2019年01月08日更新
Androidスマホが充電できない・遅い原因とすぐ出来る対処法
アンドロイドスマホは、使えば使うほど電池を消耗しますよね。ゲームアプリなどを利用しているとなおさらです。そんな中、充電しようとしてできないという経験があった人も多いと思います。今回は、アンドロイドで充電できない場合の原因や対処法について説明していきます。
目次
- 1Androidスマホが充電できない!
- ・バッテリー残量が増えない
- ・充電速度が遅い!
- 2Androidスマホが充電できない/遅い原因
- ・コンセントや本体との接続が中途半端
- ・スマホ本体のシステム上の不具合
- ・バックグラウンドで大きな処理がされている
- ・放電状態になっている
- ・充電器/コードの破損
- ・バッテリーの寿命
- 3Androidスマホが充電できない/遅い時の対処法
- ・別のアダプタを使用する
- ・コンセント部分の接触不良
- ・バッテリーの交換
- 4Androidスマホが充電できない時にすぐできる対処法
- ・接続部分を掃除する
- ・セーフモードで起動し、邪魔をしているアプリを削除
- ・スマホを再起動する
- ・しばらく充電を続けて様子見
- ・合わせて読みたい!Androidに関する記事一覧
Androidスマホが充電できない!
アンドロイドスマホは、使えば使うほどバッテリーの充電はなくなっていきます。出先でそうならないよう、ポータブルバッテリーを所持している人も少なくないでしょう。
そんな中で、アンドロイドスマホの充電ができないという事態に陥ったことがある人も多いのではないでしょうか。
まずは、アンドロイドスマホで充電できない場合というのはどのような状況なのか簡単に見ていきましょう。
バッテリー残量が増えない
アンドロイドスマホの本体と充電アダプタに接続して、充電アダプタをコンセントに指しているにもかかわらず、スマホのバッテリー残量が増えない、という場合、充電できていないことが多いです。
基本的に、充電中は上記の画像のようにステータスバーの部分の電池マークが増減もしくは雷マークが表示されることになります。
そして、充電が進むにつれて、その電池の充電残量も増えていきますよね。しかし、充電がうまくいっていない場合、その電池残量が増えないことがあります。
コンセントに挿しているにもかかわらず充電が開始しない、電池残量が増えないのでは困ったことになります。そのまま電池を消耗するだけということになってしまいますからね。
充電速度が遅い!
上記のようにバッテリー残量が増えない、というわけではないけれど充電速度が異様に遅い、という場合ももちろんあり得ます。この場合、電池マークがなかなか増えないと表現すると分かりやすいでしょうか。
アンドロイドスマホ本体と充電アダプタをつなげて、コンセントにも挿しているのに充電がかなり遅い、つまりかなりの時間がかかってバッテリー残量が増えていくという場合も、充電できない状況に相当します。
充電速度が遅い場合は、基本的にアンドロイドスマホ本体を利用しながら充電している場合が多いのではないでしょうか。
アンドロイドスマホ本体でゲームアプリなどを利用していると電池の消耗は激しいため、場合によってはそれが原因となっていることもあります。
Androidスマホが充電できない/遅い原因
では、アンドロイドスマホが充電できないもしくは遅い場合、その原因は何なのでしょうか? それぞれ見ていってみましょう。
コンセントや本体との接続が中途半端
コンセントへの接続やアンドロイドスマホ本体への接続がちゃんとされていない場合は、もちろん充電できるはずがありません。
コンセントへのプラグはしっかり挿されていますか? 本体と接続端子の接触はちゃんとされていますか?
