2023年12月27日更新
マイナポイントの申請でエラーが出た時の対処法!読み取り時のエラーの対処法も
マイナポイントの申請をしようとマイナポイントアプリなどを開いて実行しようとしたところ、読み取りできないなどのエラーが発生してうまくいかないこともあります。マイナポイント申請で読み取りエラーなどが発生した際の対処法を解説していきます。
目次
マイナポイントの申請でエラーが出た時の対処法
マイナポイントは、基本的にスマホにインストールしたマイナポイントアプリでマイナンバーカードの読み取りをNFCを使って申請をおこないます。
そのための下準備のためにマイナポータルにアクセスした際や、インストール済みのマイナポイントアプリを開くなど、画面の表示にそっておこなうもののやることは様々です。
そんな中、マイナンバーカードの読み取り時にエラーが出たり、マイナポイントの申請時にエラーが出たりなど、様々なエラーが発生して、そこでつまずいて申請完了まで進めないということもあります。
マイナポータルのエラーで申請ができない場合の対処法
マイナポイントの申請以前の問題で、インストールしたマイナポータルアプリを利用している際に様々なエラーが発生するということは多いです。
ログインできないなどエラーの種類ごとの対処法は異なるものの、基本的にどういった対処法を取れば改善する可能性があるのか、という点をiPhoneとAndroidそれぞれで紹介しますので、ひとまず試してみてください。
iPhone
iPhone利用時にマイナポータルでマイナポイントの申請ができない、ログインできないなどのエラーが発生してしまう場合に取られることが多い対処法は次のとおりです。
- iPhoneの再起動
- デフォルトブラウザをSafariに変更
- マイナポータルアプリの再インストール
- iPhoneのiOS等のアップデート
- Safariのデスクトップ版での表示を解除
- マイナポータルのWebページでバナーからアプリを起動
- SafariのCookieのブロック解除
Android
Android端末利用時にマイナポータルでマイナポイントの申請ができない、ログインできないなどのエラーが発生する場合は、次の対処法を試してみましょう。
- Android端末の再起動
- デフォルトブラウザをChromeに変更
- マイナポータルアプリの再インストール
- Androidスマホのアップデートの実行
- ChromeのPC版表示を解除
- マイナポータルのWebページでバナーからアプリを起動
- Chromeの「プライバシーサンドボックス」をオフ
エラーコード「EL0231」が表示される場合の対処法
マイナポータルなどでマイナンバーカードの読み取りをした際に発生するエラーコード「EL0231」は、ブラウザの設定などでCookieがブロックされていることが原因で発生するエラーです。
Safariの設定で「すべてのCookieをブロック」を無効化
iPhoneの場合は、Safariの設定で「すべてのCookieをブロック」を無効化してください。設定変更の方法ですがiPhoneの設定アプリで「Safari」を開きます。
「プライバシーとセキュリティ」の欄にある「すべてのCookieをブロック」のトグルをオフにして「無効」の状態にしてください。
もしSafariでプライベートブラウズを利用している状態でマイナポータルアプリやマイナポイントアプリへのログインをしている場合はオフにしましょう。プライベートブラウズ状態かどうかはアドレスバー部分が黒いかどうかで判断できます。
プライベートブラウズから通常のタブへの切り替えですが、右下のタブボタンをタップします。
「プライベート」をタップすると、プライベートタブと通常タブとの切替画面が表示されます。
ここで「○個のタブ」をタップすることで通常のブラウジングができるようになり、マイナポータルにログインすることができるようになります。
Chromeの「シークレットモード」を終了する
Androidの場合、デフォルトブラウザはChromeであることが望ましいですが、そのChromeを利用しているにも関わらずマイナポイントアプリなどへのログイン時に「EL0231」エラーが発生することがあります。
Chromeの「シークレットモード」で利用しているとCookieをブロックする状態になっていることが原因です。シークレットモードになっている場合はアドレスバーが黒で表示されていますので、そちらを終了してマイナポータルを利用しましょう。
