Amazonの販売手数料をメルカリ/ヤフオクなどのサイトと比較!
個人で商品を売ることができるサイトには、Amazonやメルカリ/ヤフオクなど様々あります。もちろん、商品を売るには販売手数料などの出品手数料がかかります。代表的なサイトのAmazonやメルカリ、ヤフオクの販売手数料を含む出品手数料を比較してみたいと思います。
目次
- 1Amazonやメルカリ/ヤフオクなどはどんなサイト?
- ・ネットで商品を販売/購入できるサイト
- ・出品するならどこがお得?
- 2Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~仕組み~
- ・Amazonの仕組み
- ・メルカリやヤフオクとの違い
- 3Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~ユーザー層~
- ・Amazonのユーザー層
- ・メルカリやヤフオクとの違い
- 4Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~売れる商品~
- ・Amazonで売れる商品
- ・メルカリやヤフオクとの違い
- 5Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~作業内容~
- ・Amazonで出品する際の作業内容
- ・メルカリやヤフオクとの違い
- 6Amazonの販売手数料をメルカリ/ヤフオクと比較~販売/出品費用~
- ・Amazonの販売手数料は小口出品と大口出品で違う
- ・カテゴリー成約料
- ・FBA
- ・メルカリやヤフオクとの違い
- 7Amazonの販売手数料をメルカリ/ヤフオクと比較~メリット~
- ・Amazonで販売するメリット
- ・メルカリやヤフオクのメリット
- ・Amazon/メルカリ/ヤフオクなどで出品する際の注意点
- ・合わせて読みたい!Amazonに関する記事一覧
Amazonやメルカリ/ヤフオクなどはどんなサイト?
最近は、個人間で様々な商品を気軽にネット上で売り買いすることができるようになりました。そんなフリーマーケット要素のサイトの中でもユーザーが多く、認知度が高いサイトとして、Amazonやメルカリ、ヤフオクがあります。
それぞれのサイトには特徴があり、販売手数料などの出品手数料にも違いがあります。不用品を売るだけというよりも利益を考えた場合にどのサイトを利用した方がメリットがあるのかを総合的に比較してみます。
ネットで商品を販売/購入できるサイト
ネットで商品を販売/購入できるサイトとして認知度が高いのはAmazon、メルカリやヤフオクです。様々なカテゴリーの中から好きな物を気軽に購入することができ、自分で商品を販売することも可能です。
とりわけAmazonは、商品の購入の方が認知度が高いですが、Amazonホームページの画面上部にある「Amazonで売る」タブをクリックして、誰でも早速始めることができます。
ラクマやジモティー専門サイトのminneなどもある
フリマアプリには、他にもラクマやジモティー専門サイトのminneなどがあります。ラクマは楽天が提供しているサービスで、ラクマの月額利用料はメルカリと同様無料です。
メルカリと比べてラクマは販売手数料が安いことが最大のメリットです。また、ジモティー専門サイトでも商品を売ることができます。minneは、特にハンドメイド作品を扱っており、販売手数料もさほど高くありません。
販売者は「作家」と呼ばれ、販売しているものは商品ではなく「作品」として扱われます。ハンドメイド作品を売りたい場合は、おすすめのサイトです。
出品するならどこがお得?
フリマアプリの中で認知度が高いのは、メルカリとラクマです。PCサイトではAmazonやヤフオクがあります。どこで出品した方がメリットがあるかが気になるところです。
それぞれのサイト独自の特徴やメリットを比較して、自分の売りたい商品や環境に合わせて出品することができます。
ヤフオク/メルカリ/ラクマ/Amazonで一番お得なのは?
