2018年12月05日更新
iTunesでiPhoneに音楽/曲を同期・転送する方法
iTunesを使えば、iPhoneに音楽や曲を同期することが可能です。iPhoneとパソコンをWi-Fiやケーブルで接続すれば、iTunesで購入した音楽や曲を簡単に同期させられます。iPhoneに音楽を同期する方法や、できないときの対処法もご紹介します。
目次
- 1iPhoneとiTunes(PC)で音楽を同期/転送する
- ・USBケーブルでiPhoneとPCを接続して同期する
- ・Wi-Fiで同期する方法
- 2iPhoneで購入した音楽/曲をPCに転送する方法
- 3同期(転送)できない場合の原因と対策
- ・iCloudミュージックライブラリの影響
- ・曲のチェックマークが外れている
- ・音楽とビデオを手動で管理している
- ・iPhoneの空き容量が足りない
- ・iTunesとiOSが最新バージョンでない
- ・とりあえず再起動してみる
- 4コンピュータの iTunes を使って iPhone、iPad、iPod touch を同期する
- ・iTunes で同期できるコンテンツ
- ・iTunes を使ってコンテンツを同期または削除する
- ・Wi-Fi を使ってコンテンツを同期する
- 5iTunesで音楽がiPhone・iPad・iPodに同期できない時の対処法
- ・iPhone・iPad・iPodの空き容量をチェック
- ・「iCloudミュージックライブラリ」をオフ
- ・「音楽の同期」のチェックを外してから再び適用
- ・手動でiTunesからiPhoneに同期
- ・iTunes以外の方法で同期
iPhoneとiTunes(PC)で音楽を同期/転送する
iTunesとiPhoneを接続することで、お互いの音楽や曲を同期したり転送したりすることができます。
PCのiTunesで購入した曲や音楽をiPhoneに同期、転送することもできますし、iPhoneで購入してダウンロードした音楽や曲を、iTunesに同期、転送することもできます。
パソコンを持っている人なら、パソコンにiTunesをインストールしておくことで、iPhoneとiTunesの音楽同期機能が活用できます。
iTunesとiPhoneで音楽や曲が同期できれば、購入したコンテンツのバックアップにもなりますし、iPhoneの容量がいっぱいになったときの一時保管も出来ます。
iTunesとiPhoneで音楽や曲を同期させる方法は、ケーブルを使ってパソコンとiPhoneを接続する方法と、Wi-Fiを使って無線でiPhoneとパソコンを接続する方法があります。
USBケーブルでiPhoneとPCを接続して同期する
iTunesとiPhoneの音楽や曲を同期するのに一番簡単な方法は、USBケーブルを使って、物理的にPCとiPhoneを接続する方法です。
PC側のiTunesの設定やiPhoneの設定によっては、パソコンにiPhoneとUSBケーブルを接続した瞬間に自動でiTunesが起動する場合もあります。
通常は、パソコンでiTunesを起動させておき、パソコンに繋いだUSBケーブルにiPhoneを接続します。するとiTunesの左側の画面にiPhoneのマークが表示されます。
iPhoneデバイスマークをクリックして、iTunesやiPhoneで購入した音楽や曲を同期したり転送したりすることができます。
ミュージックライブラリの曲全体をiPhoneに同期することも出来ますし、iPhoneに同期する曲をピックアップすることも出来ます。
Wi-Fiで同期する方法
iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続するのが面倒だとか、パソコンとiPhoneに合うUSBケーブルを紛失してしまったときなど、Wi-Fiで同期や転送を行うことも可能です。
iTunesの初期設定では行えず、パソコンのiTunes側にある「Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期」という選択肢にチェックを入れると、設定が完了します。
Wi-Fi経由でiPhoneと同期する設定にしておけば、パソコンとiPhoneが同じWi-Fiに接続している状態であれば、いつでもiPhoneとiTunes内の音楽を同期や転送することが可能です。
iPhoneとPCを接続したときの信頼設定など、面倒な設定を省くことができるという利点もあります。楽に音楽を同期したり転送したい場合は設定しておきましょう。
iPhoneで購入した音楽/曲をPCに転送する方法
iPhone側で購入した音楽を、PC側のiTunesなどに転送することができます。ただ、iPhoneからiTunesに音楽を転送する場合は、購入した音楽のみ同期できます。
iPhoneからPCのiTunesに音楽を同期するのも、PCのiTunes内の音楽をiPhoneに転送するのもほぼ同じ動作で行うことができます。
iPhoneの音楽をPC側のiTunesに接続して同期させるには、iTunes側の画面で「ファイル」→「デバイス」→「購入した項目転送」という順番で操作していきます。
