【個人輸入】ドイツのAmazonで買い物する方法をくわしく解説！

日本でもおなじみの総合通販サイトのAmazonにはドイツ版Amazon「Amazon.de」があります。ドイツ版Amazon「Amazon.de」はヨーロッパでも人気で利用者がとても多く、もちろん日本からも利用することができるのが特徴です。

ドイツ版Amazon「Amazon.de」では、キッチン用品やDVDなど商品によっては日本のAmazonで購入するよりも随分安く購入できる場合があるようです。また日本のAmazonでは取り扱っていない商品を購入できることもありおすすめです。

今回はドイツ版Amazon「Amazon.de」で買い物する手順や購入した場合にかかる送料、送料以外の関税等の手数料についても詳しく解説します。

ドイツのAmazonとは「Amazon.de」という名称で、セールも頻繁に実施していてヨーロッパのショッピングサイトの中ではとても利用者が多く人気があります。 

「Amazon.de」は日本のAmazonと同じ手順で買い物を行うことができ、その上購入方法も簡単で個人輸入初心者におすすめです。

さらにヨーロッパのAmazon（ドイツ、イタリア、スペイン）には「Amazon BuyVIP」という会員制度があって専用サイトが用意されていて様々な特典が提供されています。

ドイツ版Amazon「Amazon.de」で商品の買い物をすることで、簡単にドイツから商品を個人輸入ができるということになります。

「個人輸入」の概要を説明すると、自分で自分のために使用・消費する目的で輸入することを言います。この「個人輸入」の意味合いを正しく理解せず利用することは違法になりますので注意しましょう。

海外の商品を輸入する場合は送料以外に基本的に商品ごとにかかる関税がかかりますが、「個人輸入」の場合は減免措置があります。自分が使用消費する目的のみのために輸入する場合、この「個人輸入」に該当することになります。

ドイツ版Amazon「Amazon.de」で表示されている通貨単位はEUR（ユーロ）です。日本円へ換算する際の手順として「Yahoo!ファイナンス」を利用して計算すると良いでしょう。

「Amazon.de」では商品購入時に送料や送料以外の手数料が加わって総額が算出されます。決済を行なった時の為替レートにクレジットカードの手数料が加えられた額が支払い合計金額になりますのできちんと確認を行いましょう。

ではドイツのAmazon「Amazon.de」で購入できる商品とはどのようなものがあるのでしょうか？

ドイツのAmazon「Amazon.de」では、書籍やCD、DVD、ブルーレイなどの商品は日本を含めたドイツ国外に配送可能なため購入可能です。その他にも、日本のAmazonの商品カテゴリーで分類される以下の商品が購入できる商品とされています。
 

• カー&バイク用品
• ベビー・おもちゃ・ホビー
• TVゲーム、ソフトウェア
• ファッション、腕時計、ジュエリー、シューズ
• 家電・カメラ・AV機器
• パソコン・オフィス用品
• ホーム＆キッチン・ペット
• ヘルス＆ビューティー
• スポーツ＆アウトドア
• 楽器

ドイツのAmazon「Amazon.de」では購入できない商品もあります。ダウンロード購入の音楽やkindleの書籍、ソフトや食べ物やなどはドイツ国外へ発送するとなると基本的に購入できない商品です。

「Auf Lager」とのみ書いてあれば送付でき、下に赤い文字で「Dieser Artikel Kann nicht nahc Japan...」と書いてあれば送付不可能となります。

ドイツのAmazon「Amazon.de」では輸入禁制品や食べ物など、輸入が禁止されている商品の場合は購入できない仕組みとなっています。購入できない商品をカートに入れ買い物を続けると、住所を入力した後赤字でBitte beachten Sie という警告が出てきます。

ドイツのAmazon「Amazon.de」で購入できない商品の中で輸入禁制品や食べ物以外であれば、日本へ発送してくれる個人輸入代行を利用して購入可能です。もしここで購入を諦める場合はカートから削除「Loschen」をクリックします。

