2019年08月27日更新
MacOS X El Capitanのクリーンインストール方法を解説!
「OS X El Capitan」とはAppleが開発したMacOSです。新規OSは上書きインストールよりクリーンインストールすることで快適に使える可能性が高いです。今回はMacOS X El Capitanのクリーンインストール方法を詳しく解説します。
目次
- 1OS X El Capitanとは?
- ・OS X El Capitanについて
- 2クリーンインストールとは?
- ・初期化する際に必要
- 3MacOS X El Capitanのクリーンインストール事前準備
- ・「iTunes Store」の認証を解除する
- ・iCloudの「Macを探す」をオフにしてサインアウトする
- ・マイサポートプロフィールに登録したコンピュータを削除
- ・iMessage(メッセージ)アプリをサインアウトする
- ・Mac内の重要なデータをバックアップする
- 4MacOS X El Capitanのクリーンインストール方法
- ・command (⌘) + Rを同時に押しながら電源をON
- ・OS X 拡張を削除
- ・OS Xを再インストール
- ・command (⌘) + Qを同時に押す
- 5Mac OS El Capitanのクリーンインストール事前準備
- ・重要なデータをバックアップ
- ・iTunesの認証やAdobeのライセンスを解除
- ・Apple IDとパスワード、信頼できる端末を用意
- 6Mac OS El Capitanのクリーンインストール方法
- ・Mac App Storeからクリーンインストール
- ・OS X 復元システムからクリーンインストール
- ・SDカード(USBメモリ可)からクリーンインストール
- 7Mac OS X El Capitanのクリーンインストール~メリットとデメリット~
- ・メリット
- ・デメリット
- ・合わせて読みたい!Macに関する記事一覧
OS X El Capitanとは?
「OS X El Capitan」とはAppleが開発したMacOSで、2015年9月30日にリリースされました。MacOSは新しくなるたびにクリーンインストールをする必要があり、そうしないと不具合が多いとされています。
「OS X El Capitan」がリリース後、元々「Yosemite」で使っている場合上書きインストールをしてみたとしても、上書きインストールではAppleのサイトでPRしているような速度は出ず重たい印象です。
いつものアップデートで行う上書きインストールではなく、データを消去して新規にOSをインストールする「クリーンインストール」することで快適に使える可能性が高いです。今回はMacOS X El Capitanのクリーンインストールする方法を詳しく解説します。
OS X El Capitanについて
「OS X El Capitan」は2015年6月9日に「WWDC2015」の基調講演で発表されて、9月30日にリリースされました。MacOS X El Capitanは、Appleが開発したMac向けのOSでOS Xシリーズの12番目のバージョンです。
「OS X El Capitan」は「OS X Yosemite」の後継バージョンとしてリリースされましたが、Appleのサイトによると、グラフィックのコアテクノロジー「Metal」の採用によって、アップデートするだけでグラフィックスが格段に上がるとされています。
クリーンインストールとは?
クリーンインストールとは、Macのすべてのデータを削除しハードディスクをフォーマットしてからOSを再インストールすることです。一度データをすべて削除するのでデータのバックアップが必須なのと、メールや周辺機器のすべての再設定が必要になります。
前述したように上書きインストールでは新しいOSに関するメリットを感じることはできない可能性が高いです。快適に使いたい場合はクリーンインストールすることをおすすめします。
初期化する際に必要
Macを使っていると調子が悪くなったり、他人に譲渡・売却する時にOSを初期化・再インストールしなければならなかったりすることがあるでしょう。その際にクリーンインストールが必要となります。
Macを初期化しなければならない場面はいくつかありますが、具体的に以下のような場面が考えられます。
- 起動時に禁止サインが表示される場合
- Mac購入時に搭載されていたバージョンのOSよりも古いバージョンを誤ってインストールしてしまった場合
- 標準的なメンテナンスを実施してもMacの調子が悪い場合
- Macを他人に譲渡・売却する時
MacOS X El Capitanのクリーンインストール事前準備
Macを他人に譲渡する時など、Macをクリーンインストールしなければならない場面はいくつかあります。今回は「MacOS X El Capitan」のクリーンインストール方法を解説します。まずクリーンインストールを行う際の事前準備を見ていきましょう。
