「Grab Pay」はお得?使い方とメリットを詳しく紹介!
「Grab Pay」はマレーシア発のスマホ決済サービスです。東南アジアでの普及率はかなり高く、向こうでもキャッシュレス化は急激に進んでいます。東南アジアへ旅行するのであればぜひ使いこなしたいGrab Pay。この記事では使い方とメリットを詳しく紹介します。
目次
- 1Grab Payとは
- ・Grabはタクシー配車サービス
- ・Grabの支払いシステムGrab Pay
- ・現在は利用可能な店舗やデリバリーも
- 2Grab Payの使い方
- ・Grabアプリをダウンロード
- ・認証登録が必要
- ・GrabアプリでGrab Payが利用可能
- 3Grab Payでも必要なトップアップとは
- ・チャージ式の支払いシステム
- ・二種類の入金方法
- ・クレジットカードなら設定でオートチャージも
- 4Grab Payのメリット
- ・お得なリワードシステム
- ・付与されるリワードポイントは商品券などに
- 5Grab Payのエラーと対処方法
- ・Grabアプリの登録が出来ない
- ・クレジットカードが登録出来ない
- ・合わせて読みたい!スマホに関する記事一覧
Grab Payとは
Grab Payとはマレーシアから誕生した、配車アプリGrab(グラブ)から展開したスマホ決済サービスのこと。
Grab Payはタクシーを呼ぶGrabと同じアプリで決済も行えるようになった為、タクシー代の支払いはもちろんのこと、Grab Payを導入している店舗での支払いも可能です。
マレーシア発ですが、マレーシアだけではなく、東南アジアの8カ国(マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジア)で使われています。
Grabはタクシー配車サービス
そもそも、Grab Payの元になっているGrabとは、タクシーや一般自動車、バイクなどの配車サービスです。
配車サービスと言えば、アメリカのUberが有名ですが、使い方も同様です。Grabはマレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジアの8カ国で展開しています。
東南アジア諸国では日本のように電車や地下鉄といった公共交通機関が発展していない国が多く、その為タクシーや配車アプリのGrabがお得に使えるメリットがあります。
東南アジアで圧倒的なシェア
Grabは全世界で7,200万以上ダウンロードされており、更に210万人以上のドライバーを前述の8カ国の156都市に抱えています。Grabは東南アジアでは圧倒的なシェアを誇っています。
登録された一般人の自家用車がタクシーに
GrabはUberのようなタクシーや一般自動車、バイクの配車サービスになります。空き時間のある人がドライバーとしてGrabに登録しており、Grabアプリからドライバーを依頼するとすぐに現地まで来てくれます。
GrabではUberのように、タクシーを利用後にアプリ上でお互いに「良いドライバーか」「良い客か」を評価しあう仕組みになっている為、信頼性の高いドライバーだけを選べるほか、ドライバーも客が来なくなるので質の高いサービスを心がけます。
Grabの発展と共に、マレーシアやタイなどではタクシー移動が格段に楽になりました。これから東南アジア旅行の予定があるのであれば、ぜひ、Grabの使い方を覚えておく良いでしょう。
Grabの支払いシステムGrab Pay
Grab PayはGrabが展開しているスマホの決済サービス。Grabと同じアプリで決済を行えます。
Grabでタクシーを呼んだ際支払いはもちろんのこと、Grabアカウントを持っているユーザーへの送金、そしてシンガポールではGrab Payを導入している店舗でのアプリ支払いも可能になりました。
Suicaのようにチャージして使うタイプなので、クレジットカードを持ち歩くよりもリスクが少ないのもメリット。
長期滞在するのであればオートチャージも出来ますし、配車サービスを優先的に行ってくれる特典もあり、東南アジアへ行くのであれば使うとお得です。
現在は利用可能な店舗やデリバリーも
Grab Payは、現在では実際の店舗で電子マネーのように使えますし、GrabはUberEatsのように料理をデリバリーしてくれるサービスGrabFoodを開始しています。
GrabFoodは提携しているレストラン一覧からオーダーしたい料理を選ぶだけで、Grabに登録しているドライバーが届けてくれるサービス。Grabは東南アジアではとても便利なアプリです。
