2021年01月27日更新
【Android】無理やりバージョンアップする方法を解説!
AndroidのOSは順次バージョンがアップデートされてきていますが、アップデート対称とならない場合無理やりでもやりたいという人もいるでしょう。Androidのバージョンを無理やりバージョンアップするためにはどうするのかについて解説していきます。
目次
【Android】無理やりバージョンアップする方法
Androidのバージョンには色々あり、ここまで様々に変遷してきています。利用しているOSによって使いづらい・使いやすいなどがあるでしょう。
AndroidのOSバージョンは何度もアップデートを繰り返しており、2021年1月現在の最新バージョンはAndroid11です。
Androidのバージョンアップは無理やりできる?
そのAndroidのバージョンアップ、古いスマホを何年も利用していると、アップデートがなく旧OSのまま利用することになります。その場合、無理やりにでもAndroidのバージョンアップをしたいと思う人も少なくないでしょう。
バージョンアップは各メーカーが提供
そもそも、AndroidOSのバージョンアップはどこがおこなっているのかというと、Androidスマホを開発している各メーカーです。
AndroidOSそのもののバージョンアップのプログラム基礎はGoogleの方でおこなっています。しかし、Androidスマホの中身はメーカーごとに異なっており、独自のUIや機能などもあるため、それぞれに合うように調整する必要があります。
そのため、AndroidOSのバージョンアップ情報がそれぞれのAndroidスマホにメーカーから提供されます。
アップデート情報としてメーカーからのOSバージョンアップ情報が各キャリアでも発表されますので、メーカーHPなどと合わせて確認してみましょう。
基本は無理やりできない
なお、メーカーから提供されるAndroidOSのアップデートは、すべての機種に対して提供されるわけではありません。
Androidスマホのバージョンアップは各端末にアップデート情報が届くことで実行することができます。それらは基本的に新しいスマホに対しておこなわれているため、古いスマホに関しては対象となりません。
端末にアップデート情報が届かないのですからアップデートできないのは事実ですし、バージョンアップするためのプログラムも公開されていないことがほとんどなのでAndroidバージョンの無理やりのアップデート自体もできないようになっています。
バージョンアップの限界は?
それでもやはりAndroidスマホのバージョンアップをおこないたいと考える人も一定数いるでしょう。
そのためにはバージョンアップされる限界がどれくらいなのか知りたいですよね。無理やりでない方法でアップデートできるに越したことはないので、自身のAndroid端末がバージョンアップの限界に含まれていないか確認してみましょう。
古いスマホはバージョンアップされない
前述したように、Androidスマホが古ければ古いほどバージョンアップの情報は提供されません。
その理由としては古い分端末が新しいOSの負荷に耐えられないこともありますし、次々に新しいAndroid端末が表示される中、すべての端末のバージョンアップをおこなうのはメーカー側としても難しいということがあります。
無理やりでない方法でのアップデートが出来ないのですから、メーカーとしてはなるべく新しいAndroidOSを使いたいのであれば新しい機種への変更をしてください、ということなのでしょう。
1回しかバージョンアップされなかったり2年が限界のことも
なお、AndroidOSのバージョンアップは端末によって1回だけ、ということもあります。
すべからくそう、というわけではないのですが、そのAndroidスマホが発表されたタイミングによってはバージョンアップが1回しか無いことになる場合もあるためです。もちろん2回バージョンアップされることもあるため、端末によるとしか言えません。
スマホの耐用年数はだいたい2~3年、酷使しなければもう少し使えるというところです。2年間を限界としていることもあります。
そのため、2年間くらいであればその間にバージョンアップがおこなわれることが多いため、それを超えるとアップデート範囲としての限界だと思っておきましょう。
AndroidOSを無理やりバージョンアップする方法
さて、基本的にはAndroidOSを無理やりバージョンアップすることはできませんが、あくまで「基本的には」です。絶対にできないわけではなく、場合によっては限界となっている古い端末でもできる可能性はあります。
ただし、ここで紹介するAndroidOSを無理やりバージョンアップする方法は自己責任で利用するようにしてください。
海外版のOSをインストール
利用している端末が海外でも発売されているもので、海外版の発売が日本のものより遅い場合だと、海外版の新しいバージョンアップされたAndroidOSがある場合があります。
これを利用してAndroidOSのバージョンアップを無理やりやることは可能ですが、海外版のAndroidOSのインストールはプログラムの書き換えが必要となります。
場合によってはAndroid端末が使えなくなることもあるため、この方法での無理矢理のバージョンアップはその点に注意が必要です。
カスタムROMでバージョンアップ
メーカーではなく有志によって作成されたAndroidOSのバージョンアッププログラムをカスタムROMといいます。AndroidはオープンソースですのでカスタムROMを公開しても違法にはなりません。
このカスタムROMをインストールして無理やりAndroidのバージョンアップをすることはできるものの、インストールに失敗するとAndroid端末の故障につながる可能性も高いため、リスクが高いことは理解した上で利用する必要があります。
容量不足や対応していない場合もある
なお、Android端末のバージョンアップを無理やりおこなったとしても、バージョンアップができるかどうかは場合によります。
バージョンアップするためのプログラムを入れるだけの容量がAndroid端末本体にない場合や、無理矢理でのAndroidのバージョンアップにすら対応できていない、ということもあるため、特に古い端末など限界が来ているものは注意が必要です。
無理やりバージョンアップする際の注意点
さて、前述してきた中でもちらほら触れているため、なんとなく注意点がどこかは理解している人も多いと思いますが、Androidを無理やりバージョンアップする場合どんな部分を理解しておくべきかまとめておきます。
スマホが動かなくなるが場合がある
Androidに無理やりバージョンアッププログラムを入れるわけですから、当然その無理がたたってスマホが動かなくなる可能性は十分にあります。無理やりおこなうというのはそれだけ負荷をかけるということです。
Android端末が現状問題なく使えているのであれば、無理やりAndroidOSのバージョンアップをおこなわず、そのまま利用するほうが安全といえば安全です。
メーカー保証の対象外になる
また、無理やりAndroidをバージョンアップするというのは、いわゆる改造というものにあたります。改造された端末というのはメーカー保証の対象外となることがほとんどです。
メーカーから公式にアップデート情報が出ているのであればそれはメーカー保証の範囲内となりますが、無理やりバージョンアップした端末はそれに入らなくなってしまいます。
無理やりバージョンアップした場合に端末が動かなくなった場合や、それ以降何らかの不具合が起きた場合、メーカー保証からは外れてしまいますので、その危険性に関しても留意しておきましょう。
違法の場合も
前述したように、AndroidOSはオープンソースなのでカスタムROMの配布は著作権的には違法ではありません。しかし、電波法という法律違反となる可能性はあります。
Androidスマホなど電波を利用した無線通信機器というのは、技術基準適合証明という、電波法によって定められた証明を取得しなければなりません。メーカーでのアップデートはこの法律内でおこなわれていて、当然証明は得ています。
そのメーカーからのアップデートではない方法で無理やりバージョンアップする場合、技術基準適合証明の適応外となる――法律違反になる可能性があるのです。
無理やりのバージョンアップにはこの電波法という壁もあるため、あまり安易におこなうのはおすすめしません。
最後に
Androidのバージョンアップは、基本的に新しい機種に対しておこなわれるため、古いスマホを利用している場合はバージョンアップされない可能性が高いです。
無理やりバージョンアップする方法もないわけではありませんが、注意しなければならい危険性も存在しているため、もし無理やりAndroidをバージョンアップしようか考えている人はその点も理解した上でおこなってください。