2020年07月10日更新
【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方を解説!
iPhoneなどApple端末でパソコンのiTunesやAppleTVなどを操作したりホームシェアリングができる「Remote」アプリについて紹介します。iPhoneの「Remote」アプリの接続方法や操作方法、繋がらなかったときの対処法なども解説します。
目次
- 1【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリでできること
- ・主なできること
- 2【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~事前準備~
- ・インストールの手順
- ・ホームシェアリングの手順
- ・ホームシェアリングでできること
- ・ネットワークへの接続手順
- 3【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~iTunes~
- ・iTunesをコントロールする手順
- ・iPhone/iPad/iPodで切り離しする手順
- ・iTunesで切り離しする手順
- 4【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~ホームシェアリング~
- ・ホームシェアリングでコントロールする手順
- 5【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~Apple TV~
- ・Apple TVをコントロールする手順
- 6【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリが接続できないときの対処法
- ・対処の手順
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!iPhoneに関する記事一覧
【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリでできること
「Remote」アプリは、iPod、iPad、iPhoneなどのアップル端末から、MacパソコンのiTunesやApple TVをWi-Fi経由でリモコン操作できるアップル製の純正アプリです。ここでは主に「Remote」アプリでできることについて解説します。
主なできること
「Remote」アプリをインストールするiPod、iPad、iPhoneなどのアップル端末をMacやApple TVのリモコンとして使うことができます。「Remote」アプリでできることは以下となります。
文字入力
「Remote」アプリは画面上のキーボードを使い文字入力することができます。キーボードは検索の際の文字入力や、オンスクリーンでのキーボード使用などにも使えます。
ゲームプレイ
「Remote」アプリは、Apple TVのコントローラー「Siri Remote」を横向きに使って接続プレイするゲームアプリを操作するときにゲームモードでコントローラーに代用できゲームプレイができます。
対応するアプリを開くとゲームコントロール用のアイコンが画面に表示され、ゲームコントローラーとしてタッチスクリーンが操作できます。
音楽再生
「Remote」アプリはパソコンのiTunesを接続してコントロールすることができる「iTunes Remote」としても使用可能で音楽再生が可能になります。
【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~事前準備~
iPhone/iPad/iPodなどのApple端末で利用できる「Remote」アプリの使い方の解説の前に、「Remote」アプリのインストール方法や接続などの事前準備について手順を追って紹介致します。
インストールの手順
最初に「Remote」アプリのインストールの手順についての解説です。お手持ちのiPhoneに「Remote」アプリをインストールします。
App Storeでアプリをインストールする
App Storeで「Remote」アプリを入手してインストールします。「Remote」アプリは無料で入手できます。
なおApp Store「Remeote」と検索すると「Apple TV Remote」と「iTunes Remote」の2つのアプリが表示されますが今回は「iTunes Remote」をインストールします。
ホームシェアリングの手順
ここから「iTunes Remote」の「ホームシェアリング」接続について解説します。まず「ホームシェアリング」で接続する方法を紹介します。
設定からミュージックを開く
iPhoneの「ミュージック」から「ホームシェアリング」接続を設定します。まず「設定」を開きます。
中程に「ミュージック」という項目があるのでタップして次の階層に遷移してください。
「ミュージック」の画面下に「ホームシェアリング」の項目があります。
PCとモバイルで同じApple IDを入力する
「ホームシェアリング」のサインインにはApple IDが必要です。MacとiPhoneなどApple端末共通のApple IDを入力してください。
「ホームシェアリング」にご自身のApple ID(メールアドレス)が表示されたら完了です。
ライブラリでホームシェアリングを設定する
次は「ミュージック」アプリでホームシェアリングの接続を設定します。「ミュージック」アプリを起動してください。
「ミュージック」アプリの「ライブラリ」をタップし「ライブラリ」画面へと遷移してください。
「ライブラリ」画面で「ホームシェアリング」をタップしてください。
「ライブラリ」画面では「ホームシェアリング」で利用できるプレイリスト、アーティスト、アルバム、曲などが表示されます。
ホームシェアリングでできること
iPhone、iPad、iPodなどの「iTunes Remote」を使った「ホームシェアリング」で主にできることについて解説します。また「Remote」に接続できないときの対処法についても紹介します。