「iTunes Store」の認証を解除する
まず最初に「iTunes Store」の認証を解除しましょう。「iTunes」から「アカウント」をクリックして、「認証」を選びます。そして「このコンピュータの認証を解除...」をクリックしましょう。
iCloudの「Macを探す」をオフにしてサインアウトする
次にシステム環境設定を開き「iCloud」をクリックします。
システム環境設定からiCloudを開き「Macを探す」のチェックを外してオフにしてからサインアウトしましょう。
マイサポートプロフィールに登録したコンピュータを削除
Macを購入するとその履歴が「マイサポートプロファイル」に登録されていますので、登録したコンピュータを削除しましょう。Appleの公式ストアから「サポート」をクリックし「マイサポート」にサインインしましょう。
クリーンインストールするMacの横にある半透明の矢印アイコンをクリックし、シリアル番号の下にある「製品の削除」ボタンをクリックすれば削除完了です。
iMessage(メッセージ)アプリをサインアウトする
Apple純正の「iMessage(メッセージ)」アプリからサインアウトしましょう。「メッセージ」をクリックし「環境設定」をクリックしましょう。該当するアカウントを選択し「サインアウト」ボタンをクリックします。
Mac内の重要なデータをバックアップする
クリーンインストールとは、ハードディスクのデータをすべて削除する必要があります。Macをクリーンインストールする前には必ず重要なデータをバックアップしましょう。
「TimeMachine」を使ってMac丸ごとすべてをバックアップしても良いですし、すべてが必要がない場合は重要なデータだけを外付けハードディスクもしくはクラウドストレージサービス(Dropboxなど)にアップロードしておくことをおすすめします。
定期的に「Time Machine」が回ってくれてますが改めて保存しましょう。そしてデータバックアップが完了したらシステム終了します。
Time Machineでバックアップする
「Time Machine」はMacに組み込まれているバックアップ機能です。この機能を使って、App、音楽、写真、メール、書類、システムファイルなどすべてのファイルを自動的にバックアップしておけます。
バックアップしてあれば、Macから削除したファイルでもバックアップから復元できます。Macのハードディスクを消去または交換した場合でも大丈夫です。外付けのストレージデバイスさえあれば、Time Machineでバックアップを作成できます。
デバイスを接続しバックアップディスクとして選択すると、Time Machineは過去24時間分の毎時間のバックアップ、過去1ヶ月分の毎日のバックアップ、過去のすべての月の1週間ごとのバックアップを自動的に作成します。
外付けハードディスクに重要なデータだけ移動
外付けHDDは大容量のものが多く、Macのバックアップをすべて取ることもできるでしょう。すべて必要ない場合は必要なデータのみのバックアップを取ることも可能です。
写真や書類などの必要なデータだけをバックアップしておきたい場合は、「Finder」を開きその中にある「写真ライブラリ」を外付けHDDにドラッグ&ドロップするだけでバックアップを取ることができます。
クラウドストレージサービス(Dropboxなど)を利用する
普段からDropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージサービスを使っていればバックアップの必要はありません。
使っているストレージの容量によるので、人によっては写真と音楽や動画などは、オンラインストレージに保存していないこともあるでしょう。その場合はバックアップが必要ですので、バックアップを行いましょう。
MacOS X El Capitanのクリーンインストール方法
バックアップなど紹介したクリーンインストールの事前準備を済ませたら「MacOS X El Capitan」をクリーンインストールします。クリーンインストールにはWi-Fi接続が必要なのでMacがネットにつながっていることを確認してください。
途中で切れるとデータが破損する可能性もあるので、電源も繋げておいた方が良いでしょう。ではまずMacを「システム終了」させて電源をオフにしましょう。MacOS X EL Capitanのクリーンインストールは以下の手順で行なってください。
command (⌘) + Rを同時に押しながら電源をON
Command₊Rを押しながら電源ボタンを押して起動します。「Command₊R」キーは「OS X ユーティリティ」が表示されるまでずっと押しっぱなしにしましょう。
OS Xユーティリティ画面になったら「Command₊R」キーを離し「ディスクユーティリティ」を選択し「続ける」をクリックしましょう。
