2019年07月07日更新
Viber Out(バイバーアウト)の使い方と活用法!メリットも解説
Viber Out(バイバーアウト)とは楽天グループが提供するインターネット通信網を利用した通話アプリで、国内外問わずとても安い料金で通話できるサービスです。今回はViber Out(バイバーアウト)のメリットやデメリット、活用法について詳しく解説します。
目次
- 1Viber Out(バイバーアウト)とは?
- ・インターネット通信網を利用した通話アプリ
- ・050アプリとは違い端末の電話番号を利用する
- 2Viber Out(バイバーアウト)のメリット
- ・格段に安い
- ・Viber同士は無料で通話できる
- ・メッセージの送信で楽天ポイントが付与される
- 3Viber Out(バイバーアウト)のデメリット
- ・通話品質が低下する恐れがある
- ・モバイルデータ通信を利用する
- ・番号通知は相手の回線に依存する
- ・一部の電話番号に発信できない
- 4Viber Out(バイバーアウト)の通話料の支払い方法
- ・プリペイド方式で通話クレジットを購入する
- ・通話クレジットのプラン
- ・通話クレジットの有効期限
- 5Viber Out(バイバーアウト)の通話料の使い方
- ・アプリのインストール
- ・利用登録
- ・通話クレジットの購入
- ・電話のかけ方
- ・メッセージの送り方
- 6Viber Out(バイバーアウト)とLine Outの違い
- ・通話料の比較
- ・サービス内容の比較
- 7Viber Out(バイバーアウト)の活用法
- ・格安SIMと組み合わせて通話料を節約
- ・データ通信専用端末で電話を利用
- ・合わせて読みたい!通話に関する記事一覧
Viber Out(バイバーアウト)とは?
Viber Out(バイバーアウト)とは、楽天グループが提供するインターネット通信網を利用した通話アプリです。Viber Out(バイバーアウト)はiPhoneとAndroidどちらでも利用できます。
インターネット通信網を利用した通話アプリ
Viber Out(バイバーアウト) とは、世界中の電話番号にとても安い料金で通話できるVoIPサービスです。Viber Outを利用すればViberユーザー以外の固定電話や携帯電話の番号にも電話をかけることができます。
050アプリとは違い端末の電話番号を利用する
楽天では「SMARTalk」という050アプリも同時にサービス展開しています。Viber OutとSMARTalkを比較しても圧倒的にViber Outはとても安いのでお得なサービスと言えます。
050アプリの多くは050から始まる番号が割り当てられますが、Viber Outは050アプリと違い端末の電話番号を利用する形となります。電話をかける相手によっては番号が表示されずに「非通知」「番号通知不可」などの表示がされます。
他の主要050アプリと比較してもViber Outが最も通話料金を安いことが大きな特徴です。今回はViber Out(バイバーアウト)の使い方やメリット、デメリット、その活用法について詳しく解説します。
Viber Out(バイバーアウト)のメリット
Viber Out(バイバーアウト)とは基本料金が0円でとても安いのが特徴です。ではこれからViber Outのメリットを見ていきましょう。
格段に安い
Viber Out(バイバーアウト)とはとても安い点が大きなメリットですが、その他の通話アプリや050アプリと料金を比較してみましょう。
事業者 | アプリ名 | 基本料金 | 固定電話へ | 携帯電話へ |
楽天グループ | Viber | 無料 | 3.28円/分 | 10.72円/分 |
NTTコミュニケーションズ | 050 Plus | 300円 | 2.66円/分 | 16円/分 |
楽天コミュニケーションズ | SMARTalk | 無料 | 16円/分 | 16円/分 |
ブラステル | 050 Free | 無料 | 2.66円/分 | 13.5円/分 |
ケイ・オプティコム | LaLa Call | 100円 | 2.66円/分 | 16円/分 |
ジーエーピー | G-Call050 | 280円 | 2.66円/分 | 16円/分 |
Viber Outの固定電話への料金は、1分3.28円(3セント)ととても安いです。格安SIMにデフォルトでついてくる通話アプリの場合は1分20円、docomo・au・Softbankの標準通話料金は1分40円となりますのでとても安いことがわかるでしょう。
携帯電話への通話は1分10.72円(9.8セント)となり他の050アプリと違いとても安いことが分かります。ただ携帯同士で知り合いと話す場合は、LINEでの通話で十分かもしれません。
Viber同士は無料で通話できる
Viberをお互いに利用していれば、無料で通話ができる点もメリットです。ただこれもViberをお互い利用している関係であればLINEで十分と言えます。
メッセージの送信で楽天ポイントが付与される
Viber Out(バイバーアウト)とはLINE同様にメッセージアプリでもあります。メッセージをフレンドに送ると一日一人につき楽天スーパーポイントが1ポイント貰えるメリットがあります。一日最大3ポイントまでとなっています。