スマホをよく利用する人は、ラクマやメルカリが身近かもしれません。商品を売るサイトとして認知度が高いヤフオクやメルカリ、ラクマやAmazonで一番お得かどうかの判断は販売手数料などを引いた利益がどれだけ入るかを比較すると良いかもしれません。
商品発送に際しての作業内容や、商品を購入するユーザー層、販売手数料の料金体系などを比較して、自分にとってお得かどうかを判断することができます。
Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~仕組み~
それぞれのサイトを比較する際には、まず商品を売るための仕組みを知ることが必要です。ラクマとメルカリは似ていますので、この記事ではAmazon/メルカリ/ヤフオクを比較してみたいと思います。
Amazonの仕組み
人脈や資金、経験なしで個人で商品を売ることができるという点では、Amazonやメルカリ、ヤフオク共に共通しています。しかし、Amazonの仕組みには、メルカリやヤフオクと違う点が幾つかあります。
メルカリやヤフオクとの違い
Amazonとメルカリ/ヤフオクとの仕組みの違いは、幾つかあります。それらを比較してどこで商品を売った方が自分にとってお得かを決定することができます。
出品方法
出品方法で一番違うのは、ヤフオクです。ヤフオクではオークション制を導入しているため、同じ商品を欲しいと思っているユーザーが複数いた場合、自動的に価格が上がっていくシステムです。
ジャンルによっては、高値で売れるメリットもある反面、売れないリスクも高くなります。個人によるフリマアプリのメルカリは、商品を1つずつ出品する方式です。それに比べて、Amazonは大口出品を選択すると、一度に多くの商品を出品することが可能です。
Amazon公式の出品ツールがありますので、作業内容もわりと楽に行えます。
取引形式
メルカリの取引形式は、出品した商品について購入者とコミュニケーションを取りながら売るという方法です。「コメント機能」を使用して、問い合わせや値下げ交渉、発送方法や発送時期について詳細な打ち合わせを個人間で行うことが可能です。
ヤフオクも個人間で連絡を取り合うことにより、すり合わせをすることができます。それに対して、Amazonでは販売に関わるほぼすべての取引の手続きを、Amazon社側で行ってくれます。
ですから、Amazonでの通常の商品の売買の場合、出品者と購入者が連絡することはほとんどありません。
発送方法
メルカリやヤフオクでは、商品が売れたなら、出品者側が商品を梱包し発送する必要があります。Amazonには、「自己発送」と「FBA発送」という2通りの発送方法のうちどちらかを選択することができます。
FBA発送とは、出品者がAmazonの倉庫にあらかじめ商品を納品しておくことにより、商品が売れた場合にAmazonが代わりに発送を行ってくれるという作業内容を軽減するシステムです。
手数料
販売手数料についても違いがあります。メルカリでは、販売額に対して10%の販売手数料が発生します。ヤフオクでは、プレミアム会員の場合は8.64%、プレミアム会員でない場合は10%の販売手数料が発生します。
Amazonでは、商品のカテゴリーによりカテゴリー成約料が発生します。また、大口出品か小口出品かどうかで販売手数料が変わります。小口出品の場合は100円+8~15%+税の販売手数料、大口出品の場合は8~15%+税の販売手数料が発生します。
メルカリは、月額で発生する手数料は無料なのに対し、ヤフオクとAmazonでは月額利用料が発生します。加えてAmazonでは、販売手数料やカテゴリー成約料、FBA手数料や在庫保管料などの合計が出品手数料になります。
Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~ユーザー層~
Amazonとメルカリ、ヤフオクのそれぞれのサイトのユーザー層にも違いがあります。
Amazonのユーザー層
Amazonの認知度は高く、年齢・男女を問わず色々なユーザーが利用しています。その中でも、どちらかと言えば男性のユーザーが多いようです。
メルカリやヤフオクとの違い
ヤフオクでは、取り扱っている商品のカテゴリーの豊富さとオークション制ということもあり、男性のユーザーが多いようです。
一方、メルカリは、個人間の小さな商品から取り扱っている場合が多いので、10代~30代までの女性のユーザーが多いという統計があります。
Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~売れる商品~
ユーザー層が違えば、売れる商品にも違いがあります。それぞれのサイトでどんな商品が売れるかをよくリサーチして比較しておくと、自分に合っているのはどのサイトかを選択することができます。
Amazonで売れる商品
Amazonでは、生活用品から車用品など様々な商品のカテゴリーがまんべんなく売れているようです。しかし、ハンドメイド作品などはよっぽどのことがない限り、あまり売れないようです。
メルカリやヤフオクとの違い
ヤフオクでは、車関連のカテゴリーなど男性が興味を持っている商品の売れ行きがやはり良いようです。それに対して、メルカリでは、女性用や子供用の洋服、ハンドメイド作品やアクセサリーなど女性が好む商品が良く売れているようです。
Amazonをメルカリ/ヤフオクと比較~作業内容~
作業内容に関しても、Amazonとメルカリ、ヤフオクでは違いがあります。自分がどんな作業内容なら苦にならないかを比較することができます。
Amazonで出品する際の作業内容
Amazonでは、大口出品を選択すると、まとめて商品の登録を行うことが可能で、当然作業内容が少なく、作業効率はアップします。配送作業に関しても、出品者が負担にならないシステムが用意されています。
専用の封筒や箱があったり、配送伝票の記入や印刷などの作業内容も楽に行うことができます。
メルカリやヤフオクとの違い
メルカリやヤフオクでは、出品者が一つずつ写真を撮って商品を登録することが必要です。商品が少ない場合は問題ありませんが、売りたい商品が多い場合は作業内容が多く、どうしても作業効率が落ちてしまいます。