片方が半端な位置で止まっていると充電できない可能性は高まります。
また、コンセントではなくノートパソコンなどから充電している場合は、電力量が足りていない場合もあります。
バッテリー残量が増えない=電力が足りないとも取れますので、もしそういった場所から充電している場合は、一度コンセントからの直接供給に切り替えてみてください。
それでバッテリー残量が増えないという状況が解消されたのであれば、明らかに電力が足りていなかった証拠です。
スマホ本体のシステム上の不具合
次に充電できない原因として考えられるのは、アンドロイドスマホ本体のシステム上の不具合です。
ファームウェア(スマホを制御するために必要なソフトウェア)が更新されていない場合や、何かしらのアプリが邪魔をして充電できない場合、OSのシステムエラーなど、原因はさまざまあります。
いずれにしても、アンドロイドスマホ本体の方の問題で充電できないということになりますね。こういった場合でもアンドロイドスマホのバッテリー残量が増えないもしくは遅いという状況が生まれることがあります。
バックグラウンドで大きな処理がされている
充電しているにもかかわらず、バッテリー残量が増えない(プラスマイナスゼロ)もしくは遅いどころか逆に減っていくという事態ももちろんあり得ます。
そういう場合に考えられるものとして、アンドロイドスマホがバックグラウンドで大きなデータを処理していることでしょう。
この原因として考えられるのは
- アプリを起動している最中
- アプリのバックグラウドでの更新
- アプリのダウンロードの最中
といったところでしょうか。大きなデータの処理に利用している電力が充電速度に間に合っておらず、バッテリー残量が増ないどころか減っていくという状況です。この場合は基本的に一時的なものですので、しばらく様子を見てみた方がいいでしょう。
放電状態になっている
アンドロイドスマホの放電状態とは一体どういうことか、と思われる方も多いと思います。
放電とは、スマホに内蔵されている電力をなくすための方法です。バッテリー残量を0%にして放置し、アンドロイドスマホ内部に残った電力すら使い切ってある状態というと分かりやすいと思います。
ずっと利用していなかったアンドロイドスマホを使おうと思って充電してみたけど電池残量が増えない(充電が全くできない)もしくは遅いという場合はこれにあたるかと思います。
充電器/コードの破損
アンドロイドスマホであれiPhoneであれ、基本的に充電器なしに充電はできません。まあ当たり前なのですが……。
その充電器ないしコードが破損していると、もちろん充電できません。モバイルバッテリーの場合だと、そのバッテリー自体が壊れているともちろん充電できませんよね。
そして、多いのがコードの破損です。よくあるのが断線ですね。ビニールの下にあるコードの状態というのは分からないもの。
コードのビニールが破れてしまっている場合は充電する際にも充電できるできない以前に漏電の危険があるため論外ですが、目に見えない断線も充電できない原因になります。
また、破損していなくても、純正でない充電コードを利用していても充電できないという事態に陥ることは多々あります。
バッテリーの寿命
こちらのバッテリーというのは、アンドロイドスマホ本体についているバッテリーです。このバッテリーにも寿命があり、何度も充電して、使ってを繰り返すわけで、毎日充電していれば大体2年くらいで寿命が来るようです。
充電してもすぐにどんどん電池が減っていってしまう、という状況は、基本的にバッテリーの寿命だと考えていいと思います。
そして、バッテリーの寿命が近いと、充電できないという状況が起きることもあるようです。
Androidスマホが充電できない/遅い時の対処法
では、アンドロイドスマホで充電ができない場合もしくは遅い場合の対処法について説明していきましょう。
ここで説明する方法は、どこかに持ち込むもしくは自分で行うには少々難しい方法になりますので、自分で一度何とかしてみたい場合は、「Androidスマホが充電できない時にすぐできる対処法」を参照してください。
なお、そちらをやってみても無理だった場合は、こちらの方法を試してみることになると思います。
別のアダプタを使用する
こちらはもし手元に別のアダプタがあれば可能といえば可能ですが、ない場合は買いに行っていただくほかありませんのでこちらの項目に入れてあります。
アダプタや配線が破損している場合、もしくは対応していると記載してあっても実はしっかりすべてに対応しているわけではない場合などは別のアダプタを用意してもらうことになります。対処法としては新しいものを用意するということになりますね。
なお、もし純正のものではない充電アダプタを利用している場合は、純正のものでの充電を行ってみてください。
純正というと分かりづらいようであれば、そのアンドロイドスマホを販売しているキャリアなどで付属品としてついているもしくは販売している充電アダプタと言い換えてもいいでしょう。
買い替える場合、できるだけ純正に近いものを利用するようにしてください。
100円均一や普通のスーパーなどでも充電ケーブルは販売されていますが、充電できない状態を何とか解消したいわけですから、家電屋さんなどで購入したほうがいいかもしれません。
※100円均一や普通のスーパーで販売されているの充電ケーブルを貶めているわけではありませんのであしからず
コンセント部分の接触不良
コンセント部分の接触不良には2種類あります。
一つはコンセントと充電アダプタのつなぎ目(コンセント部分と配線部分をつなぐUSBの接続部分があるものを利用している場合)がしっかりはまっていない場合です。
