iPhoneに保護フィルムは必要?メリット・デメリットを解説!

iPhoneを購入した際などに、保護フィルムを貼るか貼らないかで悩む方もいるでしょう。そもそも必要性があるかどうか悩む方もいると思います。そんなiPhoneに保護フィルムを貼るか貼らないか、それぞれのメリットやデメリットなども含め必要性について説明してきます。

iPhoneに保護フィルムは必要?メリット・デメリットを解説!のイメージ

目次

  1. 1iPhoneの液晶フィルムは貼る必要がない?
  2. iPhoneの液晶ガラスは強度が高い
  3. ゴリラガラスの採用
  4. 耐指紋性撥油コーティング加工
  5. 耐指紋性撥油コーティングの注意点
  6. 2iPhoneの保護フィルムを貼る必要がある理由
  7. 砂や塵が付着すると簡単に細かいキズがつく
  8. 大きな衝撃を与えれば割れる可能性もある
  9. 3iPhoneに保護フィルムを貼るメリット/デメリット
  10. 貼るメリット
  11. 貼るデメリット
  12. 4iPhoneに保護フィルムを貼らないメリット/デメリット
  13. 貼らないメリット
  14. 貼らないデメリット
  15. 5保護フィルムなしで画面を割ってしまった場合の費用比較
  16. iPhoneの機種別修理価格一覧
  17. 6iPhoneのカメラに保護フィルムは必要か
  18. ケースを付けない場合は必要
  19. 合わせて読みたい!iPhoneに関する記事一覧

iPhoneの液晶フィルムは貼る必要がない?

iPhoneを新しく購入した際など、保護フィルムの必要性を考えたことのある人は多いかと思います。

保護フィルムを買う分お金もかかりますので、そちらへの出費の有無の選択にもなりますので、貼るか貼らないかの選択は人それぞれでしょう。

実際、iPhoneに保護フィルムを貼らないという選択をする人もいます

iPhoneの液晶ガラスは強度が高い

実は、iPhoneのディスプレイであったり背面パネルに利用されている保護ガラスは、衝撃やキズに強いガラスになっています。

強化ガラスですので強度も高く、簡単にキズがつくことも割れることもありません。もちろん、相応に強い衝撃があれば割れたりしますが、ちょっとしたことで割れることはないでしょう。

ゴリラガラスの採用

一説には、iPhoneの液晶画面にはコーニング社のゴリラガラスと呼ばれるものが採用されているといいます。

ゴリラガラスとは

このゴリラガラスというのは、コーニング社が開発した特殊な強化ガラスを言います。改良を重ね、現在はゴリラガラス6というのが最新のものにあたります。

アルカリアルミノケイ酸塩という素材を使って作られており、透明度も高く強度も高いのが特徴です。

強度はプラスチックの数十倍ともいわれており、iPhoneを含むスマホであったりタブレット端末の液晶画面に主に利用されています。

硬さを表す『ビッカース硬度』と呼ばれるものの値もHv622から701とかなり高いです。

日本の小銭の中でも丈夫そうに思える10円玉に利用される青銅がHv130、50円玉などに利用される白銅がHv170ということから比較しても、その強度の高さは想像がつくでしょう。それらが衝撃を与えたとしてもキズつくことはありません。

もちろん、同じ強度もしくはそれ以上の強度のものに衝撃を与えられればキズついたり割れたりすることはあると思いますが、それでも割合としては少ないでしょう。

耐指紋性撥油コーティング加工

また、iPhoneには、液晶ガラスに耐指紋性撥油コーティングが施されており、指紋が付きにくいようになっています。

傷や指紋がつきにくい

対指紋性撥油コーティング加工されている液晶画面は、仮に指紋が付いたとしても、サッと拭き取れば簡単に指紋を拭き取ることができるため、気になることも少ないでしょう。

ガラスの強度もありますが、そのコーティングの存在もあって画面そのものにキズもつきにくいため、そういうあたりを鑑みるとiPhoneに保護フィルムは必要ないと思う人もいるかと思います。

耐指紋性撥油コーティングの注意点

ただし、ここで一つ注意しておかなければならないことがあります。耐指紋性撥油コーティングにもデメリットはあるのです。

使用年数により劣化する

保護フィルムを利用したことのある人、以前にもiPhoneなどのスマホを利用していた人は知っているかもしれませんが、使用年数がたつにつれて、そして利用すればするほどiPhoneなどの外装は劣化していきます。