iPhoneの中に、購入した以外の音楽データが入っている場合は、その音楽データだけはiTunesには同期や転送させることができませんので注意してください。
同期(転送)できない場合の原因と対策
iPhoneで購入した音楽をPC側のiTunesに同期や転送ができない場合、システムエラー以外にも原因が考えられます。
iPhone側に問題があって音楽が同期できない場合もありますし、PC側やiTunesの設定に問題があって音楽が同期転送できない場合もあります。
iPhoneで購入した音楽をPCのiTunesに同期転送できない場合に確認すべき設定や、対策方法をご紹介していきます。
iCloudミュージックライブラリの影響
新しく始まったApple musicというサービスのため、iPhone側とiTunes側の両方でiCloudミュージックライブラリに関する設定を行わないといけないケースがあります。
Apple musicを利用している場合、iPhoneの設定画面から「ミュージック」→「iCloudミュージックライブラリ」に進んで設定をオンにします。接続するPCのiTunes側でも、「設定」→「一般」からiCloudミュージックライブラリをオンにします。
Apple musicを利用していない場合は、どちらの設定もオフにします。
こうすることで、iPhoneとiTunesを接続したときに、問題無く音楽が同期できるようになることがあります。
曲のチェックマークが外れている
iTunesでiPhoneの音楽を同期させる際、「チェックマークのある曲とビデオだけを同期」というチェックボックスが、iTunesの画面にあります。
そこにチェックが入っていると、チェックマークのある音楽だけしかiTunesとiPhoneの間で同期できないことになります。
解決するには、そのチェックマークを外すか、iTunesとiPhoneの間で同期したい音楽にチェックを入れることで同期が可能になります。
iTunesのミュージックライブラリでチェックしてみて、iPhoneと同期したい音楽にチェックが入っているか確認してみてください。
音楽とビデオを手動で管理している
iTunesの画面に「音楽とビデオを手動で同期」という項目もあります。
ここにチェックが入っていると、同期を実行してもiTunesとiPhoneの間で音楽が同期できないケースがあります。
解決して音楽を同期するには、一旦そのチェックボックスからマークを外して同期を実行してみてください。
そうすると、iTunesとiPhoneの間で問題なく音楽が同期されるようになるはずです。
iPhoneの空き容量が足りない
iPhoneの空き容量が足りていなければ、iTunesとiPhoneの間で音楽を転送したり同期させることはできないです。
iPhoneの空き容量を確認するには、iTunesの「概要」というタブから確認することができます。
iPhoneの空き容量を減らすには、音楽や写真などのファイルを削除していくしかありません。iPhoneの空き容量が確保されれば、iTunesとの間で音楽が同期できます。
また、iTunesの方で「空き容量に曲を自動的にコピー」という設定をしておくと、容量の分だけ音楽を同期できます。
iTunesとiOSが最新バージョンでない
iTunesとiOSのバージョンが最新でない場合も、iPhoneとiTunesの間で音楽が同期できないことがあります。
iTunesのバージョンアップデートを確認するには、「ヘルプ」から「更新プログラムを確認」で行うことができます。
iPhone側では、「設定」→「一般」から「ソフトウェアアップデート」で確認が可能です。
特にiPhoneの場合、バージョンアップデートの通信料を考えれば、Wi-Fi環境下で行った方が良いでしょう。
iPhoneもiTunesも、どちらもアップデートしたら、再び音楽の同期を試してみて下さい。
とりあえず再起動してみる
ここまでご紹介した対処法でも、iTunesとiPhoneで音楽が同期できない場合、どちらも再起動してみるという手段もあります。
iPhoneもiTunesも、デバイスを長時間連続で稼働させていることで、処理に何らかのエラーが発生するケースもあります。
iPhoneもiTunesも、再起動することで問題が解決する場合も多いです。
再起動で故障することはほぼ無いですし、とりあえず再起動をしてみて解決するという方法も試してみて下さい。
コンピュータの iTunes を使って iPhone、iPad、iPod touch を同期する
iTunesを使えば、iPhoneとの間で音楽を同期できることはもちろん、iPadやiPod touchとの間でも音楽ファイルを同期させることが可能です。
通話やメール、LINEなどのやり取りはiPhoneで、音楽を聴くのはiPodと使い分けている方でも、iTunesがあれば同じ音楽を同期させることが可能なのです。
また、音楽ファイルだけでなく、動画など、iPadの大きな画面で見た方が快適だという場合も、iTunesを使えば同期が可能です。
iPhone、iPad、iPod touchとアップル製品を揃えている方は、iTunesを使いこなせればかなり快適になるはずです。
iTunes で同期できるコンテンツ
iTunesで同期できるコンテンツは、音楽だけではありません。
