総務省は新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえて、携帯電話料金などの支払い猶予などを要請しました。携帯キャリア各社は、新型コロナウイルス拡大で携帯料金を支払うことが困難であると利用者から申し出があった場合、支払い期限を延長の対応を行うことを発表しました。
総務省は2020年3月19日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえて、電気料金や携帯電話や固定電話料金の公共料金の支払猶予など、柔軟な対応を業界団体に要請しました。
今回要請の対象となったのは、テレコムサービス協会、電気通信事業者協会、日本ケーブルテレビ連盟、日本インターネットプロバイダー協会の4団体です。
この要請に応じ、NTTグループ、KDDI、ソフトバンクなど携帯キャリア各社は、携帯料金等を期限までに支払うことが困難であると利用者から申し出があった場合、支払い期限を延長の対応を行うことを発表しました。
また今後の新型コロナウイルス感染の状況により、支払い期限をさらに延長することや支払い期限が5月末日以降となる料金の支払い期限を延長することについても検討しています。
NTTグループ、KDDI、ソフトバンクなど携帯キャリア各社は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、サービス料金等を期限までに支払うことが困難な利用者から申し出があった場合、支払い期限を延長するとしています。
ソフトバンクとウィルコム沖縄は、支払期限が2020年2月末日以降の料金に関して、期限までに支払うのが困難な契約者から申し出があった場合、支払期限を2020年5月末日まで延長します。
今後の新型コロナウイルス感染の状況次第で5月末の支払い期限を延長することも検討し、延長する場合はWebサイトなどで発表します。申し出の受付は、3月23日午前10時から開始します。対象となるサービスは以下の通りです。
ソフトバンクの移動通信サービス |
「SoftBank 光」「SoftBank Air」「Yahoo! BB」「SoftBank ブロードバンド サービス」「ODN」などのインターネット接続サービス |
「おうちのでんわ」「おとくライン」などの固定電話サービス |
「ソフトバンクでんき」の各種サービス |
ワイモバイルのサービス |
NTTグループは、支払期限が2020年2月末日以降の料金について、申し出があった場合は支払い期限を2020年5月末日まで延長します。申し出の受付は、3月23日午前9時から開始し、請求書に記載の連絡先、各サービスの窓口へ行います。
KDDIと沖縄セルラーは、携帯電話やインターネット回線、電気、ガスなど、同社サービスについて、支払い期限が2月25日となっている料金に関して、期限までに支払うのが難しい契約者を対象に支払い期限を延長します。
申し出があった場合期限が2020年5月末まで延長され、今後の新型コロナウィルスの感染状況を踏まえて、期限をさらに延長することも検討し、延長する場合はWebサイトなどで発表されます。
申し出の受付は、3月23日午前10時から開始します。申し出る場合は、請求書などに記載の問い合わせ先に連絡しましょう。