今使っているMacにインストールされている最新のOSを再インストールしたい場合は、Command₊Rで起動してください。特別な事情がない限り通常のトラブルシューティングでは、Command₊R起動で問題ありません。
OS X 拡張を削除
ディスクユーティリティ内でMacOSをインストールするディスクを選択して「消去」タブをクリックします。
ディスクユーティリティ内のフォーマットで「OS X 拡張(ジャーナリング)」が選択されていることを確認して「消去」ボタンをクリックします。データ削除が終わったら、ディスクユーティリティを「×」ボタンで終了しましょう。
OS Xを再インストール
次にMac OS X El Capitanを再インストールします。データ削除が終わったら、ディスクユーティリティを「×」ボタンで終了しましょう。
ディスクユーティリティを「×」ボタンで終了すると「OS X ユーティリティ」画面に戻るので、今度は「OS Xを再インストール」を選択しましょう。ハードディスクをフォーマットして削除したところへ、X El Capitanを再インストールします。
画面の指示にしたがってMac OS X El Capitanを再インストールしていきましょう。
command (⌘) + Qを同時に押す
MacOS X El Capitanを再インストールすると「ようこそ」の画面が表示されます。Macを初期化後、他人に売却・譲渡する場合は「ようこそ」画面で「command(コマンド)」キーと「Q」キーを同時に押しましょう。
ここで「コンピュータをシステム終了してもよろしいですか?」と尋ねられるので「システム終了」ボタンをクリックします。
Mac OS El Capitanのクリーンインストール事前準備
ここまででMacOS X El Capitanの再インストールが完了しました。その後El Capitan を使ってもっと新しいMacOS にアップグレードできます。では次にMacOS EL Capitanのクリーンインストール事前準備について解説します。
重要なデータをバックアップ
El Capitanクリーンインストールの事前準備を行いましょう。Macでは「Time Machine」で常時バックアップしていますが、Time Machineからの復元は時間がかかる上要らない設定ファイルまで復元されてしまいます。
そこまでする必要がない場合は、ユーザーフォルダ内のライブラリや書類、写真など重要なデータだけを外付けハードディスクやDropboxなどのクラウドストレージサービスに移行しておくと良いでしょう。
iTunesの認証やAdobeのライセンスを解除
次にiTunesでコンピュータの認証やAdobeのライセンスを解除します。まず「iTunes Store」の認証を解除しましょう。「iTunes」から「アカウント」をクリックして、「認証」を選びます。そして「このコンピュータの認証を解除...」をクリックしましょう。
Adobeライセンス認証の解除方法
Adobeアカウントの認証解除はiTunesアカウントよりも忘れると致命的と言えます。Adobe製品を利用している人は忘れずに行いましょう。
Adobe製品は複数のMacにインストールできないようになっているため、間違って認証解除しないまま初期化すると古いMacの認証を外すことができなくなるので要注意です。
Adobeライセンス認証とは
Adobeのライセンス認証とは、Adobe製品およびサービスに関する不正使用を防止するためにソフトウェアライセンスを検証するプロセスです。ライセンス認証プロセスではダウンロード、アンインストール、シリアライズなど様々な時点でアドビに情報が送信されます。
Adobeのライセンス認証の解除を行うことで、アプリケーションを有効なユーザー指定ライセンスから切断します。ライセンス認証の解除を行うと、必要に応じて、随時アプリケーションの再ライセンス認証を行えます。
アプリケーションのライセンス認証の解除を行うためアプリケーションをアンインストールしても、そのライセンス認証は必ずしも解除されませんので注意してください。
Apple IDとパスワード、信頼できる端末を用意
もしApple IDの2ファクタ認証を設定している場合は、Apple ID認証後に信頼できる端末が必要なので手元に準備しておきましょう。
2ファクタ認証とは、Apple IDの認証を二重化することでセキュリティを強化し、たとえパスワードが他人に漏れても本人以外はアカウントにアクセスできないようにする認証方式です。
信頼できる端末とは自身のものであるとAppleが把握していて、別のデバイスやブラウザでサインインする際本人確認に利用できるデバイスです。Appleから送られて来る確認コードが表示される端末を準備しましょう。
Mac OS El Capitanのクリーンインストール方法
ではMacOS El Capitanのクリーンインストールの方法を解説します。El Capitanクリーンインストール方法は3つあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