シークレットモードの解除ですが、Chromeのタブ数が表示されている部分をタップし、タブ一覧を開きます。
タブ一覧にある各タブの右上にある✕をタップして、シークレットタブを全て削除することでシークレットモードを終了できます。
iPhoneでSafari以外の別ブラウザが起動してしまう場合の対処法
iPhone利用時にマイナポイントアプリやマイナポータルを開いた際、Safari以外のブラウザが起動することがあります。Safari以外のブラウザだとマイナポイントなどの申請が正常にできない/エラーが発生する原因になるため、そこを変更しなくてはなりません。
デフォルトのブラウザを確認
まず、iPhoneのデフォルトのブラウザを確認しましょう。設定アプリで「Safari」を開くと「デフォルトのブラウザApp」があるためそこをタップして開いてください。
ここがSafari以外になっている場合は、「Safari」を選択しましょう。
なお、「デフォルトのブラウザApp」はSafari以外のブラウザをデフォルト設定されている際に表示されます。上記のように表示されていない場合はデフォルトのブラウザがSafariになっている状態です。
もともとSafariしかインストールしていない場合にはそのままで問題ありませんが、別のサードパーティ性のブラウザをインストールしている場合は一度確認してみてください。
Androidで「NFCタグをサポートしているアプリがない」と表示される場合の対処法
Android端末で表示されるエラーとして「NFCタグをサポートしているアプリがない」と表示されるものがあります。こちらはどちらかというとNFCの読み取りはできているのに表示されるバグに近く、ログインできないというわけではありません。
そのまま続行で表示が消える
ログイン手順に沿って、マイナンバーカードをNFC部分に当てたまま待っていれば数秒後にはエラーメッセージが自動で消えて、マイナポータルへのログインが問題なくできます。あとはマイナポータルアプリでおこないたい操作をおこなってください。
最新バージョンでないと表示されてGooglePlayストアを起動してもインストールされているマイナポータルアプリが更新できない場合の対処法
また、Androidでは、利用しているマイナポータルアプリが最新バージョンでないと表示され、そこからGoogle Playストアへ移動させられることがあります。
そこから最新版をインストールしようにも、何故かアプリの更新ができないというエラーが発生する事があるのです。
キャッシュクリア
この場合、原因はマイナポータルアプリではなくGoogle Playストア自体にあることが多いです。Google Playストアの設定画面を開きます。アプリ一覧でGoogle Playストアを起動し、長押ししてメニュー表示させたら「i」ボタンをタップしましょう。
「スト―レジ」もしくは「ストレージとキャッシュ」をタップしましょう。
「キャッシュを削除」をタップします。これGoogle Playストアのキャッシュが削除できましたので、再度マイナポータルアプリの更新ができるかどうか試してみてください。
エラー表示別対処法
その他にも、マイナポイントアプリやマイナポータルアプリなどで様々なエラーが表示されることがあります。エラー表示ごとに内容なども異なるため、iPhoneやAndroidなどそれぞれで対処法を確認し実行してみてください。
予約で「MKCZ405E」のエラーが出る場合
現在はマイナポイントの予約ではなく申請のみなので、予約をおこなうことは無いのですが、今後何らかのキャンペーンで再度予約がある可能性があるため示しておきます。
予約時に「MKCZ405E」のエラーが出る原因は、NFCでのマイナンバーカードの読み取りができないことにあります。
iPhoneの場合、マイナポイントアプリを起動し、「スキャンの準備ができました」の画面になったタイミングでiPhoneの上側にマイナンバーカードの中央部分を当てて読み取りが終わるまでマイナンバーカードを離さずに待つのがエラーを防ぐコツです。
読み取り完了画面になってからマイナンバーカードを離してください。
Androidの場合も、基本は同様です。ただし、Androidは機種によってNFCの読み取り場所が異なるため、事前にNFCの場所のチェックをしておく必要があります。
マイナポイントアプリを起動してマイナンバーカードの読み取り画面を開き、スマホのNFCマークに当たるようマイナンバーカードの中央部分を当てます。
