「LINE」を通じて医師と健康に関する相談ができる有料サービス「LINEヘルスケア」(β版)の提供を開始しました。「LINEヘルスケア」(β版)では2種類のオンライン健康相談に対応していて、利用料金は1000円からとなっています。
LINEヘルスケア株式会社は12月19日、「LINE」を通じて医師と健康に関する相談ができる有料サービス「LINEヘルスケア」(β版)の提供を開始しました。
「LINEヘルスケア」(β版)はまずAndroid向けに先行配信が行われ、iOSは2020年春に提供開始される予定です。
最近、ネットやSNS上で多くの医療や健康に関する情報が飛び交い、わたしたちは手軽に様々な情報を見つけることが可能になりました。
ただ、医療知識を持たない一般の人々が、ネットやSNS上の情報だけを頼りに自分で症状を判断し正しい処置を行うことは困難で、これに関しては医療従事者からは問題視され、まずは専門家に相談してほしいという声も多く上がっています。
その一方で、地方の医師不足や高齢化社会による患者数増加、医療機関での待ち時間の増加など様々な問題もあり、双方での問題解決が求められていました。
このような状況の中、健康に関する悩みや不安をいつでも全国の医師にLINEで相談することができるオンライン健康相談サービス「LINEヘルスケア(β版)」の提供が開始されました。
LINEヘルスケアは、「LINE」とインターネットを利用した医療関連サービスの提供をしている「エムスリー」の共同出資により設立されましたが、エムスリーは医療情報サイト「m3.com」を運営し28万人以上の医師会員を抱えています。
この会員基盤とLINEの顧客基盤(国内月間ユーザー数8200万人)を組み合わせることで、ユーザーが正しいアドバイスを気軽に受けられる仕組みを提供します。現時点では内科、小児科、産婦人科、整形外科、皮膚科の相談に対応します。
「LINEヘルスケア」(β版)では、LINEを通じてチャット形式で医師に相談できる「いますぐ相談する」と、テキストメッセージ形式で詳しく医師に相談できる「あとから回答をもらう」の2種類のオンライン健康相談に対応しています。
対応時間は24時間365日で、「いますぐ相談する/相談を予約する」を選択すると利用料金は30分で2000円(税込)、「あとから回答をもらう」を選択すると最大1000文字で利用料金は1000円(税込)となります。
利用料金の支払い方法はLINE Pay決済のみに対応しています。
「いますぐ相談する」では、体調不良や軽いけがで病院に行くレベルの症状か迷っている人の利用を想定しています。
「あとから回答をもらう」では、ネットで調べた知識に疑問を持っていて、より詳しいアドバイスが欲しい人や打ち明けにくい症状を持っている人が対象となっています。
「LINEヘルスケア」では、先行体験キャンペーンを実施しています。キャンペーン期間中であれば「あとから回答をもらう」を実質1円で医師に相談できます。
キャンペーン期間中「いますぐ相談する」「相談を予約する」「あとから回答をもらう」で相談を開始した先着1,000名に、999円相当のLINE Pay残高がプレゼントされます。
キャンペーン期間は2019年12月19日(木)2020年1月19日(日)までで、対象診療科は内科・小児科・産婦人科・整形外科・皮膚科となっています。