一度ぐっと押し込んでみましょう。それで充電ができるようになったのであれば接触が足りなかったということになります。
もう一つはアンドロイドスマホ本体と充電ケーブルとの接続部分(Type BもしくはType Cのアダプタの方)の接触不良です。こちらも一度しっかりはまっていない可能性も考慮して、確認してみましょう。
どちら側の問題かは分かりませんが、充電ケーブル側の端子の接触が悪い場合であれば充電ケーブルを変えれば解消する可能性が高いです。その場合の対処法は先ほどの「別のアダプタを使用する」場合と同様になります。
問題となるのはアンドロイドスマホ本体の方での接触不良です。端子が壊れてしまっていると、充電ができないもしくは遅いということはままあります。
もし仮にアンドロイドスマホ本体での接触不良ならば、修理に出して直していただく以外に対処法はないでしょう。自分でどうにかできる人はほんの一握りだと思います。
なお、接触不良を仮に自分でどうにかした場合、その後各キャリアなどの保証や機種変更時の買取もできない可能性がかなり高いため、そこを覚悟のうえで行ってくださいね。
バッテリーの交換
こちらに関しては基本的にアンドロイドスマホ側の場合が多いです。モバイルバッテリーの場合はおそらくそちらの故障もありえると思いますので、その場合は買い替えることが対処法になりますので割愛します。
アンドロイドスマホのバッテリーは使えば使うほど劣化していきます。先ほども述べたように、毎日充電したのであれば大体2年くらいが耐用年数だと考えていいようです。
そうなるとバッテリーを交換することになるのですが、そのバッテリーはキャリアで交換するか、町の修理屋さんで交換するかで対処法は少々変わってきます。
アンドロイドスマホのバッテリーをキャリアで変更する場合、基本的に料金は高いと思っていいでしょう。場合によっては修理扱いになるため、一度データのバックアップなどを取る必要があるキャリアもありますので、手間といえば手間です。
修理から帰ってくるまで数日かかり、その間が代替機でどうにかするしか方法がありません。その後もキャリアの保証を受けたいのであれば、多少高くついてもそちらを選んでおいた方がいいでしょう。
逆に、アンドロイドスマホのバッテリーを町の修理屋さんなどで行ってもらう場合、キャリアで行う場合と違って割安で行ってもらえる場合が多く、バックアップを取る必要がないところもあります。
また即日で終わらせてくれる場合もあるので、キャリアで預けて帰ってくるのを代替機を利用して待っている必要もありません。
ただし、こういったキャリア外の修理屋さんを利用すると、改造とみなされてその後キャリアの故障・修理の保証を受けることはできなくなりますので、こちらでの対処法の弊害としてはそれになりますね。
Androidスマホが充電できない時にすぐできる対処法
では、今すぐにできる対処法とは何か見ていってみましょう。下記のいずれをしても無理だった、という場合は修理を考える必要がありますので、とりあえず下記の方法を試してみてください。
接続部分を掃除する
端子部分にほこりがたまっていたりすると接触不良を起こす可能性があります。そのため、一度接続部分を掃除してみてください。
自宅にエアーダスター(空気でほこりを飛ばすスプレーのようなもの)があるのであれば、それを端子部分に吹き付けてください。
それがなければ古典的な方法ですが息を吹きかけることになります。しかし、できればこれは避けた方がいいです。息と一緒に飛んだ唾液が付くとさらに接触不良の原因になる場合があります。
余談ですがこの対処法はパソコンなどの端子部分のほこりなどによる接触不良にも応用できます。
セーフモードで起動し、邪魔をしているアプリを削除
「セーフモード」と言うのは、分かりやすく言えばアンドロイドスマホが工場出荷された際にプリインストールされていたアプリしか利用できないモードになります。何かエラーがないかどうかを診断する際に利用します。
これを利用すれば、アンドロイドスマホのシステムに干渉しているアプリが立ち上がらないため、もしこれで起動して充電ができない状況が解消されたのであれば、何らかのアプリが原因だったということになります。
セーフモード中でもアプリの削除(アインインストール)は可能です。危険性を感じるようなアプリだったり、似たようなアプリがたくさんあってそのうちインストールしたけれど使っていないようなアプリを削除(アンインストール)してみてください。
セーフモードは再起動することで解除されますので、再起動してみて充電がスムーズに行えるようになっていれば問題解決ですね。
スマホを再起動する
スマホの再起動は、最も手軽に行える安心な方法ですね。アンドロイドスマホの中で何かしらエラーが起きていたり、フリーズしてしまったり、という場合はこの再起動によって充電できない状況が解消する場合があります。
一度再起動してみて充電がきちんと再開できたのであれば、そのまま充電してください。
しばらく充電を続けて様子見
もちろん、これまでやってきた方法を行わず、しばらく充電を続け手様子を見てみるというのも一つの手です。
特にしばらく充電していなくて0%からの充電であればなおさら時間がかかります。とりあえず1時間くらいは様子を見てみてください。
アンドロイドスマホの充電ができないと焦ることはままあると思いますが、すぐに修理に出して同行、ということはありません。
原因を探し、それに対する対処法を探していくことで解決することもありますので、よく見極めて、それでもだめだった場合は修理を考えるという方向性でいてください。