iPhone/iPadのホームボタンの効きが悪くなったときの対処法!
iPhone/iPadユーザーにとって、最も使うであろうホームボタン。ホームボタンが効かなくなったら、困りますよね。正しい掃除方法やAssistiveTouchを使った対処法など、iPhone/iPadホームボタンが押せなくなった時の対処法を見ていきましょう。
目次
iPhone/iPadのホームボタンの効きが悪い時の対処法〜掃除〜
iPhoneやiPadの修理代は高く、Apple Careに加入していないとなかなか修理に出すことも難しいはずです。
iPhoneやiPadのホームボタンの効きが悪いと感じた場合、まずは掃除をしてみましょう。正しい方法で掃除をすれば、出費を防いで対処することができるはずです。
ホームボタンの掃除方法
基本ですが、ホームボタンは指で何度も触れる部分です。触れる回数が多ければ多いほど、目に見えないホコリや手の油が付いてしまっていることが多いです。
まずはここで説明する方法に従って掃除をしてみてください。ホコリや手の油が原因でホームボタンの効きが悪い場合、しっかりと掃除をすれば、修理に出すことなく解決することができるでしょう。
イソプロピルアルコールを使用
ここでは、イソプロピルアルコールを使用した掃除方法を紹介します。Amazonなどで簡単に購入することができるので、まずはイソプロピルアルコール用意しましょう。
イソプロピルアルコールがない場合は、水や石鹸水でも良いですが、綿棒に染み込ませしすぎないように注意しましょう。
万が一、iPhone/iPad内部に水が入り込んでしまった場合、故障の原因にもなるので気を付けましょう。
綿棒等に染み込ませ拭き取る
まずは、綿棒にイソプロピルアルコールを染み込ませてください。次に、ホームボタンを軽く叩くような感じで、綿棒で拭き取っていきます。
この作業だけでも改善することが多いですが、ホームボタンの中にホコリが詰まっている可能性もあるので、ホームボタンを押して、隙間も掃除していきましょう。終わったら、10分ほど放置しておきましょう。
ホコリや手の油が原因で、ホームボタンの効きが悪いというケースも多いので、まずは正しい対処法で掃除をすることをお勧めします。
iPhone/iPadのホームボタンの効きが悪い時の対処法〜ドックコネクタで調整〜
ホームボタンの掃除をしても直らない場合、ドックコネクタに問題があるかもしれません。ドックコネクタに問題がある場合、調整をすることで直ることがあります。
ドックコネクタとは、iPhoneやiPadを充電するときに使う差し口部分のことです。
普段から使用する充電コネクタやイヤフォンコネクタの挿し口でもあるため、ドックコネクタに問題があるとiPhone/iPad全体に影響が出てしまうこともあります。
早速、ドックコネクタでの調整方法を見ていきましょう。
ドックコネクタでの調整方法
iPhoneやiPadドックコネクタに問題がある場合、ホームボタンの効きが悪くなり反応しなくなるケースが多いです。きちんとした対処法で安全に調整することができれば、直るかもしれません。
充電コネクタを差し込む
まずは、iPhone/iPadのドックコネクタ部分に充電コネクタを差し込んでみてください。一度差し込んでも反応しない場合、何度か差し込んでみましょう。
抜き差しを繰り返したら、次にホームボタンを確かめてみてください。この時に、ホームボタンが問題なく使えるようであれば、ドックコネクタが原因です。
最後にドックコネクタを爪楊枝やティッシュなどを使い、掃除しましょう。エアスプレーがある場合、それを使用して中にあるホコリを払うと良いでしょう。
iPhone/iPadを押すように力を加える
あまりお勧めする方法ではありせんが、iPhone/iPadに力を加えることでホームボタンの効きが改善することもあります。強く押してしまうと画面部分に傷ができてしまうので、優しく力を加えることが大切です。
ただし、むやみに力を加えてしまうと、iPhone/iPadの画面損傷や故障にもつながるため、この方法を試す際には十分に気をつけて行うようにしてください。
ホームボタンを何度か押してみる
iPhone/iPadのホームボタンを何度か押してみることで、改善することもあります。おそらく、一番有名で即効性の高い対処法でしょう。
しかし、効果が続くのも数分だけという問題があります。急ぎで使いたい場合は良いですが、それ以外の場合はできるだけ控えた方が良いでしょう。
ホームボタンに問題がある場合、iPhone/iPadの内部に問題があることも考えられるため、できるだけ早めに原因を見つけて直すことが大事です。
iPhone/iPadのホームボタンの効きが悪い時の対処法〜キャリブレーション〜
