Firefoxには、Developer Editionというバージョンのブラウザがあります。このFirefoxのDeveloper Editionは他のエディションとどう違うのか、他の派生ブラウザとの軽い/重いの違いなども含め解説していきます。
皆さんは普段どのようなブラウザを利用していますか? Google ChromeやOpera,Microsoft Edgeなど様々ありますが、Firefoxを利用している人も少なくないでしょう。
Firefoxには様々なエディションがあるのですが、そのうちの1つにDeveloper Editionというものがあります。
FirefoxのDeveloper Editionとは、WEB開発者向けにFirefoxが出しているブラウザです。
このFirefoxのDeveloper Editionは、動作が軽いことで知られています。WEB開発時には様々な動作をおこなうため、場合によっては重いと感じることも多い分、FirefoxのDeveloper Editionは好ましいブラウザと言えます。
それだけでなく、通常のブラウザとしての利用も可能なので、FirefoxのDeveloper Editionは開発者の人だけでなく、普通の人の中にも利用しているという人は少なくありません。
FirefoxのDeveloper Editionは、通常のFirefoxだけでなく、Chromeなどにある派生ブラウザなどとも比べて軽い上に使い勝手も良いブラウザエディションです。通常のFirefoxよりも1つ先のバージョンで動いています。
通常のFirefoxは動作が重いと感じる人も少なくなく、WEB開発者が利用しやすいよう、様々な開発者向けのツールが詰め込まれています。CSSグリッドやFirefox DevToolsなど、便利なものも多いです。
スマホ上の動作も確認したいときにも便利なレスポンシブデザインモードもあるなど、最近のネット開発にも十分適用しています。
タブを開く動作や起動速度、ブラウジング速度なども通常のFirefoxより重くないためか、前述したように通常のブラウザとして利用している人もいます。
メリットも多いのですが、デメリットもないわけではありません。開発者の目に負担がかからないよう、FirefoxのDeveloper Editionは黒を基調とした背景なのですが、それが原因でボタンが見づらく感じることもあります。
通常のFirefoxと同じように表示させることは可能ですが、黒い背景がデフォルトという違いの部分がなくなる分、どちらかを優先させる必要があります。
Firefoxの他のエディションとの違いについても簡単にまとめておきます。バージョンが異なるものの、下記の3つは通常のFirefoxで利用できる機能を中心としているため、FirefoxのDeveloper Editionは他のエディションと毛色が違うのです。
エディション | 備考 |
---|---|
Firefox | 通常のFirefox |
Firefox Beta | 正式リリース前の次のバージョンのFirefox |
Firefox Nightly | 正式リリース前の2つ先のバージョンのFirefox |
FirefoxのDeveloper Editionは、WEB開発者に喜ばれる様々な機能を所持し、それ以上に「軽い」ことでも評判のFirefoxのブラウザエディションです。
WEB開発者だけでなく、通常のFirefoxのブラウザとして利用したいという人にも重いというデメリットが軽減されていることから利用されているため、通常のFirefoxの重さに辟易していた人は一度FirefoxのDeveloper Editionを利用してみてください。