【Windows10】サポート期間・終了期限をバージョンごとに解説!

現在パソコンなどのOSでWindows10を使用している方は多いと思います。Windows10のサポート期間はこれまでのWindowsとは少し違います。Windows10のバージョンごとのサポート期間やサポート期限の一覧などを紹介します。

目次

  1. 1Windows10のサポート期間の仕組み
  2. 以前のWindowsサポート期限は?
  3. モダンライフサイクルポリシーに準拠
  4. 2Windows10のバージョンごとのサポート期間/終了期限
  5. バージョン番号別のサポート期間一覧
  6. LTSC/LTSBエディションのサポート期間
  7. 3Windows10のサポート期間を延長する方法
  8. 大型アップデートに対応する
  9. 4Windows10のバージョンの確認方法
  10. バージョンの確認手順
  11. 5Windows10のバージョンのアップデート方法
  12. 最新バージョンにアップデートする手順
  13. 6Windows10のサポート期間内でも注意すべきこと
  14. プロセッサによってサポート対象外になる
  15. アプリケーションの動作に注意する
  16. ドライバーの不具合に注意する
  17. 7Windows10のサポート期間が終了したバージョンを使い続ける危険性
  18. 個人情報の漏洩
  19. パソコンの乗っ取り
  20. データの破損
  21. 8Windows10は常に最新のOSに維持される
  22. 従来のサポート期間の仕組みが変更された
  23. 最新バージョンが無料配布される
  24. 合わせて読みたい!Windows10に関する記事一覧

Windows10のサポート期間の仕組み

パソコンでの主流なOSのひとつとして【Windows10】があります。Windows10だけでなく、Windows7やWindows8など、他のOSにも同じことが言えますが、OSにはサポート期間が設定されています。

Windows10以前は、Windowsのサポート期限は2種類あり、ひとつは「メインストリームサポート」、もうひとつは「延長サポート」です。

以前のWindowsサポート期限は?

Windows10以前のサポート期限のシステムを紹介します。
 

  • メインストリームサポート : 発売日から最低5年間
  • 延長サポート : メインストリームサポート終了から最低5年間

Wiサポート期限の仕組みは、Windows10の一部バージョンにも有効なものもあります。このWindowsのサポートシステムに慣れてしまっている方は、とくに要注意です。まずは自分のWindows10のバージョンをしっかり確認しましょう。

モダンライフサイクルポリシーに準拠

現在のWindows10のサポート期間などは「モダンサイクルポリシー」に準拠しています。モダンサイクルポリシーとは、継続的にサポートやサービスが提供される製品を対象にしています。

モダンサイクルポリシーは、この継続して無料配布されるサポートやサービスを利用して、製品を常に最新の状態に保つ必要があり、アップデートを放置して更新していない場合などは対象外となり、サポートやサービスを今後受けられなくなる可能性があります。

Windows10の機能更新のプログラムは年に2回、3月と9月に配布されています。最新の機能更新のサポート内容の一覧は次の通りです。

エディション 3月の機能更新プログラム 9月の機能更新プログラム
Windows 10 Enterprise
Windows 10 Education
リリース日から18か月間サポート リリース日から30か月間サポート
Windows 10 Pro
Windows 10 Pro for Workstations
Windows 10 Home
リリース日から18か月間サポート
(設定によっては、最新の機能更新プログラムが利用可能になったとき、自動的にデバイスにインストールされる場合あり)
リリース日から18か月間サポート
(設定によっては、最新の機能更新プログラムが利用可能になったとき、自動的にデバイスにインストールされる場合あり)

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Windows10のバージョンごとのサポート期間/終了期限

Windows10では、半年に一度配布される無料の更新プログラムを利用して、最新の状態に保ちながらサポート期限を延期することができます

モダンライフサイクルポリシーがあるため、定期的なサポートやサービスの提供を受けることができますが、アップデートなど更新を怠るとサポート期間の延期ができなくなるので、自分のOSのバージョンや更新状況は定期的に確認しましょう。

Windows10では、バージョン番号ごとにサポート期間やサポート終了期限が変わってきます。自分のWindows10のバージョンを確認して照らし合わせてみましょう。

バージョン番号別のサポート期間一覧

現在のWindows10のバージョン番号ごとのサポート期間、サポート終了期間の一覧を紹介します。
 

Windows 10 の
バージョン履歴
提供日 Home、Pro、および
Pro for Workstations エディションのサービスの終了
Enterprise および
Education エディションのサービスの終了
Windows 10
バージョン 1903
2019年 5月 21日 2020年 12 月 8日 2020年 12 月 8日
Windows 10
バージョン 1809
2018年 11月 13日 2020年 5月 12日 2021年 5月 11日
Windows 10
バージョン 1803
2018年 4月 30日 2019年 11月 12日 2020年 11月 10日
Windows 10
バージョン 1709
2017年 10月 17日 2019年 4月 9日 2020年 4月 14日
Windows 10
バージョン 1703
2017年 4月 5日 2018年 10月 9日 2019年 10月 8日
Windows 10
バージョン 1607
2016年 8月 2日 2018年 4月 10日 2019年 4月 9日
Windows 10
バージョン 1511
2015年 11月 10日 2017年 10月 10日 2017年 10月 10日
Windows 10
(2015 年 7 月リリース
バージョン 1507)
2015年 7月 29日 2017年 5月 9日  2017年 5月 9日

自分のWindows10のバージョン番号で、サポート期間やサポート終了期限などを一覧で確認しましょう。

LTSC/LTSBエディションのサポート期間

Windows10のLTSC/LTSBエディションでは、以前のサポート使用である「メインストリームサポート」「延長サポート」に準じていますので、アップデートなどの時期を含めてWindows10とは変わってくるので、確認と注意が必要です。

Windows10のLTSC/LTSBエディション番号でのサポート期間やサポート終了期限の一覧を紹介します。

Windows 10 の
バージョン履歴
提供日 メインストリーム サポート終了日 延長サポート終了日
Windows 10
 Enterprise LTSC 2019
Windows 10 
IoT Enterprise LTSC 2019
2018 年 11 月 13 日 2024 年 1 月 9 日 2029 年 1 月 9 日
Windows 10 
Enterprise 2016 LTSB
Windows 10
IoT Enterprise 2016 LTSB
2016 年 8 月 2 日 2021 年 10 月 12 日 2026 年 10 月 13 日
Windows 10
 Enterprise 2015 LTSB
Windows 10
IoT Enterprise 2015 LTSB
2015 年 7 月 29 日 2020 年 10 月 13 日 2025 年 10

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Windows10のサポート期間を延長する方法

Windows10は最後のWindowsとも言われていて、半永久的に無料でアップデートなどのサポートやサービスを受けることができると勘違いしている方も多いようですが、必ずしもそうではありません。

Windows10にもバージョンごとにサポート期間やサポート終了期限が定められているため、ルールを守りながら常にサポート期間を延長して使用する仕組みです。

Windows10では、サポート期間を延長する方法があり、これを守らなければサポートやサービスを受けることができなくなってしまいます。

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この記事のライター
はなまりー

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