2021年05月18日更新
Core TempでCPUの温度を確認する方法!日本語化する方法も解説!
CPUの情報をモニタリングしたい、と考えたときに便利な日本語化もできるソフトCore Tempをご存知でしょうか? CPUの様々な情報をモニタリングすることができるCore Tempの使い方や、日本語化する方法を解説していきます。
Core TempでCPUの温度を確認する方法
CPUの情報をモニタリングしたい、温度が妙に熱いと感じるので確認したい、というとき、CPUのモニタリングができるソフトを利用します。
しかし、どんなCPUのモニタリングをふとを利用すればいいのか迷う人も多いでしょう。CPUのモニタリングソフトと言っても様々あり、シンプルなものがいい、という人や様々な機能がついているものがいいという人もいると思います。
Core Tempとは
Core Tempとは、そんなCPUのモニタリングをすることができるフリーソフトウェアです。Core TempはシンプルなCPUのモニタリングソフトを探しているという人におすすめのソフトウェアです。
CPU情報やCPUの温度を表示できるフリーソフト
Core Tempでは、パソコンに搭載されているCPUの情報や、CPUの温度を表示/管理することができます。必要な情報のみに集約されているため見やすく、最小化してタスクトレイの中に常駐させておくこともできるなど、常時活用できる工夫もされています。
このCore Tempを利用することで、PCの動作が重い場合、原因がCPUの温度なのか、それとも性能的に処理性能が不足していて100%になっているのか、という確認をすることも可能です。
Core Tempの導入方法
そんなUIがシンプルで確認しやすいCPUモニタリングソフトCore Tempの導入方法と、利用するためにCore Tempを日本語化する方法の説明に移ります。
ダウンロード/インストール
まずはCore Tempのダウンロード/インストール方法です。Core Tempの公式サイトからインストールできますので、下記サイトへアクセスしてください。「Download」をクリックすると、Core Tempのインストーラー版がインストールされます。
しかし、Core Tempのインストール版は不要な外部ファイルのインストールをする恐れもあり、インストールしてレジストリが変更されるということもありますのであまりおすすめはしません。
Core Tempにはポータブル版(インストールしないもの)がありますので、今回はそちらでの利用方法を紹介します。Core Tempのポータブル版を利用する場合、「More downloads...」をクリックして展開してください。
「32Bit」「64Bit」のリンクがあります。使用しているWindowsのビット数に該当する方をクリックしてください。なお、64Bitを利用している人は32Bitの方をダウンロードしても支障はありません。
「32Bit」「64Bit」のリンクがあります。使用しているWindowsのビット数に該当する方をクリックしてください。なお、64Bitを利用している人は32Bitの方をダウンロードしても支障はありません。
Zipファイルの展開が完了すれば、Core Tempを利用することができます。これでCore Tempのダウンロード/インストール完了となります。
日本語化
なお、Core Tempのポータブル版は、ダウンロードしたままの状態だと、日本語化されていないCore Tempを利用することになります。そのため、日本語表記にするために公式サイトから言語データをダウンロードします。
先程Core Tempのファイルをダウンロードしたページ、リンクを展開した場所にある「Language packs」にある「Japanese」を右クリックしてください。
「名前を付けてリンク先を保存」(※Chromeの場合)を押してください。
自動的に作成されているファイル名はそのままで問題ありません。任意の場所に保存してください。
展開したCore Tempのフォルダの中に「Languages」フォルダを新しく作成します。
作成した「Languages」フォルダの中に、保存した言語ファイルをコピーしましょう。
上記の状態になっていれば日本語化は完了です。
ソフトウェアの実行ファイルであるCore Temp.exeをダブルクリックして起動してください。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックしましょう。
日本語化されたCore Tempが起動します。
なお、Core Tempのインストール版を利用するのであれば、「Install additional language packs」にチェックを入れた上で利用してください。これで自動的に日本語化されたCore Tempを利用することが可能です。
同時に、外部ファイルをダウンロードするのを防ぐため、インストール版を利用する場合は「Create a desktop shortcut」と「Install additional language packs」以外のチェックは外した状態でのインストールをおすすめします。
Core Tempの使い方
ここからは、CPUのモニタリングソフト Core Tempとはどのように使うのか、使い方の解説に移ります。
画面の見方
Core Tempを起動すると、画面は上記のようになっています。非常にシンプルで、CPUの情報だけの確認に特化している分見やすい事がわかります。
表示されている情報としては、CPUのモデルやソケットの種類、周波数、消費電力、CPUのコアごとの温度・負荷などが確認可能です。簡単なCPUのスペックの確認にも利用することができますね。
なお、CPUコアごとの温度はなかなか確認できるソフトが少ないため、コアごとの温度や負荷率などが確認できるのはCore Tempの特徴とも言えます。
CPUの状態をモニタリングする
CPUの状態をモニタリングする場合には基本的に「プロセッサ #○:温度の読み取り」部分で確認しましょう。消費電力の他、各コアの温度をリアルタイムで確認することができます。
CPUを2つ積んでいる場合は、「CPUの選択」部分で表示を変更することが可能です。
タスクトレイに格納
なお、CPUの監視をしようと思っても、常時ウィンドウを開いておくのは少々邪魔と感じることもあります。その場合はタスクトレイに格納しましょう。タスクトレイへ格納する場合は、「ファイル」をクリックしてください。
「表示/非表示」をクリックしてください。
CPUの各コアの温度が通知領域に格納されて表示されています。
Core Tempを通知領域に格納せずタスクバーに表示したい場合は、「アイコンと通知を表示」に設定しておけば常時表示させて確認することが可能です。
こうしておけば、いちいち通知領域を開いて確認しなくても、CPUの各コアごとの温度を常時確認することができます。
過熱保護機能の設定
なお、Core TempにはCPUがオーバーヒートしないよう、過熱保護機能を設定することができます。基本的に、CPUの温度が危険領域にならないよう、基本的にCPUクーラーなどで温度を下げるようになってはいます。
しかし、それでもCPUの温度は上がるものです。CPUの温度が高温に達するとパソコンに不具合が起きる原因ともなりますので、できれば避けたいですよね。
Core Tempではそれを防ぐため、一定の温度に達したら特定のソフトウェアを起動するように設定したり、通知をしたり、ということができます。
Core Tempの過熱保護機能を設定したい場合、「オプション」をクリックしてください。
表示されたメニューから「過熱保護」をクリックしましょう。
「過熱保護の設定」ウィンドウが開くため、「過熱保護を有効化」にチェックを入れましょう。
基本的には「自動」のままで問題ありません。しかし、指定した温度で通知が来るよう設定することも可能です。基本的に、CPUの温度というのは上がりやすいです。
特にノートパソコンはデスクトップパソコンに比べ通気性が悪いため、頻繁に80℃を超えます。温度を指定した場合、その温度によっては通知が頻繁に来て逆に鬱陶しいということもありますので、よく分からない人は自動のままにしておきましょう。
最後に
Core Tempを利用することで、CPUの温度を常時監視することが可能になります。ウィンドウ表示だけでなく、通知領域や、通知領域からタスクバーに常時表示させるなど、常にCPUのモニタリングをすることができます。
インストールして利用するものだけでなく、ポータブル版としてインストールしないスタンドアンバージョンのCore Tempを利用することもできますので、パソコンの管理のためにもぜひ利用してみてください。