米Googleがデスクトップ向けWeb版「Google Earth プロ」にてストリートビューを更新した最新版となるv7.3.3を発表しました。ストリートビュー更新したGoogleのWeb版「Google Earth プロ」についてご紹介します。
現地時間の4月21日、米Googleは、デスクトップ向けWeb版「Google Earth プロ」の無償で利用できる最新版v7.3.3を発表ました。
更新された、デスクトップ向けWeb版「Google Earth プロ」の最新版v7.3.3は、Windows・Mac・Linuxに対応可能となっており、現在、公式サイトより、無償でダウンロードすることが可能となっています。
なお、Windows版「Google Earth プロ」は、64bit版を含む「Windows 7」のバージョン以降で無償にて利用することができます。
「Google Earth プロ」は、Windows・Mac・Linuxのデバイスにて、地球全体から市街図まで、マウス操作によって、自由に拡大や縮小のコマンドに対応できる3Dの地図ソフトとなっています。
「Google Earth プロ」では、地図データとして、人工衛星から撮影された画像を使用しており、必要に応じてインターネットを経由して、自動ダウンロードが行われます。
また、「地図データ」には、高低が記録されているため、スライダーを利用して傾きをつけるコマンドを実行すれば、上空斜めから地表を見下ろした鳥瞰図の風景を楽しむことができます。
そのほかにも、「海」レイヤー機能を利用すれば、海中の写真や動画などのコンテンツを表示することが可能となっており、デフォルトの機能として、地球の代わりに火星の地形を表示することもできます。
デスクトップ向け「Google Earth プロ」の最新版v7.3.3では、「ストリートビュー」機能のアップデートが実施され、Web版の「Google Earth」に相当するナビゲーションにて探索することができるようになりました。
また、デスクトップ向け「Google Earth プロ」の最新版v7.3.3では、ツールバーの「Google Earth(ウェブ用)で表示する」ボタンをタップすると、デスクトップ版で見ている場所を、Web版の「Google Earth」で起動することも可能となります。
その他にも、「Google Earth プロ」の最新版v7.3.3では、プラス コード(plus code)のサポートも拡充されています。
「プラス コード(plus code)」とは、地理上の場所について、6~7字のアルファベットや数字、記号で表現しているものとなっています。
「Google Earth プロ」の最新版v7.3.3では、地図上で[Shift]キーを押しながらマウスをクリックすることで、プラス コード(plus code」の取得が可能となっているだけでなく、検索結果についても、拡張されました。
また、「Google Earth プロ」の最新版v7.3.3では、目印に写真の追加コマンドを実行すると、目印が自動的に再配置されるように変更されています。
なお、その他のアップデートの内容として、「GPSインポート」にてGeoJSON形式が利用可能となる改善が実行されています。
また、「Google Earth プロ」の最新版v7.3.3では、2件の脆弱性が修正対応されていることも発表されています。
最新版となる「Google Earth プロ」のv7.3.3では、これまで報告されていた2件の脆弱性について修正が実行されています。
2件の脆弱性については、CVE-2020-8895及びCVE-2020-8896となっており、旧バージョンを利用しているユーザーは、最新版にアップデートされる方が良いかと思われます。