2022年04月08日更新
iOS15アップデートの容量や時間は?ストレージ容量不足の時の対処法も解説
iPhoneをiOS15にアップデートするためには、ストレージに十分な空き容量が必要です。iOS15への更新にはどのくらいの容量が必要なのでしょうか。容量不足でアップデート出来ないときの対処法と、インストール前に空き容量を確認する方法について詳しく解説します。
iOS15アップデートに必要な容量や時間
iPhoneをiOS15にアップデートするためには、iPhoneにある程度の空き容量が必要です。また、iOS15のアップデートは大規模なアップデートになるために、iOS15のファイルは日常的なアップデートやiPhoneにインストールする多くのアプリよりも大きく、インストールに時間がかかります。
iPhoneをiOS15にアップデートするためにはどのくらいの空き容量が必要で、インストールにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。また、iOS15には空き容量が足りない時にはどのような対処法があるのでしょうか。この記事では、iPhoneをiOS15にアップデートする時の容量と時間について詳しく解説します。
iOS15にアップデートするのに必要な容量や時間はどのくらい?
iOS15にアップデートするのに必要なiPhoneの空き容量と、iOS15のインストールにかかる時間について見ていきましょう。
Apple社からの公式の発表によると、iOS15のインストール用ファイルの容量は2.83GBです。理論的には最低限、3GBの空き容量がiPhonのストレージにあればiOS15のインストールは可能でしょう。しかし、アップデート後にiOS15がスムーズに動くかどうかの動作確認を余裕をもって行うためには、5GBのストレージの空き容量が必要です。iOS15のインストール前には5GBのストレージの空き容量があるかどうかを確認しておきましょう。
iOS15のインストールにかかる時間は、ダウンロードするための通信環境などで大きく変わります。通信環境が良好でスムーズにダウンロードできる場合で30分前後の時間、長い場合は1時間程度、中には数時間かかったということもあります。
数時間かかってもiOS15へのアップデートが終わらない場合は、容量不足やその他のエラーが生じている可能性があります。
空き容量が少ないとどうなる?
iOS15へのアップデートはストレージの空き容量が不足していても進めることができます。ストレージの空き容量が不足している場合には、iPhoneにインストール済みのアプリの中で再インストール可能な部分が自動的にiPhoneから一時的に削除されます。
しかし、この方法でも十分な容量を確保できない場合には、iOS15へのアップデート中に「空き領域が不足している」という内容のメッセージが表示されて、アップデートが停止します。
iPhoneの空きストレージ容量を確認する方法
iOS15へアップデートするときには、事前に十分な空き容量があるかどうかを確認してからアップデートを開始した方がスムーズに進めることができます。iPhoneで空き容量を確認する方法は次のとおりです。
「一般」をタップします。
「iPhoneストレージ」をタップします。
するとiPhoneの内部ストレージで利用している容量を確認できます。
ストレージ容量不足の時の対処法
iOS15にアップデートしようと思ったのに、ストレージ容量が不足している時にはどうしたらいいのでしょうか。iOS15にアップデートする前に、ストレージ容量不足として出来る6つの対処方法について詳しく解説します。
デフォルトでインストールされている使わないアプリを削除
iOS15のストレージ容量が足りない時には、不要なデータを削除して空き容量を増やす必要があります。空き容量を増やすことができる不要なデータの中には、利用していないiPhoneの標準アプリがあります。
以前のiPhoneにはゲームセンターや株価などの、使う人にとっては必要だけれども、利用しない人にとっては不要な標準アプリというのがいくつもありました。iOS10以前は標準アプリは一切削除できませんでしたが、iOS11から一部の標準アプリも削除できるようになっています。
プリインストールされているけれども不要な標準アプリがあったら、ホーム画面から長押ししてiPhoneから削除してしまいましょう。
SNSのアプリを削除して再インストール
SNSアプリをiOS15へのアップデート前にiPhoneから削除することで、iPhoneの空き容量を増やすことができます。
多くの人がTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSアプリをiPhoneで利用しています。TwitterやFacebook、Instagramなどの情報は、端末内に保存されているものではなく、SNSの運営者が用意したサーバーに保存されています。
これらのアプリは、iPhoneから一旦削除して、iOS15へのアップデート後に同じアカウントで再インストールしても、問題なく以前と同じ情報を利用できます。ログイン情報を確認した上で、SNSアプリをiPhoneから削除すれば、空き容量を増やすことができます。
ただし、LINEのトークはサーバーではなく端末に保存されているので、LINEだけはアプリの削除前にトーク履歴のバックアップが必要です。iPhoneのLINEのトーク履歴のバックアップ方法はこちらの記事を参考にしてください。
キャッシュやCookieの削除
iOS15へアップデートするための容量不足の時には、キャッシュやCookieをiPhoneから削除してしまうという方法もあります。
キャッシュとは、アプリやサイトを利用したときの画像などのデータを一時的に保存して蓄積したものです。キャッシュを利用することで、次の同じアプリやサイトを開いたときの表示速度を速めることができます。
Cookieとは、アプリやサイトを利用したときのログイン情報などの利用状況をテキスト情報としてアプリやブラウザに蓄積するものです。Cookieを保存することで、ログイン情報が保存されてIDやパスワードを入力しなくても自動ログインできたり、ショッピングカートなどでの住所などの自動入力が利用できます。
キャッシュやCookieを削除すると、サイトやアプリの表示速度が若干遅くなったり、すべてログアウトされてしまいます。しかし、それ以外の不具合は特にありません。
iPhoneの容量不足でiOS15にアップデートできない時には削除してしまっても特に問題はありません。iOS15にアップデートするための容量不足の場合の、iPhoneからのキャッシュやCookieの削除方法はこちらの記事でご確認ください。
不要な写真や動画を削除
iOS15にアップデートするための容量が不足している場合には、iPhoneに保存しておく必要のない写真や動画を削除してしまうのもおすすめです。iCloudやGoogleフォト、Amazonフォトなどの写真や動画を保存できるクラウドサービスを利用してバックアップすれば、iPhoneの空き容量を増やスこともできます。
iPhoneの容量を最も圧迫しやすいデータは写真や動画のデータです。iOS15へのアップデートの前に、不要な写真や動画のデータを削除したり、クラウドサービスでバックアップすることで、iPhoneの空き容量を増やすことができます。
iCloudに写真をバックアップする方法は、こちらの記事をご覧ください。
iPhoneを初期化してバックアップ復元
上記の方法をすべて行ってもiOS15のインストールに必要な空き容量を増やすことができない場合には、iPhoneを初期化する必要があるかもしれません。iOS15へのアップデート前にiPhoneのバックアップを取ってから、いったん初期化してバックアップを復元して、iOS15のインストールに必要な容量を増やすことができたか確認してみましょう。
iPhoneのバックアップを取る方法はこちらの記事をご覧ください。
iPhoneを初期化する方法はこちらの記事をご覧ください。
PCを使用してアップデート
iPhoneを初期化してバックアップから復元しても、iOS15のインストールに必要な空き容量に増やすことができない場合には、PCを利用してiOS15へアップデートしてみましょう。
PCを利用したiOS15へのアップデートには、macOS Catalina 10.15移行のMacであればFinderを、macOS Mojave 10.14 以前のMac及びWindowsではiTunesを利用します。それぞれお使いのPCで起動しておきましょう。FinderもしくはiTunesを起動したら、次の手順でiOS15へのアップデートを実行します。
- LightningケーブルでiPhoneをPCへ接続する
- PC上でデバイスを選択する
- 「アップデートを確認」をクリック
- 「ダウンロードしてアップデート」をクリック
これでiOS15へアップデートできます。