【Windows8.1】Windows Defenderで手動スキャンする方法!
Windows Defenderは、Windows8.1に搭載されたセキュリティをスキャンするソフトです。Windows8.1において、Windows Defender使えば、簡単に手動スキャンすることができますので、その方法を解説します。
目次
- 1Windows Defenderとは?
- ・Windowsの標準のセキュリティソフトのこと
- ・Windows Defenderの性能は?
- 2【Windows8.1】Windows Defenderのスキャンの種類とは?
- ・スキャンの種類
- 3【Windows8.1】Windows Defenderで手動スキャンする方法
- ・コントロールパネルから手動スキャンする手順
- ・アプリ画面から手動スキャンする手順
- 4【Windows8.1】Windows Defenderでファイルを指定してスキャンする方法
- ・スキャンの手順
- 5【Windows8.1】Windows Defenderで定期的なスキャンを設定する方法
- ・設定の手順
- ・合わせて読みたい!Windowsに関する記事一覧
Windows Defenderとは?
Windows DefenderとはWindows8.1に限らず、Windows8以降の機種に標準搭載されたセキュリティソフトです。
スパイウェア(個人情報を、プログラムの提供元に送信することを主な目的としたプログラムの総称)やマルウェア(悪意のあるソフトウェア全般を示す言葉)などからコンピュータを保護してくれます。
Windowsの標準のセキュリティソフトのこと
ここでは、このWindows8.1に標準搭載されたWindows Defenderで手動スキャンする方法を解説していきます。まずはWindows Defenderの性能や設定について説明していきます。
Windows Defenderの性能は?
Windows8.1に無料でついてくるセキュリティソフトなんて大丈夫だろうかと不安になるかもしれませんが、問題ありません。常にアップデートされ、有料のウィルスソフトと比較しても劣りません。
機能としては、ウィルスの脅威の防止デバイスのパフォーマンスと正常性、ファイアウォールとネットワーク保護、アプリとブラウザーコントロール、ファミリのオプションを搭載しています。
基本的な性能は低くはない
2018年3月の第三者機関のウィルスソフトにおける結果では、Windows Defenderで防げなかったウィルスはありません。一部ユーザーの設定に依存して、防げる攻撃が他のソフトと比べると多くあるのです。
ただし、誤検知も多いようで、ダウンロードしたファイルを起動したWindows Defenderが、マルウェアとして画面に表示されることもあるようです。
細かい設定がしづらい
上記のとおり、Windows8.1のWindows Defenderは、プライバシーの設定など細かい設定があることから使いづらいという面もありますが、ウイルスを防ぐという点だけで見れば十分な性能です。
【Windows8.1】Windows Defenderのスキャンの種類とは?
ここでは、Windows Defenderのスキャンの種類を確認します。場面に応じた方法で、Windows8.1のWindows Defenderのスキャンを実施できるようにします。
スキャンの種類
スキャンする方法は3つあります。スキャン中は処理能力が低下するため、今すぐスキャンする場合は、スキャンが完了するまで作業を待機することをオススメします。
クイック
Windows Defenderのクイックは、ウイルス、スパイウェア、マルウェアなどWindows8.1に悪意のあるソフトウェアおよび感染の疑わしい場所と、現在実行中のアプリのみをスキャンします。
フル
Windows8.1のハードディスク上のすべてのファイルおよび実行中のすべてのプログラムがチェックされます。全てをスキャンするので、完了まで1時間を超えることもあります。
カスタム
自分自身でスキャンするファイルやフォルダーを指定することができます。不安なところは今すぐスキャンすることができます。
【Windows8.1】Windows Defenderで手動スキャンする方法
Windows8.1のWindows Defenderで手動スキャンする方法を解説します。コントロールパネルから手動スキャンする手順とアプリ画面から手動スキャンする手順があります。
コントロールパネルから手動スキャンする手順
まず、コントロールパネルから手動スキャンする方法を説明します。Windows8.1のホーム画面で『Windowsキー』を押しながら『X』キーを押し、表示された画面一覧からコントロールパネルをクリックします。