Grab Payの使い方
東南アジアではとても便利なGrab Pay。それでは実際にGrab Payの使い方を確認してみましょう。
Grabアプリをダウンロード
まず、スマートフォンにGrabアプリをダウンロードします。
GrabアプリはAndroid、iOS両方でダウンロードが可能ですが、日本でダウンロードしてもその後の設定は位置情報を変更するアプリを使わないと操作出来ません。旅行でGrabを使いたいと思っているのであれば、設定は現地の空港で行いましょう。
Android
Androidの場合はGooglePlayでGrabと入力して検索してダウンロードします。下記のリンクからもダウンロード可能です。
iOS
iOSの場合はAppStoreでGrabと入力して検索して、表示されたGrabを開いてダウンロードします。下記のリンクからもダウンロード可能です。
認証登録が必要
Grabアプリをダウンロードしたら、アカウントを作成します。Googleアカウント、Facebookアカウント、携帯電話番号でアカウント作成が可能です。
おすすめはアカウントの作成もログインも簡単なGoogleかFacebookのアカウントを使う方法です。ただし、アカウントの作成時はにSMSでの認証が必要です。
GrabアプリでGrab Payが利用可能
Grabアプリをダウンロードすると、Grabアプリ内にてGrab Payが利用可能になります。クレジットカードを登録する方法と、Grab Payにセブンイレブンか、クレジットカードでチャージ(入金)してSuicaのような電子マネー的に使う方法があります。
Grab Payでも必要なトップアップとは
お店などでGrab Payを使う前にトップアップ(チャージ)が必要です。Suicaのような電子マネーをイメージすると分かりやすいかと思います。それでは、トップアップ方法について解説します。
チャージ式の支払いシステム
前述のように、Grab Payはトップアップが必要です。使用するには事前のトップアップ(チャージ)が必要なのですが、毎回チャージするのが面倒なのであれば、一定金額を下回ると自動でチャージをしてくれるオートチャージ機能もあります。
Grab Pay内に残高がない場合、まずトップアップをします。トップアップは店舗やクレジットカード、オンラインバンキングで可能です。
その中でも、クレジットカードであればポイントが最大限得られるのでおすすめ。日本発行のクレジットカードでも問題なく登録可能です。
二種類の入金方法
Grab Payでは店舗やクレジットカード、オンラインバンキングの三つの入金方法がありますが、ここではクレジットカードと店舗(セブンイレブン)の二種類で入金する方法を解説したいと思います。
クレジットカードでのトップアップ方法
Grabアプリを開いたら、トップにある「Top Up」を選択し、Top-up with 「Cards and Wallets」を選択してカードを登録し、入金金額を入力するか、選択したら、支払方法を選択します。
最後に「SUBMIT」をタップしてトップアップ完了です。
現金(セブンイレブン)でのトップアップ方法
Grabアプリを開いたら、トップにある「Top Up」を選択し、更に[In Store]を選択します。そこでチャージしたい金額を入力したら、[Select from the list]から”7eleven”を選択します。
Reference Numberが発行されるので、それを持ってセブンイレブンへ行きます。大体の店舗がレジの横にCliqqという電子端末を置いていますので、その端末を操作し、”Bill Payment“を選択します。
検索欄に”Dragon pay“と入力すると、入力画面が出てくるので、先ほどGrabアプリで発行した”Reference Number“、”Contact(電話番号)“、Amount(金額)“を入力します。
再び連絡先を入力するページになります。先ほど入力したのと同じ電話番号を入力します。最後に[Confirm]を押すとレシートが発行されます。そのレシートをレジに持っていって支払いして入金は完了です。
支払いが終わったら、Grab Payにチャージされてるかを確認してください。
クレジットカードなら設定でオートチャージも
残高がなくなったら自動でチャージしてくれるのが便利なオートチャージ機能。このオートチャージ機能もトップアップ画面で設定することが出来ます。オートチャージにはクレジットカードが必要です。