ネットワーク上の全てのiTunes/Apple TVの制御
iPhoneなどの「iTunes Remote」を使った「ホームシェアリング」でネットワーク上の全てのiTunes/Apple TVの制御が可能になります。使い方を覚えるとiPhoneやiPadなどで複数の端末をコントロールできるので非常に便利です。
ネットワークへの接続手順
ここからは「iTunes Remote」アプリを使ったネットワークへの接続手順を解説します。もし前述の方法で接続できなかったり上手くiTunesRemoteでコントロールできないときに参考にしてみてください。
iPhone/iPad/iPodを同じWi-Fiネットワークに接続する
まず「iTunesRemote」アプリでホームシェアリングを利用した際に上手く接続できない場合は、無線LANのみで接続してみてください。
iPhoneはBluetoothやGPSなど複数の通信方法がありますが、他の通信を切り離しiPhone/iPad/iPodを同じWi-Fiネットワークに接続することで解消される可能性があります。まず「設定」を開いてください。
「設定」画面から「機内モード」をオンにして一旦すべての無線通信を切り離します。
「Wi-Fi」をオンにして無線LANのみで接続します。
【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~iTunes~
続いてはiPhone、iPad、iPodなどApple端末にインストールした「iTunes Remote」アプリの使い方を解説します。「Remete」アプリの使い方の前にまずiTunesとApple端末との接続・ペアリング必要となります。
iTunesをコントロールする手順
iPhone、iPad、iPodなどApple端末にインストールした「iTunes Remote」アプリを使ってパソコンのiTunesをコントロールする手順です。
アプリを起動する
iPhoneまたはiPad、iPodの「iTunes Remote」アプリを起動してください。
「iTunes Remote」アプリのトップ画面下の「手動で接続」をタップします。
iPhone/iPad/iPodに表示されたパスコードをiTunesに入力する
「手動で接続」を選択すると、iPhone、iPad、iPodの画面が切り替わり4ケタのパスコードが表示されます。
パソコンのiTunesの画面の左上に「Remote」アプリのアイコンが表示されるのでクリックしてください。
パスコードの入力画面に遷移するのでiPhone、iPad、iPodの画面に表示された4ケタのパスコードをパソコン側のiTunesに入力すると接続は完了です。
iPhone/iPad/iPodに表示されたiTunesを操作できる
「iTunes Remote」アプリを使いiPhone、iPad、iPodに表示されたiTunesをコントロールし操作することができます。「Remote」アプリの使い方は基本操作はほぼスマホ盤のiTunesアプリと全く同じ使い方なので操作も簡単です。
iPhone/iPad/iPodで切り離しする手順
ここからはiTunes RemoteアプリとiTunesを切り離しする方法について解説します。切り離しする手順は以下となります。
iPhone/iPad/iPodでiTunesのライブラリを開く
まずiPhone、iPad、iPodのApple端末側からの切り離し方法です。まず接続中のiTunesライブラリー一覧の画面を表示します。
編集を選択しバツマークをタップする
画面の左上「編集」をタップします。
左上に「☓」マークが表示されるのでタップしてください。タップすると端末とiTinesの接続の切り離しは完了です。
iTunesで切り離しする手順
この切り離しはiTunes側からも操作可能です。iTunes側からの接続の切り離し手順は以下のとおりです。
iTunesの編集から設定を選びデバイスを開く
まずiTunesの「編集」から「環境設定」を選びます。
デバイス環境設定の画面で「デバイス」を選択します。
Remoteを解除を選択する
「デバイス環境設定」の画面の右下に「すべてのRemoteを解除」というメニューあるのでクリックすると、iTunesとiPhone、iPad、iPodなどApple端末との接続の切り離しは完了します。
この操作を行うとApple端末側からiTunesをコントロールできないようになるので、もし「iTunes Remote」アプリを再度利用したい方は、これまで紹介してきた接続方法をもう一度行って再接続してください。
【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~ホームシェアリング~
ここからはiPhone、iPad、iPodの「Remote」アプリのホームシェアリングの使い方について解説します。「ホームシェアリング」の機能を使うとMacなどのコンピュータからほかのデバイスにメディア共有することが出来ます。
「ホームシェアリング」を使用することでWi-Fi ホームネットワークに接続されている最大5台のコンピュータでメディアを共有し、ストリーミングし、読み込むことができます。
またMacだけでなくWindowsパソコンにもTunes for Windows がインストールされていればメディア共有が可能になります。
ホームシェアリングでコントロールする手順
iTunes Remoteを使いホームシェアリングでiTunesをコントロールする手順は以下となります。
アプリを起動しホームシェアリングを使用を選択する
初めてiTunes Remoteを使用する場合に、iOSまたはiPadOSデバイスで、Remote Appを開き「ホームシェアリングを使用する」を選択します。
すでにiTunes Remoteを利用している方は「設定」から「ホームシェアリング」をタップしてオンの状態にしてください。
全てのIDとパスワードを入力する必要がある
