iPhoneを購入した際などに、保護フィルムを貼るか貼らないかで悩む方もいるでしょう。そもそも必要性があるかどうか悩む方もいると思います。そんなiPhoneに保護フィルムを貼るか貼らないか、それぞれのメリットやデメリットなども含め必要性について説明してきます。
iPhoneを新しく購入した際など、保護フィルムの必要性を考えたことのある人は多いかと思います。
保護フィルムを買う分お金もかかりますので、そちらへの出費の有無の選択にもなりますので、貼るか貼らないかの選択は人それぞれでしょう。
実際、iPhoneに保護フィルムを貼らないという選択をする人もいます。
実は、iPhoneのディスプレイであったり背面パネルに利用されている保護ガラスは、衝撃やキズに強いガラスになっています。
強化ガラスですので強度も高く、簡単にキズがつくことも割れることもありません。もちろん、相応に強い衝撃があれば割れたりしますが、ちょっとしたことで割れることはないでしょう。
一説には、iPhoneの液晶画面にはコーニング社のゴリラガラスと呼ばれるものが採用されているといいます。
このゴリラガラスというのは、コーニング社が開発した特殊な強化ガラスを言います。改良を重ね、現在はゴリラガラス6というのが最新のものにあたります。
アルカリアルミノケイ酸塩という素材を使って作られており、透明度も高く強度も高いのが特徴です。
強度はプラスチックの数十倍ともいわれており、iPhoneを含むスマホであったりタブレット端末の液晶画面に主に利用されています。
硬さを表す『ビッカース硬度』と呼ばれるものの値もHv622から701とかなり高いです。
日本の小銭の中でも丈夫そうに思える10円玉に利用される青銅がHv130、50円玉などに利用される白銅がHv170ということから比較しても、その強度の高さは想像がつくでしょう。それらが衝撃を与えたとしてもキズつくことはありません。
もちろん、同じ強度もしくはそれ以上の強度のものに衝撃を与えられればキズついたり割れたりすることはあると思いますが、それでも割合としては少ないでしょう。
また、iPhoneには、液晶ガラスに耐指紋性撥油コーティングが施されており、指紋が付きにくいようになっています。
対指紋性撥油コーティング加工されている液晶画面は、仮に指紋が付いたとしても、サッと拭き取れば簡単に指紋を拭き取ることができるため、気になることも少ないでしょう。
ガラスの強度もありますが、そのコーティングの存在もあって画面そのものにキズもつきにくいため、そういうあたりを鑑みるとiPhoneに保護フィルムは必要ないと思う人もいるかと思います。
ただし、ここで一つ注意しておかなければならないことがあります。耐指紋性撥油コーティングにもデメリットはあるのです。
保護フィルムを利用したことのある人、以前にもiPhoneなどのスマホを利用していた人は知っているかもしれませんが、使用年数がたつにつれて、そして利用すればするほどiPhoneなどの外装は劣化していきます。
耐指紋性撥油コーティングも例外ではなく、使用年数が経過するにつれて劣化していきます。大体半年ほど経過すると、iPhoneの耐指紋性撥油コーティングの効果が減少してきていると体感することも少なくないはずです。
おそらく、指紋の拭き取り時に耐指紋性撥油コーティングが少しずつ剥がれ、それにより経年劣化しているということなのでしょう。
結局のところ、そのコーティングを長持ちさせるため、もしくはコーティングが劣化してきた場合に気軽に交換したい場合などを考えると、やはりiPhoneにも保護フィルムは必要だと察することはできるかと思います。
iPhoneに保護フィルムを貼る必要があるかどうか、その理由について察することができた人も思います。
まずは、その理由について簡単にチェックしていきましょう。
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