耐指紋性撥油コーティングも例外ではなく、使用年数が経過するにつれて劣化していきます。大体半年ほど経過すると、iPhoneの耐指紋性撥油コーティングの効果が減少してきていると体感することも少なくないはずです。

おそらく、指紋の拭き取り時に耐指紋性撥油コーティングが少しずつ剥がれ、それにより経年劣化しているということなのでしょう。

結局のところ、そのコーティングを長持ちさせるため、もしくはコーティングが劣化してきた場合に気軽に交換したい場合などを考えると、やはりiPhoneにも保護フィルムは必要だと察することはできるかと思います。

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iPhoneの保護フィルムを貼る必要がある理由

iPhoneに保護フィルムを貼る必要があるかどうか、その理由について察することができた人も思います。

まずは、その理由について簡単にチェックしていきましょう。

砂や塵が付着すると簡単に細かいキズがつく

まず、理由としてiPhoneを利用する環境上、どうしても砂や塵(ほこり)などが付着することは避けられません。屋内で利用していたとしても、ほこりがついたり、爪でひっかいてしまった場合など、細かいキズ自体はついてしまいます。

それが積み重なると、iPhoneの液晶画面は細かいキズが目立つようになってくる可能性も否めません。

指紋が付いたから、とこすった服に角のあるもの、砂がついていた場合などだと、どうしても画面がキズつく要因になります。それを防ぐために保護フィルムを貼る必要があるとも言えますね。

大きな衝撃を与えれば割れる可能性もある

また、大きな衝撃――例えばうっかりコンクリートの上に落としてしまった場合などだと、画面がビシビシに割れてしまうことは十分にあり得ます。丈夫なはずなのに割れた、というのはそういうことです。

ゴリラガラスとて万能ではありません。同等もしくはそれ以上の硬度のものとぶつかれば割れます。保護フィルムにはそういった状況を防ぐことも可能なものもあります。

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iPhoneに保護フィルムを貼るメリット/デメリット

とはいえ、iPhoneに保護フィルムを貼ることによって存在するのはメリットだけではありません。

ここでは、iPhoneに保護フィルムを貼る場合のメリットとデメリットについてみていきたいと思います。それぞれの理由も含め、確認していきましょう。

貼るメリット

まずiPhoneに保護フィルムを貼るメリットについて説明していきましょう。大きく分けて2つ存在しています。

保護フィルム交換でいつでも新品状態を保てる

1つ目のメリットの理由として、保護フィルムを交換することにより、画面の状態を新品同様にすることが可能であることです。

iPhoneの画面は割れた場合などに修理に出したりしない限り替えが効きません。その点、保護フィルムだけを交換するだけで新品同様に生まれ変わるというのは嬉しいものがあります。

指紋防止の機能つき保護フィルムであれば、その効果が減少してきたと感じられれば保護フィルムを交換するだけで済みますので、その点も大きなメリットになるでしょう。

傷がつくのを防げる

保護フィルムを貼る場合のメリットの2つ目として、キズが付くことを防ぐことができることです。

その理由はお察しのとおりです。保護フィルムに保護されているわけですから、iPhoneの液晶画面自体にキズがつくことも防げます。

前述したとおり、砂や塵でキズがつくことはどうあっても避けられません。しかし、iPhoneの画面が保護フィルムで保護されている場合、傷つくのは保護フィルムだけで済み、液晶画面そのものへ傷つくことは防げます

貼るデメリット

さて、ではiPhoneに保護フィルムを貼った場合のデメリットとはどのようなものなのでしょうか。

操作性が落ちる

まず、デメリットの1つ目は操作性が落ちることです。

保護フィルムと言いますが、デメリット的な表現をすれば液晶画面の邪魔をする壁にも相当します。それが操作性が落ちる主な理由です

感覚としてはビニール手袋越しにものを触っても、素肌で触れた時と感触が異なるのと同じようなものです。どうしても反応がそのまま触れた場合よりも遅れてしまいます。それが液晶画面で起きやすくなるわけです。

もちろん、反応をよくするためのコーティングはされていますので、操作性がガクッと落ちるということはありませんので、そういう意味では安心してください。

画面の解像度が落ちたように見える場合がある

2つ目として、画面の解像度が落ちたように見えることがあるということです。

保護フィルムという別のものを挟むことにより、それがフィルターのような役割になってしまうことで画面の解像度が落ちたように――鮮やかさが少々落ちたように見える、というのが主な理由です。

