ビジネス版のSkype for Business、Skype Onlineとは、普通のスカイプとはどのように違うのでしょうか?ここではビジネス版のSkype for Business、Skype Onlineと通常のスカイプの違いと特徴を紹介します。
Skype for Businessとはスカイプのビジネス版です。別名、Skype Onlineともいい、正式名称はSkype for Business Onlineです。Skypeは個人で契約する通話サービスですが、Skype for Businessは基本的に法人契約のみとなります。
会社や企業での会議を行う際に責任者がPCにダウンロードしておいて、会議に参加する人を集合させ打ち合わせをしたり、確認作業をしたりします。
Skype for Businessをビジネスで使用したい場合は、Skype for BusinessのソフトをPCにダウンロードするだけではなく、Office365に契約する必要があります。
Offce 365の法人向けサービスとして提供されているSkype for Businessを利用する形になるからです。
Skype for Business(Skype Online)はユーザー人数によって料金は料金がかかりますが、ビジネスで連絡を取る人数に応じて余計な費用をかけずにビジネスの環境を整えることができます。
ここからはビジネス版スカイプであるSkype for Businessは通常のスカイプとは違った特徴があります。その違いとは料金や契約形態以外にもあるので知っておきましょう。
Skype for Businessと通常のスカイプは利用料金が違います。通常のスカイプは無料プランのみなので、料金がかからずに利用できるのが大きな特徴ですが、Skype for Businessは有料プランのみになっていて料金をかけずに利用することはできません。
この通常スカイプとSkype for Businessの料金の違いは、利用できる機能の違いです。Skype for Businessには無料プランのみの通常版では使えないセキュリティ機能や画面共有、ユーザーのログイン制限などの便利な機能が充実しています。
法人契約のみのSkype for Businessをダウンロードするためには事前にOffice 365に契約する必要がありますが、Office 365 Businessプランへの契約だとSkype for Businessとは別で月額900円かかります。
通常のスカイプとビジネス版のSkype for Businessは、同時に通話できる最大人数が違います。また最大人数だけではなく、通話に関する機能にも違いがあります。
Skype | グループビデオチャット 電話会議 |
最大人数 25人 |
ブロードキャスト配信 | 不可 |
Skype for Business |
グループビデオチャット 電話会議 |
最大人数 250人 |
ブロードキャスト配信 | 最大人数 1万人 |
通常のスカイプでも最大人数が25人と大人数でビデオチャットと通話会議ができますが、Skype for Businessだと最大人数が250人規模で繋がることができます。
さらに通常のスカイプでは利用できないブロードキャスト配信を利用でき、最大で1万人と繋がることができます。このように通常のスカイプとSkype for Businessは料金が違う分、使用できる機能の利便性にも違いがあります。
ただSkype for Businessのプランによっては1対1の通話しかできないものもあるので、プランを選ぶ際は同時に通話できる最大人数に気を付けて選びましょう。
通常のスカイプは無料でダウンロードできる手軽さが人気ですが、その分セキュリティ機能がほとんどないことが不安という人が多いです。
通常版のセキュリティ機能は、長時間で通話をしていないとスカイプ側が自動でサインアウトするようになっていることくらいです。しかしビジネス版スカイプのSkype for Businessには、充実したセキュリティ機能が用意されています。
通常版スカイプの場合は通話中やチャット中に情報を保護するようなセキュリティがないため、第三者にビジネスに関する情報を盗まれてしまう可能性もあります。その点、Skype for Businessはセキュリティが充実しています。
同一Office 365組織内のみ | 参加ユーザーの外部との通話を禁止する |
指定したドメインのみ許可 | 指定していないドメインからアクセスできない |
パブリックIM(Skype)との接続自由 | 私的利用の許可/禁止もできる |
なりすまし防止 | 第2の認証方法を使用する |
通常のスカイプではログインするときのセキュリティはパスワードとIDを入力するだけです。
しかしSkype for Businessはビジネスに関する情報が漏洩する危険や、なりすましによってビジネスでトラブルが起こる危険を防止するためにセキュリティとして、第2の認証方法を導入しています。
また指定したユーザーしか参加できなかったり、許可していない相手との通話ができなかったりとビジネスで起こりうるトラブルを未然に防ぐためのセキュリティが充実しているのです。
無料プランのスカイプでも十分便利な機能を搭載しているので、ビジネスで使用するかといって必ずもしSkype for Businessのダウンロードが必要というわけではありません。
ビジネスで通常のスカイプではなく、Skype for Businessをダウンロードするのがおすすめな人はどのような人なのでしょうか?
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