スクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法!初期化せずに解除する方法も解説!
皆さんはiPhoneのスクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法をご存知でしょうか。この記事では、iPhoneのスクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法を解説します。あわせてiPhone端末を初期化せずに解除する方法についても解説します。
スクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法
この記事では、iPhoneのスクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法について解説していきます。
端末を初期化する
iPhoneのスクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法として、端末を初期化する方法があります。なお、端末を初期化する場合の注意点として、必ずデータのバックアップをとってから、iPhoneを初期化しましょう。
リカバリーモードから初期化
iPhone端末を初期化する場合は、必ず、リカバリーモードにして端末を初期化し、初期化完了後にデータの復元をしましょう。また、端末を復元する際には、リカバリーモードのiPhoneをパソコンに接続してから、リカバリーモードで復元します。
はじめに、iPhone端末をリカバリモードに設定変更します。iPhone端末をリカバリモードに設定変更すると、画面上に「iTunesのロゴとケーブル」が表示されます。
iPhone8以降の端末を利用している場合は、端末左側面の「音量上げるボタン」⇒「音量下げるボタン」を順番に押し、サイドボタンを押したまま、リカバリーモードの画面を表示させます。
iPhone端末がリカバリーモードの状態に変更されたので、iPhoneとPCをケーブルで接続し、PC画面でiTunesを起動します。
PCの画面上に、「復元」または「アップデート」のメッセージが表示されるので、「復元」を押します。
次に、iPhoneの初期設定を行います。ここでは、初期設定画面の「Appとデータ」は、「新しいiPhoneとして設定」を選択します。なお、iCloudやiTunesバックアップから復元してしまうと、忘れた機能制限パスコードの設定も復元されるので注意が必要です。
iPhoneの初期設定完了後、バックアップしたデータを端末に復元して完了となり、スクリーンタイムパスコードを再設定できるようになります。
初期化せずに解除する方法
iPhoneのスクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法として、端末を初期化せずに解除する方法を解説します。iPhoneでは、以下の方法で端末を初期化せずに解除することが可能です。
- パスコードのリセットをしてスクリーンタイムのパスコードを変更する
- バックアップからスクリーンタイムのパスコードを解読する
- iOS11にダウングレードしてスクリーンタイムのパスコードを確認する
- 解読ソフトを使用してスクリーンタイムのパスコードを解読する
パスコードのリセットをして再設定
iPhoneでは、iOS13.4以上のバージョンを利用している場合、「パスコードのリセット」によりスクリーンタイムパスコードを再設定できるように変更されました。なお、スクリーンタイムパスコード再設定には、「Apple ID」と「パスワード」が必要になります。
スクリーンタイムパスコードのリセットをして再設定する手順ですが、初めに「設定」アプリを開きます。
次に、「スクリーンタイム」をタップします。
「スクリーンタイム・パスコードを変更」をタップします。
画面に表示されている「パスコードをお忘れですか?」をタップします。
「Apple ID」と「パスワード」を入力して、画面右上の「OK」をタップしましょう。
スクリーンタイムパスコードがリセットされ、新規スクリーンタイム・パスコード入力画面が表示されるので、変更後に新たに設定するスクリーンタイムパスコードを入力し、確認のため、もう一度、変更後のスクリーンタイムパスコードを入力します。
この操作により、スクリーンタイムパスコードがリセット完了となります。画面に表示される「スクリーンタイム・パスコードの復旧」の画面に、Apple IDとパスワードを入力して「OK」をタップします。
バックアップから解読
iPhoneのスクリーンタイムのパスコードを忘れた時の対処法として、バックアップから解読して解除する方法もあります。
iOS11にダウングレード
iPhoneのバージョンを、「iOS12」から「iOS11」にダウングレードする方法も、iPhoneのスクリーンタイムパスコードを忘れた場合の解除方法として有効です。
「iOS12」から「iOS11」にダウングレードすることで、スクリーンタイムパスワードに適応される機能制限パスワードを解読することが可能です。
iOS12からiOS11にダウングレードする方法は、次の操作手順で行います。初めに、iTunesで暗号化したバックアップファイルを保存します。
「iPhoneを探す」をオフにします。
「iOS11.4」のフォームウェアをダウンロードします。
iPhoneを「リカバリーモード」もしくは「DFUモード」にてiTunesに接続します。
復元のメッセージが表示されるので「Shiftキー」または「Opionキー」を押しながら復元を開始します。
復元が完了したら「このバックアップから復元」を選択します。
解読ソフトを使用
次に、「Pinfinder」という解読ソフトを利用してiOS12で作成したバックアップファイルを解読する方法をご紹介していきます。「Pinfinder」は、機能制限パスコードを解読するために作られた解読ソフトとなっています。
また、「Pinfinder」の解読ソフトを利用する際には、事前にPC内で暗号化されていないiTunesのバックアップファイルを作成しておく必要があります。
スクリーンタイムの機能制限パスコードを解読できる「Pinfinder」をダウンロードするには、下記のリンクにアクセスし、「GitHub」を表示します。
「GitHub」を下にスクロールしていくと、上図のようにダウンロードリンクが表示されますので、自分のPCに適したソフトを選択しダウンロードします。
ダウンロードした「Pinfinder」を起動すると、PC内のiTunesにて、先ほど作成したバックアップファイルから、簡単に機能制限パスコードを解読できるようになります。
iOS11の機能制限パスコードがiOS12に継承
iPhone端末では、iOS11の機能制限パスコードがiOS12に継承されています。iPhoneのスクリーンタイムのパスコードを忘れた場合は、この機能を利用してパスコードをリセットできます。
なお、注意点として、機能制限パスコードを入力する箇所がiOS11とiOS12では違いますので確認の上、対応しましょう。