【iPhone】「アクティベーションロック」は解除できるのか解説!

中古品購入時にiPhoneなどが「アクティベーションロック」のせいで強制的に端末を使えない状態にされている場合、それを解除する必要があります。アクティベーションロックを解除する方法、もしくは強制的に解除する方法についてを紹介していきます。

【iPhone】「アクティベーションロック」は解除できるのか解説!のイメージ

目次

  1. 1【iPhone】「アクティベーションロック」は解除できるのか?
  2. 解除は可能
  3. アクティベーションロックとは?
  4. アクティベーションロックがかかる原因
  5. 2【iPhone】「アクティベーションロック」の解除方法
  6. 自分のデバイスの場合
  7. 他の人からデバイスと買い取った/もらった場合
  8. 誰かにデバイスを譲った場合は遠隔操作で解除可能
  9. 3【iPhone】「アクティベーションロック」を強制解除する方法
  10. Appleのサポートセンターに問い合わせ
  11. 業者の利用
  12. 強制解除ツール/ソフトの使用
  13. 最後に

【iPhone】「アクティベーションロック」は解除できるのか?

iPhoneやiPadには、iOS7から搭載されている「アクティベーションロック」というセキュリティ機能があります。このアクティベーションロックがされると、パスコード等の入力なしにそのiPhoneやiPadを利用することができません。

解除は可能

なお、iPhoneはiPadにかかったアクティベーションロックはApple IDとパスワード、もしくはデバイスのパスコードを利用して端末へ入った後、「iPhoneを探す」などの機能の解除を行う必要があります。

アクティベーションロックを強制的に解除することもできないわけではありません。

アクティベーションロックとは?

前述したとおり、アクティベーションロックとはiPhoneやiPadを保護するためのセキュリティツールです。知らない誰かにiPhoneやiPadを盗難された際の対策機能でもあります。

アクティベーションロックとはiCloud上の「iPhoneを探す」などをオンにするだけで有効化されるもので、公式の盗難・紛失プランに加入している場合、保証対象としての要件としても必要とされています。

iPhone/iPadに遠隔でロックをかけることができる機能

なお、アクティベーションロックとはどのような機能なのかという内容ですが、iPhoneやiPadに遠隔でロックをかけることができる機能だというと分かりやすいかと思います。

紛失・盗難された際、端末の初期化や別のアカウントでのログインなどが行われるのを防ぐため、そういった機能が搭載されています。すなわち、アクティベーションロックとは第三者が勝手にログイン・初期化を行えないよう防ぐ機能ということです。

アクティベーションロックがかかる原因

アクティベーションロックがかかる原因についての話に移りましょう。iPhoneやiPadを初めて使用した際、登録されたAppleIDとそのデバイスの情報が結び付けられています。それがアクティベーションロックがされるそもそもの原因と言えます。

前述したとおり、アクティベーションロックとは「iPhoneを探す」などの機能に含まれているセキュリティ機能です。

その端末に対する「iPhoneを探す」がONになっている場合、そのApple IDとパスワード(もしくはデバイスのパスコード)がない場合、それが原因で解除ができません

使用開始後、デバイスを初期化する際や別のApple IDでその端末を使用しようとする際は、アクティベーションロックを解除するために最初に登録したユーザーのAppleIDとパスワードやデバイスのパスコードを入力しなければなりません。

アクティベーションロックがかかっているか確認する方法

紛失や盗難ではなく、iPhoneやiPadを他人へ譲渡したり売ったりすることもあるでしょう。その場合にかかっているアクティベーションロックは厄介な代物です。

アクティベーションロックがかかっている場合、デバイスの初期設定を行う際、「アクティベーションロック」の画面が表示されます。

Apple IDとパスワードの入力も求められるため、その場合は前の所有者だった人がアクティベーションロックの解除をしていない(以前の持ち主のApple IDに紐付けられている)状態を示しています。

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【iPhone】「アクティベーションロック」の解除方法

盗難したわけでもないのにiPhoneやiPadでアクティベーションロックがされている場合、解除方法としてはそのディバイスがどのような状況で自分の手元にあるかで変わってきます。

自分のデバイスの場合

自分がもともと持っているデバイスで初期化するために行った場合などは、そのデバイスに登録してあるApple IDとパスワードを入力すればアクティベーションロックの解除ができます。

他の人からデバイスと買い取った/もらった場合

他の人から買い取ったりもらったりしたデバイスの場合、前の持ち主と連絡が取れるかどうかで状況が変わってきます。

前の持ち主と連絡が取れる場合

前の持ち主と連絡が取れる場合、会う約束をするなどしてその人にApple IDとパスワードをその場で入力してもらって、「iPhoneを探す」の解除をしてもらってください。

Apple IDとパスワード(もしくはデバイスのパスコード)は個人情報ですので、教えてもらうよりも入力してもらったほうが賢明です。なお、前の持ち主に「iPhoneを探す」の機能の解除をしてもらうことでアクティベーションロックの解除もできます。