これに関しては選択するフィルムの種類にもよりますので、画面の状態を液晶画面そのものに近しくしようとする場合はそれに見合ったものを選択する必要があります。

定期的に買い換える必要がある

こちらはメリットの半面にあるデメリットとなりますね。どうしても保護フィルムの強さは液晶画面そのものに大きく劣ってしまうというのがデメリットの理由になります。

指紋防止付きのものなどはその効果も減ってきてしまえば交換する必要がありますし、交換する回数分買い替える必要もあります

iPhoneに関してはそれなりに保護フィルムの種類も揃っていますので、交換用に買いためておく、ということは機種によって必要不必要という部分がありますが、劣化して来たら交換することに変わりはありません。

交換用に保護フィルムを購入する場合、フィルムの種類によって値段はピンからキリまであります。フィルム製のものであれば比較的安価ですので、交換用にいくつか購入しておいても支障はないでしょう。

ガラス製のものの場合は状況(懐事情を含め)に応じて、交換分を買いためておくかどうかはその種類にもよると思います。

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iPhoneに保護フィルムを貼らないメリット/デメリット

では、iPhoneに保護フィルムを貼らない場合のメリットとデメリットはどのような感じか見ていきましょう。

貼らないメリット

まずはiPhoneの液晶画面に保護フィルムを貼らない場合に生じるメリットを見ていきましょう。

画面が綺麗

保護フィルムを貼る場合のデメリットの反対側面の話になりますね。保護フィルムという『フィルター』を通さずに画面を見ることができますので、画面が綺麗に見えます。色味もそのまま変化せずに入ってきますので、違和感が生じることも少ないでしょう。

特に写真を撮ったり加工したり、ということを行う方などは微妙な色のさも気になる場合もあると思いますので、そういう意味では貼らない場合のメリットは大きいでしょう。

画面に段差が無い

画面の上に保護フィルムなり保護ガラスなりを貼ることになるため、保護フィルムを貼るとどうしても画面に段差ができてしまいます。保護フィルムの種類によっては液晶部分の一部に保護フィルムがかからず、液晶の端の方になると段差ができます

それが支障になることもありますので、貼らない場合この段差が生じない分大きなメリットになるでしょう。

貼らないデメリット

では保護フィルムを貼らない場合のデメリットとはどのようなものでしょうか。そちらについても確認していきます。

落下時の画面割れリスクが高い

保護フィルムの機能の一つとして、落下時の衝撃を吸収してくれるものがあります。すべての保護フィルムにその機能がついているわけではありませんが、保護フィルム一枚分違うだけで液晶そのものの画面が割れることを防ぐことができます。

どうしても落下させてしまうことはあり得ます。ゴリラガラスは1mの高さから何度か落下させても耐久下という実験結果はありますが、それでも絶対に割れないという保証はありません

保護フィルムなしの場合、液晶のガラス部分が直接落下時に衝撃を受けますので、画面が割れるリスクは保護フィルムをしている場合よりも高いです。

このデメリットがかなり大きい分、保護フィルムを利用するという人も少なくないので、保護フィルムを貼らない場合のデメリットを許容できるかどうかが大きな選択肢になります。

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保護フィルムなしで画面を割ってしまった場合の費用比較

さて、もし保護フィルムを貼らないという選択をして、貼らない場合のデメリットである画面割れのリスクに直面してしまった場合、画面の修理を行う必要があります。

保護フィルムなしで画面を割ってしまった場合、かかる費用はいくらなのでしょうか。

iPhoneの機種別修理価格一覧

iPhoneの画面修理公式説明ページ

iPhoneは基本的に自分でApple Store直営店もしくはApple正規サービスプロバイダへ直接持ち込む「持ち込み修理」、もしくはApple指定の配送業者に集荷に来てもらい、Appleリペアセンターへ配送して修理する「配送修理」をしてもらうことになります。

どちらも修理料金そのものに変化はありませんが、Apple Care+に加入しているかどうかで料金が大きく変わります

Apple Care+のサービス

iPhoneには、もともと製品購入後1年間の製品保証と90日間の無償サポートが付随しています。それだけで十分、という方はもちろんそれでもかまいませんが、それでは不安、という方はApple Care+ for iPhoneに加入することもできます。

