像を読み込む方法をご紹介します。
ライブラリーから画像を読み込む手順
PhotoDirectorを開いたら、画面の上にあるメニューの一覧からライブラリーを選択します。ライブラリーをクリックすると画面の左下に読み込みがあります。読み込みをクリックします。
読み込みをクリックして出てきた一覧から画像をクリックします。エクスプローラーが起動するので画像をクリックして読み込みます。
すると上の画像のように最新読み込みタブ(画面左側の矢印の部分)に画像が追加されます。そして読み込まれた画像とその下にサムネイル画像が表示されます。
「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~コンテンツ解析除去~
PhotoDirectorで特殊加工/修正する方法のコンテンツ解析除去をご紹介したいと思います。特殊加工やコンテンツ解析除去と聞くと、とても専門的な技が必要な気がしますね。
コンテンツ解析除去とはどんな機能?
PhotoDirectorの機能のコンテンツ解析除去とはどんな機能なのでしょうか?
画面の必要ない対象物を消去することが可能
PhotoDirectorで行うコンテンツ解析除去とは!ズバリ!!画像に必要のない対象物を消去することが可能な機能です。簡単に言ってしまうと、いらない物を消す機能です。
例えば「誰もいない海の画像が欲しい」「家族だけが映った画像が欲しかったのに」でもそんなタイミングはなかなかないでしょう。どうしても不必要な、無い方が良いものが映り込んでしまいます。
そういう時にPhotoDirectorで、コンテンツ解析除去を使って画面に必要のない対象物を消去してしまえば良いのです。素晴らしい機能だと思いませんか?これさえ写っていなければ良い写真なのにと思った経験は誰にも有ると思います。
そんな「これさえなければ」をPhotoDirectorの特殊加工で消してしまいましょう。
オブジェクト除去の操作手順
PhotoDirectorの特殊加工であるオブジェクト除去の操作手順をご紹介します。PhotoDirectorで必要のないものを除去して画像を修正してみましょう。
編集画面でオブジェクト除去内のコンテンツ解析除去を選択
PhotoDirectorでオブジェクト除去の操作手順1つ目は、コンテンツ解析除去をクリックします。
コンテンツ解析除去は、編集画面でオブジェクト除去の左側にある下向き▼をクリックして展開するとスマートパッチとコンテンツ解析除去が表示されます。ここでコンテンツ解析除去を選択します。
ブラシを選択しポインターで対象を指定
PhotoDirectorでオブジェクト除去の操作手順2つ目は、手動選択とブラシ+をクリックします。
コンテンツ解析除去画面に切り替わったら、①の手動選択になっていることを確認して、②の「+ ブラシ」マークをクリックします(グレーになると選択された状態です)。※「-ブラシ」は消しゴムです。
PhotoDirectorでオブジェクト除去の操作手順3つ目は、ブラシサイズを調整します。除去したい対象画像の大きさに合わせてブラシサイズを調整しましょう。バーを右にスライドするほどブラシサイズは大きくなります。
今回は、分かりやすく海に浮かぶ島の木を除去の対象物にしてオブジェクト除去の操作をします。
PhotoDirectorでオブジェクト除去の操作手順4つ目は、除去したいオブジェクトをブラシを使ってドラックして塗りつぶします。
消したい画像をブラシで塗りつぶします。消したい画像を塗りつぶすことが出来たら画像が点線で囲まれた状態になります。
適用を選択で処理が適用
PhotoDirectorでオブジェクト除去の操作手順5つ目は、適用をクリックします。
消したい画像を塗りつぶすことが出来たら適用をクリックします。適用をクリックするとPhotoDirectorが「処理しています」となり、点線で囲んだ対象物を解析して、周りの背景に同化させる作業をしてくれます。
点線で囲んだ対象物を解析し、周りの背景に同化させる作業が終了しました。見事に島に生えていたはずの木が消えました。消えた部分は PhotoDirector が周りの背景と同じ色で補ってくれているので違和感がありません。
以上がオブジェクト除去の操作手順です。
オブジェクト除去のポイント
PhotoDirectorでオブジェクト除去のポイントをご紹介します。オブジェクト除去は1度で綺麗に除去できる場合と数回同じ操作をしないと綺麗にできない場合があります。オブジェクト除去のポイントを実行して綺麗にオブジェクトを除去してください。
PhotoDirectorでオブジェクト除去のポイントの1つ目は、根気よく繰り返し作業することです。
1度で綺麗に除去できない場合は、同じ作業を根気強く続けていくと、少しずつではありますが、いらない部分が消えてくれます。ブラシサイズを変更する等の工夫して除去するなど、繰り返して作業します。