アルバム、映画、写真とビデオ、テレビ番組、Podcast、ブック、オーディオブック、さらには連絡先やカレンダーまでiPhoneやiPod、iPadなどに同期させることが可能です。
さらに、iTunesで作成したデバイスのバックアップ情報も同期させることが出来ます。
iPhoneと同じような状況でiPadを使いたい場合など、バックアップの同期もiTunesを使えば簡単に行うことが出来ます。
すでにiPhoneを持っていて、後からiPadやiPod touchを購入した場合なども、iTunesの同期を使えば初期設定がかなり楽になります。
iTunes を使ってコンテンツを同期または削除する
iTunesを使ってそれぞれのコンテンツを同期させるには、まずパソコンでiTunesを起動させます。
その状態で、USBケーブルを使ってiPhoneなどのデバイスを接続します。すると、iTunesの左側の画面にデバイスのマークが表示されるようになるはずです。
デバイスマークのアイコンをクリックしたら、同期させたいコンテンツをクリックして、どのような形で同期するのか各チェックマークを確認します。
設定を確認したら、最後に「適用」というボタンをクリックすれば完了です。
Wi-Fi を使ってコンテンツを同期する
各デバイスを、一度USBケーブルを使って同期させる操作を行えば、それ以降はWi-Fiを使ってケーブル無しで同期させることも可能です。
Wi-Fi経由でのやり方は、まず一度iOS デバイスを USB ケーブルでパソコンに繋ぎます。
その後、iTunes を開いてデバイスを選択し、「概要」をクリックします。 「Wi-Fi 経由でこの デバイスと同期」を選択し、「適用」をクリックしたらOKです。
それ以降は、パソコンとデバイスが同じWi-Fiに接続されている状態であれば、iTunesさえ開けばいつでも同期が可能です。
iTunesで音楽がiPhone・iPad・iPodに同期できない時の対処法
iTunesを使っても、iPhoneやiPad、iPod touchなど各デバイスとの同期ができない場合、システムエラーや何らかの不具合が考えられます。
意外と単純な問題で、すぐ解決できる問題も多いので、起こり得る同期できない原因とその対処法をご紹介していきます。
決して難しくない確認作業なので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。
iPhone・iPad・iPodの空き容量をチェック
iPhoneやiPad、iPod touchの各デバイスの空き容量が少ない場合、ファイルの大きさによっては同期ができません。
特に音楽や動画ファイルは容量を使うので、確認しておきましょう。
チェックの仕方は、iTunes画面の「概要」というタブから行うことが出来ます。または、各デバイスの「設定」アプリから容量をチェックしてみてください。
容量が少ない場合の対策としては、同期する項目を減らすか、デバイスに保存されている写真や動画などのファイルを削除することです。
「iCloudミュージックライブラリ」をオフ
icloudミュージックライブラリがオンになっていることで、同期が上手くいかない場合もあります。
Apple musicというサービスを利用している場合、icloudの設定がオンになっていることで各デバイスとの同期が上手くいかなくなります。
同期の際だけでも、一時的にオフにすることで問題なく進行することがあります。
iPhoneなどのデバイスでは、「設定」アプリからicloudミュージックライブラリの設定を確認することができ、iTunes自体も、「設定」の「一般」タブからicloudミュージックライブラリの設定を確認できます。
「音楽の同期」のチェックを外してから再び適用
何も問題が見当たらないのにiTunesと各デバイスの間で同期が出来ない場合、「音楽の同期」に入っているチェックを一度外すだけで、同期が進むケースがあります。
とりあえず一度「音楽の同期」というチェックを外し、再びすぐにチェックマークを入れ、同じように適用ボタンをクリックするだけです。
エラーの原因が思い当たらないときは、一度試してみて下さい。
手動でiTunesからiPhoneに同期
iTunes内にある各デバイスの管理画面で、「概要」から「音楽とビデオを手動で管理」にチェックを入れます。
そのあと再びiTunes音楽ライブラリに戻り、各デバイスに同期したい音楽などをクリックして選択します。
そこで選択した音楽を右クリックして「デバイスに追加」をクリックし、同期したいデバイス名をクリックしてください。
こうすることで、手動で選択した音楽フィルが同期できるようになります。
iTunes以外の方法で同期
iTunesでどうしても同期が上手く出来ない場合、「TunesGo」というソフトウェアを使用するやり方もあります。
「TunesGo」は同期という考え方ではなく、あくまでも「転送」ができるソフトです。
同期することでファイルが全く同じになってしまうのが怖いという方や、1曲ずつ選んで転送だけ行いたいという方にはオススメです。
操作も簡単で、「TunesGo」をパソコンにダウンロードして、iTunesと同じようにUSBケーブルを使ってiPhoneなどのデバイスを接続するだけです。