Viber Out(バイバーアウト)のデメリット
Viber Out(バイバーアウト)のデメリットや利用にあたっての注意点も見ておきましょう。
通話品質が低下する恐れがある
Viber Outで通話をする際に気になるデメリットと言えば、しっかり聞こえるのか、音声の到着に遅れがないかなどの通話品質です。050アプリにも共通して言えることですが、インターネット回線が不安定だと通話品質が低下するというデメリットがあります。
他の050アプリと同様にWi-Fi環境下であれば問題ありませんが、モバイルデータ通信の場合に混み合っていると通話品質の低下に繋がる点がデメリットと言えるでしょう。
モバイルデータ通信を利用する
この点はViber Outだけでなく他の050アプリにも共通して言えるデメリットですが、インターネット回線を利用した通話になりますので、モバイルデータ通信を利用することになる点は頭に入れておきましょう。
番号通知は相手の回線に依存する
Viber Out(バイバーアウト)で通話する際の番号通知について、相手の回線によって自分の番号が非通知になる場合と、「+81-90-××××-××××」といった形式で通知される場合と2パターンあります。
キャリアによっては頭に184を付けて発信した場合でも電話番号は相手側に表示されることもあり、逆に発信時に自分の番号が非通知になるというデメリットがあります。
Viber Outで電話を掛ける前に、通話の相手に「番号非通知で受信するかもしれない」こと、番号通知のケースは「8190・・・」と国際電話形式となることを伝えておくと相手が戸惑うというデメリットを防ぐことができるでしょう。
一部の電話番号に発信できない
Viber Out(バイバーアウト)のデメリットとして、「110」や「119」といった緊急電話やフリーダイヤルなど一部の電話番号へは発信できない点を頭に入れておきましょう。
Viber Out(バイバーアウト)の通話料の支払い方法
Viber Out(バイバーアウト)とは先払いのチャージ式となっています。ドルに変換されて支払うので為替レートによって多少変動があります。ではViber Out(バイバーアウト)の通話料の支払い方法を見てみましょう。
プリペイド方式で通話クレジットを購入する
通話した分だけ後ほど請求されるケースが多い他の050アプリと違い、Viber Outの場合は先に通話クレジットを購入するプリペイド方式になります。
通話クレジットのプラン
Viber Out(バイバーアウト)の通話クレジットのプランはいくつかあります。
- 通話放題:8.99ドル/月
- 100分: 2.99ドル/月
- 33分:0.99ドル
通話放題プランを選ぶのであれば、通常のSIMの通話放題などを選択した方がいいかもしれません。また毎月2.99ドルプランはかなり頻繁に電話をする人が選ぶと良いでしょう。おすすめは使う分だけViber Outの通話クレジットを購入する方法です。
0.99ドルの33分間話せる通話クレジットを購入し、通話時間が減ってきたらまたチャージすれば良いでしょう。
通話クレジットの有効期限
Viber Outの通話クレジットには有効期限があります。有効期限は180日間ですので、0.99ドルの33分間話せる通話クレジットを購入することをおすすめします。
Viber Out(バイバーアウト)の通話料の使い方
ではViber Out(バイバーアウト)の使い方を解説します。
アプリのインストール
Viber OutのアプリはiOS版、Android版両方に対応していますのでインストールしましょう。以下のリンクからインストールできます。
利用登録
Viber Outアプリを起動させ利用登録しましょう。携帯電話番号を打ち込む画面で連絡先利用を許可するかどうかを確認されます。ここで同意すると連絡先がViber Outアプリ上でも同期されます。
携帯番号を入力して認証を行います。認証はSMSメッセージ又は着信応答の2パターンあります。着信応答で認証する場合はは認証番号が自動音声で案内されます。
楽天会員IDと連携できる
Viber Out(バイバーアウト)とは楽天グループなので楽天会員IDと紐付けすることができます。連携項目を進むと、相手に表示される名前とトップ画像を設定できます。
前述したようにメッセージの送信や友達紹介などで楽天スーパーポイントが獲得できるようになっていますので、ぜひ利用しましょう。
通話クレジットの購入
Viberアプリを起動して「その他」をタップし、「Viber Out」をタップします。
通話クレジットを購入しましょう。
電話のかけ方
早速Viber outで電話をかけてみましょう。Viberアプリを開いて相手先の電話番号を入力して通話ボタンをタップすると無料通話かViber Outで通話という2つの選択肢が表示されます。
Viber Outでかける
通話相手がViberユーザーではない場合は、相手の電話番号に発信できるViber Outを利用します。
Viberの無料通話でかける
通話相手がViberユーザーである場合は、Viber Outとアプリ間通話の無料通話が利用できます。Viberがインストールされている相手は連絡先の「Viber」という欄に表示されます。
