2019年04月15日更新
iPhoneで位置情報を設定するメリットは?デメリットも解説!
iPhoneには位置情報を使ったサービスやアプリがたくさんあり、さまざまなメリットがあります。その一方でiPhoneの位置情報サービスには個人情報の漏洩のリスク等のデメリットもあります。今回は位置情報サービスを設定するメリットとデメリットを解説させて頂きます。
目次
- 1iPhoneの位置情報とは?
- ・GPSでiPhoneの位置を記録できる機能
- 2iPhoneで位置情報を設定するメリット
- ・地図アプリの正確性を上げる
- ・iPhoneを探す機能
- ・ゲームの利用
- 3iPhoneで位置情報を設定するデメリット
- ・写真/SNSからの個人情報の漏洩
- ・行動記録がトラブルの原因になる可能性
- ・バッテリーの消費量が上がる
- 4iPhoneで位置情報をオン/オフにする設定
- ・手順
- 5iPhoneで位置情報をアプリでオン/オフで使い分ける方法
- ・常にオンで使うもの
- ・使用時にオンにするもの
- ・常にオフで使うもの
- ・位置情報を使う事でメリットのあるアプリ
- ・iPhoneを探す
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!位置情報に関する記事一覧
iPhoneの位置情報とは?
iPhoneの位置情報とはGPSを利用して、ご自分のiPhoneの現在地を測るシステムです。位置情報を利用する事で様々なアプリやサービスを利用することができます。
GPSでiPhoneの位置を記録できる機能
iPhoneの位置情報を設定する事で、GPSでiPhoneの位置を記録する事ができます。例えばiPhoneの位置情報を利用して地図上で自分の位置をより正確に確認したり、「iPhoneを探す」アプリの機能を使って紛失したiPhoneを探す事もできます。
iPhoneで位置情報を設定するメリット
iPhoneの位置情報を設定する事で、様々なメリットがありますが、一体どんなメリットがあるのでしょうか?
ここではiPhoneの位置情報を設定する事で、どの様なメリットがあるのか紹介していきたいと思います。
地図アプリの正確性を上げる
iPhoneには標準でGPSが搭載されていて、地図アプリを使う事でご自身の現在地の知る事ができます。
位置情報を設定する事で、より正確に地図アプリで現在地の詳細を知る事ができるメリットがあります。
iPhoneを探す機能
皆様の中にはiPhoneを紛失したという経験のある方はいらっしゃらないでしょうか?統計によると、スマートフォンを所有している人の3人に1人の方はスマートフォンの紛失の経験があるそうです。
そんな、もしもの時に役に立つアプリが「iPhoneを探す」アプリです。この「iPhoneを探す」アプリは他の端末やパソコンから紛失したiPhoneを探す事のできるアプリです。
そしてこの便利なアプリを使うには、位置情報の設定をオンにする必要があるのです。
ゲームの利用
現在ではiPhoneの位置情報を使ったゲームアプリ(ポケモンGO等)が数多くリリースされていています。そういったゲームは今までにないタイプのゲームとして、大変な人気になっています。
iPhoneの位置情報の設定をオンにする事で、仲間との協力プレイや実際の場所や地形を利用したARゲーム、VRゲームをiPhoneのバッテリーが続く限り楽しむことができるというメリットがあります。
iPhoneで位置情報を設定するデメリット
ここまでは、iPhoneの位置情報を設定するメリットを紹介してきました。iPhoneの位置情報を設定する事で地図アプリやゲーム、iPhone紛失時の探索機能等様々なメリットがあります。
その半面で例えばバッテリーの消費等、位置情報を設定する事でデメリットも出てきます。ここからは、iPhoneの位置情報を設定する事で、起きるデメリットを紹介していこうと思います。
写真/SNSからの個人情報の漏洩
最近は、Instagramやフェイスブック、LINEなどのSNSが全盛で、写真や動画を頻繁に投稿される方も多くおられます。
iPhoneのカメラもとても高性能で世界中の人に愛されていて、SNSの利用で写真や動画を撮る機会はとても多くなっているのではないでしょうか。
そんな、iPhoneのカメラですが、位置情報を設定する事で、撮った写真の位置情報も記録されてしまうデメリットがあるのはご存知でしょうか?写真に位置情報が記録される事はメリットもあります。
例えば旅行で行った場所や日時等が自動で記録されるのは、とてもメリットがもあります。その一方で問題になるのは、位置情報が記録された写真をうっかりSNS等に投稿してしまい個人情報が漏洩してしまう事です。