コントロールパネルが画面に表示されます。表示されない人は、画面右上にある表示方法欄をクリックし、「大きいアイコン」または「小さいアイコン」をクリックします。ここでは大きいアイコンをクリックします。小さいアイコンでも構いません。
Windows8.1のWindows Defenderが表示されますので、クリックすると起動完了になります。
Windows Defenderを起動し今すぐスキャンを選択
画面右側の「今すぐスキャン」と書かれたボタンの上には、先ほど説明したスキャンの種類が表示されているかと思います。その中から、今回は『クイック』を選択し、今すぐスキャンをクリックします。
スキャン完了まで待機し完了後に画面の表示を確認
「今すぐスキャン」を押した後は、完了まで待機し、完了後に画面の表示を確認します。ここでマルウェアが発見された場合、『検疫』『削除』『許可』を選ぶ事ができます。
Windows Defenderの今すぐスキャンで見つかったウィルスの対処方法
ここでは、Windows Defenderで見つかったマルウェアの対処方法を解説します。『検疫』は悪意あるソフトウェアをパソコン上の別の場所に移動します。
ソフトウェアを復元またはパソコンから削除するまで実行できず、Windows Defenderの「検疫されている項目」に追加します。
『削除』は発見され、表示されたソフトウェアをパソコンから削除し完了します。『許可』はWindows Defenderの許可されている項目に追加し、パソコンでの実行を許可し完了します。
ただし、 ソフトウェアの発行元が信頼できる場合のみ、選択してください。
アプリ画面から手動スキャンする手順
次に、Windows8.1でWindows Defenderをアプリ画面から起動する方法を説明します。まず、スタート画面でマウスを動かし↓(下矢印)が画像の赤丸左下に出てくると思いますので、そこをクリックします。
アプリ画面が起動したら、Windowsシステムツールから『Windows Defender』をクリックします。アプリ画面からWindows Defenderが起動するので待機し、起動したら先ほどと同じように、スキャンを実行できます。
【Windows8.1】Windows Defenderでファイルを指定してスキャンする方法
Windows8.1のWindows Defenderでは、特定のファイルやフォルダを指定して コンテキストメニューからスキャンを行う機能を使うことができません。
ここでは、代わりとなるショートカットファイルを作成して、特定ファイルを指定してスキャンする方法を説明します。
スキャンの手順
まず、ショートカットを作ります。デスクトップで左クリックし、新規作成からショートカットを作成します。
ショートカットの作成をすると、次の画面になります。ここで以下をを入力し、「次へ」を押します。
"C:\Program Files\Windows Defender\MpCmdRun.exe" -Scan -ScanType 3 -File |
ショートカットキーに名前をつけます。ここでは、『Windows Defenderで今すぐスキャン』を入力し、完了をクリックして待機します。
『Windows Defenderで今すぐスキャン』と書かれたショートカットが作成されます。後は、作ったアイコンにファイルをドラックすれば使用できます。
【Windows8.1】Windows Defenderで定期的なスキャンを設定する方法
ここでは、アプリ画面から選んでスキャンするのはめんどくさい、待機している時間を増やしたくないという方に向けて、Windows8.1でWindows Defenderの標準機能として搭載されているシステムの定期スキャンを行う方法を紹介します。
Windows Defenderを手動スキャンで実行する場所と定期的なスキャンを設定する場所は異なるので、アプリ画面から設定しないよう注意が必要です。それでは、Windows Defenderで定期的なスキャンを設定する方法を解説します。
設定の手順
スタート画面からデスクトップ画面に入ります。デスクトップの右上にカーソルを合わせ待機すると、隠れていたメニューが出てくるので、『設定』をクリックします。
設定をクリックすると、デスクトップと書かれた下に『コントロールパネル』と出てくるので、クリックします。
コントロールパネルを開いたら、左上の『システムとセキュリティ』をクリックします。
システムとセキュリティが表示されたら、項目の一番上にある『アクションセンター』をクリックします。
アクションセンターが開くと、セキュリティとメンテナンスと出てきますので『メンテナンス』をクリックします。
メンテナンスを押すと、下部に設定項目が表示されますので、その中から『メンテナンス設定の変更』をクリックします。
自動メンテナンスについての設定項目が表示されますので、『メンテナンス タスクの実行時刻』の時間を設定すれば、自動的にWindows Defenderで定期的なスキャンを行うことができます。