画像圧縮アプリはもういらない?LINEで画像圧縮する方法

この記事では、画像圧縮アプリなどを使用しなくても、LINEの特徴を活かして簡単に画像データを圧縮する方法を紹介します。そのほか代表的な画像圧縮アプリや、iPhoneの機能を使った方法もあわせて紹介しますので、ぜひ自分に合った画像圧縮の方法をみつけてください。

画像圧縮アプリはもういらない?LINEで画像圧縮する方法のイメージ

目次

  1. 1画像圧縮とは
  2. 画像のデータサイズを小さくする
  3. 圧縮することでデータが軽くなる
  4. 2画像圧縮アプリはもういらない?
  5. 画像圧縮といえばサイトやアプリだった
  6. 画像圧縮がLINEでできる!
  7. 3LINEで画像圧縮?
  8. LINEトークで送信される時に実は圧縮されている
  9. LINEを画像圧縮アプリとして使ってしまう
  10. 4LINEで画像圧縮する方法
  11. 自分しかいないLINEグループをつくる
  12. LINEトークで写真を送って画像圧縮
  13. LINE経由で画像サイズが数パーセントにまで圧縮される
  14. LINEを使った画像圧縮はこんなときに最適!
  15. 5iPhoneなら画像圧縮はメールでもできる?
  16. 画像添付時に画像サイズを選択できる
  17. 合わせて読みたい!画像に関する記事一覧

画像圧縮とは

近年、カメラの性能があがるにつれて、デジカメはもちろん、スマホでもきれいな写真を撮影できるようになりました。しかし、そのままの状態で画像データを保存・使用すると、いろいろな問題がおこります。

「スマホのストレージがすぐいっぱいになる」、「メールで写真を送受信するのに時間がかかる」、「写真を共有したHPがやたら重くなる」などがそれにあたります。「画像圧縮」はこれらのストレスなく写真などの画像データ使うための処理方法です。

画像のデータサイズを小さくする

画像データの中には画素数や撮影日、位置情報などが含まれていますが、これらの画像データを部分的に削ることで、画像データは小さくなります。代表的な方法として「リサイズによる画像圧縮」があります。

「この写真はここまでキレイじゃなくてもいい」と思った場合、閲覧するのに最低限必要なレベルまで「リサイズ」で画素数を落とすと、必要以上の高画質でなくなる代わりに、データ量を小さくすることができます。

圧縮することでデータが軽くなる

画像圧縮には様々なメリットがあります。画像データが小さくなると、メールで写真を送受信するときの時間が短縮されたり、端末やパソコンハードディスク内で画像データの占有量が削減され、空きストレージの容量を捻出することができます。

また、エクセル・ワードといったファイルやブログなどのHPでは、貼り付け・共有する画像データを圧縮しておくことで、操作スピードが重くなりにくく、ストレスなく閲覧・編集ができるようになります。

用途に合わせて適度なサイズに画像データを圧縮することは、データを軽くし軽快な作業を行う上でとても有効な方法です。

画像圧縮アプリはもういらない?

ここからは、画像圧縮をする方法を紹介していきます。画像を圧縮する方法にはさまざまな選択肢があり、パソコンの「ペイント」を使って画像サイズを変更するのも、その手段の一つです。

しかし、写真一枚いちまいの画像データを編集するのは、「画像圧縮だけできればいい」という人にとっては、なかなか面倒な作業です。

画像圧縮といえばサイトやアプリだった

なるべく簡単に画像圧縮をしたい人が使うポピュラーな方法に、「画像編集サイトや写真加工アプリ」などの画像編集ツールを使う方法があります。

これらの編集ツールには「トリミング」や「回転・反転」、「彩度・明度などの色みの調整」などのいろいろな機能があり、その中の一つである「リサイズ」で解像度を落として画像圧縮することができます。

編集ツールでは大まかに「サイト(アプリ)に画像ファイルをインポートする→サイト内でリサイズする→リサイズした画像を自身の端末に再保存する」という流れで画像を圧縮します。ここでは、いくつかの画像編集アプリを簡単に紹介します。

LINEカメラ

LINEカメラは、プリセットされた撮影モードや、フレームやラメ、スプラッシュといったエフェクトをあらかじめ設定した状態での写真撮影や、自身の端末に保存された写真に対して同様の画像編集ができるアプリです。

LINEカメラAPP Store画面

このアプリは画像圧縮を主目的にしたものではありませんが、編集する写真の解像度を「中」、「高」の二段階から選択できるようになっていて、解像度をより低く設定して編集・保存することで、画像データを小さくすることができます

なお、解像度の設定を「高」で編集しても、近年流通している一般的なスマホで普通に撮影した写真と比較してデータ量は小さくなります。

ImageResizeなどの専用アプリ

先に紹介したLINEカメラの他にも、画像編集ができるアプリにはいろいろなものがありますが、代表的なものとして、リサイズに特化した「ImageResize」を簡単に紹介します。

ImageResize APPストア画面

このアプリには、色調などを編集する機能の他に、編集画面で画像サイズを段階的に選択するすることができます。

さらに、サイズを変更した結果、画質やデータの大きさ、データ送受信時のパケット通信量がどのように変わるかが、リアルタイムで表示されるようになっています。

ImageResize編集画面

画像圧縮に特化したアプリは他にも、「複数の写真を同時に圧縮できる」、「リサイズの数値を設定してこまかい調整ができる」、「圧縮前後のデータ容量の比較ができる」など、それぞれ使用者のニーズに対して様々な機能を付加したものがあります。

画像圧縮がLINEでできる!

