楽天「ポイント運用」とは?仕組み・投資との違いやメリット・デメリットを解説

楽天カードで得られる楽天ポイント運用とは何か、キャンペーンで見かけるけれど失敗が怖く踏み出せない人もいるでしょう。楽天ポイント運用とは失敗をさほど恐れることなく利用できるものです。キャンペーンなどでよりポイントを増やすこともできるため、詳しく解説していきます。

目次

  1. 1楽天「ポイント運用」とは?
  2. 楽天「ポイント運用」とは?
  3. ポイント投資との違いは?
  4. 楽天「ポイント運用」のメリット/デメリット
  5. 最後に

楽天「ポイント運用」とは?

ポイントカードの提示などで貯めた楽天のポイントを活用する方法として「ポイント運用」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。

楽天「ポイント運用」とは?

まずは楽天の「ポイント運用」とはどういったものなのかという点について解説します。

投資の疑似体験ができるサービス

楽天の「ポイント運用」は、楽天カードの利用で貯めた通常ポイントを利用して投資運用をする疑似体験をすることができるサービスです。

カード利用したポイントの活用方法の1つで、運用して増えたポイントを買い物などで利用することもできるため、手軽にポイントを増やす手段として利用している人も多いです。

【楽天PointClub】:ポイント運用| ほったらかしで増えるかも!?

アクティブコースとバランスコースがある

楽天の「ポイント運用」には運用するコースがあります。運用コースの種類はアクティブコースとバランスコースの2つです。

アクティブコースとは、アクティブ=積極的な運用ができるコースです。「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」の値動きを原則反映しています。

アクティブコースは株:債券の割合は7:3で、株中心ということもあり運用する価格の変動もアクティブです。値上がりの期待値は高いので、少しリスクがあっても期待値の高い運用をしたい場合にはこちらがおすすめです。

バランスコースは安定した運用を目指す場合にオススメのコースです。こちらも日本を含む全世界の株式に分散投資している方法で、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)」の値動きを原則反映しています。

バランスコースは株:債権が3:7の債権中心での運用となり、その分値動きは安定しています。できるだけリスクが低く安定した運用をしたい場合にはバランスコースのほうがおすすめです。

楽天「ポイント運用」の仕組み

楽天の「ポイント運用」は、カード提示などで取得した楽天ポイントを運用会社へ預けて運用してもらい、好きなタイミングで引き出しをする、と言うかたちになります。

運用の仕組みが2つのコースから選択するだけというシンプルなものなので、ポイント投資よりも運用しやすいです。

楽天会員であれば楽天ポイントだけで運用でき、現金化の必要がないため、投資運用といっても擬似運用=なんとなく投資している気分を味わう、という仕組みになっています。

ポイント投資との違いは?

なお、楽天には「ポイント運用」とは違う「ポイント投資」というものがあります。どちらも投資・運用とついているため同じものに見えますが実際には次の表のような違いがあります。

ポイント運用とポイント投資の違い
  楽天ポイント運用 楽天ポイント投資
楽天証券口座 必要なし 必要
最低必要ポイント 100ポイント 100ポイント
手数料 なし あり
税金 非課税 課税対象
(利益×約20%)
知識 初心者でも利用可能 ある程度の知識が必要(中級者以上)
減少/失敗リスク あり あり
SPU
(スーパーポイントアップ)
対象でない 対象
運用方法 ポイントのまま運用 ポイントで株式や投資信託を購入
引き出し方法 ポイントで引き出し 現金で引き出し
自動積立投資 できない できる
投資対象
  • アクティブコース
  • バランスコース
  • 国内株式
  • 国内投資信託
※楽天証券の販売物から自由選択

おすすめはどっち?