iPhone/iPadのソフトウェアに問題がある場合、キャリブレーションをすることでホームボタンの効きが直ることもあります。
キャリブレーションの手順
キャリブレーションとは、バッテリーのリセットという意味です。バッテリーがキャリブレーションされていない状態が続くと、同時にバッテリーの寿命も短くなってしまいます。
iPhone/iPadの反応速度にも関わるので、普段から以下の手順をすると良いでしょう。
iOS標準アプリを起動
まずは、iPhone/iPadのiOS標準アプリを起動させてください。iOS標準アプリとは、iPhone/iPadを買った時に元々入っているアプリのことです。具体的には、時計や計算機を起動させましょう。
もし、iOS標準アプリがないという場合、App Storeからインストールすることができるので、iPhone/iPadの画面上に設置しておくようにしましょう。
電源ボタンを長押し
iOS標準アプリを起動させたら、電源ボタンを長押ししてください。電源ボタンを長押しすると、次のような画面が表示されます。
「スライドして電源をオフ」が表示される
正しいキャリブレーション方法をしている場合、このようにiPhone/iPadの画面に「スライドして電源をオフ」という画面が表示されるはずです。
ホームボタンを長押しして強制終了する
最後に、ホームボタンを長押ししてみましょう。ここで、電源ボタンを押さないように注意しましょう。電源ボタンを押してしまうと、正しくキャリブレーションされません。
ホームボタンを長押ししたら、アプリが強制終了されるはずです。電源が戻ったら、ホームボタンの効きを確認してみてください。
iPhone/iPadのホームボタンの効きが悪い時の対処法〜Assistive Touchを利用〜
これまでの方法を試しても効果がないという場合は、AssistiveTouchを使ってみましょう。すでに設定で、AssistiveTouchを設定している方は、飛ばし読みして構いません。
Assistive Touchの機能
AssistiveTouchとは、分かりやすく言えば仮想ボタンのことです。
ホームボタンは物理的に押すことで画面を操作することができますが、AssistiveTouchの場合、画面上に仮想ボタン(AssistiveTouch)を設置することで、ホームボタンを押す必要なく画面を操作することができます。
実際の画面上には、このように操作できることができます。故障予防になるだけでなく、普段iPhone/iPadを使う方であれば、より便利に使うことができるでしょう。
Assistive Touchの設定方法
iPhone/iPadを使用する場合、故障の予防以外にも便利な機能がたくさんあるので、まずは設定方法から見ていきましょう。
流れとしては、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」という簡単な作業です。
「設定」アプリを開く
まずは、設定アプリを開きます。開いたら、「一般」を探しましょう。3つめの項目の一番上にあることが分かります。
「一般」から「アクセシビリティ」を選ぶ
「一般」を見つけたら、クリックして選んでください。すると、ホームボタンとiPhoneストレージの間に「アクセシビリティ」があるのが分かります。「アクセシビリティ」を選んでください。
「アクセシビリティ」の項目から「Assistive Touch」を選ぶ
「アクセシビリティ」の項目を選ぶと、VoiceOverやズーム機能など様々な機能が出てくるはずです。その中から、「AssistiveTouch」を選んでください。
少し分かりにくいですが、下にスクロールしていくと「スイッチコントロール」の下に「AssistiveTouch」の項目があります。
「Assistive Touch」をオンにする
上の状態のままでは、AssistiveTouchは機能しないので注意しましょう。AssistiveTouchをオンにすることで、初めて利用することができます。
AssistiveTouchが正しく機能しているかどうかは画面上に丸いボタンがでているかどうかで確認してください。画面上に丸いボタンがある場合は、問題なく機能しています。
Assistive Touchを使った予防
AssistiveTouchを使うと、iPhone/iPadのホームボタンを押す必要がないため、故障予防にもなります。
また、画面上で全て操作することができるようになるため、より便利にiPhone/iPadを利用することができるでしょう。
iPhone/iPadユーザーで、設定していなかった人は、この機会に慣れてみるのも良いかもしれません。いかがでしたか。修理に出す前に、以上の対処法を試すことで直るかもしれません。