電話番号発信のViber Outとアプリ間通話の無料通話では通話品質に大きな差があるようです。Viber Outの場合海外のネット回線を経由するので若干の遅延が発生するというデメリットがあります。
アプリ間の無料通話で通話した場合遅延が全く無いとまでは言いませんがViber Outと違い高品質で遅延もほぼありません。
発着信履歴からViber Outで電話をかける
スマホの着信履歴からViber Outで電話をかけることもできます。履歴から電話をかけたい相手を選び「発信」をタップします。どのように電話をかけるかアプリを選ぶことができますので、Viber Outを選びましょう。
メッセージの送り方
Viberユーザー同士では、「トーク」という画面でメッセージを送ることができます。動画や写真の送受信、位置情報の送受信などの機能以外に「落書き」が利用できます。
また、おすすめの使い方としてメッセージ、ボイス、スタンプ、落書き等など、送信済みのメッセージを長押しすることで削除できますので便利です。
Viber Out(バイバーアウト)とLine Outの違い
Line OutとはLINEアプリを使って携帯・固定電話と通話できるサービスです。LINEは通話前に動画広告を15秒以上見ることで、携帯・固定電話への通話が最大で3分間無料になるサービス「Line Out Free」の提供を開始しました。
Line Outは国内通話の場合には、固定電話への通話が3分、携帯電話への通話が1分間、それぞれ無料になります。Line Outの使い方は、LINEアプリから通話すればいいだけなので特に難しいことはありません。
ではViber Out(バイバーアウト)とLine Outの違いを見てみましょう。
通話料の比較
Line Outの日本国内への通話は、固定電話が3分間、携帯電話が1分間までが無料です。無料通話の回数は、1日に5回までとなっています。Viber Out利用時の通話料とLine Outの通話料を比較してみましょう。
Viber Out通話料は為替レートにより変動しますが携帯電話にかける場合はViber Outの方が安いようです。通話には利用している機器のデータプランを使用してデータ通信料が発生する場合があります。
Viber Out | Line Out | |
携帯電話宛 通話料 | 10.60円/分 | 14円/分 |
固定電話宛 通話料 | 3.24円/分 | 3円/分 |
サービス内容の比較
では次にViber OutとLine Outのサービス内容を比較してみましょう。以下の一覧を見るとLine Outは、「携帯電話への番号通知」「一般電話からの着信」ができないように見えるかもしれませんが、実際は少し事情が違います。
Viber Out | Line Out | |
携帯電話への番号通知 | ○ | × |
一般電話からの着信 | ○ | × |
携帯電話への番号通知
携帯電話への番号通知に関しては、Line OutもViber Outも違いはなく全く同じと考えてよいです。どちらもdocomoでの表示は「非通知」になりこの点も違いありません。
一般電話からの着信
Viber Outでは上記の一覧を見ると一般電話からの着信が可能とされていますが、実際に電話がかかってくるのは自分の電話番号となり、一般電話から着信を受けるのは通常の電話アプリです。Viberで受け取るわけではありません。
つまり実際はViber OutとLine Outとの違いは大差ないです。なお通話先が国内でも海外でも、その国がLine Out Freeに対応していれば無料通話が可能となります。例えば北米の相手にかける場合、固定宛・携帯宛ともに3分間無料通話できるわけです。
Viber Out(バイバーアウト)の活用法
ではViber Out(バイバーアウト)の使い方で、実際に使えるおすすめの活用法を解説します。ぜひ活用法を参考にして便利に使ってみましょう。
格安SIMと組み合わせて通話料を節約
格安SIMでも制限はありますがかけ放題が利用できるようになりました。しかしこれはオプションプランとなるので月々800円前後の利用料が必要となる活用法です。
おすすめの活用法としてViber Outでは無料の10分以下かけ放題キャンペーンが終了しましたが、定額オプションを利用していない格安SIMユーザーは、格安SIMと組み合わせてViber Outを使うと通話料を節約する活用法を利用することができるでしょう。
データ通信専用端末で電話を利用
Viber Out(バイバーアウト)は電話番号を用いた認証で、複数の端末では同時に利用することができません。しかしデータ通信プランのサブ端末にViberを導入する活用法を使えば、電話番号へ発信することが可能となります。
Viberでは必ず電話番号での認証が必要となりますので、サブ端末での認証時にメイン端末の電話番号で認証することでViberがサブ端末で利用可能となります。この活用法は裏ワザ的な方法となります。
これはIP回線を利用する通話ですので、データ通信環境下の端末であれば電話番号へ発信するViber Outが利用可能となります。