PhotoDirectorでオブジェクト除去のポイントの2つ目は、失敗したら元に戻すです。
失敗して消したくない画像を消してしまった場合、失敗したら前の画面にも戻ることもできます。編集の真上に元に戻すがあります。これで前の操作に戻って作業をやり直すことができます。以上がオブジェクト除去のポイントです。
「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~画像追加/合成~
PhotoDirectorで特殊加工/修正する方法の画像追加/合成する方法をご紹介するためには、合成する画像の背景を除去しなければなりません。はじめに背景を除去する方法をご紹介します。
背景除去の手順
PhotoDirectorで背景除去の手順1番目は、はじめにご紹介した方法で画像を読み込みます。
- 画面の上にあるメニューの一覧からライブラリーを選択します。
- 画面左下の読み込みをクリックします。
- 画像を読み込みます。
背景除去の手順2番目は、背景除去をクリックします。背景除去は編集画面の抽出または作成にあります。背景除去をクリックします。
- +ブラシを選択します。
- ブラシサイズを調整します。
- ブラシを使って、残したい部分と除去したい背景の境界線を引きます。
背景除去のポイント1:インテリジェントにチェックを入れます。
インテリジェントにチェックを入れて置くと背景と対象物の境界線を自動的に処理してくれます。
背景除去のポイント2:選択した領域を除去・未選択の領域を除去を指定します。
選択した部分を消す場合は選択した領域を除去。選択した部分を残したい場合は未選択の領域を除去にチェックを入れます。
境界線を引くことが出来たら最後に適用をクリックします。
アイスクリームの背景除去ができました。できた画像を保存します。
- 保存先をクリックします。
- 保存する場所を選択して保存します。
画像は背景除去がラリーに保存され画像追加・合成で利用出来ます。と表示されます。背景除去画像が準備出来たのでこれから画像追加/合成の手順をご紹介します。
画像追加/合成の手順
PhotoDirectorで画像追加/合成の手順1番目は、抽出または作成の中にある画像追加・合成をクリックします。
PhotoDirectorで画像追加/合成の手順2番目は、画面が切り替わります。画像の追加をクリックして画像を追加します。
PhotoDirectorで画像追加/合成の手順2番目は、背景除去ギャラリーからをクリックします。
PhotoDirectorで画像追加/合成の手順3番目は、読み込んだ画像のサイズを調整します。画像を囲んである枠の四角をドラッグすると画像のサイズを調整することができます。
木を全て除去してしまった島にアイスクリームを合成しました。アイスランドの完成です。合成画像が完成したら画面左下にある保存先をクリックして画像を保存します。
以上が画像追加・合成の手順です。如何でしたか?特殊加工と聞くと難しく感じますがとても簡単にできたのではありませんか?
「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~360 度写真の加工/修正~
PhotoDirectorで特殊加工/修正する方法。続いては、360 度写真の加工/修正をしてみましょう。
360度パノラマ画像~用意しておく物:全体の流れ~
360度パノラマ画像~用意しておく物~
- 360度画像:背景となる画像です。
- イラスト画像:背景に合成する画像。背景色と被りにくい色合いが好ましいです。
- アイデア:作成する人のアイデア・センスで大きく変わります。
360度パノラマ画像~全体のながれ~
- 360度画像:三脚の削除
- イラスト画像:画像の背景を除去
- 背景を除去した画像を360度画像に合成する
360度画像とイラスト画像を分けて考えると良いです。
360度パノラマ画像の作成手順
PhotoDirectorで360度パノラマ画像の作成手順をご紹介します。
360度パノラマ画像の作成手順~三脚の消去~
PhotoDirectorで360度パノラマ画像の作成手順1番目は、三脚の消去です。
- 360度画像を読み込んだのちに編集画面を開きます。
- フォトエディターの三脚消去をクリックします。
- 三脚消去を有効にするをオンにします。
- 南極/ぼかしを選択します。
- 三脚撮影者カバー範囲に合わせてサイズを調整
- ファイルから名前を付けて保存。
この時の注意点:ファイルの種類をJPG Filesにすることです。(360度画像の機能が失われてしまいます)
360度パノラマ画像の作成手順~画像の背景を除去~
PhotoDirectorで360度パノラマ画像の作成手順2番目は、追加する画像の背景除去です。