このApple Care+は、保証とサポートが購入日から2年間に延長され、修理料金も加入している場合よりも割安になります。

今回はそのApple Care+に加入している場合としていない場合との修理料金の比較をしていきましょう。

Apple Careありの場合

Apple Care+に加入している場合の画面割れの場合の修理費用は、一律で3,400円(2019年4月現在)になります。どの機種であっても変化はありません。

ただし、Apple Care+への加入はAppleから加入する場合購入から30日以内に行う必要があり、24か月分割もしくは一括払いで総計14,800円~22,800円を支払う必要があります。

Apple Careなしの場合

Apple Care+に加入していない場合、機種ごとに下記の修理料金が必要になります。

機種 修理料金
iPhone XS Max 37,400円
iPhone XS 31,800円
iPhone XR 22,400円
iPhone X 31,800円
iPhone 8 Plus、iPhone 7 Plus 19,400円
iPhone 8、iPhone 7 16,800円
iPhone 6s Plus 19,400円
iPhone 6s 16,800円
iPhone 6 Plus 16,800円
iPhone 6 14,800円
iPhone SE、iPhone 5s、iPhone 5C 14,800円
Apple Care+に加入している場合は一律で3,400円ですので、比較すると随分と大きく差があることが分かります。

Apple Care+の料金にプラスして画面の修理料金を支払うと逆に割高になるものもありますが、新しい機種ほど逆にApple Care+に加入していた方がお得になるものが多いです。

購入したばかりとはいえ画面を割ってしまうことはままあるものですので、その場合のリスクに備えてApple Care+に加入しておくか、敢えて入らずに置くかは個人の選択にお任せすることとしましょう。

保護フィルムが衝撃を吸収して代わりに割れてくれた場合(※ガラス製の保護フィルムだったと仮定した場合の話になります)、保護フィルムの方が高くなる可能性は否めません。

衝撃に強いものはペラペラの保護フィルムに比べ割高なこともありますので、ご自分が利用している機種に対応したものと修理料金とを比較し、どちらが理に適っているかを比較するのもありだと思います。

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iPhoneのカメラに保護フィルムは必要か

実はiPhone用の保護フィルムにはカメラ用の保護フィルムも存在しています。必要性が感じられずつけていない、という方も多いと思いますが、一部の方には購入をお勧めします

ケースを付けない場合は必要

一部の方というのは、iPhoneをケースを付けずに利用する方です。

たいていの方はiPhoneに保護ケースを付ける方が多いと思います。おしゃれなものも多く、iPhone向けのケースはかなりの種類がありますので、外装を楽しむという点でも利用者は多いです。

しかし、ケースが邪魔だという方ももちろんいます。そういう方にはカメラ用の保護フィルムの利用をお勧めします。

iPhoneを置いた際にレンズが直に接してしまう

iPhoneをケースに入れずに利用する方にカメラ用の保護フィルムをお勧めする理由は、ケースがないためにカメラのレンズが傷つきやすいこと、それに尽きます。

iPhoneを置いた際、カメラのレンズが地面などに直に接してしまいます。そこが柔らかい布地の上であれば問題ありませんが、コンクリートであったり砂地であったりするとレンズに微細なキズがついてしまいます

そのキズにより写真を撮った際、フィルターがかかったようにぼやけてしまったり、ピントが合いづらくなったりと不便なことも多くなります。

カメラのレンズは画面などとは異なる修理扱いになり、修理量も画面の比ではありません。iPhoneの保護ケースを利用しないという方は、カメラのレンズ用の保護フィルムだけでも購入しておいてください。

保護フィルムが傷ついただけであれば、保護フィルムの交換によりカメラの状態は戻ります。

iPhoneに保護フィルムが必要かどうか、その理由も含めて人それぞれ判断は異なるかと思います。

貼る貼らないはそれぞれが最も重視する理由から異なるとは思いますが、できれば保護フィルムは張っておいた方がいいと思う、というのが筆者個人の意見になります。

もちろん、貼らないと選択することを非難するわけでもありませんし反対するわけでもありません。優先するものが何か、それぞれ取捨選択したうえで保護フィルムが必要かどうかを判断する材料の一つとして利用して頂ければ幸いです。

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この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。