ホームシェアリングを使用する場合には全ての使用したいApple端末のApple IDとパスワードを入力する必要があります。使っているApple IDとパスワードでサインインしてください。
全てのパソコン/Apple TVが表示される
画面上にはホームシェアリングで使用できるApple端末MacパソコンやApple TVが表示されるので、制御したいメディアライブラリをタップして使用してください。
もしホームシェアリングができない端末がある場合、Apple端末の場合は最新バージョンのiOS、iPadOS、macOS、tvOSなどにアップデートされているかご確認ください。
またWindowsパソコンの場合も最新バージョンの iTunes for Windowsがインストールされているかチェックしましょう。
【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリの使い方~Apple TV~
iPhone/iPad/iPodなどAppleデバイスの「Remote」アプリをApple TVで使う際の方法について解説します。
Apple TVをコントロールする手順
前述の「ホームシェアリング」機能を使うことでiTunesやApple TVもコントロールすることが可能になります。ここではApple TVをコントロールする手順を紹介します。
Apple TVを一覧から選択する
「ホームシェアリング」する端末一覧からApple TVを選択してください。手順はiTunes Remoteアプリを立ち上げ「iTunesのホームシェアリングを使用する」をタップします。
次のステップでAppleIDとパスワードを入力しますが、ライブラリを共有したいAppleTVは、iTunes Remoteアプリを使用中の同じAppleIDを使う必要があります。
ログインが成功するとiTunes Remote上にApple TVのアイコンが表示されます。
リモコンのようにデバイスを扱い操作できる
iTunes Remoteアプリを使うとリモコンのようにApple TVのデバイスを操作することができます。
中央の「タップして選択ドラッグで移動します」と表記されている部分はタッチパッドとして使うことができるのでスマホやタブレット上でもApple TVの直感的な操作が再現されています。
【iPhone/iPad/iPod】「Remote」アプリが接続できないときの対処法
最後にiPhone/iPad/iPodの「iTunes Remote」アプリが接続できないときの対処法について解説します。
ここまで解説してきた「iTunes Remote」アプリとiTunesの接続やホームシェアリングの手順どおりに接続しても操作が上手くできない場合は、次の5つの対処法を順序を追って試してみてください。
対処の手順
iPhone/iPad/iPodの「iTunes Remote」アプリが接続できない理由として「iTunes Remote」アプリ側の問題と回線やネットワーク設定や通信環境などが理由で接続できない場合が主に考えられます。
さらに操作側のAppleデバイスとiTunesをインストールしているパソコンの同期が上手くできない場合に接続が上手くいかない可能性があります。
アプリを最新版に更新する
iPhone/iPad/iPodの「Remote」アプリが接続できないときの対処法で一番手っ取り早い対処法が「Remote」アプリを最新版に更新するという方法です。
まずお手持ちのAppleデバイスにインストールされている「iTunes Remote」アプリが最新バージョンになっているか確認してください。古いバージョンの場合はアップグレードしてください。
アプリ/デバイスの再起動
その他にアプリ側の問題でiPhone/iPad/iPodの「Remote」アプリが接続できないときにアップグレードと同時に試して欲しいのが、アプリの再起動とスマートフォンやタブレットなどデバイスの再起動です。
アプリの更新や再起動は設定を変えずに試すことのできるトラブル対処法なので、これらの方法をひと通り試してからネットワーク関係の設定などのチェックをすることをおすすめします。
ファイアウォールを確認する
iPhone/iPad/iPodの「Remote」アプリが接続できないときの対処法、次はパソコンのファイアウォールの設定の確認です。ファイアウォールの設定でiTunesの通信が拒絶されていると、iTunesがネットに繋がりません。
MacユーザーはMacのファイアウォール設定で「iTunes」と「Bonjourサービス」が「例外」に設定されているか確認してください。確認方法は以下となります。
Macの「システム環境設定」にアクセスし「セキュリティとプライバシー」をクリック。
ファイアウォールタブを選び「ファイアウォールオプション」を開いてください。
ファイアウォールオプション画面でまず「外部からの接続をすべてブロック」にチェックが入ってないか確認しましょう。さらに例外設定にiTunesとBonjourがあるか確認してください。
通信状態を確認する
次は通信状態を確認するという対処法です。上の項目でも紹介したとおりiPhone/iPad/iPodを同じWi-Fiネットワークに接続することで接続の問題は解消する可能性があります。
一度「機内モード」の設定を「オン」にしてWi-Fiネットワークのみで接続してみてください。
同期設定を確認する
パソコンのiTunesとiPod/iPad/iPhoneを同期することができる「iTunes Wi-Fi同期」が原因で「Remote」アプリやホームシェアリング機能が接続できない場合あります。
パソコンのiTunesアプリで各デバイスの「概要」画面から、Wi-Fi同期を無効にしてみましょう。
まとめ
iPod、iPad、iPhoneなどのアップル端末から、MacパソコンのiTunesやApple TVを操作できる「Remote」アプリについて解説してきました。
複数のApple端末を持っている方はスマホやタブレットでパソコンのなかにある音楽を再生したり、Apple TVをデバイスでリモコン操作できる便利な機能なのでぜひ試してみてください。