2022年05月19日更新
410 Goneでページが見れない!エラーの意味と対処法を解説
閲覧したいWebサイトが410 Goneのエラーで表示されないことがあります。410 Goneとはどのような意味のエラーなのでしょうか。この記事では、410 Goneのエラーの意味と、このエラーが表示された場合の対処法について解説します。
410 Goneエラーの意味と対処法
ブラウザからWebサイトにアクセスするときに、エラーコードが表示されてサイトにアクセスできないことがあります。サイトが表示されないエラーコードの種類はいくつかありますが、今回は410 Goneエラーについて詳しく解説します。
410 Goneエラーの意味
410 Goneエラーにはどのような意味があるのでしょうか。
ファイルが削除されているためウェブページが表示できません
410 Goneエラーになると、表示されたページには「Gone(消失しました)」と表示されて、英文でのメッセージが表示されます。英文のメッセージの意味は、「要求されたリソースは使用できずに、転送先もありません。リソースへの参照はすべて削除してください」という意味です。
Webサイトを表示するためには、ブラウザがサーバーへ情報を送るようにリクエストを送信します。しかし、ブラウザからのリクエストを受け取ってもブラウザに表示できるコンテンツのファイルが既に削除されているために、Webサイトを表示できないという意味のエラーです。
404エラーとの違い
同じようにブラウザから要求されたリクエストのリソースが見つからないというエラーには404 Not Foundもあります。410 Goneと404 Not Foundの違いは、永久的か一時的かの違いです。
410 Goneでは完全にリソースが削除されていることがわかります。404 Not Foundでは、期限は特に示されません。一時的にWebサイトがメンテナンスに入っている場合でも404 Not Foundが表示されることがあります。
サイトを運営する場合には、24時間程度の非表示であれば404 Not Foundで大丈夫です。しかし、404 Not Foundでは頻繁にクローラーがやってくるので、404 Not Foundが長く続くとペナルティを受ける可能性があります。
永久的に削除したページであれば410 Goneを表示するように設定したほうがいいでしょう。
対処法
アクセスしたいサイトで410 Goneが表示される場合の対処法はどうしたらいいのでしょうか。
基本的にはユーザー側では対処不可
410 Goneはそのページのコンテンツが永久的に失われていることを意味します。サイトを利用する側としてはそのページのコンテンツにアクセスする方法はありません。ページのリダイレクトの設定などがされていなければ、サイト運営者によって完全に削除されたと考えていいでしょう。ユーザー側から対処することはできません。
どうしても見たい場合はGoogleキャッシュで表示して閲覧
Googleでは、GoogleからアクセスできるWebサイトが一時的に表示できなくなった場合に備えて、検索結果などに表示するWebサイトのキャッシュを保存しています。保存されているのはテキスト情報だけで画像や動画は見ることができませんが、どうしても情報が必要なときにはGoogleが保存したキャッシュにアクセスする方法を使ってみましょう。
Googleに保存されているキャッシュからサイトの情報を見る方法は次の2つの方法があります。
- 検索結果から表示する方法
Googleでキーワード検索をして検索結果を表示します。
検索結果に表示されている410 Goneが出ているサイトの名前の右側の「▼」をクリックします。「キャッシュ」をクリックします。すると、そのページのキャッシュが表示されます。
- キャッシュを検索する方法
直接キャッシュを検索する方法もあります。
グーグルの検索ページを開き検索欄に「cache:ページURL」と入力して検索します。するとそのページのキャッシュが表示されます。
なお、キャッシュはGoogleが保存した時点のものなので、最新ではない可能性があります。また、サイトの設定でキャッシュを禁止している場合には、キャッシュが保存されないので、この方法でも見ることができません。