「この残高を下回ったら」という境界の金額と、下回った際に入金する金額を入力したら、オートチャージに使用するカードを選択するだけでオートチャージ設定は完了します。
Grab Payのメリット
Grab Payには現金で決済するよりもお得なメリットがいくつかあります。リワードシステムや、優先的にGrabの配車サービスを使えるなど、特典はさまざまです。その中でもメジャーなものを下記でご紹介します。
お得なリワードシステム
GrabタクシーやGrabFoodなど、Grabの各種サービスを使ったときに、その決済をGrab Payで行った場合、「リワードポイント」というポイントが貯まります。
リワードシステムではタクシーに乗車してGrab Payで支払う都度、どんどんポイントがどんどん貯まっていき、そのポイントで割引出来るシステムです。マレーシアでは乗車した料金の1リンギットにつき、1ポイントが加算されます。
使うほどにランクが上がるシステム
使うほどにランクが上がるシステムを採用しています。自分のランクはGrabアプリの画面で確認が可能です。
ランクは一番下から順に「メンバー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナム」と昇格していきます。ランクが上がれば上がるほど、使えるサービスが増えていきお得です。
上位ランクほど配車優先・ポイントアップ
Grab Payでは、上位ランクほど配車サービスを優先的に使えますし、ポイントがたまりやすくなります。
基本的には、ポイントを獲得すればするほど、早く割引サービスを使うことができたり、優先予約や専用のサポートを受けられる仕組みになっています。
旅行中でもそのポイントはすぐに貯まりますので、ランクを上げておくと、お得に旅行を楽しめます。
付与されるリワードポイントは商品券などに
優先的に配車サービスが使えるというメリットがあると解説しましたが、ランクが上がるとさらに溜まりやすくなるリワードポイントもお得です。
溜まったポイントは対象店舗の商品券や、デリバリーサービスの割引クーポン、Grabの割引クーポンにも交換が出来ます。また、Spotifyの有料会員費にも換えることが出来ます。
トップアップがクレジットカードならポイントの二重取りも
クレジットカードでトップアップしていた場合、ポイントが更に増えますので、ポイントの二重取りでさらにお得です。
Grab Payのエラーと対処方法
たまったポイントで優先的に乗車出来たり、割引クーポンに使えたりとお得なGrab Payですが、日本から設定しようとするとエラーが起こりやすいようです。ここでは主なエラーとその対処法について解説します。
Grabアプリの登録が出来ない
Grabアプリがそもそもスマホに登録できないケースです。
Grab Payはサービス対象地域の東南アジアでしか展開されていない為、対象地域外の日本ではGrabアプリを登録できない場合があります。その場合は旅行先の空港など、対象地域内でアプリをダウンロードしてみてください。
メール設定で認証コードが受信できないことが原因の場合も
Grabアプリをダウンロードしたはいいものの、認証確認のために送信されるコードがSMSが受信できない為に確認できないこともあります。
この場合は、海外でのモバイルデータ通信をオンに設定し直すと解決することがあります。格安SIMなどは海外では使用できない設定にされていることが多いようです。
クレジットカードが登録出来ない
Grabアプリにクレジットカードが登録できないケースがあります。これに関しても、いくつか理由があります。
日本国内では登録不可なので現地で登録
2018年11月に、Grabはペイメントサービス会社「Moca」と提携した為、Grab PayはGrabPay By Mocaに変わりました。
それにより、入金は現地のATMカードからのみになり、VISAやJCB等のクレジットカードからGrabPayへの入金が出来なくなったのが原因です。
日本国内ではクレジットカードを登録することが出来ないので、旅行先の空港などで登録しなければなりません。
Grabの認証を現地の電話番号にしていると日本のクレジットカードは不可
また、Grabの認証を現地の電話番号で設定していた場合、クレジットカードを日本で発行したものは登録できません。Grabの認証をやり直すか、別のクレジットカードで試してみてください。
まとめ
Grab Payの使い方について説明しました。東南アジアを旅行する際にはとても便利なGrab Pay。実際に使う際には空港でアプリをダウンロードして、チャージするのがトラブルが少なそうです。
この記事が参考になれば幸いです。