行動記録がトラブルの原因になる可能性
TVのニュースやワイドショウ等でもよく取り上げられる話題で、Instagramやフェイスブック、LINE等のSNSにうっかり位置情報の付いた写真を投稿してしまう事があります。
SNSに自宅の住所等の個人情報が不特定多数の人にも漏れて、ご自分の住所等が特定されてしまう場合があります。
そうなった場合、SNSが原因で最悪、ストーカー被害にあってしまったり、何らかのの事件に巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
個人情報漏洩の対策として、例えばカメラアプリを使う場合のみ、位置情報をオフにする等、初期設定、対策をしっかり行うべきでしょう。
バッテリーの消費量が上がる
iPhoneの位置情報を設定する事によるデメリットとして、個人情報の漏洩以外に、iPhoneのバッテリー消費が増加することが挙げられるます。
ご存知ない方もいられるかも知れませんが、位置情報をオンにするということは、GPSを使って衛星と通信を行なっているという事になりバッテリーにも負荷がかかります。
ですので、iPhoneを使用していない場合にも、表向きは通信していないように見えて、実はバックグラウンドで常時通信を行なっている事になります。これはバッテリーにとっては大きな負担になります。
バッテリーの節約という意味でも位置情報は上手に使いたいですね。
iPhoneで位置情報をオン/オフにする設定
ここまでは、iPhoneの位置情報を設定する事によるメリットとデメリットを紹介してきました。iPhoneの位置情報は地図やゲーム、SNS等で上手に使えば様々な部分で普段の生活を快適にしてくれる事でしょう。
その一方で、誤った使い方をしてしまうと、個人情報が漏洩してしまったり、バッテリー消費が増大してしまうデメリットもあります。安心してiPhone位置情報を使用するには、そのオン、オフの使い分けが重要になります。
次はそのiPhoneの位置情報のオン、オフを使い分ける為の手順を紹介したいと思います。
手順
それでは順を追ってiPhoneの位置情報のオン、オフ(使い分け)の仕方を紹介していきます。
ホーム画面から設定をタップ
先ずはiPhoneのホーム画面から「設定」のアイコンをタップします。
設定からプライバシーを選択
「設定」の画面から下にスクロールして「プライバシー」を選択、タップします。
位置情報サービスをオン/オフにする
「プライバシー」の画面から「位置情報サービス」をタップします。
「位置情報サービス」の画面から「位置情報サービス」のスイッチ部分をタップする事で位置情報サービスのオン、オフ(使い分け)ができます。
目的のアプリをオン/オフに切り替える
位置情報はアプリごとにオン、オフ(使い分け)する事もできます。ここからはアプリごとに位置情報をオン、オフ(使い分け)する方法を紹介します。今回は例としてGoogleMapsアプリの位置情報をオン、オフ(使い分け)してみます。
先ずはホーム画面から「設定」のアイコンをタップします。
「設定」の画面から「プライバシー」をタップします。
「プライバシー」の画面から「位置情報サービス」をタップします。
「位置情報サービス」の画面にすると位置情報サービスと連携できるアプリが一覧表示されるので、その中から「Google Maps」アプリ探してタップします。
アプリ(Google Maps)を選択すると位置情報のオン、オフ(使い分け)が3パターン選択できます。「許可しない」を選択すればそのアプリ(Google Maps)をを使用しても位置情報は利用しません。
「このAppを使用中のみ許可」を選択するとそのアプリ(Google Maps)使用している開いている時のみ位置情報を利用します。ですので、アプリを閉じている状態(バックグラウンド)では利用しません。
「常に許可」を選択するとアプリを閉じている状態(バックグラウンド)でも位置情報を利用します。
今回は「このAppの使用中のみ許可」を選択しました。選択したアプリ(Google Map)を使用している時のみ位置情報を利用します。
iPhoneで位置情報をアプリでオン/オフで使い分ける方法
先述しましたが、位置情報を設定する事で様々なメリットがある一方で、使い方を誤って利用すると、個人情報が漏洩する等のデメリットもある事は事実です。
そこで、ここでは位置情報をオンにするべきアプリ、オフにするべきアプリを紹介していきたいと思います。
常にオンで使うもの