「転送サービス/個人輸入代行サービス」での買い物の手順を紹介します。「個人輸入代行」とは日本に発送出来ない商品を一旦EU国内で受け取りそれを日本に配送し直すサービスとなっています。

基本的にヨーロッパのAmazonは他のヨーロッパの国に発送を行っているので、下記の転送サービスを利用すれば商品を手に入れる事が可能です。
 

• malltail (ドイツ)
• 転送ユーロ  (イギリス)
• アッシュマート  (イギリス)
• インポートスクエア  (輸入代行のみ)

転送サービスの買い方の仕組みは、まずメールで住所が送られてくるヨーロッパの住所を取得し、ヨーロッパのAmazonで商品の届け先(住所/電話番号)入力する際、その住所に指定します。

転送サービスに商品が届き、再梱包後日本に発送するという手順となります。この買い方の場合は手数料と配送料が発生します。

個人輸入代行サービスの買い方の仕組みは「転送」ではなく購入そのものを代行するサービス（輸入代行）で、送料以外の手数料もさらに上がりますが、トラブル対応や決済も行ってくれるためとても便利です。

では実際にドイツのAmazon「Amazon.de」で商品を購入するためにはまずクレジットカードを用意しておきましょう。ドイツのAmazonを含めて日本以外のAmazonで商品を購入する場合、基本的に支払いはクレジットカードとなります。

もしドイツの銀行口座を持っているかドイツのAmazonギフトカードを持っている場合にはこれらによって支払いが可能です。

ドイツのAmazon「Amazon.de」で利用できるクレジットカードは、日本でも一般的な「Visa」や「MasterCard」「American Express」などに対応しています。

その中でも「Visa」や「MasterCard」の場合は為替の影響を受けない日本円での決済も選択可能になっていますのでおすすめです。

その他には「Delta」「Electron」「Eurocard」「American Express」「Switch」「Solo」「EuroCard」などのカード会社でも支払いが可能です。これらの利用可能なクレジットカードの準備が必要になります。

もしクレジットカードを持っていない場合「VISAデビットカード」を作成するという方法がおすすめです。クレジットカードと違い、デビッドカードは決済したその時に銀行口座から引き落としされる特徴があります。

また購入に必要な分だけを口座に入れておけばそれ以上は不正利用される恐れが無い点やデビッドカードはキャッシュカードの一種なのでクレジットカード審査がないという点、さらに16歳から作成ができる点がメリットです。

デビッドカード作成時には口座開設が必要ですが、口座を持っていればすぐに作成可能です。JCBのデビットカードは、国によって対応していないため作成する場合はVISAを作っておく方が良いでしょう。

利用できるクレジットカードを持っていない場合、Amazonでギフトカードを購入して商品の購入に利用することも可能です。注意点としてはAmazonギフトカードで決済する場合、購入した国のAmazonでしか利用できません。

Amazonギフトカードはそれぞれの国ごとのAmazonサイトに有効で、様々な国での利用はできない点に注意しましょう。

以下のリンクからドイツのAmazonギフトカードを購入しEメールで送りましょう。購入にはAmazonアカウントと、クレジットカードもしくはデビットカードが必要となります。

Amazonギフトカードは、購入した国のAmazonでしか使用できない点に注意しましょう。もし日本のAmazonギフトカードを持っていてもドイツのAmazonで使うことができない点を頭に入れておきましょう。

つまり日本のコンビニで購入出来るAmazonギフト券やAmazonショッピングカードは、日本の「Amazon.co.jp」にのみ有効となります。

ドイツのAmazon「Amazon.de」では銀行振り込みも可能ですが、日本以外のAmazonで商品を購入する場合はその国の銀行口座などを持っていない限り銀行振込を利用することができない点を頭に入れておきましょう。

