急速充電のデメリットは?スマホを安全に急速充電する方法を解説

スマホの急速充電を、早く充電が完了するからと重宝している人もいるかと思いますが、それにデメリットが有ることはご存知ですか? 急速充電のデメリットはなにか、スマホを安全に急速充電しようとした際、どのようにおこなうのか、この記事で解説していきます。

目次

  1. 1スマホを安全に急速充電する方法
  2. スマホの急速充電とは?
  3. スマホを急速充電をするデメリット
  4. スマホを安全に急速充電する方法
  5. 急速充電できない時に確認すること
  6. 最後に

スマホを安全に急速充電する方法

スマホの充電器には「急速充電対応」と書かれたものもあります。急速充電は早く充電が完了するというメリットがあるものの、逆にデメリットも存在しています。

スマホの急速充電とは?

できるのであれば、スマホの急速充電のデメリットはカバーするようにし、安全にやりたい、と考える人が大半でしょう。その説明の前に、そもそもスマホの急速充電とはなにか、その説明からしていきます。

急速充電の仕組み

急速充電というのは、通常の充電よりも供給する電力量を増やし、それによって充電する時間を短縮できる仕組みになっています。

スマホの急速充電の仕組み自体に大きなからくりがあるわけではないため、前述したとおり単純に充電能力自体を底上げしているだけです。

仕組みのついでに流れる電力についてもかんたんに触れておきます。iPhoneの場合は「5V/1A」が標準規格、Androidの場合が「5V/0.5A」が標準規格なのですが、いずれも急速充電の規格は「9V/2A」です。

急速充電はボルトとアンペア数が高いほど供給できる電力量も変わる仕組みになっているためり、通常の1/2~1/4ほど充電時間が短縮できます。

スマホを急速充電をするデメリット

では、スマホの急速充電をする場合に生じるデメリットとはどういったものなのか、その内容についての話に移ります。

バッテリーが劣化して寿命が短くなる

スマホのバッテリーは、劣化が進むとその分寿命も短くなります。充電しても長持ちしなくなったり、充電できなくなったり、という状態になって満足にスマホが使えなくなってしまうため不便極まりないことになります。

スマホのバッテリーへの充電を繰り返しおこなうだけでもバッテリーが劣化して寿命が短くなりますが、急速充電はそのバッテリーの劣化を早め、結果として寿命をより短くしてしまっている可能性もあります。

通常より大きい電力を供給する仕組みがバッテリーに付加をかけ、それによる酷使がバッテリーの劣化・短寿命につながるので、これが急速充電のデメリット1つ目に当たります。

発火や爆発につながることも

また、急速充電が高い電圧をかけ、高いアンペアでの充電をおこなう仕組みゆえに、想定しているよりも高い電力がバッテリーに流れていることになります。これがバッテリーの発熱や発火、爆発などの原因になる、という点がデメリットの1つです。

特に海外ではバッテリーの発火や爆発などの例がも確認されていますので、可能性がない、ということは言えないのです。そういった危険性があるため、急速充電を利用するには配慮が必要となります。

充電器やケーブルも同じ規格でそろえないといけない

なお、急速充電をおこなうためには、急速充電に必要な規格を充電する側・される側どちらも揃える必要がある、というデメリットもあります。

充電する側とは充電ケーブルを、充電される側とはスマホ本体の中のバッテリーを示します。規格が合わない場合充電できない、ということはないのですが、通常の充電ペースと同じになり、急速充電はできません。

スマホのバッテリーが急速充電に対応していても、ケーブルが対応していなければ急速充電は利用できないですし、逆にケーブルが急速充電に対応していてもスマホのバッテリーが急速充電に対応していなければできないわけです。

スマホを安全に急速充電する方法

では、そんな危険性もあるスマホの急速充電のデメリットである、早い劣化による短寿命、爆発などの危険などを避けて安全にしたい場合、どのように急速充電を利用すればいいのか、その説明に移りましょう。

0%までバッテリーを使い切らない

まず、スマホのバッテリーを0%まで使い切らないように心がけて下さい。0%までバッテリーを使用し、そこから急速充電をおこなうと、バッテリーに大きな負荷をかけてしまいます。それが劣化に繋がり、寿命が短くなる要因にもなります。

バッテリーを0%にした状態で長期間放置しておくのも、バッテリーに負荷がかかるため、結局の所バッテリーには適度に充電してある状態を保っておく事が必要となります。使わなくなった端末などを所持している人は特に気にして下さい。

最近のスマホだと、15%くらいになったら充電するようにするよう通知してくれるものもあるため、そういうものを設定しておくと0%まで使い切ってから充電することを防ぐことができます。

また、長期間利用しないスマホなどの場合も、常に40~50%の充電ができている状態を保つことでバッテリーの劣化を防ぐことができるため、急速充電を利用していない場合にもこの部分は覚えておくと良いでしょう。

必要にあわせて充電器を使い分ける

スマホを寝る前に充電しているという人もいるかと思いますが、急速充電で充電すると、寝ている間に充電が完了してしまいます。それにより熱を持ってしまうこともあるため、寝ている間はゆっくり充電する通常の方法を取ると安心です。

もちろん、急速充電してはいけないわけではありません。少し暑くなる程度ならは急速充電でも問題ありませんし、今では100%になると電力供給を自動的に止めるスマホが多いですので、スマホの状態を確認しつつ利用してみて下さい。

アンペア数を確認して購入する

スマホの急速充電の規格はメーカー・機種によって異なります。基本的にはメーカー純正品の急速充電に対応したケーブルを利用することをおすすめします。

なお、メーカー純正でないものを購入する場合はアンペア数を確認してケーブルを購入して下さい。ケーブルのアンペア数は、基本的に2.4アンペア(A)までの出力に対応しているものなら大抵の機種で急速充電が可能です。

このアンペア数を目安に急速充電のケーブルを購入して下さい。

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この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

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