Mac App Storeからクリーンインストール
まずMac App Storeからクリーンインストールする方法を紹介します。以下のリンクのAppleの公式サポートページ内にある「El Capitan の入手方法」の「App Store から El Capitan を入手」のリンクをクリックしてインストールプログラムを入手します。
El Capitanのインストラーがアプリケーション内にダウンロードされました。そしてインストーラーを起動しましょう。そしてディスクユーティリティでハードディスクをフォーマットし、El Capitanをクリーンインストールしましょう。
このインストーラーをUSBメモリにコピーすることも可能です。必要に応じてインストールしたいMacの内蔵ハードディスクにコピーすると良いでしょう。
OS X 復元システムからクリーンインストール
MacOS 復元から起動するにはMacの電源を入れてその直後にキーボードの以下のキーを組み合わせて押し続けます。通常は「Command₊R」が推奨されます。「Command₊R」はインストールされていた最新のMacOSをインストールします。
ちなみに「option +Command₊R」はMacと互換性のある最新のバージョンのmacOSにアップグレードします。「shift + option +Command₊R」はMacに当初付属していたmacOSで現在も利用可能なバージョンをインストールします。
MacOS 復元から起動するにはMacの電源を入れてキーを組み合わせて押し続けますが、今回は「Command₊R」を使いましょう。
ではまず「Command₊R」を押しながら電源ボタンを押して起動します。「Command₊R」キーは「OS X ユーティリティ」が表示されるまでずっと押しっぱなしにしましょう。
OS Xユーティリティ画面になったら「Command₊R」キーを離し「ディスクユーティリティ」を選択します。ディスクユーティリティでハードディスクをフォーマットしましょう。削除完了後ディスクユーティリティを閉じEl Capitanを再インストールを行います。
ディスクユーティリティを「×」ボタンで終了すると「OS X ユーティリティ」画面に戻ります。「OS Xを再インストール」を選択し「インストール」ボタンをクリックします。「Apple ID」のメールアドレスとパスワードを入力してサインインしましょう。
もしApple IDの2ファクタ認証を設定している場合は信頼するデバイスに4ケタの暗証番号を送信します。信頼するデバイスで受け取った4ケタの数字を入力し「確認」ボタンをクリックしましょう。
これでMac OS X El Capitanを再インストールが開始されます。1〜2時間ほどかかるので、しばらく待ちましょう。インストールと再起動が終わったら、「ようこそ」画面が表示されます。
クリーンインストールが完了すると初期状態に戻っているので設定をしていきます。言語は日本語を選択しすでにWi-Fi環境になっている場合はWi-Fiネットワークを選択しましょう。
次にこのMacに情報を転送の画面で「今は情報を転送しない」をクリックします。位置情報サービスを有効にしApple IDでサインインし指示にしたがって進めていくとデスクトップが表示されクリーンインストールは完了となります。
時間と手間が掛かりますがこれで、Macが初期の状態に戻ります。
SDカード(USBメモリ可)からクリーンインストール
最後にSDカード、又はUSBメモリからクリーンインストールする方法を紹介します。Mac App StoreからEl Capitanのインストーラーをダウンロードして、SDカードにコピーし起動可能なSDカードを作成する方法です。
SDカードをインストールディスクにする方法
まずMac App StoreからEl Capitanのインストーラーをダウンロードし「ターミナル」で以下を実行しましょう。ちなみに「UNTITLED」の部分はSDカードの名称ですので、自身が使うSDカード名に変更してください。
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/UNTITLED --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app --nointeraction
インストールディスクを作成するのに10分ほどで終了しました。SDカードの名称は 「Install OS X El Capitan」になっています。このSDカードを利用してMacの「option」キーを押しながら電源を入れましょう。
SDカードから起動してEl Capitanをクリーンインストールすることができます。クリーンインストールをする場合は、ディスクユーティリティを起動し、ストレージをフォーマットし、その後再インストール を実施すれば完了です。