個人情報漏洩などのプライバシー問題やバッテリー消費の事を考えると、基本的には位置情報サービスは全てオフにしておく事がオススメになります。
ですが、健康系のアプリ、例えばランニングやウォーキング系のアプリでは常時オンにしておいた方が良いかも知れません。
ランニング・ウォーキング系のアプリは、iPhoneを携帯している事が前提で、歩数や、どこを走っていたか等の各種ライフログを記録していく必要があります。
iPhoneを携帯している事が前提のアプリで、位置情報がオフになっていては、正確に記録を残す事ができないからです。
使用時にオンにするもの
地図系のアプリ、例えばアップル純正の地図アプリやGoogle mapsやソーシャルゲーム等の位置情報サービスを利用したアプリでは、使用中のみオンにしておく事をオススメします
常にオフで使うもの
iPhoneのデフォルトの写真アプリに関してはその写真の内容によって、オン、オフを使い分ける事をオススメします。
何も隠すような写真がない場合は位置情報の設定はオンにしておき、場所等が特定されると困る場合等は位置情報の設定はオフにしておきましょう。
SNS系のアプリは基本的にはプライバシー流出の可能性があるのでオフにしておいた方が良いでしょう。
具体的にはInstagram・Twitter・Facebook・LINE等のSNS系のアプリはオフにしておく事をオススメします。
位置情報を使う事でメリットのあるアプリ
個人情報の流出などのデメリットはありますが、iPhoneの位置情報はしっかり使いこなせば、安全でとてもメリットのあるものになります。ここでは位置情報を使う事でメリットのあるアプリを紹介したいと思います。
ポケモンGO
位置情報を使ったアプリの代表格はこのゲームをおいて他にはないでしょう。位置情報を使って現実の世界でポケモンを探し出したり、戦わせたりする事ができる、このゲームは大人も巻き込んで社会現象になりました。
位置情報を利用したゲームの決定版と言えるでしょう。
Ingress Prime
大ヒットゲームのポケモンGOを送り出したナイアンティックがリリースしている位置情報ゲームです。
リリースされて6年目を迎えて色々な機能を加えられて、より楽しく、遊びやすくなっています。オススメな位置情報ゲームです!
iPhoneを探す
「iPhoneを探す」アプリはiPhoneを紛失した時に、他の端末から紛失した端末を探す事ができるアプリです。実はスマートフォンを使っている方の3人に1人は紛失した経験があるというデータがでています。
もしものiPhone紛失の時やどこにしまったか分からなくなった時にメリットがあるのが、この「iPhoneを探す」アプリになります。
「iPhone探す」アプリの使い方
もしものiPhone紛失の時に便利な「iPhoneを探す」アプリの操作方法を紹介します。先ずはホーム画面から「iPhoneを探す」アプリのアイコンをタップします。
「iPhoneを探す」のアイコンをタップすると地図の画面と登録してある端末の一覧が表示されますので紛失したiPhoneをタップします。
地図上に探索中のiPhoneの位置が表示される画面になりますので、画面下側の「アクション」をタップします。
「アクション」の画面から紛失モードをタップします。
紛失モードをオンにする事で、画面に連絡先やメッセージを表示できたりと様々な対策を打てる様になります。
「iPhoneを探す」でiPhoneが紛失した場合に情報漏洩を防ぐため、遠隔操作でiPhoneのデータを消去する事ができます。手順はホーム画面から「iPhoneを探す」アイコンをタップして、一覧から紛失した端末を選択します。
「アクション」をタップして「iPhoneを消去」をタップします。iPhoneを消去しますか?と聞かれますので、画面に表示される「iPhone消去」をタップすると、iPhone内のデータは消去されます。
iPhoneが紛失した場合、案外カバンの中など身近なところに入り混んでいる場合があります。そんな時は「iPhoneを探す」で、音を鳴らして場所を知らせる事ができます。
操作方法は「iPhoneを消去」の時と同じで「アクション」の画面から「サウンドを再生」をタップします。
まとめ
ここまで、iPhoneの位置情報を設定する事のメリットとデメリットを紹介してきました。iPhoneの位置情報はオン、オフを上手に使い分ける事で地図アプリやSNS、バッテリーの節約などで様々なメリットが生まれる事がお分かり頂けたかと思います。
個人情報の漏えい、バッテリーの消費等、位置情報の取り扱いにはメリットとデメリットのある部分もありますが、上手に使う事で、iPhoneユーザーの生活をとても豊かにしてくれると思います。