2018年9月25日に、15番目の「macOS10.14 Mojave」がリリースされました。今回は、macOS 10.14 Mojaveのシステム要件からインストール方法やセキュリティ、初期設定、新機能、バックアップや注意点について解説します。
2018年10月に公開したmacOS15番目である「macOS Mojave(モハベ)」の名前の由来は、モハベ砂漠(Mojave Desert)かモハベ国立保護区(Mojave National Preserve)を指していると考えられます。
macOSは、最初のバージョン10.0「Cheetah」から9番目の10.8「Mountain Lion」まではネコ科の大型動物、10番目の10.9「Mavericks」から現在の10.14「Mojave」までは米国カリフォルニア州の地名やコードネームが名称として使われています。
2018年9月25日に、15番目の「macOS10.14 Mojave」がリリースされました。
macOS High Sierrraの後継であるこのOSは、2018年6月4日のWWDC2018(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)で発表されました。
Apple News、Voice memos、Home、新しい機能であるダークモードを搭載したmacOS最初のバージョンで、iOSとの連携も強化されたことが特徴です。
AppleはmacOS 10.14 Mojaveのリリースを発表するにあたって、アップグレードできるMacのシステム要件をHigh Sierraに変更しました。
その後、MojaveへアップグレードできるMacのシステム要件は、全てAppleのグラッフィックスAPI「Metal」をサポートしていることが条件であるとしました。さらにiOS 12/Mojave以降のOpenGL/OpenCLを非推奨にすると発表しています。
注意点としてmacOS 10.14 Mojaveへアップグレード してもOpenGL/
OpenCLを利用したアプリが利用できなくなるということはないので、安心してください。
macOSのシステム要件の変更はmacOS 10.12 Sierra以来です。Mojaveへアップグレードできる互換性のある機種は以下の通りです。
注意点としては、システム要件であるmacOS10.13 High Sierraが利用できる Macでも、2010年〜2011年製の MacがMojaveへアップグレード することができないので、システム要件を確認してからアップグレードにのぞみましょう。
OS X 10.11 El Capitan | OS X 10.12 Sierra OS X 10.13 High Sierra |
OS X 10.14 Mojave |
|
MacBook | Late 2008アルミニウム製またはEarly 2009以降 | Late 2009以降 | Mid 2015以降 |
MacBook Air | Late 2008以降 | Mid 2010以降 | Mid 2012以降 |
MacBook Pro | Mid/Late 2007以降 | Late 2010以降 | |
Mac mini | Early 2009以降 | Mid 2010以降 | Late 2012 以降 |
iMac | Mid 2007以降 | Late 2009以降 | |
iMac Pro | ー | macOS10.13.2以降 | 2017以降 |
Mac Pro | Early 2008以降 | Mid 2010以降 | Metalと互換性のあるGPUを積んだMid 2010/Mid 2012 |
Mojaveで新しく追加された機能について説明します。
主な新しい機能として、「ダークモード」「ダイナミックデスクトップ」「スタック機能」などがあります。以下からご紹介します。
ダークモードは今までになかった新しい機能です。メニューや背景の配色を白を基調としたデザインから黒を基調としたデザインに変更することができます。左上のAppleマークから選択します。
「システム環境設定」をクリックします。
「一般」をクリックします。
「外観モード」を選択します。以下の外観である「ライトモード」は白基調になります。
「外観モード」を「ダークモード」に変更すると黒基調になります。
1 / 6
続きを読む