2020年05月01日更新
大英博物館の画像190万枚を無料でオンライン公開!
イギリスの大英博物館がアップデートを実施し合計190万枚もの展示品画像が無料でオンライン公開されています。無料のオンラインにて公開が開始となり、ズーム機能で細部まで鑑賞することができるようになった大英博物館の画像190万枚のオンライン公開についてご紹介します。
目次
イギリスの大英博物館がアップデートを実施し合計190万枚もの展示品画像が無料でオンライン公開に
イギリスの大英博物館が、オンラインコレクションにリリース以来、最大となるアップデートを実施し、合計190万枚もの展示品画像が無料でオンライン公開されています。
現在、「新型コロナウイルス」の感染拡大の影響で、外出自粛の要請がでており、博物館や美術館に出かける機会が減少しています。
今回、バージョンアップされたイギリスの大英博物館が、オンラインコレクションでは、合計190万枚もの展示品画像が無料で鑑賞することができます。
「大英博物館」について
イギリスにある「大英博物館」は、世界最大の博物館の一つとなっており、古今東西から集められた美術品や書籍をはじめとして、略奪品など約800万点が収蔵されており、約15万点が常設展示されています。
「大英博物館」に保管されている収蔵品については、美術品や書籍だけでなく、考古学的な遺物・標本・硬貨やオルゴールなどの工芸品、世界各地の民族誌資料など幅広い分野の貴重な芸術品が保管されています。
なお、「大英博物館」には、イギリスが所有しているものも、所蔵・展示が行われています。
大英博物館がリリース以来最大となるアップデートを実施した背景について
それでは、大英博物館がリリース以来、最大となるアップデートを実施した背景についてご紹介しておきましょう。
現在、世界中で猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の影響で、国内外では、多くの博物館や美術館が一時休館に追い込まれています。
イギリスにある世界最大級の博物館のひとつである大英博物館では、この状況を考慮し、オンライン上の収蔵品の画像コレクションを大幅にアップデートを実施し、190万枚以上の画像を無料で公開しました。
イギリスにある世界最大級の博物館のひとつである大英博物館が、オンライン上の収蔵品の画像コレクションを大幅にアップデートにより、190万枚以上の画像を無料で公開を開始しましたが、今回、約28万点の写真と85万の記録が追加されています。
また、鑑賞可能となっている作品については、全てがズームして細部まで確認できるように更新されており、ユーザーは、自宅にいながら、ズームを行い細部まで鑑賞することができます。
無料公開されている作品ついて
Today we’re excited to launch a major revamp of our Collection online! 🏛📲
— British Museum (@britishmuseum) April 28, 2020
We’ve been working extra hard to bring you this update early so you can #MuseumFromHome even better than before.
Access the collection digitally wherever you are: https://t.co/a2CPohwarP pic.twitter.com/py0ppV4ktV
大英博物館がリリース以来、最大となるアップデートを実施したことで、新たに、28万枚の展示品画像や、8万5000件分の展示品に関する情報が無料公開の対象となっています。
今回、新しく公開された展示品には、イギリスの現代美術家として知られている「ダミアン・ハースト」氏の作品である73枚の肖像画が紹介されています。
そのほかにも、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティによる水彩画が鑑賞できるようになっており、古くは、3000年前の青銅器時代のペンダントも無料公開の対象となっています。
ズームすれば肉眼では見えないような細部まで鑑賞可能に
今回、アップデートされ、公開されている作品の画像については、ズームすることで、細部まで細かく確認できるようになっています。
実際に、イギリスの大映博物館に行けなくても、家にいながら、実際の展示物を見ても観察できない作品が細部まで鑑賞可能となっています。
「ズーム機能」を活用することで、古代メソポタミアで紀元前3000年紀前半にプレイされた「Game of Ur(ウル王朝のゲーム)」や、イースター島のモアイ像「ホア・ハカナナイア」など、通常であれば肉眼では見えないような細部を確認することができます。
大英博物館は、今後数週間のうちにズームできる画像をさらに追加する予定とのことです。
今年のゴールデンウィークは家から出られず、旅行や帰郷もできない前代未聞の事態となりましたが、この時間をバーチャルな博物館めぐりに当てて教養を豊かにするのも悪くなさそうです。
大英博物館の責任者であるハート・ウィッグ・フィッシャー氏は
大英博物館の責任者であるハート・ウィッグ・フィッシャー氏は、今回のアップデートに際し、「学生でも、芸術家でも、学者でも、年代や性別を問わず、歴史や文化を愛する誰もが大英博物館のコレクションに触れることができる」と案内を行っています。
PCブラウザからだけでなくモバイル端末からもアクセス可能に
イギリスの大英博物館が、オンラインコレクションにて実施したアップデートにより、大英博物館のオンラインコレクションには、PCブラウザからだけでなくモバイル端末からもアクセス可能となりました。
なお、大英博物館では、オンライン上で無料公開している展示品画像の多くについては、CC BY-NC-SA 4.0で公開しています。
この展示品画像の一部は、ユーザーが、自由に共有・翻案することが可能となっていますが、ライセンスを表示する必要があり、営利目的での利用は禁止されています。