楽天の「ポイント投資」と「ポイント運用」とではポイントを利用できる共通点以外の違いは大きいことがわかります。ではそれらの違いを踏まえて運用と投資どちらがおすすめなのかというと、自由度が高い楽天ポイント投資の方になります。

楽天ポイント投資は、楽天ポイントを現金化して取引・運用するため、楽天のポイント運用よりも選択できる銘柄の自由度がポイント運用より大きいことが理由です。

ポイント運用と違いポイント投資を利用することでSPUの条件になるため、楽天市場での買い物でより楽天ポイントを入手することもできます。

SPUで入手できるのは期間限定ポイントですが、買い物などで利用できる楽天ポイントを増やすことができる分おすすめ度が高くなります。

ポイント運用は「おまかせ」で、投資しているとは言ってもあくまで擬似的なものです。デメリットの方でも説明しますが、中長期的な資産運用をしていく場合はポイント運用ではなくポイント投資のほうがお金を増やしやすいです。

ただし、ポイントを利用するものも含め投資を初めてする、という人には、ポイント投資のハードルは少し高いと感じる人も多いです。

そのため、投資運用とはそもそもどういったものなのか、ポイントでの投資をするとはいえ失敗するのが怖いという場合は、投資の仕組みなどを理解するために楽天ポイントでポイント運用し始めてみる、と言うことであれば逆におすすめです。

楽天「ポイント運用」のメリット/デメリット

楽天ポイント運用をするにあたり、ポイント運用の仕組みなどもですが、メリットやデメリットについても把握しておく必要があります。楽天ポイント投資をするべきか、楽天ポイント運用から始めてみるべきかなどの判断材料にしてみてください。

メリット

まずは楽天ポイント運用のメリットから説明します。楽天ポイント運用のメリットの1つは楽天証券の口座を作成する必要がない、という点です。楽天証券の口座を作成する場合、投資運用開始前に手続や設定が必要となります。

楽天ポイント運用の場合はそれらが必要なく、すぐにポイント運用できる仕組みになっていて簡単に手軽に運用を開始できます。

また、楽天アカウントがあって、そのアカウントに楽天ポイント運用できる最低通常ポイント数があれば始めることができる点もメリットの1つです。

ポイントの運用と言っても失敗して獲得できるポイントが減ることもありますが、通常ポイントの利用先がない場合には利用してみるのもようでしょう。

なお、楽天ポイント運用で運用することになる株式や債券などの投資信託は、運用会社におまかせするとは言え信頼度は高いです。いずれのコースでの運用でも分散投資できるメリットから多くの人が利用されています。

間接的な投資運用している形となるとは言え信頼性の高い投資信託に手数料無料でポイント運用ができることもまた、楽天ポイント運用のメリットです。

ちなみに、運用の開始タイミングにもよりますが、キャンペーンを利用すると楽天ポイントをより多く獲得可能なこともあります。

期間中に運用開始で楽天ポイントが貰えるキャンペーン、キャンペーン期間中に運用すると多くの楽天ポイントを抽選プレゼントするキャンペーン、継続利用でプレゼントされるラインポイントが増えるキャンペーンなど様々です。

試しにキャンペーン期間中に楽天ポイント運用を始めることで、楽天ポイントがもらえるキャンペーンであればポイント運用が失敗してもキャンペーンで獲得できたポイント分で少し気が楽になる人もいるでしょう。

デメリット

楽天ポイント運用は「疑似的なポイントでの運用」ですが、当然ながら運用に失敗するリスクはあります。これは楽天のポイント運用以外でも「投資運用」をおこなうに当たり理解しておく必要があるデメリットと言えるでしょう。

また、楽天ポイント運用はあくまで「擬似的な運用」を体感するというだけですので、実際に現金での投資運用時のスキルアップには向きません

投資運用する対象の銘柄を選択するわけではなく、運用に利用するのも楽天ポイントから楽天ポイントで引き出しするだけ、という形式なので投資に関する手間などを学ぶことも無いためです。

ポイントで運用が手軽にできる分、スキル部分の育成には向いていないため、あくまで手軽にポイントを増やしたいと思っている場合向きだという点は理解しておいてください。

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この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

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