Windowsなどで利用者も多い縦書きテキスト無料エディター「TATEditor」のAndroid版がリリースされました。無料縦書きエディター「TATEditor」のAndroid版の利用方法なども含め、特徴についてぜひ見ていってください。
パソコンで利用している人は知っている人も多いかと思われる無料の縦書きエディター「TATEditor」のAndroid版が満を持してGoogle Playストアにてリリースされました。
創作している人、いずこかの小説投稿サイトに投稿している人で、このテキストエディターをPCで利用している方も多いのではないかと思います。
今回はAndroid版のリリースの話になりますが、すでにWindows版やMac版は公開されています。
それぞれ作者さんの公式サイト(下記リンク先)にて無料でダウンロードが可能です。PCを持っていて利用はしていなかったけれどこの記事で興味を持たれたという方は、ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
iOS版は現在準備中とのこと。iPhone端末で利用したい方はリリースまで待っていていただくことになりますね。
Twitterでも述べていらっしゃいますが、Android版は2年ほど前から開発していたようです。
TATEditorの特徴は、小説や脚本、シナリオなどを執筆するのに向いた機能が備わっていることになります。
Unicode以外のテキストにも対応しているので、文字コードを自動判別して表示することができ、異なる文字コードで作成したものを読み込んだ場合も文字化けの心配なく安心して利用できます。
それ以外の特徴については後述する使い方にて説明していきます。
そんなTATEditorのAndroid版が2019年4月29日にGoogle Playストアで公開されました。公開後バージョンアップしているため、現在は若干の不具合を修正したv1.0.5がダウンロード可能です。対応OSはAndroid 5.0以降になります。
Android版のダウンロード方法ですが、Google Playストアにアプリが公開されていますので、そこからインストールすることになります。
Google Playの「インストール」ボタンをタップすればそれでダウンロードが開始されます。無料アプリですので、課金の必要はありません。
Android版のTATEditorは、現在のバージョンではパソコン版より機能は少ないですが、最低限の機能は備わっています。
パソコン版のTATEditorでは2016年6月21日に最近話題の小説投稿サイトのルビなどの記法に対応しており、Android版でも同じく利用可能です。
ルビは文字通り読み仮名、傍点はその文字のわきに点を付けて、その語句に注意を向けさせるためなどに使われます。
例えば青空文庫であればルビは《》でマークアップ(例えば「文字《もじ》」という形)されます。pixivであれば「[[rb:文字 > もじ]]」ですね。カクヨムであれば「|文字《もじ》」という形になります。
上記の形式を利用している他のサイトもありますので、自分がよく利用する場所のものに設定するだけで簡単にルビなどを振ることができます。(対応していないサイトの場合は残念ですが自力でどうにかして頂くほかありません)
わざわざマークアップの入力をしていては面倒です。これまでわざわざ単語登録して利用していたという人も少なくないと思いますので、そういう方にとってはとても便利なアプリと言えるでしょう。
では、ここからはAndroid版TATEditorの使い方について簡単にですが説明していきましょう。サンプル文章として青空文庫の「夢十夜」をお借りしています。
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