2020年06月10日更新
【Googleマップ】モバイル版に新型コロナ対策のアップデート!
モバイル版「Googleマップ」において、新型コロナウイルス対策の新機能をアップデートしたことを発表しました。モバイル版「Googleマップ」に新型コロナウイルス対策の新機能をアップデートされたことで、利用者は公共交通機関の混雑状況などが予測できます。
目次
モバイル版「Googleマップ」新型コロナ対策の新機能アップデート
新型コロナウイルスの影響によって利用する電車やバスなどの公共交通機関がどのような制約を受けているか、路線の運行状況や混雑状況は通勤通学者などの利用者にとってとても重要な情報となります。
そこで米現地時間6月8日、iOS/Android向けのモバイル版「Googleマップ」において、新型コロナウイルス対策の新機能をアップデートしたことを発表しました。追加された新機能によって公共交通機関の最新情報が提供されます。
新機能「アラート表示機能」アップデート
今回のiOS/Android向けのモバイル版「Googleマップ」のアップデートによって追加された新機能として、新型コロナウイルスの影響を受ける可能性ある路線を検索した際、地元の公共交通機関に関するアラートが表示される機能があります。
例えば、自分が利用する路線が運行休止になっていることやマスク着用が義務づけらているれることなどの最新情報が、現地の交通機関から「交通情報アラート」として「Googleマップ」に表示されるようになります。
Googleによるとこれらの情報は「地方自治体」「州政府」「連邦政府」またはそれらのWebサイトから集めた信頼できるデータを収集して得られる情報としています。
このアラート表示機能は、まず米国、英国、インド、メキシコ、フランス、タイ、スペイン、オランダ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギーで利用可能となり、日本はまだ含まれていませんが近日中に対象国は増える見込みです。
医療機関へのルート検索の際もアラートが表示
また新型コロナウイルスの検査機関や医療機関へ向かう場合にルート検索をした際もアラートが表示されるようになります。
つまりこれは新型コロナウイルスの検査や検査機関への受診資格要件を満たしているか確認するもので、地域の医療システムに負荷を掛けないようにするものです。
この医療機関に関するアラート表示は米国、韓国、フィリピン、インドネシア、イスラエルで提供され、検査機関のアラートは米国のみで利用開始となります。
また国境をまたぐ移動に関して新型コロナウイルスの検問所があるかどうかを知らせるアラート表示機能もあり、これは米国、カナダ、メキシコで提供されます。
公共交通機関の混雑状況を予測する機能がアップデート
またモバイル版「Googleマップ」では、2019年にリリースした電車やバスなどの公共交通機関の混雑状況を予測する機能がアップデートされています。
リリース当時は、過去の混雑状況に基づくデータから予測されていましたが、今後はGoogle マップ履歴に関して事前に許可を取ったユーザーからの匿名化された集約データが利用されます。
「Googleマップ」の乗換案内からタップして混雑予測を確認したり、自分の経験した状況を送信して追加したりできるようになります。また「Googleマップ」で目的の駅を検索するとその駅の時間帯による混雑履歴や現在の混雑状況も表示可能です。
これらの新機能は、今後数週間をかけて段階的に公開される予定なので、新型コロナウイルス対策にぜひ活用したいところです。