ここまで、専用アプリを使った一般的な画像圧縮の方法について紹介してきました。しかし、アプリを使って画像を圧縮する場合、画像のインポートや編集、再保存などの作業が発生することになります。

その手間を解消する手段としてLINEの特徴をうまく利用したとても簡単な画像圧縮の方法を紹介していきます。

LINEで画像圧縮?

LINEはメッセージアプリとして使う機会が多く、本来は画像処理を目的としたアプリではありません。しかし、このLINEの特徴をうまく使うと、結果的にリサイズによる画像圧縮と同様の効果を得ることができます

ここからは、LINEで画像圧縮ができる理由と、具体的な手順を説明していきます。

LINEトークで送信される時に実は圧縮されている

LINEトークで送受信した写真を見たとき「なんだか少し画質が劣化している気がする」と感じた経験がある人がいるのではないでしょうか。これは、LINEトークで写真を送信する際に、実はかってに圧縮して送られているからです。

LINEを画像圧縮アプリとして使ってしまう

「LINEで画像圧縮?」のタネあかしは、この「LINEトークで写真を送信するときに、実はかってに画像圧縮される」というLINEの特徴を逆に活かして、画像圧縮アプリの代わりに使ってしまうというものです。

LINEで画像圧縮する方法

LINE公式HP画面

ここからはどのようなやり方で画像圧縮アプリの代替手段として使うのか、具体的な手順を説明していきます

自分しかいないLINEグループをつくる

LINE友達画面から「グループ作成を選択」

まず、LINEの友達画面から"グループ作成"を選択し、友達を追加せずにグループを作ってしまいます。グループ名は自分がわかるように適当に付けます。

LINE自分だけのグループ作成画面

これで、自分だけのグループの作成完了です。

LINEトークで写真を送って画像圧縮

LINE画像送信画面

あとは先ほど作成した自分だけのグループのLINEトーク画面で、圧縮したい写真を送るだけです。とても簡単に画像圧縮ができてしまいます。圧縮した写真は次の手順で、端末にそのまま保存することができます。

メッセージ内の"画像"をタップして、全画面表示にします。

LINE写真の全画面表示

画面右下の"↓マーク"をタップすると、画像が端末に保存されます。

自分用メモや画像共有のツールになる

LINEのグループ機能は、複数のメンバーに情報共有する目的で使用されるものですが、この共有機能を自分だけのために使うことで意外なメリットがあります。

「スマホでメモをするとき専用アプリを使っている」という人は、自分用メモとして代用できます。長期間保存しない簡単なメモであれば、メモしたいことをメッセージとして送信すれば、メモ帳の代わりになり、専用アプリを開いてメモする作業がなくなります。

LINEメッセージ送信画面

また、LINEトークで送信された写真は、そのまま別のアプリで共有することもできるため、圧縮された写真を保存しなおすことなく、そのままSNSへアップロードしたり、メールで送信したりすることができます

アップロードや共有をするには、画像を全画面表示した後、画面左下の"↑マーク"をタップします。

LINE写真の全画面表示

すると次のような画面が表示されるので、共有先のアプリや、メール送信などを選択します。

LINE写真の共有手段選択画面

選択したSNSアプリやメールアプリ画面に切り替わるので、あとは使用アプリに合わせて画像を共有したり、送信したりする作業になります。

LINE経由で画像サイズが数パーセントにまで圧縮される

前述の方法で圧縮した画像はどのくらいデータ量を落とせているのか、実際にこの方法で写真を圧縮して、データサイズを確認してみました。

スマホを使って撮影した写真をLINEトークで送信した結果、送信前のデータサイズ「1.98MB」に対し、送信後は「182KB」と大幅に落とされていました。画像によってもは異なりますが、おおむね10%以下にサイズダウンすることができるようです。

視覚的には、パソコンの全画面で閲覧した際に若干差を感じる程度で、スマホ画面サイズではほぼ気づかないレベルです。

LINEを使った画像圧縮はこんなときに最適!

ここまで、LINEトークを利用した裏技的な方法を紹介しました。専用アプリを使った一般的な方法と比較して、こまかな編集ができない反面、とても簡単な方法であることをおわかりいただけたと思います。この方法をお勧めしたいケースをまとめてみました。

・「小さな画面でしか見ない」など、画質はそこまで気にしない
・こまかな画像編集は不要、とにかく簡単に画像圧縮がしたい
・わざわざ専用のアプリを増やしたくない
・スマホから直接ブログへ貼付けたり、SNSで画像共有する機会がおおい

LINEでの画像圧縮は上記に当てはまるパターンで大いに活用できる方法です。

iPhoneなら画像圧縮はメールでもできる?

最後に、専用アプリを使わないもう一つの画像圧縮方法として、iPhoneのメールアプリに備わっている画像圧縮の機能を紹介します。

画像添付時に画像サイズを選択できる

iPhoneメールアプリの写真送信画面

iPhoneのメールアプリで写真を送信すると、送信時のデータサイズを選択することができます。LINEを使った方法と比較すると少し手間に感じる作業ですが「専用アプリは不要だけど圧縮後のサイズはある程度選びたい」という人にはおススメの方法です。

以上、いろいろな画像圧縮の方法をご紹介しました。用途や求める画質によって自分にあった画像圧縮の方法を選ぶ参考にしていただければと思います。

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この記事のライター
河西 人
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