前の持ち主と連絡が取れない場合

なお、前の持ち主と連絡が取れない場合、基本的にはアクティベーションロックがかかったそのiPhoneやiPadを使うことはできないと思ってください。

こういう事があるため、中古の端末を中古ショップを経て購入したときなどはアクティベーションロックが解除されているかの確認も必要です。

誰かにデバイスを譲った場合は遠隔操作で解除可能

なお、譲渡・売却した元所有者側からも遠隔でアクティベーションロックが解除することができます。

アクティベーションロックとは「iPhoneを探す」の機能ですので、その機能から旧端末を削除します。以下例示はiPhoneで記載していますがiPadの場合も端末の名称が変わるだけで同様です。

デバイスが手元にある場合

手元にデバイスがある場合は、そのデバイスに自身(元所有者)のApple IDとパスワード(もしくはデバイスのパスコード)を入力しましょう。

設定アプリを開く

設定アプリを開きます。

自分のアカウントをタップ

自分のアカウント名をタップしましょう。

「探す」を選択

「探す」を選択してください。

「iPhone探す」をオフにする

「iPhoneを探す」をオフにします。これでその端末のアクティベーションロックが解除されます。

デバイスが手元にない場合

手元にデバイスがない場合は、パソコンのiCloudや他のiOS端末から「iPhoneを探す」を開いて解除します。まずは下記リンク先(iCloudのページ)へパソコンなどでアクセスしてください。

iCloud
ブラウザのiCloudで「探す」を選択

「iPhoneを探す」を選択しましょう。

「全てのデバイス」を選択

画面上部にある「すべてのデバイス」を選択してください。

以前所持していたデバイスを選択

以前所持していたデバイスを選択します。

オフラインの表示

「iPhoneを消去」を選択してください。

「アカウントから削除」を選択

「アカウントから削除」で遠隔で以前所持していた端末のアクティベーションロックが解除されます。

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【iPhone】「アクティベーションロック」を強制解除する方法

なお、アクティベーションロックを強制解除する方法もないわけではありません。ただし、強制的な解除というのはAppleが想定していることではないことは確かです。

1つを除いて原因は「解除するための情報がない」ことだから余計です。

サポートセンターへの問い合わせは公式の対応ですので許容はされるでしょうが、業者の利用などに関しては非推奨なアクティベーションロック解除方法と言えるため、利用の可否については十分に考えた上で行ってください。

Appleのサポートセンターに問い合わせ

Appleのサポートセンターへ問い合わせる方法に関しては自分の端末なのにアクティベーションロックがかかっていて解除できず、初期化できないことが原因の場合です。

元所有者である相手がApple IDのパスワードを忘れてしまった場合もサポートセンターへの問い合わせを行って解決することがあります。

「Apple IDが分かっていてパスワードが分からない」ことが原因の場合はサポートセンターに問い合わせることで解決する可能性があります。

なお、サポートセンターへ問い合わせた場合、本人確認として「秘密の質問」への回答が必要で、回答できない場合本人でないと判断されてロックの解除ができません。

本人確認できてもアクティベーションロックの解除に1ヶ月以上の時間がかかることもありますので、そこは覚悟しておきましょう。

業者の利用

また、遠隔アクティベーションロック解除を行っている業者もあります。有料ですが料金もピンきりです。なお、こういった業者は基本的に盗難品や紛失状態のもののアクティベーションロック解除はできません。

アクティベーションロック解除ができる業者によってはパスワードロック・パスコードロックに対応していないところもありますので、業者を利用したアクティベーションロックの解除に関しては自己責任になります。

なお、iPhoneなどを中古で購入した場合、購入した中古販売業者を介して解除する事ができる可能性はあります。

もし中古販売業者で購入した場合、一度その業者へ連絡してみましょう。相手に連絡が取れれば遠隔で解除してもらうことができる可能性があります。

強制解除ツール/ソフトの使用

また、強制的にアクティベーションロックを解除する事もできます。強制解除ツールや強制解除ソフトを利用することで可能なのですが、強制解除ツール・強制解除ソフトを利用したアクティベーションロックの解除もまた自己責任で行ってください。

おすすめのアクティベーションロック解除ソフト

アクティベーションロックを解除できるツールやソフトとしては、Open my iCloudやDoctorUnlockなどがあります。

ただし、紹介したものを含め、それが完全に安全かと言われると革新的なことは言えません。中にはマルウェアを入れるような強制解除ソフト・強制解除ツールもあるようです。

アクティベーションロックの解除ができないために強制解除ツール・強制解除ソフトを利用する人もいると思いますが、その際は自己責任で活用をお願いします。

最後に

iOS端末などのアクティベーションロックが解除できない場合、基本的には相手に連絡してもらって解除してもらうことになります。

自分でパスワードを忘れてしまった場合などはサポートセンターに助けを求めることもできますが、元所有者がある端末の場合は基本的には元所有者に「iPhoneを探す」を解除してもらわない限りアクティベーションロックの解除はできません

相手との連絡がどうやっても取れない場合はリスクを背負って業者に頼むか諦めるか、という方法しかないのが現状です。

購入したり中古品を買う際は、アクティベーションロックが解除されているかの確認をしっかり行うようにしましょう。

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この記事のライター
八千草 蛍
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