何らかのトラブルで起動しなくなった場合は、フォーマットせずに再インストールすれば復元できます。この場合ネット環境が無くてもインストールできますしディスクユーティリティも使えますので、もしもの時に備えて作成しておくのも良いかもしれません。
Mac OS X El Capitanのクリーンインストール~メリットとデメリット~
MacOS X El Capitanをクリーンインストールするにあたっての、メリットとデメリットを紹介します。
メリット
一般的に新しいOSがリリースされた場合、現状のMacのままでダウンロードしインストールして、新OSにアップグレードすることももちろん可能です。しかしあえてクリーンインストールすることには様々なメリットがあります。
ただMac OS X El Capitanをクリーンインストールする際、前述したようにバックアップを取ることが必須で、万が一X El Capitanのクリーンインストールに失敗した場合データがすべて飛んでしまいますので注意が必要な点も頭に入れておきましょう。
必要なアプリのみをインストールできる
クリーンインストールは上書きインストールと違い一旦初期化するためすべて削除された状態になります。新しいOSはとかくトラブルが起こりがちですが、そのような時もOS側の問題なのかアプリ側の問題なのか、ユーザ側の環境の問題なのかを見つけやすいです。
X El Capitanのクリーンインストールを実施しておけば、Appleが現在標準だと考えている設定を確認することができ、トラブルシュートの助けとなることがあるでしょう。
そしてごちゃごちゃと溜まっていたアプリやファイルをすべて一掃でき、本当に必要なアプリのみをインストールですることができるので、X El Capitanをクリーンインストールすることをおすすめします。
ファイル整理が容易にできる
X El Capitanのクリーンインストールを実施する大きなメリットはOSを初期化することで、前OSまでの設定を引き継がないことがあげられます。
使用してきて溜まった不必要なファイルなどが一掃され、改めてファイル整理も容易に行うことができ、Macにとても良いです。
容量が節約できる
Macを長く使い続けていると写真や動画、アプリなどデータファイルが増えていったりキャッシュが溜まって来たりして、Macのストレージを使っていき空き容量が無くなって来ます。
Macの空き容量が不足すると、動作が重くなったり新しくアプリがインストールできなかったりバックアップが取れなかったりします。
X El Capitanのクリーンインストールをすると不要なファイルやアプリも綺麗に掃除することができるので容量もスッキリとしその分動きも軽くなりバッテリー消費も節約できるでしょう。
動作が軽くなる
Macを長く使い続けていると空き容量が少なくなり動作が重かったりMacがいきなり固まってしまったりなど調子が良くなくなることもあるでしょう。
X El Capitanのクリーンインストールの最大のメリットとは「過去の遺産」を残さずにインストール出来る点です。 そのためMacの動作軽くなりパフォーマンスが良くなるでしょう。長く使うためにもクリーンイスントールは良い点が多いです。
デメリット
クリーンインストールしOSが新しくなったMacは新鮮な気持ちになり使いやすくなりメリットも多いです。ただ一方でデメリットもいくつかあります。
クリーンイスントールの主なデメリットと言えば「バックアップを必ず取る必要があること」「失敗すると復旧できない可能性がある。」があるなどが挙げられるでしょう。Macのデータをすべて削除することになりますので、必ず準備が必要です。
以下のMacOS X El Capitanのクリーンインストールのデメリットを確認してから行いましょう。
最初からアプリをインストールし直す手間がかかる
メリットでも紹介しましたが、X El CapitanのクリーンインストールはMacのデータをすべて削除することになります。まっさらな状態になりますので、使い始めるのに必要なアプリは最初からインストールし直す手間がかかります。
アプリだけでなくその他にもメール設定やプリンター設定等のすべての再設定が必要になりますので、面倒かもしれません。
通常のアップデートよりやや手間がかかる
クリーンインストールは通常の上書きインストールよりも手間と時間がかかります。前述したようにバックアップを取ったり万が一心配した場合は復旧できなかったりとリスクもあります。
ただApp Storeのレビューを見ても、OSのアップグレードで致命的な不具合が起きたなどの報告がいっぱいあります。新しいOSがリリースするたびにこの報告は相次いでいます。
クリーンインストールを行うことはアップグレードに伴うトラブルに悩まされにくいというメリットがありますので、どうせメジャーアップグレードするのならクリーンインストールで行いたいところです。
OS X El Capitanのクリーンインストールには1〜2時間ほどかかるのでゆとりを持って行いのんびりと待ちましょう。