2022年05月21日更新
Mac(Intel/M1)でWindows11は使えない?回避方法はある?
Windows11がリリースされますが、IntelチップもしくはApple M1チップ搭載のMacはサポート対象外だと発表されています。この記事では、Windows11がMacでは使えない理由と、回避する方法はないのか詳しく解説します。
Mac(Intel/M1)でWindows11は使えない?
2021年10月にWindows11がリリースされます。Windowsは今までiMacやMacBook等のMac PCにもインストールすることができましたが、Windows11は使えない可能性があります。この記事では、iMacやMacBookでは本当にWindows11を使えないのか、裏技的な回避方法で使えるようにする方法はないのか、詳しく見ていきましょう。
Intel Macで公式にサポートされない可能性が高い
MacではIntelチップ搭載Macも、Apple M1チップ搭載Macも、Windows11が公式でサポートされない可能性があります。その理由は次のとおりです。
TPM 2.0対応が最低要件に加わったのが影響
MacではWindows11が使えない可能性が高い理由は、Windows11のシステム最小要件にTPM2.0が加わっているためです。TPMとは、セキュリティ関連の機能を提供するためのモジュールで、MacBookやiPhoneではセキュアエンクレーブのような役割を持ちます。
Macでは一部のプロセッサーがTPM2.0に対応していますが、マザーボードが対応していません。また、Microsoftは、Appleの独自チップであるApple MIチップをWindows11ではサポートしないと明言しています。
そのために、MacBook、MacBook Air、MacBook Pro、iMacといったMacの腫瘍機種の多くは、その他のシステム要件を満たしていたとしても、Windows11を使う事ができません。
回避方法
Windows11は上記の理由でMacはサポート対象外とされていますが、実は全く使えないわけではありません。MacでもWindows11を使えるようにするための方法がいくつか考えられています。
米AppleInsiderによるとカスタムISOファイルを作ればTPM 2.0の制限は回避できる
Apple製品に関するニュースや情報を発信しているAppleInsiderによると、Windows11のカスタムISOファイルを作ることで、TMP2.0の制限を回避して、Mac上でWindows11を動作させることができるということです。
Windows11のTMP2.0以外の最小システム要件を満たすMacであれば、Windows11のカスタムISOファイルを作成できるアプリを使えば、カスタムISOファイルを作成してMacにWindows11をインストールすることが可能です。
ただし、今後もこの方法が使える確証はなく、Microsoft側がインストール時のチェックを厳しくすることで、不可能になる可能性があります。この方法は、「こういう方法も選択肢としてある」程度に理解しておくといいでしょう。
Parallels Desktopを利用
Windows11のカスタムISOファイルをインストールする方法よりももっと確実にMacでWindows11を使えるようにできる方法があります。それは、Parallels Desktopを利用する方法です。
Parallels Desktopとは、Mac上でWindowsを動作させることができるアプリケーションで、Intel MacにもApple M1 Macにも、どちらにも対応しています。
Windows11を動作させられるとうたっていたParallels Desktop 17ではエラーが生じて動作できなかったが、Parallels Desktop 17.0.1ではエラーが修正されています。Windows11をMac上で動作させたい方は、ぜひParallels Desktop 17.0.1の導入を検討してみましょう。
Parallels Desktopについてはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。