ドイツの銀行口座を持っている人は銀行振込支払いを利用できますが、それ以外はクレジットカードとなると考えておきましょう。

ドイツのAmazon「Amazon.de」を利用するためにはドイツAmazonのアカウントが必要となります。基本的にAmazonのアカウントはアメリカ・イギリス・ドイツ・フランスなど（日本以外）は全て共通で利用できます。

上記の国のどれかでアカウントを作っているととても便利です。ドイツ語やフランス語などはわかりづらいので英語圏のアメリカやイギリスで作っておくことをおすすめします。次にアカウント登録の手順を紹介しますので参考にしてください。

ではドイツのAmazon「Amazon.de」を利用するためにアカウントを作成しましょう。今回は「Amazon.de」でAmazonアカウントを作成する手順を紹介します。

ドイツのAmazon「Amazon.de」でアカウントを新規登録する手順を解説します。「Amazon.de」にアクセスしてログイン（Anmeldn）画面をクリックし、そこからアカウントを作成するボタン「Erstellen Sir Ihr Amazon-Konto」をクリックしましょう。

以下のリンクから「Amazon.de」の新規アカウント作成画面に入ることも可能です。

次の画面からアカウント作成しますが、名前（Ihr Name）を入力しましょう。

E-Mailの欄に登録するメールアドレスを入力しましょう。

Passwortにパスワードを入力しましょう。全て半角英数字で6文字以上のパスワードを入力する必要があるので注意して下さい。「Passwort nochmals eingeben」にパスワードをもう一度入力し「Erstellen Sir Ihr Amazon-Konto」をクリックします。

これでアカウントが作成されました。

ドイツのAmazonでアカウント作成を終えたら、実際に「Amazon.de」で商品を購入する手順を紹介します。

「Amazon.de」は当然ですがデフォルトはドイツ語表示です。基本的には日本のAmazonと手順は同じですので分かりやすいです。商品検索画面から購入したい商品を検索しましょう。

商品検索し購入したい商品が見つかれば選択してクリックしましょう。

まず「Amazon.de」で一番困るのがドイツ語の翻訳です。ここでつまずいてしまって買い物を断念してしまう人も多いでしょう。サイト上でドイツ語表示を英語に変えることも可能です。

Google ChromeのGoogle翻訳機能を利用すれば翻訳ツールに入力することなく、ブラウザ上ですぐに翻訳してくれます。「Amazon.de」を元のドイツ語表示に戻したい場合には「原文のページを表示」をクリックすればすぐに元に戻せます。

バスケットマークがある「In den Einkaufswagen（買い物かごへ商品を入れる）」ボタンをクリックします。バスケットマークが無い場合、その商品は中古などでの販売になります。

「Angebote（マーケットプレイスの新品出品）」「Gebraucht（中古）」と書いてありクリックすると商品の状態が表示されます。

購入したい商品が確定したら画面右の「Zur Kasse gehan（レジに進む）」をクリックしましょう。

まだ購入したいものがあれば「Amazon.de」の画面はそのままにして、再度商品の検索ページの方法で検索しましょう。商品を選び「In den Einkaufswagen（カートに入れる）」ボタンをクリックしましょう。

購入したい商品が全て確定したら画面右の「Zur Kasse gehan（レジに進む）」をクリックしましょう。

レジに進んだら、次は届け先の住所を入力しましょう。

「Vor- und Nachname」の欄に名前を入力します。ローマ字で名前・苗字の順に書きましょう。

「Firmenname」に住所を入力します。ドイツ語での住所の記述はマンションなどの部屋番号、丁番地、地名、地区名、市名、都道府県名（郵便番号）、国名(Land: Japan)の順になります。

「Straße und Hausnummer」にマンションなどの部屋番号を入力しましょう。

「Postleitzahl」に郵便番号を入力しましょう。

「Telefonnummer für Rückfragen」に電話番号を入力します。国別番号を付け加える必要があり日本の場合、海外からの電話はすべて「81」で始まり、市外局番・携帯の先頭にある「0」は省略しましょう。