配送作業については、負担にならないシステムがあります。
Amazonの販売手数料をメルカリ/ヤフオクと比較~販売/出品費用~
どこで売るならお得かを比較する上で重要なのは、出品する際の販売手数料などを含めた全体の出品手数料を計算する事です。
Amazonの販売手数料は小口出品と大口出品で違う
Amazonの販売手数料は、小口出品と大口出品の2種類の販売手数料に分かれています。月にどれほどの商品を売るかどうかで大口出品か小口出品かを選択することができます。
小口出品と大口出品の違い
Amazonの小口出品を選択すると、月額利用料がかからない代わりに商品が売れるたびに販売手数料がかかります。商品1点に付き基本成約料100円に加えて、商品カテゴリーにより変動制の販売手数料がかかります。
加えて、カテゴリー成約料やFBA手数料が発生する場合があります。大口出品の場合月額登録料がかかります。その代わり、小口出品の場合のように商品1点に付き100円という基本成約料はかかりません。
販売手数料やカテゴリー成約料などは小口出品の場合と同じです。売れる商品が月に50個を超えると、大口出品を選択した方が出品手数料が割安になります。
カテゴリー成約料
Amazonのカテゴリー成約料とは、メディア商品を売る場合に商品1点に付きかかる成約料の事です。書籍や、ビデオ・DVDなどのカテゴリーでカテゴリー成約料が変わります。
利益率が高い商品でない場合は、カテゴリー成約料を含む販売手数料を引いたらマイナスになる場合があるので、カテゴリー成約料などの販売手数料をきちんと計算しておくことが必要です。
FBA
Amazon独自のサービスであるFBAとは、商品の保管や注文処理、配送や返品対応などの手間のかかる業務を代行してくれるサービスの事です。すべての業務を完全に代行してもらうか、それとも一部だけの業務を代行してもらうかを選択することが可能です。
もちろん、FBA手数料が発生します。しかし、FBAサービスにより、作業効率が圧倒的にアップします。ある程度の利益を見込める商品や、長期的に販売を拡大させるのであれば、FBAを利用することをおすすめします。
「FBA料金シュミレーター」という便利なツールがありますので、それを用いてFBAを利用するかどうかを比較検討してみることができます。
メルカリやヤフオクとの違い
メルカリでは、販売手数料として商品のカテゴリーや量に関わらず、一律で販売額の10%が売れた時に販売額から引かれる仕組みになっています。その他にカテゴリー成約料などの出品手数料としてかかるお金は発生しません。
ヤフオクでは、「オークション出品」と「フリマ出品」の2種類あり、販売手数料を含めた出品手数料に違いがあります。また、Amazonのカテゴリー成約料とは違いますが、車やバイクなど特定のカテゴリーは、販売手数料の料金体系が異なります。
任意ですがオプション手数料という仕組みもあり、販売手数料を含めた出品手数料が異なります。
販売手数料
Amazonの販売手数料と、メルカリ/ヤフオクの販売手数料の違いを簡単に表にまとめてみます。
【Amazon/メルカリ/ヤフオクの出品手数料の比較表】
Amazon | メルカリ | ヤフオク | |
月額利用料 | 【大口出品】4,900円+税 【小口出品】無料 |
無料 | プレミアム会員費 498円(税込) |
販売手数料 | 【大口出品】8%~15%+税 【小口出品】100円+8%~15%+税 |
10% | 8.64%(税込) プレミアム会員でない場合10%(税込) |
月額利用料
月額利用料だけを考えると、メルカリが無料なので初心者やあまりたくさんの物を売るつもりでない方は使用しやすいかもしれません。Amazonやヤフオクでは、販売手数料に加えて毎月月額利用料がかかる場合があります。
しかし、売りたい商品が多い場合や、人気があり高値で売れるような商品の場合は、月額利用料や販売手数料などを含めた出品手数料が高いと感じたとしても、手元に入るお金も高い場合があります。
Amazonの販売手数料をメルカリ/ヤフオクと比較~メリット~
販売手数料や月額利用料などを含めた全体でかかる出品手数料だけを考えた場合は、Amazonが一番高いと感じるかもしれません。
しかし、販売手数料だけでなく売る商品のカテゴリーやユーザー層など総合的に考えて、どのサイトで売った方がメリットがあるかを考える必要があります。
Amazonで販売するメリット
Amazonで販売するメリットは、認知度の高さとユーザーの多さです。ユーザーが多いので必然的に商品の価格が上がり、割と高い値段で売れることになり、販売手数料が高くても結果として利益も高いという場合があります。
注意点としては、Amazonは企業対個人間の売買というプラットフォームになっていますので、30日間の返品・返金保証を付ける必要があります。FBAシステムを利用して入れば、その作業内容は楽になります。
メルカリやヤフオクのメリット
Amazonでは、返品・返金保証をつけるビジネスとしての要素が大きいので、気軽な気持ちで不用品を売りたいという方であれば、メルカリやヤフオクで売るほうがメリットがあります。
メルカリは、ユーザー層が若いので商品が若い人に人気がある商品は、メルカリの方が早く売れる場合があります。一方、ヤフオクは幅広いユーザー層ですので、様々なカテゴリーにおいて安定した売れ行きの実績があります。
オークション制では、自動的に高い値段になっていき、メルカリで生じるような値切り交渉はほぼありません。需要がある人気商品をなるべく高い値段で売りたい場合は、ヤフオクが良いかもしれません。
Amazon/メルカリ/ヤフオクなどで出品する際の注意点
Amazonもメルカリもヤフオクも、無料で簡単にアカウントを作成できます。しかし、どのサイトでもアカウント規約があり、違反するとアカウントの利用が制限されたり、削除されたりする場合があります。
例えば、二重のアカウント登録や重複出品等に関する規制があります。不正利用がされないための規約ですのできちんと確認して、気持ちよくサイトを利用する必要があります。