動画再生ファイルの拡張子の1つにVOBファイルというものがありますが、Windows10ではデフォルトだと再生することができます。Windows10でVOBファイルを再生するためにはどうすればいいのか、そのやり方を紹介していきます。
Windows10で動画再生する場合、主に利用するのはmp4などの拡張子でしょうが、その他にも様々な動画ファイルの形式があります。そのうちの1つがVOBファイルです。
VOBファイルとは、動画再生ファイルの形式の1つで、主にDVD用の動画ファイルとして利用されるものです。
このVOBファイルは、映像作品などを流通するため用いられるDVD用動画記録仕様であるDVD-Video規格として、動画や音声データを記録している、今も使われている動画ファイル形式です。VOBファイルの正式名称は「Video Object File」です。
VOBとはDVDでしか利用されないためDVDオーサリングソフト以外では活用されていないのですが、DVDプレイヤーなどを用いれば再生することは可能です。
しかし、DVDはVOBファイル以外にもファイルが含まれていて、構成が特殊なものになっていることが多く、VOBファイル単体ではなく、BUPファイルやIFOファイルとセットであることがほとんどです。
そのため、Windows10でVOBファイル単体で再生しようとしても正常に再生できないことも少なくありません。
とはいえ、動画データ自体が詰まっているのはVOBファイルですので、VOBの動画の再生をするためにBUPファイルやIFOファイルが必ず必要ということではありません。再生ソフトウェアが対応さえしていればVOBファイルだけの再生が可能です。
前述したとおりVOBとはDVDでしか利用されないファイル形式であることもあり、再生することができるソフトは限られます。Windows10もデフォルトで再生できるソフトが同梱されていません。
そのため、VOBファイルをプレイヤーなどで再生できないこともあり、再生できるプレイヤーを利用するか、mp4に変換して利用して再生する方法を取る必要があります。
mp4であればWindows10だけでなくその他の端末でも基本的に再生可能ですので、VOBファイルのように再生できる端末/ソフトが限定されません。
そのため、まずはVOBファイルの拡張子をmp4ファイルの拡張子に変換しましょう。VOBからmp4への変換は、ソフトウェアの利用やWebコンバーターの利用をすることで可能です。
VOBからmp4に無料で変換できるソフトであればGOM Encoderがおすすめです。無料版でも問題なくVOBからmp4への変換ができます。
VOBファイルのためにパソコンの中にソフトウェアをダウンロード/インストールしたくない場合、Webコンバーターを利用するのもおすすめです。ConvertioのVOBからmp4へ変換するサイトで変換してみてください。
ただし、Webコンバーターを利用する場合、個人情報などを含むものは避けたほうがいいです。
VOBでの再生に対応したメディアプレイヤーを利用することもVOBファイルが再生できない時の対処法の一つです。ここではRealPlayerをおすすめします。下記リンク先からインストールできますので、インストールしてVOBファイルを再生してみてください。
なお、Windows10では前述したようにデフォルトでVOBファイルを再生できる様になっていません。
そのため、Windows10で利用する場合も、mp4などのビデオファイルに変換してVOBファイルを利用してください。前述した方法でVOBの変換や再生方法を利用すれば、Windows10でもVOBファイルを再生できます。
VOBファイルはDVD用の動画規格です、VOBファイル単体だと再生できるソフトなどは限られます。mp4へ変換したり、VOBに対応したソフトウェアを利用したりすることで可能となりますので、この記事を参考にして利用してみてください。
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