次に配送方法を選択します。届く早さが3種類から選べます。

「Standard-Versand」は通常配送で、8～12営業日に到着します。Standardは基本的に追跡番号がありません。

「AmazonGlobal Eilzustellung」は速達扱いになり、8～12営業日に到着予定となります。「Standard」と「AmazonGlobal」は到着日数が同じですが「AmazonGlobal」では追跡が可能です。

商品の数量や重さによりますが、「AmazonGlobal」の方が約2倍の送料になり「AmazonGlobal」を選択すると購入金額によっては送料以外の「Import Fees Deposit（輸入税等前払金）が発生し関税の後払いが不要になります。

「AmazonGlobal Express-Zustellung」はお急ぎ便となり、2～4営業日で届きます。

では次に「Amazon.de」で商品を購入した際に、商品代金の他に送料や送料以外にかかる費用を見ていきましょう。

「Amazon.de」の通常便の送料は以下のように決められています。ただ、極端に重い商品などは以下の送料と異なる場合があります。実際に購入手続きを行うと最終画面で確認できます。
 

発送オプションとして商品を複数購入する場合に、1つだけ商品の在庫が無かった場合それを待ってまとめて配送して貰うか、別々に配送して貰うかを選ぶことができます。
 

• Meine bestellten Artikel in so wenige Einzellieferungen wie möglich zusammenfassen：「できる限り商品をまとめて発送」
• Ich möchte meine Artikel schneller. Sofort verschicken, sobald Artikel verfügbar sind. (Mit zusätzlichen Kosten.)：「準備ができた商品から順に発送」

「Amazon.de」では送料以外にも費用がかかる場合があります。

「Amazon.de」で購入する時、場合によっては送料以外に「Vorauszahlung der Importgebühr」という輸入税等前払金が発生する事があります。

VATは消費税のことをさしますが、Amazon Globalが適用される場合ヨーロッパの製品はおおよそ20%近い付加価値税が免税になり日本へ発送されます。表示価格の2割引になるということです。ドイツの消費税は免税となります。

その他に送料以外の費用として、1万円を超える購入や革製品など該当する商品を購入した場合は関税及び諸手続き料金がかかる事があります。

では最後に「Amazon.de」で商品を購入する際の注意点を見ていきましょう。

「Amazon.de」で商品を購入する際、無料配達は可能なのでしょうか？各セラーが海外配送する・しないを決めるため海外への送料はセラーによって全く異なります。つまり販売者によって無料配達が可能な商品もあると言えます。

ただ送料が無料でも送料以外の手数料や輸入関税等前払金がかかる場合があるため、結果的に送料が無料にならないこともあり注意が必要です。

送料に関しての注意点として、発送オプションにおいてドイツの場合は、基本的には「まとめて配送」をおすすめします。送料含めて1万円を超えると送料以外に関税として消費税を請求されます。

場合によっては分けて購入した方が安くなる事もありますが、比較的安価なCDやブルーレイ等の送料の一番安い便であるStandardを選択しても1枚1000円程度となり分けて配送すると比較的コストが高くなります。

「まとめて配送」を選択した場合でも荷物がいくつか別になることがありますが、これは複数の倉庫から出荷されたりするためのようでこれによって余計な送料が加算されることはありません。

Amazonでは2012年頃から送料と日数が改定され、それ以前よりかなり到着に時間がかかるようになったと言います。エコノミー航空便や船便を利用しているようで、到着に2ヶ月以上かかった場合も報告されているようです。

また通常配送(Standard-Versand)は基本的に追跡番号がありませんので、配達可能日（Lieferung bis ○○）の日にちが明記されていたとしても前後する可能性がある点を頭に入れておきましょう。

海外から商品を購入する際は追跡が可能な「AmazonGlobal」を利用した方が良いかもしれません。