GoogleはGoogle検索結果が広告と区別がつきにくいとの批判を受けファビコンの表示デザインを変更するためのテストを開始したことを発表しました。広告と区別がつきにくいと批判を受けGoogle検索結果の表示デザインを変更を行う件についてご紹介します。
現地時間の1月24日、デスクトップ画面でのGoogle検索結果表示について、広告と区別がつきにくいとの批判を受け、ファビコンの表示デザインを変更するためのテストを開始したことを発表しました。
Googleでは、今後、数週間にわたってファビコンの表示デザインを変更するためのテストが行われるとのことです。
今後、ユーザーによっては、デスクトップ画面でのGoogle検索結果表示がファビコンが表示されなくなったり、新しい表示方法になったりすることが明らかとなっています。
従来のデスクトップ版【Google検索】の検索結果のデザインでは、ユーザーが検索することによって表示される検索広告のリンクには、わかりやすく「広告」という小さなアイコンが表示されていました。
現在のデスクトップ版【Google検索】の検索結果デザインについては、モバイル版の検索画面のデザインと同様にWebページのタイトルとリンクの前に、ファビコンと呼ばれるWebサイトのシンボルマークとして設定されたアイコンが表示されます。
ユーザーからは、表示結果の違いがファビコン以外になく、区別がつきにくいとの批判が多くあげられており、従来のデザイン変更前と比べて、検索広告のクリック率が4%から10.5%増えたとの調査結果もでています。
現在のデスクトップ版【Google検索】の検索結果デザインに対する批判の内容について確認しておきましょう。
Googleでは、当初の段階では、検索結果と広告についてはっきり区別して表示されており、ユーザーが誤って広告をクリックすることはあまりありませんでした。
ですが、だんだんと広告との区別がわかりにくくなってきて、ユーザーの意図しない場合でも広告をクリックしてしまうことが増えたことが批判の原因につながったとみられています。
実際に、表示結果の違いがファビコン以外になく、従来のデザイン変更前と比べて検索広告のクリック率が4%から10.5%増えたとの調査報告もされています。
Googleでは、デスクトップ版【Google検索】の検索結果デザインの変更は、検索結果の情報源がどこかを確認しやすくするため広告のラベルを目立つようにすることでした。
デスクトップでの変更に対しては、ユーザーやメディアからは区別が分かりにくいとの批判が多くあげられましたが、ファビコン表示はモバイル版では好評でWebサイトオーナーにも良いの声がでていたとのことです。
Googleは、批判を受けて改めてファビコン表示のデザイン改善を行うことにした経緯を説明しています。
「ファビコン」の新しい設置をテストする実験は既に始まっており、現在実施しているテストの間はファビコンが表示されないユーザーと、ファビコンが違う方法で表示されるユーザーがいると説明しています。
Googleでは、今後、デスクトップ版ファビコン表示への変更の実験を行い、ユーザーにわかりやすい表示を行うよう、今後もデザイン改善をしていく方針とのことです。