マイナンバーカードの読み取りが終わるまで当てたままにし、読み取りが完了したタイミングでマイナンバーカードを離しましょう。
申し込みで「MKCZ392E」のエラーが出る場合
マイナポイントの読み取りの際に「MKCZ392E」のエラーが発生する場合というのは、マイナポイントの受け取りに利用したい名義の決済サービスがすでに利用されている場合に表示されるエラーです。
名義が異なる同じ決済サービスであれば登録は可能なのですが、名義も決済サービスも同じという場合は利用できませんので、別の決済サービスを使う他ありません。
家族で決済サービスを共有している場合、誰がどの決済サービスを使うかを相談しておかないとこの「MKCZ392E」のエラーの原因となりますので注意が必要です。
ちなみに、利用できる決済サービスは原則として本人名義のものです。未成年者や自己判断などが難しい高齢者などやむを得ない場合は法定管理人名義の決済サービスが利用できますが、あくまで例外です。
もし他人の決済サービスを登録してしまった場合は、当日であればマイナポイントアプリから、翌日以降はマイナポイントの事業サービスセンターに問い合わせをおこなってください。
申し込みで「MKCZ374E」のエラーが出る場合
申込時に表示されるエラーとしては「MKCZ374E」もあります。こちらは決済サービスのID及びそれに対応するセキュリティコード(パスワードなど)が一致していない場合などに表示されるエラーです。
決済サービスによって、想定していないパスワードである場合や、事前にその決済サービスで登録や設定などが必要となることもあります。
パスワードなどが違っているという原因以外にも、そういったサービス独自の登録などができていないことが原因となっている場合にも、この「MKCZ374E」エラーが発生します。
ここが「不要」となっている場合は、その決済サービスの利用設定さえできていればIDやパスワード、セキュリティコードなどを利用してマイナポイント申請が可能です。
「有」となっている決済サービスは、マイナポイント申請前にその決済サービスのほうで何らかの事前登録/手続きが必要となるものですので、前述したリンク先から各決済サービスの詳細ページを開きます。
更にそこからその決済サービスのリンクへアクセスするとマイナポイントの申請のための事前登録方法などが記載されたページへ飛ぶため、そこから申請に必要な情報登録のやり方などを確認して、実際に設定などをおこなってください。
事前登録が必要となるサービスかどうかは下記リンク先の「事前登録」の部分で確認できます。
マイナポイントの予約のエラーが解決できないときの問い合わせ先は?
なお、前述した以外にもマイナポイントの申請時にエラーが発生することがあります。対応できるエラーであれば問題ないのですが、中には自力での解決が難しい、どう対応していいか分からないというようなエラーが発生することもあります。
マイナンバー総合フリーダイヤル
どうしても分からない場合はマイナンバー総合フリーダイヤルに電話して、どういったエラーが出たのか、どう対応していいのかを確認してください。
マイナンバー総合フリーダイヤルと受付時間は次のとおりです。
電話番号:0120-95-0178 平日 9:30~20:00 土日祝 9:30~17:30 9:30~20:00(マイナンバーカード等に関する問い合わせ、マイナポイント第2弾に関する問い合わせのみ) ※マイナンバーカードの紛失、盗難などによる一時利用停止は24時間365日受け付け |
マイナポイント公式サイトからも確認可能
なお、よくある質問という形でマイナポイントの公式サイトにも対処法が記載されています。ログインできない、というようなものから暗証番号のロックがかかった、など内容も様々です。
NFCでの読み取りなどに関連するエラーなど機器由来のエラーが記載されていることもあるため、疑問に思ったら下記リンク先のよくある質問を確認してみると良いでしょう。
最後に
スマホにインストールしたマイナポイントアプリからのマイナポイント申請時には、ログインできない、NFC対応アプリがないなど様々なエラーが発生します。
エラーの原因は利用している端末由来のものもあれば、マイナンバーカードの読み取りやNFCの関係のもの、インストールしているアプリ関係のものなど種類も多いです。
ここで紹介した対処法以外にも、マイナポイントサイトのほうで様々紹介されているため、こちらの記事とともに参考にしてマイナポイントの申請をおこなってみてください。