360度画像に追加したい画像の背景を除去する必要があります。先ほどご紹介した背景除去する手順に従って画像の背景を除去して保存しておきます。
360度パノラマ画像の作成手順~画像を追加・合成~
PhotoDirectorで360度パノラマ画像の作成手順3番目は、画像を追加・合成です。
- PhotoDirectorで三脚を消去した画像を読み込みます。
- 編集画面を開き、画像追加・合成をクリックします。
- 画像の追加を選択して、背景除去ギャラリー、もしくはフォルダーから背景を除去した画像を読み込みます。
- 大きさを調整したり、緑色点で画像の傾きを調整して背景になじませます。
この操作を繰り返して360度のパノラマ画像を作成します。
リトルプラネットの作成手順
PhotoDirectorで360度ビュー デザイナーを使って、360度映像を従来のビデオ プロジェクトとして表示することができます。リトルプラネットの画像を作成することもできます。
リトルプラネット~作成手順1~
リトルプラネット作成手順1番目は、360°度動画をタイムラインに読み込んでビュー デザイナーで編集します。
- 360°度動画をタイムラインにドラッグして従来の動画を作成オプションを選択します。
- タイムラインから 360°度ビデオ クリップを選択してツール➡ ビュー デザイナーをクリックします。
- 投影モードのドロップダウンからリトル プラネットオプションを選択します。
リトルプラネット~作成手順2~
リトルプラネット作成手順2番目は、リトルプラネット動画をカスタマイズします。
- 表示の方向セクションの X、Y、Z 回転を調整して、映像の表示角度を変更します。
- キーフレームおよびフライ イン/アウトオプションを使って、プロジェクトの動きをカスタマイズすることもできます。
ただし【表示の方向】を調整すると、正常に表示されない場合があります。スムーズに表示するにはイーズ イン/アウトのオプションを使います。
- 通常の動画から始まり、その後リトルプラネットを表示するにはフライ アウトオプションを選択します。
- リトルプラネットから通常の動画で終了するにはフライ インオプションを選択します。
「PhotoDirector」で特殊加工/修正する方法~GIFアニメ~
PhotoDirectorで特殊加工/修正する方法。続いてはGIFアニメを作成します。
GIFアニメの作成手順
PhotoDirectorでGIFアニメを作成する手順をご紹介します。
GIFアニメの作成手順~PhotoDirector で『動画』を読み込む~
PhotoDirectorでGIFアニメの作成方法をご紹介します。
- 画面上部左側のライブラリーを選択して読み込みをクリックします。
- パラパラ漫画にする素材動画をビデオ to フォトクリエーターから読み込みます。
PCの中にある動画を選択することが出来たらアニメーション GIF ファイルをクリックします。
GIFアニメの作成手順~ビデオ to フォト クリエーター~
- 選択した動画から何枚の画像を取り込むか、という操作です。(動画の不要な箇所トリミングしておきます。)
- 画面左下のAUTOボタンを押すと、等間隔で画像を取り込むことができます。
- 「フレーム(画像)」の数は 30~60 くらいでよいそうです。
- AUTO機能によって、プレビュー画面の再生バーが等間隔に区切られ、スナップショットが画面右側に抽出されます。
画面右下のライブラリーに移動をクリックします。
ポイント1:画面左側の「フレーム数/秒:30」は1 秒間に画像を30枚表示させるということです。数値が大きくなるほど1秒間に再生される画像が滑らかに(速く)なります。
ポイント2:左側にスライドするとゆっくりとカクついたアニメーションを作成できます。逆に右側にすると動きがとても速く細かいアニメーションができあがります。
プレビュー画面をチェックしながら数値を変更してみてください。
GIFアニメの作成手順~GIFアニメーション作成
- 画面中央の再生ボタンを押して再生してみます。
- パラパラ漫画のようなアニメーション画像が表示されます。
- 問題なければ、画面左下の保存先をクリックします。
今作成した GIFの保存先を開いてみると「・・・.gif」というファイルがあります。これを開くと、パラパラ漫画の画像が開きます。動画のように再生、停止ボタンはありません。
おわりに
PhotoDirectorで特殊加工・修正する方法をご紹介しましたが如何でしたか?難しく思えた写真の合成など簡単に操作することができました。とても楽しかったです。私は、もう少しセンスを磨くことが今後の課題だと思いました。
皆さんは上手にできましたか?まだという人は30日間無料で使えるので是非試してみて下さい。最後までお読みいただき有難うございました。